俺は転生者でサイヤ人だぁ〜!   作:テムテムLvMAX

6 / 6
6話 修行

 銀河の宝石強盗であるサッファ、ナメック星人の戦闘タイプであるルサーべが互角という話を聞いた俺は、サッファ討伐を目標にした。

 強くなりフリーザを倒すことを大目標にしていたが、それを成すための小目標というのに悩んでいた俺はこの話に乗るしかない。

 

 まずはまたルサーべの家を訪れた、ルサーべは洗濯物を干している途中だった。

 

 

 

「また来たか、順調か?」

 

「ああ、三つ潰した、しばらく増えないだろう」

 

「やるじゃないか…………で、何のようだ? まさか世間話をするために来たわけじゃないだろう?」

 

「その通り、サッファってやつを倒す」

 

 

 彼の手から洗濯物がこぼれ落ちた。

 

 

「……辞めたほうがいいぞ、サッファは洒落にならないほど強い、この身でしっかり味わった」

 

 

 そう言って自分の腕を擦っていた、ナメック星人は腕を再生出来るから分からないが、一度や二度、腕を斬り落とされているのかもしれない。

 

 

「そんな強いのか、なら俄然やる気が出る」

 

「何がお前を駆り立てるんだ」

 

「将来的に故郷を救うために、今から力をつけたい、その第一歩だ」

 

「惑星ベジータを救う? あんなサイヤ人だらけの星にどんな脅威があるというんだ?」

 

「コルド大王、引いてはその一族がいずれサイヤ人を皆殺しにする…………と、言う懸念を個人的に抱えてるだけだ」

 

「随分心配性だな……、だが分かる、私もコルド大王の噂は聞いているよ、残虐で悪辣、己が頂点で他者はゴミ……そういう輩だと、自由奔放なサイヤ人に見切りをつけてどこかで始末しようと考えてもおかしくはない」

 

 

 洗濯物を拾い直し、ついたゴミを叩いて落として物干し竿へと掛けた。

 ルサーべは俺へ向き直り改めて話を始める。

 

 

「だが、それはお前がやるべきことなのか? 倒さずともその時になったら逃げればいいんじゃないか?」

 

「ダメだ、俺がやる……というよりも今から備えられるのは俺しかいない、恐らくその時に俺以上に準備しているサイヤ人にいないだろうし、何より俺の故郷だ」

 

「随分確信を持った言葉だな、まさか未来が見えるとか?」

 

「最悪を想定してるだけだ」

 

 

 俺の言葉にルサーべはしわ寄せた顔になり、悩み始めた。

 ちょっと待ってくれと言われて彼が家に入っていくのを見届けた、それから数分、扉が開いてルサーべが現れた。

 

 腰に二本のサーベルを差し、頭にターバン、服装はシャツに半ズボンと海賊のような出で立ちだ。

 

 

「…………私はこれでも龍族、ナメックの選ばれし者…………お前の言葉と目、その思いに嘘がないということが分かる、そして誇大妄想でも偽善でもない、起こりうる事実として分かる…………稽古をつけよう、サッファを倒すためでなく、お前がやりたいことを出来るようにな」

 

「ありがとうルサーべ、本当にありがとう…………所で龍族ってのは?」

 

「ん? ナメック星人の種類といえばいいか、戦いに適した戦闘タイプ、創造に長けた龍族、どちらでもない者、というのがナメック星人にはあるんだ、私のような龍族は数が少ない、その数が少ない龍族の更に突然変異である私のような者はもう二度と生まれないだろうな」

 

 

 …………嘘だろ、ルサーべ龍族なのかよ……勝手にずっと戦闘タイプだと思ってたぜ、思ってるより弱いかも……ってのは希望的観測すぎるかも知れねぇな、素人目に見て強いって分かるんだ、鍛え方が尋常じゃないぜ。

 

 

「さぁいつ始める?」

 

「今すぐにでも」

 

「分かった、付いてこい、いい場所がある」

 

 

 そういうルサーべの背中を追いかけて俺は空へと飛び立った。

 

 

 龍族でありながら戦いに身を投じるナメックの戦士、ルサーべ、色々と俺にとって都合が良い方向に進んでいる気がする、こう言うのは大体後になってから揺り戻しが来る…………頑張ろう俺、打倒フリーザ、守ろう惑星ベジータは今から始まるぞ。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

気怠き女のサイヤ人(作者:イゴマル)(原作:ドラゴンボール)

一匹狼で宇宙を駆けてきた賞金稼ぎの女サイヤ人、リューベ。長年の稼業に長い休暇を求めた彼女だったが、安息の日々を送る星として探し当てた星は数多の危機が待ち受ける、安息とは程遠い運命の中にある星であった。▼ 本来存在すらしなかった筈の女戦士は、知る事も見る事も無かった戦いへと、不本意のまま巻き込まれて行くのだった。▼※文章の書き方については模索中です。


総合評価:298/評価:8.33/連載:4話/更新日時:2026年07月31日(金) 02:23 小説情報

地球人と魔族の混血はサイヤ人を超えたい(作者:抹茶好きの紅茶)(原作:ドラゴンボール)

 魔族の血を引いた地球人である転生オリ主が強さを追い求める話。


総合評価:438/評価:8.18/連載:12話/更新日時:2026年07月05日(日) 21:32 小説情報

剣士ヤジロベー(作者:茶しば)(原作:ドラゴンボール)

初登場時は強キャラ感があったヤジロベーがドラゴンボールのパワーインフレに着いていく話。刀を持っている以外はほぼ別キャラです。▼とりあえずピッコロ大魔王編。▼ドラゴンボール超までは書きたい。


総合評価:46/評価:-.--/連載:3話/更新日時:2026年08月05日(水) 12:00 小説情報

転生ナメック星人、地球へ(作者:一般通過ナメック星人)(原作:ドラゴンボール)

▼これはスラッグがフリーザと戦闘になってしまった世界線。▼もしもピッコロ大魔王と同じ様に、スラッグがタマゴを吐き出していたら。▼尚、タマゴの中身は転生者とする。▼


総合評価:756/評価:7.48/連載:6話/更新日時:2026年04月16日(木) 20:22 小説情報

ストマック家への婿入り、だが俺はそれを断固拒否した(作者:妄想オタ)(原作:仮面ライダーガヴ)

ストマック家との政略結婚?愛のない結婚なら断固拒否してやる!


総合評価:10/評価:-.--/連載:1話/更新日時:2026年08月07日(金) 21:54 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>