予約投稿を使ってみました。
最後に予約投稿時間に関するアンケートあるので答えてくれたら嬉しいです。とりあえず今回は22時で。
今回は新たなショタが登場!
それにしてもOPめちゃくちゃかっこいいですね、三桁回は見返しました。
私はjo0jiさんのファンな事もあり、聞く度に興奮が止まりません。
「王途川12席、これをよろしくお願いします!」
「はい、確かに受け取りました。ありがとうございます」
「おい王途川ァ! 明日は朝から総員剣術指導入ってるからなァ!! 気合い入れろよォ!!!」
「え、あ、はい!!」
「王途川、今日の夕餉の場所はこの地図に記してある」
「あー、ありがと藍染! ごめんけど今日仕事多すぎて遅れるかも!」
私はついに霊術院を卒業し、晴れて鬼道衆、護廷十三隊共に仲間入りとなった。
にしても忙しすぎて過労で倒れそう…。私が隊長になったら真っ先に業務改善しますわ!!後鬼道衆と兼任なんてするんじゃなかった…。一応七番隊の業務は若干減らしてくれているとは言え流石席官。一般隊士とは仕事量が全くと言っていいほど違う。
しかし、それらデメリットに対してメリットは山程ある。鬼道衆では、護廷にのみ属するよりも多く、先輩方から鬼道を学べる機会がある。何より任務でも鬼道を使う事が多いから実戦経験も積める。
流石に禁術等はまだ教えてくれないようだが、恐らく偉くなれば教えてくれる…ハズ!
護廷の方では、任務よりも書類仕事が多かった。
そして、やはり膂力がないというのは思った以上に刀の扱いに関して不利な点であり、私自身単体での任務ではなく鬼道での後方サポートが多かった。剣術指導でも真っ先に私が目を付けられてシバかれるので辛い…(泣)
藍染との仲は護廷十三隊に入隊してからも続いた。それに、なんなら以前より仲良くなっている気がする。その証拠にこの激務でも週に1回は会ってるぞ…
…まぁこれらを踏まえて今後、やることは3つだ。
1つ目は、副隊長になる事
夢のシロちゃん♡攻略RTAにはあまり必要ないが…完全に自分の欲望と、家の方針である。
お父様からは隊長格になるべく護廷十三隊に送り出されているので、なれなかったら家で立場がない。私は商才に長けている訳でも、駆け引きに長けている訳でも無いので、次期当主の座が危うくなってくる。
それに、隊長になればより多くの原作メンバーとつるむ事も可能になるので、ファンとしてはあんなこともこんなことも出来る、夢のような立場なのだ。
あと個人的に業務改善したい…現世の知識活かしたい所だらけである。そろそろ頭おかしくなるんじゃないか、こんなに毎日馬車馬の如く働かせられて。異世界転生で業務改善とか聞いた事ねぇな。
隊長の就任要件は、隊首試験に合格か、複数の隊長からの推薦(具体的には六名の隊長からの推薦を受けた上、残る七名のうち三名以上にそれを承認されること)。または、隊員200人以上の立ち合いの下、現隊長を決闘で倒す
のうち1つを満たせば良いが、隊の任務内容上戦闘能力の高さが求められる。
隊長になるには卍解は必須なのだが、卍解したところで今の隊長席には空きがない。その為、藍染の企てを利用する流れになる。
現隊長の愛川羅武が原作開始110年前の魂魄消失事件にて藍染に仮面の軍団にされ、魂世界から追い出されれば順当に昇格することが出来る。
このルートを狙うので、暫定的な目標は七番隊副隊長への昇格だ。
2つ目に、シロちゃんを狙いに現世に行く事だ。
と言っても、護廷十三隊を抜けるのはかなり難しい。
元々、「護廷十三隊は高尚な組織である」という中央四十六室の建前上、隊士本人の意思で隊を離れること(つまり脱退)は認められていない。
その為、私は現世での虚討伐で死んだ事にする。自分の霊圧を完全に消失させれば、尸魂界側も霊圧を感知出来ず死亡判定を出す。
実家と護廷には罪悪感があるが、今回はそれ利用させて頂き、10年位現世に雲隠れしてシロちゃんが無事死んだら、私も何故か生き返ったという体で護廷へ綺麗に復帰させて頂く。
3つ目は、卍解の習得だ。
これはあまり優先順位は高くない。何故なら今は平子達が虚化させられる魂魄消失事件までかなり時間があり、すぐに卍解を習得する必要がないからだ。
まぁ隊長になるためには必須とは言え、まず私は始解を使いこなせるようにしなければならない。霊術院時代に成功したものの、全く自分のモノに出来ていないのだ。
今日はそんな始解訓練の為にも、流魂街での虚討伐の任務が割り当てられている。
————————
「ゥオオオオッッ」
「ガアァッ」
今回虚が発生した場所付近の近隣住民を避難させた私は早速奴らの目前に立つ。
私の霊圧に反応した虚達は即座に戦闘態勢に移行し、咆哮を上げながら突進してくる。
「こいつが今回の虚達だね、うーん、それぞれの個体が強力な上に数が多いねぇ」
私は突進してくる奴らを躱しつつ、キョロキョロと見渡す。辺りには強さこそ無いものの、かなりの数の虚がいる。これは私の斬魄刀が活躍しまくりだろう。
彼女の戦いたくてウズウズしている気持ちがひしひしと伝わってくる。待ってね、今解放してあげるから。
「よぉし、行くよっ——
私が水滸伝を天に掲げると私の霊圧が水滸伝に一気に集まり、空中に紫色の稲妻が走ると同時に周囲に27人の屈強な英雄がそれぞれ得物を手にし現れる。
水滸伝は、27人の自立思考型英雄を霊圧で作り出す事が出来る斬魄刀である。
身長、得意不得意はバラバラで、みんな顔は白い布で被っており、強さは私の霊圧に左右される。傷を負えば私の霊圧で回復し、死んでも暫く時間が経てば復活するという優れものだ。
一人一人に莫大な霊力をつぎ込む必要がある為、霊力消費が激しいというデメリットはあるものの、私一人で1つの小さな軍隊を作ることが出来る。膂力の無さからあまり直接勝負に持ち込みたくない私にとっては、鬼道での後方支援に徹する事が出来るのでかなり都合が良い。
あ、あと、後ろから応援してるだけで戦いが終わってしまうのも一応デメリットとは言える、かも?
「みんながんばれー」
私は損傷した英雄への霊力補給をしつつ、後方から応援に徹する。
——ガサリ
「キェェェェェェーーっっ!!」
背後から音がしたと同時に、虚が襲いかかってくる。
英雄達が1匹取り逃したのだろうか、気づいた彼等が私を助けようと向かってくるが恐らく間に合わない。
「破道の七十三、双蓮蒼火墜」
詠唱破棄ながらも莫大な霊圧により強化された蒼い爆炎が虚に直撃する。
「…グァ…ァア」
「うーん、でもやっぱり完全詠唱の方が威力でるね」
「ッガァァッ!」
「もう1匹か、——縛道の六十一、六杖光牢!!」
虚をすかさず縛道で捕獲し、その隙に確実に刃を虚の元に添える。と同時に、突然、大きな霊圧を感じた。
「これは…巨大虚?いや、大虚くらいかな…?」
霊圧の大きさに、少し冷や汗が出る。実践でこのレベルの相手と対峙した事は初めてだった。
「ガァァァァッッ!!!」
「まぁいいや、やってみたい事があるからさ、実験台になってくれるかな」
「——滲み出す混濁の紋章」
やってみた事はある、その度に失敗して暴発していた。
「不遜なる狂気の器」
鬼道衆副鬼道長にアドバイスを貰いに行ったら、恐らく霊力を詠唱に御しきれず失敗しているのだろうと。
「沸き上がり、否定し、痺れ、瞬き、眠りを妨げる、爬行する鉄の王女、絶えず自壊する泥の人形、結合せよ、反発せよ、地に満ち己の無力を知れ」
私の両手に霊力を集めていく。
「——破道の九十、黒棺!!!」
成功するかと思われたその瞬間、私の体は暴発した己の霊子て包まれた。
「いててて…うそーん、これ成功する流れじゃないの? まぁいいか、気を取り直して——破道の六十三、雷吼炮!!」
両手から雷電を帯びた光線が放出され、こちらに振り被ろうとする右腕を穿ち、弾き飛ばす。
「行けー! 水滸伝! 今だーーっ!!」
応援を飛ばすと、27人のうち数人が地面を蹴って大虚に突撃していく。
「縛道の四、這縄!」
左腕を縛道で捕縛し、彼らが狙いやすいようにする。
「お! 槍使いの英雄くんが今回大活躍だよ、もう戦いが終わっちゃった。うん、今回でだいぶ皆への霊力供給上手くなった気がするよ」
今回の成功に満足気に頷きながら、私はある事を思い出す。
「そういえば藍染との約束って何時だったっけ……? やべ、もう帰らなきゃ」
——————————
「うーん、始解の修練度は上がっていると思うけど、私の直接戦闘能力が落ちている気がする…」
本日の護廷の仕事は終わり、食事処にて。私は藍染と共に湯豆腐を食べていた。
「なら今度一緒に鍛錬でもするかい? とは言え、宇田川はそのままでもいいと思うよ」
「そのまま?」
「うん、私から見ていて君は援助能力が高い。それを活かして、鬼道を使いながら水滸伝にて後方支援する方向に努力した方がいいと思うよ。斬魄刀が直接攻撃系でなくて良かったね」
「それは私もよく思うよぉ」
ホント、黒崎一護みたいなでかい剣とかじゃなくて良かった…
なるほどなぁ、と私は思う。
私の膂力は私がいくら成長しようが殆ど変わらず。その為刀も碌に振り回せない。
今私がこの莫大な霊圧を持ってして12席という立場にいるのはそんな理由からだ。私個人に戦闘能力が殆どないのである。
鬼道が爆裂に出来るとは言えアレはあくまでサポートとして存在するものだしね。
そう考えると藍染の提案も頷ける。もちろん訓練を怠るつもりはないが、もう成長しないものとして見捨て、代わりに上昇値が高い物を成長させるのも1つの手だろう。
しかし…
「刀で戦う事にも浪漫を感じてたのに…! くっ…」
「ははは、諦める事だね」
藍染は湯豆腐を口に運びながら慰めの言葉を口にする。
ぐぬぬ、鰤世界転生も一筋縄では行かない、という事ですか…。
「そういえば王途川」
藍染は思い立ったように懐に手を伸ばし、1つ箱を取り出す。
「えっ、なにこれ」
「開けてみて。こういうのも、たまにはいいかなと」
私は藍染の言葉に促され、箱を開けてみると
「え、すご、綺麗な髪飾りだ!」
髪を結わえる為の物ではなく、装飾としての髪飾りであった。銀が基調となっており、七番隊の隊花である紫色の菖蒲の花が、ガラスで再現されている。
「藍染、ありがとっ! 毎日付けて大切にするね」
「そうして貰えると私も嬉しいよ。君は長めの黒髪でいつも横に1つ結びにしていたから、これが似合うかなと思ったんだ」
藍染ってこういう人の心とかあるんですね…なんだかジーンときてしまいました。雛森桃が惚れるのも分かりますわ。
私は早速髪飾りをつける。おお、自分でも中々似合っている重みを感じるぞ…!
「ど、どうかな」
「うん、いいと思うよ」
前言撤回、人の心なんてものはなかった。相変わらずの顔で反応薄いな、もうちょい褒めてくれてもいいでしょ!私女の子なんだからさ。
そうしてその後も色々な会話をした。どこだか全く分からない地方の訛りで話す部下の話、靴下に穴が空くのを未然に防ぐ鬼道の話、最近出来た霊術院の飛び級制度の話、等
「「ご馳走様でした」」
「ここの湯豆腐美味しいね、私の部下がよくここで藍染の事見かけるって話してたけど本当なんだなぁーって」
「そんなに通っていたつもりはなかったけど…目撃情報として出回るのは少し恥ずかしいものがあるね」
「ふふふ、まー、いいんじゃない?」
私は手を挙げて店員に声をかけお会計を済ませる。
「いいのかい?」
「まぁ、私の方が一応立場上だしね。へへん、奢りたきゃ私より立場上になって出直しな!」
「……感謝の気持ちが台無しだよ」
そう言うと藍染は残念そうに私を見た。ちょ、そんな顔しないでよぉ!ホントに私が惨めな子みたいじゃないですか…
————————————
鰤の世界で五大貴族とは、尸魂界を政治や制度の面から支え、王室や世界の秩序を守る役割を担っている。
その為、定期的に五大貴族間での貴族会があり、今後の尸魂界の行く末や各家のパワーバランスの調整、現状報告等をするのだ。
「リサは外で待ってなさい」
「はい、お父様」
お父様は、将来当主になる時の為に、と私を今回貴族会に連れてきてくれたのだが、如何せん次期当主であろうと本会議の場には入れない。
そこで私は会議がおわるまで、暇を潰すためにこの屋敷の中を探検することにした。貴族会の会場は毎度持ち回りで、今日は朽木家である為めちゃくちゃ広い。これが志波家だと探検の面白みがないんですよね。
「ふんふふ〜ん、ふふ〜んふん〜って、あれ?」
遠くに見えるのは黒髪の美少女。風で髪の毛がよく靡いてこれまた名画のようだ。
私は気配を消して、瞬歩で背後に回る。
「君、名前は?」
「っ!!! ななな、誰だ貴様は!!」
「誰か? って、名前が知りたいなら先ず自分が名乗るべきじゃないの?」
「……確かに、そうだな」
美少女は私に改めて向き直り、こほんと咳払いをする。
「私は白哉、朽木白哉だ」
「えっ、朽木副隊長の、お子さんだったの!?」
私は軽く頭がパニック状態になる。
えっ、こんなに美少女で? これがほんとに朽木白哉なの!? あの硬派イケメンの、子供時代が、この子??
「……どうした、私は名乗ったぞ。貴様も名乗るべきであろう」
「そうだったね、私は王途川リサだよ」
「王途川……? あぁ、葬式屋の」
「なっ! 違う違う! 葬式屋……でも一応あるんだけど、もっと他の言い方あるでしょー! 」
葬式屋という言い方も間違ってはいない。尸魂界で人が死んだ時、大抵はそのまま埋葬するが貴族達は違う。私達王途川家が正式な手順を踏んで、尸魂界の土地に還れるようにするのだ。にしても葬式屋か…。
そういった面もあり、王途川家はあまり表には出てこなかった。そのお陰で変な認知をされている事も少なくは無い。
「いい? 王途川家はれっきとした五大貴族の一員なの。君まだ跡継ぎ教育受けていないでしょう、尸魂界の歴史を学びなさい」
「くっ……」
「負けず嫌いだなぁ……」
残念だが、私のショタセンサーは彼には反応を示さなかった。男の子というより美少女感が強いので、そのせいがあるのかな?
「ほう、白哉坊に王途川の娘とは、中々意外な組み合わせじゃのう」
気づかなかった。声をかけられるまで、音はおろか気配すら察知する事が出来なかった。こんな芸当が出来、この喋り方なのは——
「四楓院隊長、お久しぶりです。にしても、何故ここへ? 今は貴族会のはずじゃあ……」
「あんなの息が詰まって仕方がないから抜けてきたんじゃ」
それでいいのか四楓院家。だが恐らく四楓院家の別の人間が上手く対応しているのだろう、その証拠に四楓院隊長を追いかける者も呼び戻そうとする者は誰も来ない。
「そういえば、そなたは王途川家の次期当主らしいの」
「っは……?」
「その通りです。それにしても何時そのお話を?」
「先程お主の父親が話しておったわ、自分の後継には娘を据えるつもりだ何だとな。もちろん儂は支持するぞ、今の貴族会は男が多くてむさ苦しいからな。女子が増えるのは大賛成じゃ」
「あ、ありがとうございます!! 四楓院隊長!」
「なに、礼には及ばぬ。問題は綱彌代家じゃが……全く。これまでのパワーバランス通りにいかなくなるとでも予想してるんじゃろ、反発しておる」
「王途川家は元々裏で業務を行うのが多かった事に加え、私のように、これ以上護廷入りした五大貴族当主が増えてしまうと勢力均等が危ぶまれますしね」
「だが志波家とそなたの朽木家は特に反対しとらんかったぞ、むしろ志波家は支持派だ」
「わ、私を置いて話を進めるなァーっっ!!」
私と四楓院隊長の会話に、朽木少年がはぁはぁと息を切らしたように割って入ってきた。
「そもそもっ、キサマっ、次期当主なんていうそんな偉い立場だったのか!? 何故私にそうだと言わない! これでは私が無礼者になるだろう!」
「必要ないからね」
「必要ないからじゃろうな」
「そして、猫みたいなキサマっ! 気配を消して近づいてくるなァっ! 驚くだろうが!」
「はは、気付かぬ方が悪かろうて」
「ぐぬぬ……キサマっ!!」
四楓院隊長、貴方の気配を察知できる死神なんてめちゃくちゃ少ないんですから、その理論だと殆ど皆悪くなってしまいますよ。
「では、儂は戻る。お主ら仲良くするんじゃよ」
「はーい」
「誰が仲良くっ……!」
そう言うと四楓院隊長は私も追えないような速度の瞬歩で会議に戻っていってしまった。さすが瞬神ですね。
「じゃあ、私達は暇つぶしでもしますか。ほら、あそこに鶯がいるよ、一句詠もうよ」
「……ふん」
私のショタセンサーに朽木少年が引っかからなかったのは影のない元気少年だからだろうか、そういえば今のところ引っかかっているのは霊術院ver.藍染のみで、彼は何だかんだ不遇な少年時代を送っていた。
朽木少年に不遇な少年時代を送らせるべく計画を立てるか……? いや、彼は物語の最重要人物だ。何かあっては物語が変わりかねないからやめておこう。
皆様お気に入り登録ありがとうございます。
こ、こんな駄文を…?という気持ちもありますが、正直お気に入り登録数と閲覧数が増える度、ニヤニヤが止まりません。
次回、ついにシロちゃん登場! デュエルスタンバイ!
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