24話のイルミ戦の展開を変更しました。具体的にはゴンにもしっかり戦ってもらってます。
推移的にイルミ戦がかなり不評なようで…自分なりに見直した結果、他者の支援こそが本丸の付与なのに、全然使ってないじゃん!肩透かしだなこれ!と思い至りました。
作者も無意識的に、ゴンを庇護対象に見ていたようです。
<支援絵感謝>
ももんが2様より、支援絵(入浴回)を頂きましたのでこちらで公開致します。
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――四次試験最終日
「はい、私のプレート。ギタラクルとの戦いではありがとね…。なんならあの時点で渡してしまっても良かったと思うけど…待たせちゃってごめんね?」
「ううんいいよ! こうしてちゃんと約束守ってくれたし、元々そういう話だったからね。」
ゴン君が単独行動したいと言い出した時には少し驚いたが、仲間の支援がしたいと聞いていたので快く送り出した。まあそもそも私達自身の狩りは終わっていることから、これ以上一緒に行動する必要は一切無かった訳である。私としても妥当な判断だと思う。
実は昨日…つまり最終日の前日、私のもとにゴン君が訪ねてきて、246番がどんな人かを聞きに来る一幕があったのだが…私としても命の恩人の頼みを断るわけにもいかず、ポンズの名前と外見についてを教えてあげた。初日から徐々に拡大していた植物ネットワークは6日目ともなるとそれなりに広域となっており、なんと彼女が洞窟に入っていくところまで捕捉することが出来た。それも含めて教えてあげたが…思った以上に役に立つなあ、私の『
(島の環境保全基金でもあれば寄付しようかな…)
そう考えてしまう程には、今回の試験で大いに役立ってくれたと思う。
偉いぞ植物ネットワーク! フォーエバー植物ネットワーク!
そして今日、再び姿を見せたゴン君の身体中に、無数の噛み傷があったことから大いに心配したが…解毒は済んでいるから問題無いと元気に腕を回していたので、きっと大丈夫なのだろう。大量の毒蛇に噛まれて昨日の今日でそこまで元気なのは、ヒソカやギタラクルを彷彿とさせる驚異の生命力であると感心する他ない。
(これでクラピカさんとレオリオさんも合格ラインに届いた…キルアについてはまあ…大丈夫でしょう。それこそ相手が念能力者でもない限りは、苦戦する絵があまり浮かばないしね。)
そのまま潜伏を続けて数時間…ついに試験終了のアナウンスが鳴り響き、私は足早にスタート地点へと戻る。スタート地点に着いた時点で初めてプレートの点数が確定するのだ。ここを狙って奪われてしまえば全てが水の泡。付与と植物ネットワークを介した万全の索敵体制を敷きながら歩を進め、ついに私はこの知略と暴が飛び交う、熾烈な四次試験を突破することが出来たのだった。
――四次試験合格者 9名
各合格者獲得プレート ()は点数
クーデリア 301(3) 53(1) 105(1) 371(1)
ヒソカ 44(3) 384(3)
スパー 80(3) 281(3)
キルア 99(3) 199(3)
ハンゾー 294(3) 89(1) 198(1) 362(1)
ボドロ 191(3) 34(3)
レオリオ 403(3) 246(3)
クラピカ 404(3) 118(3)
ゴン 405(3) 43(3)
▽ ▽ ▽
「9人中6人が
ハンター協会の会長であり、最終試験の試験官でもあるワシも、この四次試験合格者を見ればそう評価する他はあるまい。新人の合格は三年に一人程度の割合であるが、その実態としては十年ほど新人の合格が出ない時期が続いた後に、わっと有望な若者が集まり大量に合格するというような事例が複数確認されている。今年もまたその兆候があり、まさにそれが結実した年と言えよう。ワシが会長となってからはこれで4度目のはずじゃ。
今年はワシから見ても有望と思われる受験生が多く、二次試験後に少し遊んだ99番と405番…特に405番のハンターへの適性には目を見張るものがあった。
実は試験内容はもう決めている…それは不合格者たった1名の逆トーナメント。対戦相手を殺せば失格、「まいった」と言わせることのみが勝利条件の、実力と負けん気、そして時には潔く負けを認め、次へのリスクを最小にする戦略性が試される試験である。
(トーナメントの配置を決めるためにも、少し面談をしようかの? 最も、ワシ自身がこれからのハンター候補と語らいたいという気持ちもあるがな)
その後、ワシの一声で面談の開催が決まり、受験生は番号順に呼び出される。
最初にやってきたのは43番、新人のクーデリア・リーフィス。青髪の美人ねーちゃんである。
(結構乳でけーな)
開幕の乳チェックの後は、まずハンターを目指す理由を尋ねる。それが例えどんな理由であれ、試験に合格さえすればライセンスは渡すつもりであるが、やはり協会の会長としてもその動機は知っておきたいところである。
43番は少し考える素振りを見せてから、意を決したようにワシに向かって語りだした。
「…荒唐無稽な話に思われるかもしれませんが、実は私はこの世界の人間ではありません。ハンターになれば、普通では手に入らないような情報を集めることが出来ると知ったことから、ハンター試験の受験に踏み切りました。…つまり私がハンターになる理由は『元の世界に帰るため』です。」
……今年の新人、初っ端からヤばくねー?
▽ ▽ ▽
最終試験前の面談。あのネテロ会長が直々に、私がハンターを目指す理由を聞くからには、折角の機会だと思って正直に答えたのだが…どうにも半信半疑といったところ…。
(とはいえそれは想定内。こういうときは軽く魔法を実演するのが手っ取り早い。少なくとも『念』とは違うものだと理解して頂ければ、きっと話も進むだろう。)
私はホルダーから2本のナイフを取り出し、まずはそれらが同じ材質であることを確認してもらう。その後に1本だけに『斬』を付与。2本のナイフをネテロ会長に渡した後、それぞれの刃の部分を軽くぶつけるようにお願いする。
「ほお!これは凄い…本当に軽くぶつけただけで斬れおった。」
「ネテロ会長ほどの方であれば分かると思いますが…そのナイフには一切の念を込めていません。そして勿論私の『発』でもありません。私の世界で魔法と総称されるものの一種、付与の力です。」
「ううむ…成程。一次試験の試験官からは『風を操る念の使い手から支援を受けた』とは報告を受けていたが…もしやそれも?」
質問に肯定で返した後、敢えて『絶』の状態で指先に軽く『風』を付与して空気の流れを作る。少し強めの風を暫くネテロ会長に向けて飛ばしてやると、もう十分とばかりに手で制されたのでストップする。
「念ではない体系の力であることは理解した。まさかこの歳になって新たな力の概念を知ろうとはのォ…しかも暗黒大陸でもない異世界の力と来た!」
どこか生き生きとしているように見えたネテロ会長だったが、流石にこの面談で語り尽くすには時間が足りないと、話は一旦打ち切られる。
(あと8人残ってるし…そりゃそうだよね。ちょっと迷惑なことしちゃったかな? でもどこかで話はしたかったから、取っ掛かりとしては悪くないか)
話は本題に戻されて、次に聞かれたのは試験に残った己を除く8人の中で、『一番注目してる人』と『一番戦いたくない人』だ。…チーム分けでもするのかな? と質問の意図を測りかねながらも、こちらの質問についても正直に答える。
「一番というのに二人で申し訳ないですが、注目しているのは99番と405番です。あの子達はきっと、将来有望なハンターですよ。それで戦いたくないのは…44番ですね。実は私の師匠なんですけど…正直
話の続きは試験が終わった後でと言われて、これで面談は終了した。合格後ではなく
意義のある面談だったなあと少しホクホクしながらも、待機場所へと戻って行った。
▽ ▽ ▽
■ヒソカ
「43番。…99番と405番も捨てがたいけどね」
「それも43番…♦ 理由は…
■スパー
「注目してるのは43番ね。どの試験でも成績優秀で、嫌でも印象に残ったわ」
「別に、誰とだって戦うつもりよ」
■キルア
「ゴンだね あ 405番のさ 同い年だし。43番も気にはなるけど負けるかな。」
「誰とでもいーよ」
■ハンゾー
「44番だな。こいつがとにかく一番ヤバいしな」
「もちろん44番だ」
■ボドロ
「44…いや43番だな。不思議なもので、44番からは昨年のような空気が感じられん」
「405番と99番だ。子供と戦うなど考えられぬ」
■クラピカ
「いい意味で405番」
「理由があれば誰とでも戦うし、なければ誰とでも争いたくはない」
■レオリオ
「405番だな。恩もあるし合格して欲しいと思うぜ」
「実は43番にも試験中何度か世話になっててよ…そんなわけで405番と同じく戦いたくねーな」
■ゴン
「う~ん 43番と99番で迷うかなあ」
「43・99・403・404番の四人は選べないや…えっ多すぎる? それなら43番とはちょっと約束もあるし、戦っても大丈夫かも?」
▽ ▽ ▽
「うーむなるほど。思ったよりかたよったのォ」
全員の話を参考に、今までの試験成績も加味してトーナメント表を作成する。組み合わせができたぞえと言って、今までの試験官たちに見せてみるが、案の定…「これ本気ですか?」と聞いてきおる。愚問よの、ワシはいつだって大マジじゃ。
「これで勝てば、晴れてハンターの仲間入りじゃ」
◇◇最終試験トーナメント表◇◇
運命の最終試験が始まった。
『第一試合:クーデリア VS ゴン』
トンパ不在→レオリオはポンズのこと知らんし教えてくれる人もいないし薬品使うとかの情報も無いからゴンですら探せない…詰んだかこれ? → 偉いぞ植物ネットワーク!フォーエバー植物ネットワーク!は実質作者の心の声です。
そしてスパーが四次試験合格…原作ではギタラクルに殺された彼女ですが、熟練のスナイパーの安定対処はヒソカとギタラクルくらいしか無理じゃないかな…? 次点でいけそうなのがキルア・ハンゾー。ゴンは野生の勘次第。
あと純粋に驚いたのですが前話のここすきがまさかの0…別に0であること自体は一向に構わないのですが、大体7くらいは安定して入っているところから急に0は驚きました。なにかイケナイ投稿をしてしまった気分。