Day Break holoX   作:holoXer

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ルイは友を呼ぶ

 

 

ラプラス「あぁー……暑い……!!」

 

ラプラス「なぜ地球はこうも暑いのだ!!」

 

悠介「確かに暑いですね、まだ6月なのに…」

 

ラプラス「地球温暖化というのは本当なのだな…こんな星…早く離れなければ我輩の命が…」

 

悠介「総帥、少し涼みましょうか。コンビニでアイス買ってきますね」

 

(日陰のベンチに座る2人)

 

悠介「総帥がいた星は、こんなに暑くなかったんですか?」

 

ラプラス「あぁ、年中同じ気温だ」

 

悠介「四季がないんですね……」

 

ラプラス「シキ?あぁ…季節というやつか…確か、幹部がそのようなことを言っていたな」

 

悠介「幹部?」

 

ラプラス「鷹嶺ルイの事だ」

 

悠介「他の皆さんは幹部じゃないですか?」

 

ラプラス「説明するのも面倒だ…我輩はそう呼んでる」

 

悠介「総帥自ら幹部と呼ぶなんて、凄く頼りになる人なんですね」

 

ラプラス「まぁ…そうだな」

 

悠介「早く会いたいです!鷹嶺ルイさん!」

 

ラプラス「そう焦るな、時期に会える」

 

(無言でアイスを頬張る)

 

悠介「総帥、アイスはどうですか?」

 

ラプラス「中々美味いぞ!」

 

悠介「良かったです」

 

「おい!あの角…」

 

ラプラス「ん?」

 

悠介「なんか騒がしいですね」

 

「間違いない!こいつだ!」

 

ラプラス「なんだ?貴様ら」

 

(ガラの悪いヤクザ風の男性に囲まれる2人)

 

「ちょっと来てもらおうか」

 

悠介「な、何かしてしまいましたか…?」

 

「てめぇに用はねぇ」

 

「俺らはこの嬢ちゃんに用があんだよ」

 

ラプラス「嬢ちゃんか、面白いことを言うな」

 

悠介「そ、総帥!普通の人間にあの力は…」

 

ラプラス「分かっている。騒ぎになるのも面倒だ」

 

ラプラス「…何の用かは知らないが、断る。貴様らに使う時間は無い」

 

「そうもいかねぇんだよ」

 

ラプラス「……ふん。帰るぞ、地球人」

 

「待てよ…」

 

(ラプラスを取り抑える組員たち)

 

「無理やりにでも来てもらう」

 

ラプラス「……はっ!」

 

(軽くオーラで飛ばす)

 

「がはっ!」

 

「な!?」

 

悠介「総帥!今のうちに逃げましょう!」

 

「こいつもこんな力を…」

 

ラプラス「……ん?」

 

悠介「総帥!早く!」

 

ラプラス「待て」

 

悠介「えっ…」

 

ラプラス「良いだろう。行ってやる」

 

悠介「総帥!?」

 

「ちっ……それでいいんだよ、ほら、乗れ」

 

(ヤクザ達の車に誘導されるラプラス)

 

悠介「そ、総帥!」

 

ラプラス「案ずるな、少し気になることがあるだけだ」

 

ラプラス「先に帰っていろ」

 

(ラプラスを乗せ、発進する車)

 

悠介「ラプラスさん…」

 

そして、ヤクザの事務所

 

「こっちだ」

 

ラプラス「……」

 

飾られた絵や写真に目をやるラプラス

 

ラプラス(地球も荒んでるな…)

 

「姉御、連れてきやした」

 

???「ご苦労さま」

 

ラプラス「……やはりお前か。幹部」

 

ルイ「正解♪会えて嬉しいよ、総帥」

 

ラプラス「何故こんな回りくどいことをした」

 

ルイ「そう怒らないでよ、ちょっとした演出じゃない」

 

ラプラス「ここは?」

 

ルイ「地球に来た時にたまたま入り込んじゃったヤクザ事務所」

 

ルイ「襲われたから対処したんだけど、気づいたら姉御って呼ばれちゃってさ」

 

ルイ「何かしてくれるって言うから、holoXのメンバーを探してもらってたんだ」

 

ラプラス「我輩以外のメンバーは見つかったのか?」

 

ルイ「まだ総帥だけ」

 

ルイ「あんなわかりやすいとこにいるの、総帥くらいだもん」

 

ラプラス「おい!馬鹿にしているのか!?」

 

ルイ「ごめんごめん」

 

ルイ「あはは、やっぱり総帥は可愛いな♡」

 

ルイ「それにしても、ここって広いからさ、ラプライトを見つけるまでの仮拠点にしようよ」

 

ラプラス「そうだな。holoXの活動拠点に相応しい!」

 

ルイ「ずっと野宿だったの?」

 

ラプラス「それは…」

 

ルイ「……?」

 

ルイ「まぁいいや、こうして会えたんだから、情報共有」

 

ルイ「この組の人達にも聞いてみたんだけど、ラプライトの事は何も分からなかった」

 

ラプラス「我輩もだ」

 

ラプラス「ニュースを見る限り、博士も動いてるようなのだが…」

 

ルイ「あのニュースね、やっぱりこよりか…」

 

ルイ「逆に目立って私たちに気づいてもらおう、なんて…」

 

ラプラス「博士がそんなこと考えるか…?」

 

ルイ「だよね…」

 

ラプラス「それより、気になるのは新人と侍だ」

 

ルイ「2人を見つけるのは難しそうだよね」

 

ラプラス「奴らは我らholoXの索敵要員。そう簡単には姿を現すまい…」

 

ルイ「だけど、私たちの事を探すのも上手そうだよね」

 

ルイ「だからこそ、待ってればいいと思うよ?」

 

ラプラス「それもそうか…」

 

「失礼します。姉御」

 

ルイ「どうかした?」

 

「侵入者を捕らえやした」

 

「おらっ、来い!」

 

悠介「いたっ……!」

 

ラプラス「き、貴様!何故ここに!」

 

悠介「総帥!助けに来ました!」

 

ラプラス「助けにだと……」

 

ルイ「総帥、この子は?」

 

ラプラス「…あぁ、地球での仮拠点に選んでいた場所の住居者だ」

 

ルイ「やっぱり仮拠点見つけてたんだ」

 

ラプラス「……」

 

悠介「総帥…大丈夫ですか?怪我してませんか…?」

 

ラプラス「貴様に心配されるほど落ちぶれてはいない」

 

ラプラス「先に帰れと言っただろう…総帥の命令が聞けないのか」

 

悠介「すみません…いてもたってもいられなかったんです!」

 

ルイ「こんなに忠誠心が高い子をもうゲットしてるなんて、さすが総帥」

 

悠介「えっ…総帥って、あなたは…」

 

ルイ「初めまして。秘密結社holoXの女幹部 鷹嶺ルイです」

 

悠介「た、鷹嶺さん!?」

 

ラプラス「我輩がこいつらについて行ったのは、こいつらが我輩の力を見て既視感を抱いたような台詞を吐いたからだ」

 

悠介「作戦通りだったんですね…なのに勝手なことをして…すみません」

 

ラプラス「それにしても、よくここまで着いてこれたな」

 

悠介「はい!速攻で自転車を借りて全力で追いかけました!」

 

ラプラス「馬鹿者め…」

 

ルイ「総帥。こんなに総帥の事を想ってくれる子、中々いないよ」

 

ルイ「本当にここを拠点にする?」

 

悠介「えっ」

 

ルイ「この組は私をボスとする組でね?広いし、部下も多いから、ここを仮拠点にすることになったんだ」

 

悠介「総帥…」

 

ラプラス「……そういう事だ。これで貴様に迷惑をかけることもないし、部下も手に入る。一石二鳥だからな」

 

悠介「良かったです!」

 

ラプラス「なっ」

 

悠介「確かに、ここなら広いし、人も多いから活動の幅が広がりますもんね」

 

悠介「賢明だと思います」

 

ラプラス「貴様…寂しいとか言っていたでは無いか…それでも、いいのか?」

 

悠介「それは僕の勝手なお願いですから」

 

悠介「総帥を僕のために縛るなんて、ダメだと思います」

 

ルイ「……」

 

ラプラス「貴様は本当に変わったやつだな…」

 

悠介「あの…僕、先に帰って総帥の荷物まとめておきますね」

 

(退室する悠介)

 

ルイ「総帥、あの子は」

 

ラプラス「分かっている!」

 

ラプラス「なぜ…地球人がそこまでするのだ…」

 

ルイ「地球人とか宇宙人とか、あの子には関係ないんだと思う」

 

ルイ「初めて会ったからよく知らないけど、そんな私ですら、彼の総帥を思う気持ちはよく分かったよ」

 

ルイ「もう一度聞くよ?本当にここを拠点にして、彼の元を離れるの?」

 

ラプラス「……何度も言わせるな。そう言ってるだろう」

 

ルイ「……」

 

その頃、地球に向かう一隻の船

 

???「地球には後何分で着けそう?」

 

「恐らく…10分もあれば着けるかと」

 

???「そう…ラプラスは元気にしているかしら…」

 

「ライナス様。holoXは全員が離れ離れになっているという情報が入っています」

 

ライナス「まぁ…それは大変ね」

 

ライナス「それにしてもラプラス、どうして姉にメッセージしてくれないのかしら…」

 

トワ「嫌われてるんじゃないですか?」

 

ライナス「まぁ…トワ、いたの?」

 

トワ「もうすぐ着けそうな雰囲気だったので」

 

トワ「ずっと宇宙にいると疲れますね…そろそろ体動かしたいなぁ」

 

ライナス「さすが悪魔ね。好戦的」

 

ライナス「なら、地球に着いたらあなたは自由行動で良いわよ」

 

トワ「マジ!?やったー!」

 

トワ「じゃあ、トワ先に行くね!」

 

(エアロバイクに乗り込み、宇宙に駆け込むトワ)

 

ライナス「全く...忙しないわね」

 

(宇宙船から宙を見つめるライナス)

 

ライナス「……」

 

ライナス「ラプラス。ラプライト鉱石は私の物よ…」

 

holoXと同じくラプライト鉱石を狙うもう1つの組織。その名は【デビルージュ】ラプラスの実の姉であるライナス・ダークネスをリーダーとした組織であり、構成員は魔界の出身者のみで構成されている。

 

その頃、ラプラスの荷物をまとめる悠介

 

悠介「はぁ...」

 

悠介「……寂しいな」

 

悠介「って!何言ってるんだ...!総帥を縛らないって決めたのは僕じゃないか...」

 

悠介「僕のために総帥に居てもらうなんて...ダメなんだ...」

 

悠介「でも...1日しか一緒にいられなかったな...」

 

(外を見つめる悠介)

 

悠介「けど、やっぱりダメだ」

 

悠介「総帥には、総帥の仕事がある」

 

悠介「総帥の未来を...陰ながら応援しよう」

 

悠介「……えっ?」

 

(こちら側へ向かってくるバイク型の宇宙船)

 

悠介「な、なに!?」

 

トワ「よっと!」

 

悠介「うわっ!」

 

トワ「おっかしいなぁ...ここに船の反応が出てるんだけど」

 

トワ「近くに見当たらないや」

 

悠介「あ、あの...」

 

トワ「ん?もしかして人間?」

 

悠介「あなたは...」

 

トワ「常闇トワ。悪魔だよ」

 

悠介「あ...悪魔!?」

 

トワ「それよりさ、この辺に宇宙人来てなかった?角の生えた小さい子」

 

悠介「……知らないです」

 

トワ「あっそう?宇宙船の反応はこの辺で消えてるんだけどなぁ」

 

悠介「あの」

 

トワ「ん?」

 

悠介「その子を見つけたら...どうするんですか?」

 

トワ「ん?別に何もしないよ」

 

トワ「ちょっと興味があってさ、ただ会いたいだけ」

 

悠介「……」

 

トワ「じゃあね」

 

(その場から飛び去るトワ)

 

悠介「...総帥にすぐ知らせないと...!」

 

(事務所)

 

ラプラス「……」

 

ラプラス「なんなんだ、吾輩のこの気持ちは...」

 

ラプラス「やつはただ吾輩を匿っていただけ...吾輩もそれを利用していただけ」

 

ラプラス「不要なら切る。普通のことではないか」

 

ラプラス「なのに何故...こんなに思い悩んでいるのだ...」

 

ルイ「失礼します。総帥」

 

ラプラス「どうした?」

 

ルイ「あの子が来てるよ」

 

悠介「そ、総帥...」

 

ラプラス「どうした...慌てているようだが」

 

悠介「総帥に会いたいっていう悪魔が僕の家に来たんです...!」

 

ラプラス「なに...?」

 

ルイ「その悪魔の名前は?」

 

悠介「確か...」

 

トワ「常闇トワ」

 

悠介「えっ……」

 

(銃弾を放ち、爆発する事務所)

 

ラプラス「何者だ...」

 

トワ「さっきも言ったでしょ?悪魔のトワ様だよ」

 

ルイ「大丈夫?」

 

悠介「は、はい...」

 

トワ「やっぱり、その人間と知り合いだったんだ」

 

悠介「つけられてたのか...」

 

悠介「すみません...総帥...」

 

ラプラス「吾輩に何の用だ」

 

トワ「何の用も無いよ。ただ会いたかったから来ただけ」

 

ラプラス「……よくも吾輩の新拠点を破壊してくれたな!」

 

トワ「あ、ここの事?ごめんごめん!ついカッコつけちゃって」

 

ラプラス「許さん...覚悟しろ!」

 

トワ「ちょっ!やめてやめて!暴力反対!」

 

ラプラス「問答無用!」

 

ルイ「待ってよ総帥。話を聞いてみよう」

 

ラプラス「むぅ...」

 

ルイ「トワさんはどうして地球に?」

 

トワ「魔界はつまんないから」

 

トワ「暴れさせてくれるっていう人と一緒にこの星に来たんだ」

 

悠介「誰かと一緒に...」

 

ラプラス「その者の名を答えろ!」

 

トワ「言えないよ、勝手に教えたら怒られるから」

 

ラプラス「ならば聞き出す」

 

ラプラス「はぁっ!」

 

トワ「よっと!」

 

トワ「いきなり打ってくるなんて」

 

ルイ「先に攻撃してきたのはそっちだからね」

 

トワ「あー、あれね」

 

トワ「ならしょうがないか…」

 

(銃を構えるトワ)

 

トワ「面白いかもしれないしね♪」

 

(トワの銃に集まるエネルギー)

 

ラプラス「逃げろ!」

 

悠介「うわああああ!!!」

 

トワ「行っけー!!!」

 

(半壊する事務所)

 

ルイ「危なかった…」

 

ルイ「みんなも大丈夫?」

 

「は、はい!何とか…」

 

ルイ「みんなは逃げてて、只者じゃないから。悠介くんもね」

 

悠介「僕は残りたいです…」

 

ラプラス「何を言っている!死ぬかもしれないんだぞ!?」

 

悠介「それでも…僕があの人をここに連れてきてしまったんですから…何か、手伝いたいんです…!」

 

ラプラス「貴様…」

 

悠介「何があっても自己責任で、ここに居させてください…!」

 

ラプラス「……好きにしろ」

 

トワ「もういい?」

 

ルイ「待たせちゃったかね?」

 

トワ「今の避けるなんて、やっぱ面白いよ!」

 

トワ「ワクワクしてきた…!行くよ!ビビ!」

 

(トワの帽子が悪魔に変貌する)

 

ラプラス「変異型の悪魔か」

 

ラプラスとルイに迫るビビ

 

ルイ「よっと!」

 

(手から赤色の風を吹かせる)

 

 

 

ルイ「これくらいなら防げるよ」

 

トワ「やるね!」

 

ルイ「ふぅ……」

 

トワ「やーっ!」

 

(爪にエネルギーを纏わせての斬撃)

 

ラプラス「ふっ!」

 

(腕で斬撃をガードするラプラス)

 

トワ「嘘!?」

 

ラプラス「甘く見るなよ」

 

ルイ「すごい力だね」

 

ラプラス「幹部こそ。衰えてはいないようだな」

 

ルイ「私も意外とできるんだよ」

 

トワ「はっ!」

 

(ラプラスに銃を放つトワ)

 

ラプラス「甘い!」

 

トワ「はっ!!」

 

(距離を詰め、パンチを放つ)

 

ラプラス「ぐっ!」

 

トワ「効いた?」

 

ラプラス「少しはな……」

 

トワ「もっと楽しもうよ!」

 

ラプラス「いいだろう……全力で来い……」

 

(手を前にかざすラプラス)

 

ラプラス「ダークブラスト……!!」

 

(強烈な黒い光線を放つ)

 

トワ「うわっ……!」

 

(ギリギリでかわし、壁に衝突する)

 

ラプラス「……」

 

トワ「……ははっ……すげぇ……」

 

トワ「さっすが、ライナスの妹だね」

 

ラプラス「なっ…貴様、どうして姉の名を…!」

 

悠介「えっ…総帥の…お姉さん!?」

 

ルイ「トワさんをここに連れてきた人、だいたい分かったよ」

 

悠介「ま、まさか…」

 

トワ「そうだよ」

 

ラプラス「なんだと……!」

 

トワ「あっれ、これ言っちゃまずかったかな…」

 

ライナス「別にいいわよ。トワ」

 

ラプラス「……」

 

(ゆっくりと空から降り立つライナス)

 

ライナス「ラプちゃん久しぶり〜!元気だった?怪我とかしてない?」

 

ラプラス「その臭い演技をやめろ、お前の顔はもう見たくなかった」

 

ライナス「あら、姉に向かって随分な言いようね」

 

トワ「ライナスも来たんだ!」

 

ライナス「えぇ、遅くなってしまったわね」

 

ラプラス「なぜ地球に来た!」

 

ライナス「ラプちゃんと同じ理由よ」

 

ラプラス「まさか…鉱石を…」

 

ライナス「正解♡」

 

ライナス「あの石に秘められた力があれば、私は宇宙で1番強くなれるの、あなたのそのアクセサリーを取るのに使うなんてもったいないわよ」

 

ラプラス「これはアクセサリーなんかじゃない!我輩の力を封じる忌々しい枷だ!」

 

ライナス「そう?似合っているわよ。いまの姿」

 

ラプラス「黙れっ!」

 

(紫色の光弾を放つ)

 

ライナス「うふっ」

 

(光弾を軽くいなす)

 

ライナス「やっぱり似合ってるわ♡」

 

ラプラス「ぐっ……」

 

悠介「あ、あの…」

 

ライナス「……ん?あなた、誰?」

 

悠介「ぼ、僕は城崎悠介。ラプラスさんの下僕です」

 

ライナス「あらラプちゃん…地球でお友達ができたのね」

 

ラプラス「友達などではない!」

 

ライナス「私に何か用?」

 

悠介「仲が悪いんですか…?姉妹なのに…」

 

ライナス「あら…くだらないことを聞くのね」

 

ライナス「姉妹だから、こうなんじゃない」

 

悠介「えっ…?」

 

ライナス「ラプちゃん。あなた…地球に来て何をしてるのかと思ったら、地球人を懐かせるなんて、可愛いことしてるのね」

 

ラプラス「黙れ!こいつはただ利用しているだけだ!」

 

ライナス「そう。なら、こうすれば楽ね」

 

(悠介に向かって赤紫色の光弾を放つ)

 

悠介「えっ」

 

ルイ「まずっ!」

 

ラプラス「ぐっ!!!」

 

(悠介を庇って光弾に当たるラプラス)

 

悠介「そ、総帥!!」

 

ライナス「……本当に弱くなったわね」

 

(蹲るラプラスに迫るライナス)

 

トワ「あぁー!トドメならトワがさしたい!」

 

ルイ「好きにはさせないよ!」

 

トワ「あぁちょっ!邪魔ー!!」

 

ライナス「ふふっ、トワちゃんには無理そうね」

 

悠介「ま、待ってください!」

 

(ライナスの前に立ちはだかる悠介)

 

ライナス「なんのつもり?地球人」

 

悠介「……総帥には手を出させません」

 

悠介「さっきは守られちゃったけど…総帥は、僕が守ります!」

 

ライナス「……」

 

悠介「……」

 

ライナス「ふふっ、あなた…面白い子ね」

 

ライナス「行くわよ、トワ」

 

トワ「えぇー!?もっと暴れたかったのに!」

 

ライナス「そんなに暴れたければ魔界に戻ったらいくらでも暴れさせてあげるわ」

 

トワ「ほんとに!?絶対ね!約束!」

 

ライナス「えぇ。それじゃあ……」

 

ライナス「また会いましょう」

 

(飛び去るトワとライナス)

 

悠介「……」

 

ラプラス「き、さま……!」

 

悠介「大丈夫ですか!?総帥!」

 

ラプラス「何故……何故あそこで立った!殺されるところだったんだぞ!」

 

悠介「それは……総帥を守りたかったから……」

 

ラプラス「ふざけるな!地球人ごときが吾輩を守るだと!?」

 

ラプラス「あまりに愚かだぞ!」

 

悠介「……ごめんなさい」

 

ラプラス「……もういい」

 

ラプラス「幹部。ここはどうする……」

 

ルイ「これだけボロボロになると使い物にならないね」

 

ルイ「組のみんなには新しい場所を提供してあげようと思う」

 

ラプラス「そうか……ならばここは引き払おう……」

 

ラプラス「……おい」

 

悠介「……はい」

 

ラプラス「先程言ったな。吾輩を守りたいと」

 

悠介「はい……」

 

ラプラス「貴様がどうしてもと言うならば、吾輩が直々に鍛えてやってもいい」

 

悠介「……!?」

 

ラプラス「もちろんただではないぞ?」

 

ラプラス「我輩が鍛えてやっている間は、貴様の家に寝泊まりさせろ」

 

ラプラス「それで手を打ってやる」

 

悠介「は、はい!また…僕の家で暮らしてくれるんですか!?」

 

ラプラス「そうだ。また迷惑をかけるがな」

 

ラプラス「今度こそ貴様の部下としての役目を果たしてもらう」

 

悠介「分かりました…!ははっ…」

 

ラプラス「何を笑っている!?」

 

悠介「だって……嬉しいんですもん」

 

ラプラス「全く……」

 

ラプラス「幹部。お前はどうする?」

 

ルイ「私は総帥に着いていくよ?これでもholoXの幹部だからね」

 

ラプラス「ふっ、そうか。ほら、早く帰るぞ」

 

悠介「はい!」

 

次回

臨時地球インターン

 

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