悠介「この星は、どこまで続いてるんだろう」
悠介「母さんと父さんにも、見えてるのかな」
悠介「……あっ!流れ星…!」
悠介「お願い事…」
悠介「そんなの、叶うのかな…」
悠介「でも、もし願えるなら…」
悠介「……家族が、欲しいです」
悠介の方角に落下してくる星
悠介「……えっ」
悠介「うわぁっ!!」
(煙が舞う)
悠介「ごほっ…ごほっ…!」
悠介「な、何…???」
悠介「何かが降ってきた…?」
悠介「これは…カプセル?」
カプセルの扉が開く
悠介「うわっ!」
悠介「だ、誰か…いる…?」
???「あいたた…」
???「脆い船だな…使えん…」
???「あれ…博士?幹部!?新人!?サムライ!?」
???「わ、我輩1人だけ!?他の者はどこに行った!」
悠介「あの…」
???「なっ!貴様何者だ!」
悠介「城崎悠介です…あなたは…?」
???「ん?我輩の名を聞いているのか?」
???「ふん…良いだろう。我が名を教えてやる」
ラプラス「刮目せよ!我輩のお名前はラプラス・ディア・ハイエストデス・サーティン・ダイナアートオブ・インパクト・サイン・皇・ロード・オブ・The・ダークネスだ!!」
悠介「……?」
ラプラス「おいっ!何も分かっていない顔をするな!」
ラプラス「この星の言語で喋れているはずだ!理解したか!?」
悠介「う、うん…意味は分かってるよ」
悠介「えっと…ラプラスさんは…どうしてベランダに降ってきたの…?」
ラプラス「そ、それは事故だ」
ラプラス「しかし、我輩が地球に来たのは、我輩の力を封じる枷を外すためだ!」
悠介「枷…?」
ラプラス「貴様!ラプライトを知っているか!」
悠介「ら、らぷらいと…?そんなの知らないけど…」
ラプラス「聞いた事も無いか?」
悠介「はい」
ラプラス「そうか…地球でも有名な訳では無いのだな」
悠介「それを探して地球に?」
ラプラス「その通りだ!その鉱石があれば、我輩の力を封じるこの忌々しい枷を外すことが出来るからな!」
悠介「でも、さっき仲間とはぐれた感じのこと言ってましたよね、大丈夫ですか?」
ラプラス「うっ…し、心配はあるまい!我がholoXのメンバーなら我輩の事をすぐに探し出せるはずだ!」
ラプラス「では、邪魔をしたな、地球人」
悠介「あの…」
ラプラス「ん?まだ何かあるのか?」
悠介「宇宙船みたいなのも壊れちゃって、今夜はどうするんですか?」
ラプラス「外で寝泊まりするしかあるまい。なに、幹部がすぐ迎えに来るはずだ」
悠介「あなたみたいな子が外で寝泊まりなんて、放っておけません」
ラプラス「子だと?我輩は貴様より歳上だぞ!」
悠介「関係ないですよ!宇宙人の年齢なんて知りません!」
ラプラス「なっ…随分な言い草だな…」
悠介「とにかく、ここで会ったのも何かの縁です。助けさせてください」
ラプラス「助ける?貴様が、我輩を?そんな事をして何の意味がある?」
悠介「僕の気持ちの問題です。とにかく、このポッド?片付けますよ」
ラプラス「あぁこら!勝手に触るな!」
悠介「あれ…ベランダにカラスが…こんな時間に珍しいな」
ラプラス「ん?」
ラプラス「お、お前!まだ着いてきてたのか…」
悠介「ラプラスさんのペットですか?」
ラプラス「違う!ただのストーカーだ!」
悠介「懐かれてるんですね」
ラプラス「そういう事では無い!!」
ラプラス「お前!地球にまで着いてくるとは何事だ!何が目的だ!」
(黙ってラプラスを見つめるカラス)
ラプラス「何とか言え!!!」
悠介「カラスは喋れないんじゃ…」
ラプラス「お前!せめて仲間に我輩の居場所を伝えてこい!」
(悠介の部屋に入り、つっぱり棒に座るカラス)
ラプラス「なに落ち着いてるんだ!!」
悠介「まぁまぁ、僕はいいですよ。カラスがいても」
ラプラス「全く…」
悠介「そう言えば、仲間の場所に心当たりはないんですか?」
ラプラス「全く無い!」
悠介(なんで誇るんだろう…)
ラプラス「地球のパーコンとやらで探せないのか?」
悠介「パソコンにそんな機能ありませんよ」
悠介「明日の朝から地道に探すしかありませんね。どんな人たちなんですか?」
ラプラス「まず1人!」
ラプラス「鷹の目を持つholoXの女幹部!鷹嶺ルイ!」
ラプラス「掃除屋として数多くの依頼をこなすholoXのインターン生!沙花叉クロヱ!」
ラプラス「研究熱心で様々な薬品を開発したholoXの博士!博衣こより!」
ラプラス「その剣技であらゆる者を切り伏せるholoXの用心棒!風真いろは!」
ラプラス「そして我輩がholoX総帥!」
悠介「ラプラス・ダークネス!」
ラプラス「……おいっ!短くするな!」
悠介「だって、覚えられなくて…ダメですか?」
ラプラス「…まぁ、構わん。名前などどうだっていいからな。地球にいる間だけだ」
悠介「holoXって、凄いんですね。色んな人がいて」
ラプラス「まぁな!我輩が選んだメンバーなんだから当然だ!」
悠介「そっか…羨ましい…な」
ラプラス「…?」
ラプラス「ところで、ここは貴様の家だろう?」
ラプラス「家族はどうした?貴様1人か?」
悠介「はい。家には僕1人で暮らしてます」
ラプラス「そうか」
悠介「だから、ラプラスさんさえ良ければ…この家に居ませんか…?」
ラプラス「吾輩が…ここに?」
悠介「はい!地球にいる間の仮住まいとして!もちろん、他のholoXメンバーも大歓迎です!」
ラプラス「何故そんなことをする?我輩を置いておいて貴様にメリットがあるのか?」
悠介「メリット…」
ラプラス「言っておくが、我輩の力をお前のために使うつもりは無い。我輩は鉱石さえ手に入ればすぐにこの星から立ち去る!」
悠介「だったら、それまで一緒にいて欲しいです」
ラプラス「何故だ…」
悠介「寂しかったんです。僕」
悠介「家族もいなくて…ひとりぼっちで」
悠介「こんな歳になって寂しいなんて、変かもしれませんけど…それでも、やっぱり寂しくて」
悠介「さっき、流れ星かと思ったラプラスさんのカプセルに、願ったんです」
悠介「家族が欲しいって」
ラプラス「……」
悠介「だから、ラプラスさんさえ良ければ」
ラプラス「ふん!いいだろう」
ラプラス「鉱石を見つけるにも拠点があった方が動きやすいからな、地球にいる間はここを仮住まいとする!」
悠介「ラプラスさん…!」
ラプラス「き、貴様のためではないぞ!さっきも言ったが拠点があった方が」
悠介「それでも嬉しいです!いまラプラスさんの部屋用意してきますね!」
ラプラス「はぁ…全く、おかしな地球人に拾われてしまったな」
(ベランダから外を眺めるラプラス)
ラプラス「holoXよ、吾輩の声が聞こえているか」
ラプラス「いずれ出会える時が来る」
ラプラス「それまで、爪を研いでおくと良い」
その頃、悠介の家からそう離れてはいない、とある事務所の庭では
ルイ「これまた派手に壊れちゃったなぁ」
ルイ「まさかこの星の重力がこんなに軽いなんて思わなかったよ。総帥は無事かなぁ」
「おい、お前」
ルイ「ん?君たちは…地球人かな?」
「ここは俺ら千裂組の敷地だ、でけぇ穴空けやがって、どこの組の差し金だ?」
ルイ「敷地内だったんだね。それは失礼」
ルイ「私も不時着したものでね、ここに落ちたのもたまたまだったんだよ」
「てめぇ舐めてんのか!」
ルイ「おっと、手を出すの?これだけで?」
「どう落とし前つけんだ?あぁ!?」
ルイ「はぁ…地球人は野蛮人だね」
ルイ「仕方ない。ガンモ!」
カプセルの中からガンモが飛び出す
「なっ!何だこの鳥!」
「ちくしょう!」
ルイ「いきなり手を出そうとするからだよ」
ルイ「もう少し私の事情も聞いて欲しいなぁ」
ルイ「ガンモ、もういいよ」
(ルイの傍に戻る、鷹のガンモ)
「てめぇ…」
ルイ「さて、君に聞きたいことがあるんだけど」
そして、東京湾近海。
クロヱ「ぷはぁっ!海に落ちて良かったぁ…っていうか、ほとんど海なんだっけ」
(水面から顔を出すシャチのフードを被った少女)
クロヱ「ん?なんだろ」
(水面の揺れと同時に顔を出すサメ)
クロヱ「近づいてる?」
(クロヱに向かって刺し向かれるサメの歯)
クロヱ「よいしょっと!」
(サメの突進を回避し、腹を蹴り飛ばすクロヱ)
クロヱ「もう!いきなり噛み付いてくるなんて非常識だよ!」
クロヱ「おっ、まだ来るの?」
クロヱ「根性ある子は…嫌いじゃないよ」
(深く潜るクロヱ)
クロヱ「おいで」
(全力でクロヱに突き進む鮫)
クロヱ「はぁっ!」
(鮫の顎を掴み、口を開かなくする)
クロヱ「さぁ、力比べだよ」
クロヱ「こんなもん?」
(たまらず身を引き、その場から逃げる鮫)
クロヱ「楽しかったよー、ばいばーい」
(陸にあがり、服を絞るクロヱ)
クロヱ「さっきの、地球のサメかな?まいっか、ラプも居ないし自由時間かなぁ」
クロヱ「そうだ!地球を見て回ろーっと」
クロヱ「本当にこんなとこに鉱石あるのかなぁ」
そして、都内の某コンビニエンスストア
(バイト中の男性がビール缶を並べる)
「ん…?なんだ?」
ビール缶が突然破裂し、コンビニ内が煙に包まれる
「うわぁっ!」
「な、なんか…眠く…」
(その場で眠りにつく)
こより「よし…寝たかな」
こより「こよの薬は地球人にも効果ありっと」
こより「おっ、ジュースじゃーん。お店の人寝てるし、少しくらい良いよね」
こより「ラプちゃん達どこ行ったんだろ?」
こより「助手くん〜!」
(こよりの元に駆け寄るピンク色のコヨーテ)
こより「ラプちゃんの匂い、追ってくれる?」
こより「気をつけてね〜」
こより「さぁーってと、私の実験場を見つけないとなぁ」
こより「まずはこの地球産エナジードリンク♪」
こより「これの原料は…ふんふん、なるほど〜」
こより「それじゃあ、こよ特性のこのサプリを加えれば…」
こより「でーきたっ♪小型爆弾♪」
(すかさず鞄にしまうこより)
こより「さーってと」
こより「これからどうしよっかな〜」
そして、都内のビル屋上
いろは「ここが…地球」
いろは「本当にこんなところにラプライト鉱石があるでござるか…?」
いろは「善は急げ。今はラプ殿たちと合流するのが先でござるな」
いろは「はっ……」
(道端で不良に殴られている少女)
いろは「……」
(屋上から飛び降りる)
「立ちなさいよ」
「よくも教師に私らの事チクったわね?」
「で…でも…お金取るなんて良くないし…」
「逆らうんじゃないわよ!」
「きゃあっ!」
「もう黙らせなきゃね」
「ちょっと痛いわよ?」
「やだ…やめて…!」
いろは「待つでござる」
「あ?」
(一瞬で沈静化する不良たち)
「えっ……」
いろは「酷い怪我でござるな。早く治せる場所に行くでござる」
「こ、殺したんですか……?」
いろは「安心するでござる。峰打ちでござる」
いろは「こんな時にも相手の心配とは、優しいんでござるな」
「あ、あの…あなたは…」
いろは「……ただの侍でござる」
(ビルの間を駆け、その場から消えるいろは)
翌日
ラプラス「うおおおおおい!!!」
悠介「うわぁっ!」
ラプラス「いつまで寝ている!早く起きろ!」
ラプラス「今日から我がholoXのメンバーを探しに行くんだ!寝坊は許さんぞ!」
悠介「ご、ごめん…でもそんなに急がなくても…」
ラプラス「急ぐわ!さっさと鉱石を見つけなければ…」
悠介「どうして焦ってるんですか?」
ラプラス「あ、焦ってなどいない!」
ラプラス「それより貴様!飯はまだか!」
悠介「あっ、ご飯…分かりました!いま用意します!」
ラプラス「我輩を養うと決めたのは貴様だ!妥協は許さんぞ!」
悠介「もちろんです!ラプラスさんが気に入ってくれるような料理を作りますね!」
ラプラス「ほ、本当におかしな奴だな、貴様は…」
(そして、ご飯を食べながら話し合う2人)
悠介「やっぱり、holoXの皆さんもどこか仮拠点を見つけてるんですかね」
ラプラス「優秀な部下たちだ、地球に溶け込んでいるだろう」
ラプラス「報道番組をつけてみろ、部下たちが起こした事が報道されているはずだ」
悠介「えっ」
悠介「この…コンビニ強盗ってやつですか…?」
ラプラス「強盗か…派手にやったな」
悠介「ダメですよ、こんな事したら」
ラプラス「誰に言っている!我らはエデンの星を統べるもの!holoXだぞ!」
ラプラス「地球侵略に来た異星人に何を言い出すか、貴様は」
悠介「そうでしたね…すみません」
ラプラス「この手口は、博士だろう」
悠介「博士…確か、博衣こよりさん」
ラプラス「あぁ。よし!現場に向かうぞ!」
悠介「警察がいて近寄れないと思いますよ…?」
ラプラス「そうか…警察とやらは厄介だな…」
悠介「現場検証にも入ってると思うので、むしろ博衣さんの身柄が心配です…」
ラプラス「その事は心配しなくていいだろう。博士もそこまで馬鹿ではない。証拠など残すはずは」
(テレビ画面でピンク色の毛が発見され、DNA鑑定の結果、地球上に存在しない生物の形跡が発見された事が報道される)
悠介「あっ……」
ラプラス「……」
悠介「ラプラスさん……」
ラプラス「はーかーせー!!!!!」
(ベランダから叫ぶ)
ラプラス「今すぐ姿を現せ!そして我輩に謝罪しろ!」
悠介「ちょっと落ち着いてください!」
ラプラス「落ち着けるか!これで地球に異生物がいる可能性が示唆されてしまった!」
ラプラス「それはholoX全体に関わる危険な事だ!」
悠介「確かにそうかもしれませんけど、ここに博衣さんが居た事が分かりましたよ!」
ラプラス「ポジティブすぎるぞ貴様…」
ラプラス「まぁいい。今は騒いでも仕方ないからな」
ラプラス「おい地球人」
悠介「悠介です」
ラプラス「名前で呼ぶつもりは無いぞ」
ラプラス「他にニュースで変わったことは報道されていないか?」
悠介「他には…目立った記事はありませんね…」
ラプラス「では博士以外の形跡は掴めないか…」
(突如として揺れ始める)
悠介「地震…?」
ラプラス「いや、この感じは…」
(ベランダに飛来するバイク型の宇宙船)
「見つけたぞクソガキ!!!」
悠介「だ、誰!?」
ラプラス「ほう、よくここが分かったな」
「俺の宇宙船を返せ!」
ラプラス「生憎、壊れた」
「なにっ!?」
ラプラス「事故だ、許せ」
「許すわけねぇだろ!ぶっ殺す!」
(ラプラスに向かってエネルギー弾を放つ)
悠介「うわぁっ!」
ラプラス「おい!我輩の家を壊すな!」
悠介「ラプラスさん!?あの人誰なんですか!?」
ラプラス「違法駐車してあった船を盗んでここまで来たのだが、その持ち主らしい」
ラプラス「まさかここまで追ってくるとはな」
悠介「謝らないと…」
ラプラス「さっき謝っただろう?それで撃ってきてるのはアイツだ」
(悠介の部屋まで入ってくる宇宙人)
「もう逃がさねぇぞ…」
ラプラス「ここを壊す訳には行かないな…」
ラプラス「博士のアイテムを借りるか」
(宇宙人に向かってチップを投げる)
「なっ!?」
宇宙人、悠介、ラプラスが屋上へとワープする
悠介「ここは!?」
ラプラス「生物だけをワープさせるアイテムだ!面白いだろ!」
「てめぇ…ぶっ殺す!!」
ラプラス「ここなら存分に戦えるな」
手から紫色のオーラを放つラプラス
「ちっ…!」
悠介「す、凄い…」
「ガキが…舐めてんじゃねぇぞ!」
ビームサーベルを取りだし、ラプラスに向かう宇宙人
ラプラス「それはこちらのセリフだ」
ラプラス「貴様、誰に攻撃しているのか…分かっているのか?」
紫色の光弾を放ち、ビームサーベルを振り落とす
「しまっ…ちくしょう…!!」
ラプラス「我輩はエデンの星を統べるもの。秘密結社holoX総帥 ラプラス・ダークネスであるぞ」
ラプラス「貴様のような下等生物が、我輩に勝てるはずないだろう」
「なめてんじゃねぇぞ!!」
巨大なガトリング砲を構える
悠介「あ、あんなの…!」
ラプラス「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
悠介「じ、地面が揺れて……!」
ラプラスに集まっていく紫色のオーラ
ラプラス「本来、貴様如きに見せるものでは無いのだが、特別だ」
ラプラス「我輩の初地球記念に見せてやろう」
ラプラス「我輩の力を」
「ガキが……!死ねぇぇぇぇぇ!!!!」
ラプラス「深淵より現れし英霊たちよ、黒き炎は我が腕に、漆黒なる闇は我が心に」
ラプラス「エデンの星は我が手中に、我輩の名のもとに、いま集え!」
ラプラス「アブソリュート・ダークネス・インフィニティ!!」
「んなっ……!」
(大爆発)
悠介「ごほっ……ごほっ……!」
悠介「ラプラスさん!?大丈夫ですか!?」
ラプラス「誰の心配をしている」
悠介「はっ…」
悠介「あの人は…?」
ラプラス「そこで倒れている。やつの乗ってきた宇宙船に乗せて自動操縦で宇宙に流しておこう」
悠介「あはは…」
悠介「それにしても、凄い…!あんな力があったんですね!」
ラプラス「落ちたな」
悠介「えっ」
ラプラス「久しぶりに打ったが、やはりこの枷があるとこんなものか」
悠介「そっか…本来の力じゃないんですもんね…」
悠介「ラプラスさん凄いです!絶対ラプライト見つけましょうね!」
ラプラス「貴様…我輩が本来の力を取り戻すのが怖くないのか?」
悠介「えっ、どうしてですか?」
ラプラス「未知の力を恐れるのは当然だろう…地球人と宇宙人の関係なら尚更だ」
悠介「そんな事ありませんよ」
悠介「本当は出来ることが出来ないなんて、辛いと思います」
悠介「だから、ラプラスさんが早く本気で戦えるように、全力で手伝います!」
ラプラス「本当に変わったヤツだな、お前は」
悠介「だって、ラプラスさんは良い人だから!」
ラプラス「わ、我輩が…良い人だと!?」
ラプラス「貴様!もう一度言ってみろ!」
悠介「ラプラスさんはいいひ」
ラプラス「あぁもういい!!」
ラプラス「貴様のその腐った感性を叩き直してやる!」
悠介「腐ってますか!?」
ラプラス「いちいち反応するな!全く…」
ラプラス「だが、手伝うと言ったな?」
悠介「はい!」
ラプラス「よし、貴様の意思を汲んでやる」
ラプラス「貴様を今日からholoXの見習いとして迎えてやろう!」
悠介「えっ!嬉しいです!」
ラプラス「新人holoXerとして励むがいい!」
悠介「はい!この名誉にかけて全力で頑張ります!」
悠介「あっ…holoXになったなら、ラプラスさんじゃ失礼ですよね」
悠介「これからよろしくお願いします!総帥!」
ラプラス「……あぁ、まぁ…よろしく頼む」
悠介「照れてます?」
ラプラス「ふ、ふざけるな!照れてなどいないわ!」
悠介「本当ですか?」
ラプラス「貴様!生意気だぞ!holoXerの資格を剥奪してやっても良いんだぞ!?」
悠介「す、すみません!!!!」
こうして、摩訶不思議な運命に導かれた1人の宇宙人と1人の青年が出会った。彼女らの出会いが何を巻き起こすのか、それはまだ、誰にも分からない_____
次回
ルイは友を呼ぶ