早くバトルが書きたいのにー(。-_-。)
「揃っているか?」
エスデス隊長が入ってきた。そりゃ遅刻すりゃあなたの拷問フルコースが待ってるんだから集まってますよ。
あの後、クロメは何事もなかったかのようにお菓子を食べながら俺と一緒にイェーガーズの他のメンバーが集まるのを待った。最後のDr.が来てから5分後にエスデス隊長が来て現在に至る。
「はい!エスデス隊長!で、今日はどんな悪を滅しに行くんですか?」
セリューがやたら元気のいい声で返事をする。昨日の顔合わせから判断するに俺とランの次に常識人だ。Dr.に依存しきっている感がいなめないが…。あぁ、一番の常識人はボルスさんか。第一印象は最悪だったけど。
「そう急かすな。今日は賊の討伐というわけではない。セリュー、お前ナイトレイドから奪取した帝具があるそうだな。」
「あ、はい。鋏型の帝具なんですけど、適合者がいない状態で…」
「このままでは大臣に回収されてしまう。それは惜しい。なのでイェーガーズの初仕事は帝具使いとなり得る人材の確保だ。」
「具体的にはどうするんですか?手当たり次第では流石に無理があるのでは?」
と、ボルスさん。本当にマスクさえなければ普通の人なのに…
「あぁ、だから私主催の都民武芸試合を開催し、私自らが帝具使いを見極める。しばらくはその準備がお前たちの仕事だ。」
「なんか、結構普通の公務員みたいなこともするんですね。特殊警察っていうからもっと殺伐としてるもんかと……」
「ふっ、安心しろ。帝具使いが見つかったらすぐにそうなるさ」
「そうすか……」
「では、早速準備に取り掛かる。キビキビ働いてもらうぞ。お前たち!」
「「「「「「了解!」」」」」」
最初の仕事が新しい仲間探しになるとはなぁ。
……これ以上変な奴は仲間にならないでくれよ…俺はもうお腹いっぱいだぞ……。
ケイの襲撃から2週間。どうやら追手もこないようなので俺はまた、帝都の視察を行っていた。そして今はラバの貸本屋の地下で姐さんとラバとの三人で休憩中。
「やー、ここは落ち着くねぇ。ザ・秘密基地って感じでさぁー。」
「姐さん、くつろぎすぎ……」
昼間っから酒飲んで……とても暗殺者とは思えねぇ。
「それでタツミ、帝都の様子はどうだった?」
ラバが訪ねてくる。
「別に特に変わった様子はなかったな。あぁ、でも今は俺たちを狩るために組織されたっていうイェーガーズの話で持ちきりだったぜ。」
「エスデスが組織したあれかぁ。全員帝具使いだもんなぁ。ホントに厄介だなぁ。帝国側も動き出したって感じ」
「しかも隊長がエスデスだもんなぁ。勝てる気がしねぇよ」
「弱気になるなよラバ。私たち全員でかかれば怖くない、怖くない!」
「エスデスってそんなに強いのか?まだイマイチピンときてないんだが。」
強いったって所詮一人の人間なんだし、アカメを中心にみんなでかかれば……。
「お前なぁ、この前戦ったケイのこともう忘れたのかよ。あいつの力量はまだ測りきれてないからなんとも言えないけど、エスデスはアイツと同等かそれ以上だぞ。」
「うぇえ!マジで……!」
そういえばマインがそんなこと言ってたっけ?でも信じられねぇ。ケイと同じなんて……
「気になるならその目で見てくれば?ほれ」
ラバがチラシを渡してくる。
「なんじゃこりゃ、『エスデス主催・都民武芸大会』?」
「賞金も出るみたいだし、上手くやれば故郷の仕送り増えるんじゃね?」
「うーん、じゃあ出てみようかなぁ」
エスデスをこの目で見てみたいし。
「お、なになに?出んの?じゃあ応援しに行くしかないなぁ〜」
「いいよ、別に」
姐さん、酔ってるな?ずいぶんご機嫌だ。
「じゃあエントリーしてこいよ。締め切り今日までだから。」
「おう、じゃあ行ってくる。」
ついでに腕試しにもなりそうだ。気合い入れていきますか!
「ふぅ。ギリギリだったー」
俺がエントリー会場に行った時、すでにもう片付けを始めていた。滑り込みセーフだ。
「試合は明後日。俺の出番は……お、大トリか。緊張するな…」
などと配られたパンフレットを見たので前から来る人に気づかなかった。
「おぶ!」
『わぶ!』
正面衝突。まぁスピードは出てなかったので二人とも怪我はない。
「あぁ、すみません。ボーッとしてて。」
『いやいや、こちらこそ。ん?そのパンフレット…君、武芸大会に出るの?』
「ええ、まぁ。あなたも参加者ですか?」
『んーん、僕は運営する方。……ふぅん、確かに強そうだ。弱点らしき弱点があまりない。強いて言うならメンタルかな?』
「?あの…」
『あぁ、ゴメンゴメン。じゃあ頑張ってね。見かけたら応援するからさ。』
「あ、ありがとうございます…」
……なんか変な人だったな。なんというか、全体的に嘘っぽいというかなんというか…
「おっと、もうこんな時間。早く帰って夕飯の仕込み、手伝わなきゃ。」
でないとまた肉しか出てこないからな………。
『ただいまーケイ君。お菓子ちょーだい!』
「……ここは君の部屋じゃないんだけどな、ミソギ君」
僕のプライベートがドンドン侵害されていく。殺してやろうか。
『ケチくさい事言うなよ。友達だろ?ほら、買ってきたエロ本一緒に読もうよー、猥談しようよー』
「……君は気取らない主義なんだね。遠慮しとくよ。僕は性欲には程遠いんだ。」
『えぇー嘘だぁー、ケイ君僕と同い年でしょ?性欲じゃないなら何欲ならあるんだよ。あ、もしかしてムッツリ?やだー、やーらしー!』
「……殺欲、もとい殺意かな。今も湧き上がってるよ」
『まぁ、いいや。じゃあ僕だけ楽しんじゃおー』
聞けよ。と、そこに乱入者が。
「ムナカタ!今日ケーキ貰ったんだけど一緒に食べない?」
……クロメちゃん。なんと間の悪い。
「ん?誰?」
『僕?僕はミソギ。ケイ君の彼氏でーす!』
「え、ええ‼︎」
おい。本当に殺すぞ。ていうか、クロメちゃんは何騙されてんの。
『なんてね、冗談だよ。ケイ君の友達、ミソギでーす。よろしく仲良くして下さい!』
「び…びっくりした。ムナカタ、Dr.系の人かと思っちゃった…」
勘弁して下さい。
『で?、君は?ケイ君の彼女?』
「ふえぇ!ち、違うよ!そんなんじゃ……まだ…」
「暗殺部隊の同期、クロメちゃんだ。僕の数少ない友達の一人だよ」
『へぇ、可愛いね。どうぞよろしく』
「こ、こちらこそ、よろしく」
…また、変な交友関係が出来てしまったな。休みがドンドンなくなる。
『さて、じゃあお邪魔しても悪いし僕は帰るね。ケイ君また明日ー』
「あぁ、また明日」
「……変わった人だね」
人のこと言えないでしょ、君。
「で、なんだっけ?あぁ、ケーキ。じゃあ頂こうかな。待ってて、今、お茶淹れてくる」
「はーい、じゃあケーキ出しとくね」
ええと、紅茶はどこだっけな。えーと……あ、あった。全く今日は訪問客が多い日だ。
「お待たせ。ん?クロメちゃん?」
ケーキを放ったらかしにして何かを見てる。雑誌か?………………!!
「む、ムナカタ…これ………」
アイツ……妙にあっさり帰ると思ったら…例の本を置いていきやがった…。
「クロメちゃん?それは僕のじゃなくて……」
「ムナカタもこういうの興味あるんだね。そうだよね、男の子だもんね………でも、大丈夫!私こんなんでケイ君のこと嫌いになったりしないから!むしろ……ケイ君が望むなら……いいよ…」
………何がでしょう?クロメさん?
話は進まないのにクロメちゃんの変態性は進んで行く……もう引き返せない(・_・;