ライナス「第5回戦。ラプライト鉱石争奪戦の最終戦!」
ライナス「……開幕!」
こより「悠介くん!」
観客席が移動し、悠介へとハイタッチを迫る
ライナス(やらせてあげようかしら…)
悠介「ホロユニオン!」
こより「こんこよ〜!」
悠介の髪がピンクに染まり、コヨーテの耳が生える。白衣を着こなし、研究者らしい試験管が身につけられる
悠介「ホロユニオン…こよりさん!」
ライナス「へぇー、確かに暴走はしてないみたいね」
ライナス「でも、それで何ができるの?」
悠介「水素 窒素 炭素 酸素 リン 硫黄 マグネシウム カルシウム ナトリウム カリウム…」
ラプラス「何をブツブツ言っている…」
ルイ「あれは確か…元素の名前…」
クロヱ「こんこよのずのーが全部いってる!」
ライナス「来ないならこっちから行くわよ!」
(ライナスが放った闇の波動が、悠介が投げたアンプルによって無効化される)
ライナス「へぇー?どういう仕組みかしら」
悠介「僕が着けてるゴーグルに見えるんですよ。あなたの波動に含まれている物質が。後はそれを無効化できるアンプルを調合して投げるだけ」
ライナス「面白いじゃない」
ライナス「それじゃあ、どんどん行くわよ!頑張ってね!」
こより『調合が間に合わない!スピードアップドリンク!』
悠介「はい!」
青色の液体を飲み干し、ライナスの攻撃を避け切る
ライナス「逃げてばかりじゃダメよ!どうするつもり?」
こより『パワーアップ!筋肉増強!遠心力上昇!落下耐性!』
ライナス「アンプル注射!」
空中にいる悠介は、大量の薬品を腕に注射。そして、空中からの渾身の一撃を避けるライナス。地面は深く穴が空いた
ライナス「それがこよりちゃんの力?」
ライナス「でも、体に負担が大きいみたいだけど」
こより『大丈夫…?大量のアンプル接種は体に良くないよ…』
悠介「次の指示をお願いします」
こより『分かった。こき使うから覚悟してね?』
ライナス「さぁ!続けて行くわよ!」
ライナスが両手から連続で闇の波動を放つ。黒い稲妻がスタジアムを引き裂くように走る
こより『右の波動は炭素と窒素が主成分!左は硫黄が多い!』
悠介「了解!」
悠介が素早く二つのアンプルを取り出し、同時に投擲する。右のアンプルが黒い稲妻に触れ、一瞬で白い煙に変わる
悠介「炭素・窒素結合を切断する触媒!硫黄には酸化剤!」
二つの波動が相殺され、爆炎と白い煙が上がる
ライナス「あら、全部見えてるのね」
悠介「ゴーグルが物質の組成を解析してくれます。あとはこよりさんの知識で最適な反応を選ぶだけです」
ライナス「じゃあ、解析が間に合わない速度ならどうかしら?」
ライナスの体が影のようにブレ、瞬時に悠介の背後に回り込む。至近距離から濃密な闇の塊を叩き込む
こより『危険!近距離は組成が複雑!とりあえず物理防御!』
悠介「カルシウム強化アンプル!」
腕に注射し、骨密度を一時的に上昇させる。闇の衝撃を腕で受け止め、大きく後退する
悠介「がっ…骨が…!」
こより『次!マグネシウムを散布して燃焼を誘発!闇のエネルギーに酸素を強制供給するの!』
悠介「マグネシウム粉!!」
懐から銀色の粉末を撒き、同時に小さな火花を散らす。マグネシウムが激しく燃焼し、白い閃光がスタジアムを包む
ライナス「眩しい……でも、これくらいじゃ目眩しにはならないよ?」
閃光の中でも正確に悠介の位置を捉え、黒い槍を生成して投擲する
こより『槍の先端はリン化合物!燃焼を加速させる性質がある!水で無効化!』
悠介「水素と酸素を急結合!水生成アンプル!」
アンプルを槍の軌道に投げ、爆発的に水を発生させる。黒い槍が水に包まれ、勢いを失って床に落ちる
ライナス「化学の知識だけで、ここまでやるなんて……面白い」
悠介「こよりさんのずのーは、戦いにも応用できるんです」
ライナス「じゃあ、頭脳が効かないものを見せてあげる」
ライナスが深く息を吸い、胸の奥から純粋なエネルギーだけを凝縮した闇を吐き出す。物質的な組成がほとんど検出されない、概念に近い攻撃
こより『解析不能…!物質じゃない!まさに気の塊!』
悠介「……!?」
ゴーグルがエラーを示し、赤く点滅する
こより『物理的に避けるしかない! スピードアップ再注入!』
悠介「はい!」
青色の液体を再度飲み、極限まで反応速度を上げる。闇の奔流を紙一重でかわす
ライナス「逃げるばかりね。攻撃はしないの?」
こより『攻撃のタイミングを計ってるの!次で行くよ!』
悠介「分かりました!」
悠介が複数のアンプルを同時に割る。周囲の空気中に微細な粒子が拡散する
こより『ナトリウムとカリウムを霧状に散布!次の攻撃が電気的性質を帯びたら、即座に短絡させる!』
ライナス「ふふっ、誘いに乗ってあげる」
ライナスが指先に黒い雷を纏わせる
こより『来た! 短絡!』
悠介「ナトリウム・カリウム反応!!」
霧が黒い雷に触れ、激しいスパークと爆音が起きる。ライナスの腕が一瞬痺れる
ライナス「……っ!なるほどね」
悠介「電気を導体で強制的に拡散させました。次はこちらから!」
こより『炭素繊維アンプル! 拘束用!』
( 悠介が黒い糸状の物質を射出し、ライナスの両足に巻きつける
ライナス「炭素?燃やせばいいだけじゃない」
足元から炎を起こすが、炭素繊維は高熱に耐えて切れない
こより『耐熱処理済み!そのままカルシウムで固めて!』
悠介「カルシウム溶液追加!!」
溶液が炭素繊維に染み込み、一瞬で硬化する。ライナスの足が床に固定される
ライナス「……なかなかやるわね」
悠介「こよりさんの知識と、皆さんの力があれば……勝てます!」
ライナス「そう。でもね」
ライナスが固定された足を無視し、上半身だけを影のように伸ばす。悠介の眼前に突然現れる
ライナス「知識だけでどうにかなるなら、日本は戦争に負けてないの」
至近距離から、物質を超越した純粋な闇の掌底が放たれる
こより『回避不能…!衝撃吸収!急いで!』
悠介「全アンプル解放…!」
残っていたすべての防御系アンプルを同時に接種し、体を強化。それでも衝撃に吹き飛ばされ、リングの端まで転がる
悠介「がはっ…!」
こより『悠介くん!?大丈夫!?』
悠介「……まだ…やれます……」
膝をついたまま、震える手で次のアンプルを選ぶ
ライナス「まだ立てるの?子鹿みたいになってるわよ?」
悠介「holoXのために…僕は負けません!」
悠介がゆっくりと立ち上がる。髪のピンク色が薄れていき、そして
悠介「はっ…」
こより「やばっ…タイムオーバー!」
ルイ「こより!これって誰でもできるんだよね!」
こより「うん!」
ライナス「普通の黒髪に戻った…これは、融合が解けたって事よね」
悠介「くっ…」
ルイ「悠介くん!」
悠介「はっ…」
ライナス「フィナーレよ!」
ルイ『ホークウイング!』
ライナスが放った黒色の弾丸を空中で回避する悠介。その背中には鷹の翼が現れていた
ライナス「今度はルイちゃんとのコラボって事ね」
ルイ『ホークアイを共有する。ライナスの弾の軌道まで見えるはず』
悠介「凄い…なんて視界だ…」
ライナス「視界が良くなった程度で、何ができるかしら」
ライナスが指を弾くと、黒い弾丸が無数に生成され、悠介を追尾し始める
悠介「全部、軌道が見えてる……!」
翼を巧みに使い、弾丸の隙間を縫うように飛行する。時折急旋回し、追尾を振り切る
こより『すごい……! ルイ姉の飛行能力と動体視力、完璧に同期してる!』
ラプラス「やるじゃないか!地球人!」
ライナス「また逃げてばかりなのね…」
ライナスが両手を広げ、リング全体を覆うほどの黒い領域を展開する。重力が歪み、悠介の翼が重くなる
悠介「重い…!」
ルイ『重力干渉…!?加速するよ!』
悠介の翼から赤い風が溢れ出し、黒い重力を押し返す。再び高度を取り戻す
悠介「ありがとう、ルイさん…!」
ライナス「連携が良いこと。でも、時間制限があるんでしょ?」
悠介「……だからこそ!すぐ終わらせます!」
悠介が急降下し、ライナスに向かって一直線に突進する
ルイ『ホーククロウ!爪をイメージして!』
悠介の両手が鷹の爪のように鋭く光る。ライナスを狙って振り下ろす
ライナス「遅いわよ!」
悠介「がはっ……!」
ライナス「風と視力だけじゃ、私には届かないわ」
ルイ『立ち上がって!』
悠介が咳き込みながらも翼を広げ、再び空へ舞い上がる
悠介「……まだ、終われない!」
ライナス「執念深いわね。どうしてholoXのためにここまでできるのかしら」
ライナスが闇の槍を連続で生成し、上空の悠介を狙撃する
悠介「全部、見える…!」
ホークアイが槍の軌道を精密に捉え、紙一重で回避し続ける。翼で槍を弾き、カウンターの機会を伺う
ライナス「あなたは洗脳されているのよ。孤独故の感情に」
悠介「なっ……?」
ライナス「あなたの想いはこう。秘密結社holoXは僕の唯一の家族。だから大切にしたい。一緒にいたい。役に立ちたい、そのために今戦ってる」
ライナス「でも、それが本当にあなたのためなの?」
ルイ『悠介くん!』
ライナス「いつかholoXはあなたを捨てて宇宙へと旅立つわ。そんな仮初の家族ごっこに命を賭ける必要があるの?」
ラプラス「……」
ライナス「そんな鉱石まで体に埋めて。あなたは普通の人間では無くなってしまった。そこまでする価値が、holoXにあるの?」
悠介「あります」
悠介「holoXは、今の僕の全てです」
悠介「僕は新人holoXer!総帥のために全力を尽くすのは当然です!」
悠介「大好きな人のためなら、人はどこまでも頑張れるんです!」
悠介「僕はholoXが…大好きなんだあああああ!!!!!」
ラプラス「ふんっ!行け!地球人!」
ルイ『魔眼ウインク!』
ライナス「甘いわよ!」
ルイ『甘いのはそっち』
悠介「軌道は全部読めてます…!」
鷹の機動力と素早さを活かし、ライナスの懐に潜り込む
悠介「らああああああ!!!」
悠介「やぁっ!!!」
ライナス「っ…!」
トワ「うっそ」
ラミィ「ライナスが…ダメージを…」
ライナス「……この感じ、久しぶりね」
ライナス「あなた本当に面白いわ。私が勝っても、融合の鉱石はいらない。その代わり、あなたを手に入れてあげる」
ライナス「天空より現れし天使たちよ、白き雷は我が腕に、永久なる光は我が心に」
ライナスの周りにとてつもない光が集まり始める
ラプラス「なっ…まずい!逃げろ!地球人!」
ライナス「ルシファーの鍵は我が手中に、この字のもとに、いま集いなさい」
ルイ『まずい…融合が…!』
融合が解かれ、悠介の髪が黒髪に戻る
ルイ「はっ…悠介くん!」
ライナス「スケープゴート・シャイニング・エンドレス」
悠介「っは…!」
いろは「悠介殿!!!」
悠介「……!」
スタジアムが光に包まれる。霧で覆われ、全貌は確認できない
トワ「うっわ…やっばっ……」
フワワ「Really…?」
ラミィ「これが…あの人の本気…?」
ラプラス「おい…ライナス…!殺しは禁止だったはずだ!なぜその技を放った!地球人がまともに食らって生きているはずがない!」
ライナス「それじゃあ、生命の鉱石でも使えばいいじゃない」
ラミィ「っ……!」
こより「悠介…くん…」
クロヱ「……いぃや。葬式には早いみたい」
煙の中から現れたのは、爽やかな風になびく、明るい金髪となり、刀を片手に和服を着た悠介の姿だった
ルイ「あれって…」
ラプラス「さ…侍!!」
悠介「来てくれたんですね。いろはさん」
いろは『試合はまだ終わってないでござる!それより…無茶しすぎでござるよ』
ライナス「今のを受け切るなんて、大したものね」
ルイ「いろは!その刀どうしたの!?」
いろは『戦いに備えて適当に買ってきたでござる!』
ライナス「それで?どうするつもり?」
悠介「この試合に…勝ちます」
ライナス「……やってみなさい」
いろは『付け焼き刃では限界がある。風真では体格的に使いこなすのが難しい技を主に使うでござる!』
悠介「分かりました…!」
ライナス「私の光は闇より暗いわよ」
ライナス「そっちが刀なら、こっちも合わせてあげる」
ライナス「シャイニングエスパーダ」
両者、刀を構え合う
いろは『……いざ!』
悠介「二の型 断崖崩し!」
地面へと刀を突き刺し、揺れ動かす
ライナス「面白い技ね」
悠介「九十三の型!破天荒!」
刀をひたすら振り、前へと進む
ライナス「ふふっ、あっはっはっ!」
トワ「なんかめっちゃ楽しそうなんですけど」
ライナス「そりゃあ楽しいわよ!」
ライナス「こんな戦い久しぶりだわ!私に対してこんな反抗的な目を向けてくる子なんて!」
ライナス「ほんっと……潰しがいがあるわね」
いろは『防御!』
間に合わず、背中に刀の等身を押し込まれる
悠介「くっ…!」
ライナス「甘いわよ!」
悠介「八十八の型!六十四卦!」
連続斬撃を浴びせていく
いろは『息をつく暇を与えてはならぬ!目にも止まらぬ斬撃を浴びせるでござるよ!!』
悠介「五十の型!半月!」
ライナス「面白い。本当に面白い」
ライナスの周囲の光がさらに濃密になる
ライナス「でも、私の光は、闇より重いのよ」
無数の光の剣が空中に生成され、一斉に悠介へ降り注ぐ
いろは『全部は避けられない!風真の防御型を!』
悠介「四十三の型!甲守壁!」
(刀を回転させ、甲羅のような盾が生成されると、光の剣を次々と弾き返す。しかし数に押され、いくつかが和服を切り裂く)
悠介「くっ……!」
いろは『痛くても止まるな!前に進むでござる!』
悠介「はあああああっ!!!」
悠介「百二の型 大蛇!七十一の型 桃源千華!三十の型 龍牙閃!」
ライナス「連続攻撃…そんなものじゃ届かないわよ!」
しかし、型の嵐が確実にライナスの体力を奪っていく
悠介「そこだっ!」
ライナス「どこを斬って…!」
悠介が斬った方向に、爆薬が置いてあるのを確認したライナス
ライナス「いつの間に…!」
悠介「四十三の型!甲守壁!」
切り伏せられた爆薬は外気に触れ、大爆発を起こす
ライナス「きゃあっ!」
悠介「いろはさん!僕の体はどうなってもいいです!1番強い型を出してください!」
いろは『その覚悟…受け取った!』
悠介「百六十八の型!真風・夢嵐!」
ライナス「はっ…」
ライナス「ぐっ…!そんな…」
悠介「はああああああああ!!!!」
いろは『押し込むでござるー!!!』
ラプラス「行け!お前たち!」
悠介「これで…終わりだー!!!!」
光が闇夜を切り裂いた
悠介「あっ……はぁ…はぁ…!!」
いろは「悠介殿…!大丈夫でござるか!?」
悠介「は、はい…動けません…」
こより「実験大成功!これでパーフェクトアルティメット悠介くんだね!」
クロヱ「まさか勝っちゃうなんて、驚きっすわ」
ルイ「よく頑張ったね。悠介くん」
ラミィ「何やってるのっ!!!???」
ライナス「ふふっ、そう怒らないで」
ラミィ「怒る…どうして本気で戦わないの…?」
ライナス「ごめんなさいね。殺しは無しだから難しくて」
ラミィ「信じられない…もう誰にも頼らない…!」
ラミィ「勝負なんて関係ない!いま生命の鉱石を貰う!」
鉱石が置いてある台まで走るラミィ。しかし、鉱石は何者かに狙撃される
ラミィ「はっ…誰!?」
生命の鉱石のみが撃たれ、何者かの手に渡る
ラミィ「返して!誰なの!?」
???「渡せねぇよ。ラミちゃん」
何者かは闇夜に消えて行った
ラミィ「待って!そんな…ラミィの希望が…」
ラミィ「くっ…あああああ!!!」
そのまま異世界の扉を開き、走り去っていくラミィ
モココ「待って!ラミィー!」
フワワ「行っちゃった…心配だね…」
いろは「いまの狙撃手…相当なやり手…」
ラプラス「生命の鉱石のみを回収して、何が狙いだ…」
ルイ「とにかく、戦いは私たちの勝ち。あなた達が集めた鉱石も貰うからね」
ライナス「えぇ。好きにしてちょうだい」
ライナス「それで、ラプちゃんと仲直りだったかしら?」
悠介「は、はい!」
ラプラス「貴様!そんなお願いをしていたのか!?」
ライナス「良いわよ。手始めに、デビルージュは解散してあげる」
トワ「なっ!解散!?」
モココ「モココ達はどうするの?」
ライナス「そうねぇ…もう自由行動ね」
フワワ「モコちゃん!自由だよ!」
モココ「OK!ドーナツ屋さん巡りしよ!」
あやめ「あーあ。もう終わりか〜」
トワ「あやめはどうすんの?」
あやめ「余は適当に過ごす余〜!いずれ鬼族の家族とも合流できるっしょ!」
トワ「トワはどうしよう…んんぅ…」
ライナス「行くところがないなら、一緒に来る?」
ライナス「私はこれから、魔界を拠点にやる事があるの。手伝ってくれる?」
トワ「うぅん…まぁ良いよ。する事ないし、ライナスといると退屈しないしね」
ライナス「ありがとう。トワちゃん」
ライナス「それじゃあね、あやめちゃん。家族と会えるのを願ってるわ」
あやめ「ありがと!それじゃあ!またいつかね〜!」
いろは「あやめ殿!」
あやめ「およっ?」
いろは「いつか…必ず再戦を…!」
あやめ「へへっ、良い余!次も絶対負けない余!」
ライナス、トワ、あやめ、フワモコのチームデビルージュは、魔界へと姿を消して行った
ルイ「ほ、本当に解散しちゃった…」
こより「わーい!鉱石全取りだ〜!」
悠介「でも、総帥の望みである解放の鉱石だけは見つかってないんですよね…」
クロヱ「進化の鉱石と服従の鉱石。使ってみる?」
ラプラス「博士。研究しておいてくれ」
ラプラス「今日はもう疲れた!」
いろは「そうでござるな…」
ルイ「本当にね…」
ラプラス「地球人。帰るぞ」
悠介「帰る…」
ラプラス「決まっているだろう?我輩たちの家だ。早く行くぞ」
悠介「は、はい!帰りま痛っ…!」
クロヱ「ていっ!ていっ!」
悠介「ちょっ!痛っ…痛いです!」
ルイ「やめんか」
こより「帰ろ〜!ご飯食べたいよ〜!」
悠介「皆さん!帰る前に僕が働いてるレストランに来ませんか?色々ありますよ!」
ルイ「って、そんな状態で大丈夫なの?」
悠介「なんとか…!それに…皆さんと一緒にご飯食べに行ってみたかったんです!」
いろは「風真は歓迎でござる!」
ラプラス「よし!案内しろ!地球人!」
ビュッフェレストランで、広いテーブルを囲むholoXのメンバーたち
ラプラス「おぉっ!本当に色々あるな!」
こより「これ全部食べ放題〜?」
クロヱ「ねっ、お得でしょ?」
ルイ「なんでクロヱがドヤ顔するの?」
クロヱ「沙花叉はここの常連ですから」
悠介「あはは…」
いろは「せっかく来たなら沢山食べるでござる!」
ラプラス「あぁこらルイ!勝手に野菜を入れるな!」
ルイ「野菜も食べなきゃ大きくなれませんよ?」
ラプラス「余計なお世話だ!」
こより「甘いものいっぱ〜い!」
いろは「夕食に来たのでござるよ!?なぜスイーツを!」
こより「いろはちゃんもど〜ぞ!」
いろは「これは…甘いっ!」
クロヱ「ばっくばっくばく〜ん!美味し〜!」
悠介「皆さん!どんどん食べましょう!今日は本当にお疲れ様でした!」
ラプラス「よし!貴様ら!グラスを持て!」
ラプラス「地球に来て早数ヶ月!遂にラプライト鉱石を4つ手に入れた!」
ラプラス「目標である解放の鉱石はすぐそこだ!」
ラプラス「貴様ら!刮目せよ!」
クロヱ「吐いて捨てるような現実を!」
いろは「一刀両断叩き斬る!」
こより「終わりなき輪廻に迷いし子らよ!」
ルイ「漆黒の翼で誘おう!」
ラプラス「我ら!エデンの星を統べる者!」
全員「秘密結社…holoX!」
いろは「でござる!」
拝啓、お父さん。お母さん。
この広い星で、たった1人きりだと思っていた僕の世界は、宇宙からやって来た1人の生命体に壊され、変わりました。今、僕は最高の家族と共に、最高の時間を過ごしています。
僕は…holoXの皆さんが大好きです!
城崎悠介