Day Break holoX   作:holoXer

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臨時地球インターン

 

 

クロヱ「わっ!美味しい!」

 

(レストランで食事を楽しむクロヱ)

 

クロヱ「地球って本当に変な星だなぁ」

 

クロヱ「ティッシュも無料で配ってるし、募金?とか言ってお金くれって言ったら貰えるし」

 

クロヱ「よく分かんないなぁ」

 

クロヱ「にしても…2日ぶりのご飯だ〜!食べ放題っていう場所が見つかって良かった!今まで食券がどうとか言われてよく分かんなかったからなぁ」

 

クロヱ「ようやく食事にありつけた〜」

 

クロヱ「えっと、90分だっけ?さっさと食べるぞー!」

 

その頃、holoX新拠点(悠介の家)

 

ルイ「ふぅー、ようやく荷物もまとまったかな」

 

ラプラス「空き部屋があってよかったな。幹部よ」

 

ルイ「それにしても、都合よく空き部屋があったね」

 

ラプラス「吾輩が使っている部屋は母親の、幹部に用意した部屋は父親の部屋だったらしい」

 

ルイ「両親の死後、持ち家が残ったってわけね」

 

ルイ「それで寂しいって言ってたんだ」

 

ルイ「でさ、総帥のお姉さんの件なんだけど」

 

ラプラス「ライナスか…」

 

ルイ「やっぱり、目的はラプライトだったね」

 

ラプラス「あの鉱石の力を欲する者は宇宙中にいる。地球が戦場となる日も近いかもしれないな」

 

ルイ「今は鉱石の在り処が公にはなってないけど、それも時間の問題ってことかな」

 

ラプラス「……この美しい星が荒れ果てるのは、吾輩も見たくは無い」

 

ラプラス「一刻も早くholoXを総動員し、鉱石を回収するぞ」

 

ルイ「了解♪」

 

ルイ「あれ、ところで今日、悠介くんは?」

 

ラプラス「仕事と言っていた。確か、レストランのウェイターだったな」

 

ラプラス「それにしても、母親の部屋は、存命中そのままの姿で管理されていたようだ。写真も飾られたままで…」

 

ルイ「総帥?」

 

ラプラス「な、なんだ…」

 

ルイ「いや、なんかボーッとして、どうしたんです?」

 

ラプラス「……地球人の母親を見ていると…なんだ…この感覚は…」

 

90分後、食事を終えたクロヱ

 

クロヱ「あぁ美味しかった!ごちそうさまー」

 

悠介「ま、待ってください!」

 

クロヱ「えっ、なに?」

 

悠介「お会計を…」

 

クロヱ「……お会計?」

 

悠介「……はい」

 

クロヱ「食べ放題って言ってたじゃん!お金取るの!?」

 

悠介「えぇっ!?」

 

悠介「と、当店は90分2000円と設定していまして…」

 

クロヱ「えぇー、聞いてないよー」

 

悠介「説明があったはずですが…」

 

クロヱ「払ってあげたいけど、お金なんて持ってないしなぁ」

 

悠介「そ、そんな…」

 

クロヱ「ごめん。また今度ね」

 

悠介「ちょ!待ってください!」

 

クロヱ「もー、しつこいなぁー、ちゃんと後でルイ姉に払ってもらうから」

 

悠介「えっ、る、ルイ姉…?」

 

悠介「それって…鷹嶺ルイさんの事ですか?」

 

クロヱ「えっ?知ってるの?」

 

悠介「あ、あの…失礼ですがお名前の方をお伺いしても…」

 

クロヱ「沙花叉クロヱだよ」

 

悠介「沙花叉クロヱ……holoXのメンバーだ!」

 

悠介「あの!僕もうすぐ仕事終わるので、少し待っていてください!」

 

クロヱ「あっ、でもお金はどうするの?」

 

悠介「あっ…」

 

悠介「と、とりあえず僕が払います…」

 

クロヱ「ありがと♪」

 

クロヱ「じゃあ待ってるね〜」

 

そして、仕事を終えた悠介。しかし、指定したベンチにクロヱの姿はなかった

 

悠介「あ、あれ?クロヱさん…?」

 

悠介「どこ行ったんだろう…」

 

デパート内を探す悠介

 

悠介「クロヱさーん!」

 

悠介「ダメだ…迷子センターにもいなかったし…どこに行ったんだろう…」

 

(クロヱのフードのシャチのデザインを思い出す)

 

悠介「……そう言えば」

 

(デパート内の水槽の前に行く悠介)

 

クロヱ「……」

 

悠介「ようやく見つけた…」

 

クロヱ「あっ、君も来たんだ」

 

悠介「お魚、好きなんですか?」

 

クロヱ「好きっていうか、落ち着くだけ」

 

クロヱ「シャチとかイルカとか、自由に動いてる子たち見てるとさ、沙花叉もあんな風に…って思うんだよね」

 

悠介「憧れなんですね…」

 

クロヱ「勝手に歩いてごめんね。それじゃあ、色々聞かせてくれる?」

 

悠介「はい!クロヱさんの事も聞かせてください!」

 

クロヱ「沙花叉の事?そんなの知りたい?」

 

悠介「はい!僕はholoXの見習いですから…先輩たちのことをいっぱい知りたいんです」

 

クロヱ「先輩ねぇ…なんか新鮮かも♪」

 

クロヱ「沙花叉はholoXのインターン生だからさ」

 

悠介「インターン…ですか?」

 

クロヱ「うん。就職前に職場体験するアレね?だからまだ学生なんだよね〜」

 

悠介「大学生って事は…僕と同じくらいなんだ…」

 

悠介「そんなに若いのに他の惑星にひとりぼっちなんて…」

 

クロヱ「同情してる?そんなに辛くなかったよ」

 

クロヱ「地球は新鮮で楽しかったし、今こうして生きてるしね〜」

 

悠介「ポジティブなんですね」

 

クロヱ「だって、そっちの方が楽しいもん」

 

悠介「楽しい…」

 

クロヱ「…どうかした?」

 

悠介「少し、僕の話をしてもいいですか?」

 

クロヱ「うん♪」

 

悠介「僕も、ひとりぼっちなんです」

 

クロヱ「ひとり?」

 

悠介「はい…昨年、宇宙飛行士だった両親が事故でなくなって。両親が残した家にたった1人」

 

悠介「いま、自分が天涯孤独だなんて…まだ実感湧かなくて」

 

悠介「毎日、寂しくて…」

 

悠介「だから、僕と同じくらいの年齢なのに、ちゃんと前を向いて生きてるクロヱさんが凄いなって…そう思ったんです」

 

クロヱ「沙花叉は別に凄くないよ」

 

クロヱ「ただ毎日楽しく生きてたいからね〜」

 

悠介「あの、クロヱさん」

 

クロヱ「ん?」

 

悠介「少し遊びに行きませんか?」

 

(クロヱと共に遊園地に行く悠介)

 

悠介「わあああぁ!!!」

 

クロヱ「いぇーーい!!」

 

クロヱ「地球にこんな乗り物があったなんて!すっごく楽しい!」

 

悠介「よ、良かったです…」

 

クロヱ「次あれ乗りたい!」

 

悠介「はい!せっかく来たんですから、めいっぱい楽しみましょう!」

 

そして、遊園地を楽しんだ2人

 

クロヱ「あー楽しかった♪」

 

クロヱ「でも、本当に良かったの?何か話したいことがあるんだったよね?」

 

悠介「今は、とにかくクロヱさんと仲良くなりたかったんです」

 

悠介「僕、友達いなかったから…遊園地に行くとかしか思いつかなくて…」

 

クロヱ「でも、そろそろ聞かせて欲しいな」

 

悠介「はい!」

 

悠介「僕、城崎悠介は、ラプラスさんに家を拠点として明け渡し、秘密結社holoXの見習いにしてもらったんです」

 

クロヱ「へぇー、それであのラプがねぇ」

 

悠介「ルイさんも僕の家にいますよ」

 

クロヱ「こんこよとござるは?」

 

悠介「他のおふたりはまだ捜索中です…」

 

クロヱ「ふ〜ん。なら沙花叉も合流しよっかな」

 

悠介「はい!総帥たちにも伝えますね」

 

(その時、女性の悲鳴が聞こえる)

 

クロヱ「ん?」

 

「誰か捕まえて!引ったくりよ!!」

 

悠介「引ったくり!?」

 

悠介「クロヱさん、荷物お願いします!」

 

(全力で引ったくり犯に向かう悠介)

 

クロヱ「えっ…何してんの…?」

 

悠介「待て!!」

 

「ちっ…」

 

悠介「逃がさない!カバンを返せ!」

 

「しつけぇなぁ!!」

 

(ナイフを取りだし、悠介に突き刺す)

 

悠介「がっ……」

 

(周囲がザワつく)

 

クロヱ「あっ…やーばいかな、これ」

 

(その場に倒れ込む悠介。そして、引ったくり犯は周囲の人間に取り押さえられ、悠介は病院に運ばれた)

 

そして、病院

 

ルイ「悠介くん!」

 

クロヱ「あっ、ルイ姉…」

 

ルイ「クロヱ!?なんでここに!?」

 

クロヱ「たまたま知り合ったんだ〜」

 

クロヱ「この子、本当にルイ姉たちの知り合いだったんだ」

 

ラプラス「久しぶりだな。新人」

 

クロヱ「ラプ〜♪」

 

ラプラス「そいつは無事か?」

 

クロヱ「ショックで気絶してるだけ、出血量も大したことないし、大事にはならなかったみたいだよ」

 

ラプラス「…そうか」

 

ルイ「引ったくり犯に刺されるなんて、悠介くんらしいというか」

 

クロヱ「らしい?この子、いつもこんな事してるの?」

 

ラプラス「あぁ。こいつは極度のお人好しだからな」

 

クロヱ「ふぅーん、そんなことしてなんの得があるんだろ」

 

ルイ「得とか、そんなんで動いてないよ」

 

ルイ「彼はいつも誰かのために動いてる」

 

クロヱ「なんか信用ならないなぁ」

 

クロヱ「沙花叉が1番苦手なタイプっすね〜」

 

ラプラス「どこに行く?」

 

クロヱ「屋上〜♪ちょっと外の風浴びてきまーす♪」

 

ラプラス「相変わらずだな…」

 

悠介「総帥…?」

 

ルイ「目、覚めた?」

 

悠介「ここは…」

 

ラプラス「病院だ。全く、刺されて病院送りとはな。心配させるな」

 

悠介「来てくれたんですね…すみません…」

 

ラプラス「それに、新人に会ったなら会えたと連絡しろ」

 

悠介「すみません……」

 

ルイ「まぁまぁ」

 

ルイ「無事で良かったよ。何か飲む?」

 

悠介「お水を…」

 

ルイ「はい、どうぞ」

 

悠介「ありがとうございます…」

 

ラプラス「何故、力もないお前が人を助けようと思えるんだ?」

 

悠介「えっ…」

 

ルイ「策もなしに飛び込むなんて、私たちならしないからね」

 

悠介「その…誰かの笑顔が見たいとか、そんな素晴らしい理由じゃないんです」

 

悠介「ただ…人を助けるのが好きなだけで…」

 

悠介「誰かの役に立てたり、誰かを助けることができたら、自分に自信が持てて…だから、頑張ってるんですけど…」

 

ラプラス「それでお前が死んだら元も子もない。今後は気をつけろよ」

 

悠介「は、はい!」

 

悠介「それにしても…病院まで来ていただいてありがとうございます」

 

ラプラス「部下が刺されたと聞けば、総帥なら向かって当然だ」

 

ラプラス「だが、申し訳ないと思うなら、このような事は無いように励め」

 

悠介「はい!」

 

そして、クロヱがいる屋上に向かったラプラス

 

クロヱ「地球から見る宇宙は綺麗だなぁ」

 

ラプラス「同意見だ」

 

クロヱ「あっ、ラプ〜」

 

ラプラス「総帥と呼べ。全く…」

 

クロヱ「ねぇねぇ、聞いてもいい?」

 

ラプラス「なんだ?」

 

クロヱ「なんであの子と一緒にいるの?」

 

ラプラス「…やつの家を拠点にしている関係上、当然やつも一緒にいることになる」

 

ラプラス「自然な流れだろう」

 

クロヱ「ラプの力ならあの子を追い出すことも出来るでしょ?」

 

クロヱ「そうしないってことは、ラプもあの子に思うところがあるんだよね」

 

ラプラス「別にやつを特別視しているつもりは無い」

 

ラプラス「ただ地球人というものを知るために利用しているだけだ」

 

クロヱ「ふ〜ん」

 

ラプラス「なんだその目は」

 

クロヱ「地球なんて鉱石取ったらバイバイするのに、勉強する必要ある?」

 

ラプラス「確かにな」

 

ラプラス「だが、いつまで地球にいることになるかは分からない。対策しておくに超したことはないだろう!」

 

クロヱ「分かんないなぁ…」

 

ラプラス「新人は地球人が嫌いなのか?」

 

クロヱ「そういう訳じゃないよ。ただ沙花叉からしたら、あの悠介って人が信用できないだけ」

 

ラプラス「お前からの信頼を勝ち取るのはあいつの役目だ、吾輩からは何も言うまい」

 

ラプラス「夜でも暑いな…この星は」

 

ラプラス「早く中に戻るぞ!」

 

クロヱ「はーい」

 

そして、夜。再び悠介の病室

 

悠介「……」

 

ベッドに寝ながら、星を眺める悠介

 

悠介「こんなに静かな夜、久しぶりだな…」

 

悠介「総帥が来てくれて…毎日が明るくなって…僕は本当に…」

 

(ノック音)

 

悠介「あっ、はい!」

 

クロヱ「起きてる?沙花叉だよ」

 

悠介「は、入ってください!」

 

クロヱ「夜遅くにごめんね〜」

 

悠介「いえ…来てくれたんですね」

 

クロヱ「一応ね〜、目の前で刺されたから心配で」

 

悠介「あ、あの…」

 

クロヱ「ん?」

 

悠介「あの人のバッグはどうなりましたか…?」

 

クロヱ「えっ…?この星の警察?とかいう人が取り戻したっぽいけど」

 

悠介「そうなんですね…良かった」

 

クロヱ「…ねぇ」

 

クロヱ「なんであんな事したの?」

 

悠介「あんな事、ですか?」

 

クロヱ「なんで誰かのために頑張れるの?」

 

悠介「それって…そんなにおかしなことですか?」

 

クロヱ「…はぁ?」

 

悠介「勝手に体が動いたんです」

 

悠介「怖くて動けないのも、気づいたら動いてるのも、人間の本能だと思います。変わりません」

 

悠介「みんな、自分の本能に従ってるだけですから」

 

クロヱ「本能かぁ〜。沙花叉にはよく分かんないけど」

 

クロヱ「なんか良いね。それ」

 

悠介「ふふっ」

 

クロヱ「さーてと、沙花叉もこの後どうしようか決めないとな〜」

 

悠介「クロヱさんが良ければ、僕の家に来て欲しいです!」

 

クロヱ「沙花叉も?」

 

悠介「一応holoXの拠点ですし、総帥たち達とも連絡を取れるので不自由はないと思います!」

 

クロヱ「沙花叉まで家に置こうとか、それも本能ってやつ?」

 

クロヱ「さすがにお人好しすぎ、少しは人を疑いなよ」

 

悠介「クロヱさん…」

 

クロヱ「正直、沙花叉は君みたいな性格の人、信用ならないんだよね」

 

クロヱ「ラプ達は乗り気みたいだけど、沙花叉は様子見しよっかなって」

 

悠介「そうですか…」

 

クロヱ「ねぇ君さ」

 

クロヱ「友達…いないでしょ」

 

悠介「……」

 

クロヱ「君自体はみんなに好かれるいい子」

 

クロヱ「だけど、友好関係、恋愛関係には発展しない。気の利く同僚止まりなんじゃないかな」

 

クロヱ「君のその性格じゃ、お互い心から偽りなく見せれる相手はできないだろうからね」

 

悠介「そんな…僕は」

 

クロヱ「周りに合わせてばっかりじゃ疲れるよ」

 

クロヱ「君に、自分の意思はあるの?」

 

悠介「僕の…意思…」

 

悠介「なんで…なんでそんな事言うんですか!?」

 

悠介「どうしてクロヱさんはそんなに人を信じられないんですか!?」

 

クロヱ「人を信じられないのに、特別な理由なんていらないよ」

 

クロヱ「だって、みんな他人なんてどうでもいいんだもん」

 

悠介「そんな…」

 

クロヱ「沙花叉も、この星に来て色々見てきたよ」

 

クロヱ「みーんな、本当に自分勝手だった」

 

クロヱ「ずっとこの星にいた君なら、よく知ってるでしょ?」

 

悠介「……」

 

クロヱ「だから、この星に思い入れなんて、まるでないんだぁ」

 

悠介「…なら、いっぱい地球のことを知って欲しいです!」

 

クロヱ「まだ分かんないの?沙花叉は」

 

(ふと悠介の顔を見ると、悠介は泣いていた)

 

クロヱ「えっ…?なんで泣いてるの…?」

 

悠介「あっ、すみません…」

 

クロヱ「ごめん…言い過ぎたかも…」

 

悠介「いえ!クロヱさんに言われたことを気にしている訳ではなくて…」

 

悠介「地球人の悲しい側面をクロヱさんに見せてしまった…それがクロヱさんの地球人を信じられない事に繋がってしまったことを悔やんでいたんです…」

 

クロヱ「それ本気で言ってる…?」

 

クロヱ「君、思った以上にやばいやつだね…」

 

悠介「そうでしょうか…」

 

クロヱ「分かった。君に免じて、もう少し地球のことを知ろうと思う」

 

クロヱ「地球人にも居るんでしょ?すっごく良い人」

 

悠介「はい!きっと!」

 

クロヱ「じゃあ、そんな人と会うの楽しみにしてるよ」

 

(そして、クロヱは悠介たちの前から姿を消した)

 

ルイ「無事に退院できて良かったね」

 

悠介「はい!何度もお見舞いに来てくれてありがとうございました」

 

(深く会釈する悠介に軽く相槌を返すルイ)

 

ラプラス「新人のこと、どう思う?」

 

悠介「…クロヱさんは、地球の事を知るつもりだと言ってくれました」

 

悠介「だから、希望しかないと思ってます!」

 

ルイ「前向きだね」

 

ラプラス「新人はああ見えて思慮深い人間だ。地球に前向きな気持ちを抱くとは限らないぞ」

 

悠介「それでもいいんです。クロヱさんに地球を知ってもらうことが重要なんです」

 

ラプラス「…そうか」

 

ラプラス「しかし、holoXの集結は急がねばならない。残る博士と侍の行方を捜索しないとな」

 

ルイ「ライナスの事も気になるしね」

 

悠介「ライナスさん…今頃なにをしているんでしょう…」

 

世界最大級の牢獄 ザ・セル

 

(牢に爪を立て、何度も引っ掻く少女)

 

モココ「もぉー!どうして出られないのー!」

 

フワワ「モコちゃん…寝られないから静かにして…?」

 

モココ「ノーーー!!!!!!」

 

ライナス「ねぇ、お嬢さんたち?」

 

モココ「は?」

 

ライナス「…こんばんは」

 

フワワ「なぁに…?」

 

ライナス「2人はどうして捕まっちゃったの?」

 

モココ「神様を困らせたからだよ」

 

フワワ「フワワたち悪魔だからイタズラしただけなのに…」

 

モココ「神様はどうしよーも無い人!モココたちが迷惑だからって閉じ込めた!」

 

ライナス「これ、なーんだ」

 

(鍵をチラつかせる)

 

モココ「キー!?」

 

フワワ「ここから出してくれるの…?」

 

ライナス「その為には、お姉さんと約束してして欲しいの」

 

ライナス「1つ、お姉さんのお願いは必ず聞くこと。2つ、地球という場所に行って、お姉さんのために頑張ること。3つ、ラプライト鉱石という石を探し出すこと」

 

ライナス「この3つを守ってくれれば、どれだけイタズラしても怒らないよ」

 

フワワ・モココ「ホンマにホンマ!?」

 

ライナス「うん。指切りげんまん」

 

フワワ「モコちゃん…」

 

モココ「モココ、ここから出たい…」

 

フワワ「フワワもここから出たい…」

 

(指を差し出すライナス)

 

フワワ・モココ「BOW!BOW〜!」

 

ライナス「契約成立♡」

 

(指切りを交わすライナスとフワモコ)

 

(牢が開くと同時に警報が鳴り響き、看守たちが一斉に現れる)

 

ライナス「さぁ、思う存分暴れていいよ」

 

フワモコ「フワモコディストーション!」

 

(看守たちを一斉に吹き飛ばす)

 

ライナス「わぁ...期待以上ね」

 

フワワ・モココ「BOW!BOW〜!」

 

ライナス「良い感じよ。2人とも」

 

ライナス「これ、ご褒美ね」

 

モココ「わーおっ!」

 

フワワ「Is this a donut?!」

 

ライナス「そう。これからも頑張ってくれればプレゼントしてあげるからね」

 

モココ「なら頑張るよ〜」

 

フワワ「ドーナツ大好きだから〜」

 

ライナス「ふふっ、可愛い子たち」

 

トワ「うぃーっす」

 

トワ「迎えに来ましたー」

 

ライナス「ナイスタイミングよ、トワちゃん」

 

トワ「これが危険な双子?そんな風に見えないけど...」

 

モココ「むぅ!舐めてるでしょ!」

 

フワワ「フワワたちが暴れたら手がつけられないかもしれない…」

 

トワ「ふーん、なら今度戦ってよ!」

 

ライナス「3人とも落ち着いて。私たちは仲間よ?」

 

ライナス「さぁ、後の仲間を迎えに行いきましょう。後2人は欲しいわねぇ」

 

トワ「まだ看守が来てるみたいだけど」

 

フワモコ「吹き飛ばせぇー!」

 

トワ「おっしゃぁー!!脱出じゃー!!!」

 

フワモコ「BOW BOW〜!!」

 

ライナス「さぁ、ラプちゃん。あなたも早く仲間を集めなきゃ...ラプライトは私が貰うわよ?」

 

次回

特別な実験♡

 

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