※プロの基準に合わせて再計測。高校時代の数値がそのまま引き継がれるわけではなく、一部の能力は「プロレベルで測り直すと発展途上」という扱いで下方修正されている
打撃
弾道:3
ミート:A
パワー:C
走力:C
肩力:A
守備:C
投球
球速:158km/h
コントロール:C
スタミナ:B
球種:直球・カーブ(実戦レベル)/ スプリット・チェンジアップ・スライダー(発展途上)
龍崎颯太の進路は、ドラフト解禁のかなり前から実質的に一本化されていた。
投打ともに完成度を高めた颯太に対する評価は、複数球団のスカウト陣の間で「文句なしの一位候補」でほぼ一致しており、その状況は秋のドラフト会議当日まで揺らぐことはなかった。
ドラフト会議、颯太の名前は満場一致で最初の一位指名として読み上げられた。競合した球団は複数に上ったが、交渉権を引き当てたのは、長年低迷を続けてきたセ・リーグの古豪・六甲ブレーブスだった。
六甲ブレーブスは、かつて日本一の経験を持つ伝統球団でありながら、颯太の入団前の数年間はBクラスに沈む年が続いていた球団である。黄色と黒の縦縞のユニフォーム、応援団が響かせる球団歌、ジェット風船が舞う独特の応援演出――そのすべてにおいて熱狂的なファン層を抱えながらも、「勝てない伝統球団」という不名誉なイメージが定着しつつあった時期だった。地元紙は交渉権獲得を報じる紙面で、「低迷する古豪に、待望のドラフト一位」という見出しを掲げている。
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なんJ実況スレ(ドラフト会議・六甲ブレーブス交渉権獲得)より
1: 名無しさん@実況
六甲、龍崎の交渉権引き当てたか
9: 名無しさん@実況
あそこ最近ずっとBクラスやったもんな
ワンチャン救世主か
15: 名無しさん@実況
高校時代の実績見たら一位競合するのも当然すぎるわ
春夏連覇+日本代表優勝MVPとか化け物すぎる
22: 名無しさん@実況
六甲、これで何年ぶりのAクラス期待できるんや
30: 名無しさん@実況
交渉権引き当てた瞬間の球団関係者の顔、完全に安堵しとったな
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滋賀県野洲市出身の颯太にとって、六甲ブレーブスは物心ついた頃から馴染みのある球団だった。テレビ中継で目にする黄色と黒の縦縞は、少年時代の颯太にとって特別な存在感を放っていたと、後年の本人のインタビューでも語られている。交渉権が確定した直後の入団会見で、颯太はまずその点に触れた。
「小さい頃からずっとこのユニフォーム見て育ってきたんで、それを自分が着られるんは、素直に嬉しいっすね」
関西地区の球団に、関西出身の選手が入団する――ある意味では自然な巡り合わせではあったが、それが単なる地元凱旋という以上の重みを持っていたのは、颯太自身の口から語られたこの一言があったからだった。憧れの球団への入団という事実に対して、颯太らしからぬ、素直で控えめな言葉が並んだことに、会見場の記者たちはやや意外そうな反応を見せたという。
だが、颯太の会見はそこで終わらなかった。しばらくの沈黙のあと、颯太は続けてこう言い放っている。
「ただ、憧れとか懐かしさだけで終わるつもりはないっすから。ずっと勝ってないチームなんは知ってます。それを変えるんが、俺の仕事やと思ってます」
そしてお決まりの一言が続いた。
「打つのも抑えるのも、俺一人でどうにかできる自信はあります。プロやからって、それが変わるとは思ってないんで」
憧れと謙虚さを見せた直後に、いつもの颯太らしい強気な発言で締める――この緩急のある会見は、翌日のスポーツ紙一面を飾ることになった。
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なんJ実況スレ(龍崎颯太・入団会見)より
1: 名無しさん@実況
龍崎の入団会見、まず「憧れのユニフォーム着れて嬉しい」からの
12: 名無しさん@実況
そこから「勝ってないチーム変えるのが俺の仕事」に繋げるの草
緩急エグすぎる
20: 名無しさん@実況
「打つのも抑えるのも俺一人でどうにかできる」
高校の時と同じテンションで草生えるわ
27: 名無しさん@実況
地元球団に地元出身の一位指名選手とか
これもう地元民歓喜案件やろ
34: 名無しさん@実況
六甲ファン、この会見だけでもう期待値爆上がりしとるやろな
41: 名無しさん@実況
プロ相手にどこまで通用するか楽しみやわ
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シーズン開幕を前にしたキャンプ・オープン戦で、颯太は早々にプロという舞台の厳しさを実感することになる。打撃面では、持ち前のミート技術の高さで初打席から結果を残す一方、打球の飛距離は高校時代と比べて明らかに物足りないものだった。高校まで長年使い慣れてきた金属バットから、プロ規格の木製バットへの転向は、颯太にとって想像以上に大きな壁だった。芯で捉えた感触自体は変わらないのに、打球の伸びだけがまるで違う――その現実に、颯太自身が誰よりも戸惑っていたという。オープン戦を通じて、颯太のヒット数は上位打者に匹敵する数字を残していたが、本塁打はほとんど記録されていない。担当の打撃コーチは、「木のバットになった分、高校の時みたいな本塁打の数はもう期待せん方がええ。まずは体そのものを、プロの規格に作り直すところからやな」と評したと記録されている。この助言を受け、颯太はシーズン中を通じてウエイトトレーニングに割く時間を大幅に増やし、まずは体づくりからやり直すという方針を自ら受け入れている。
投球面でも、プロの厳しさは容赦なく突きつけられた。コースに投げ分けること自体はある程度できており、致命的な制球難というわけではなかったが、変化球そのものの「キレ」がまるでプロレベルに届いていなかった。スライダー・スプリット・チェンジアップ、いずれもコースには収まっているのに曲がり幅や落差がプロの目には見え見えで、オープン戦のベテラン打者たちには早々に狙い球を絞られ、待たれた球を的確に捉えられる場面が続いた。担当の投手コーチは、「コースは悪くない。ただ、その変化球、高校では空振り取れとったかもしれんけど、プロは平気で見送って狙い撃ちしてくるからな」とコメントを残している。頼れる球種は、球威で押し切れる直球と、辛うじて通用する程度のカーブのみという、高校一年目を思わせる粗削りな状態に逆戻りしていた。
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なんJ実況スレ(六甲ブレーブス・キャンプ情報)より
1: 名無しさん@実況
龍崎、オープン戦でヒットは量産しとるけど長打がほぼ無いらしいな
9: 名無しさん@実況
高校の時のホームラン量産はどこ行ったんや
16: 名無しさん@実況
投げる方も変化球、大人相手には普通に見切られとるらしいで
コースは悪ないんやけどキレがまだ足りんのかな
23: 名無しさん@実況
まあ高校時代の実績があってもプロはこんなもんやろ
最初から完成されすぎてても逆に怖いわ
30: 名無しさん@実況
打つ方はミートだけは通用しとるのが救いやな
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四月、リーグ開幕。颯太は開幕から一軍のスタメンに名を連ねた。打者としては、開幕戦から初安打を記録すると、以降も持ち前のミート技術で確実にヒットを積み重ねていった。四月終了時点での打率はリーグ上位に位置する水準に達しており、新人選手としては異例の滑り出しとなっている。一方で本塁打数は伸び悩み、「打率は驚異的だが長打が出ない新人」という評価が、この時期のメディアの間で徐々に固まりつつあった。
投手としては、開幕から一軍のローテーションに名を連ねた。打者としても即スタメンに定着していたことから、登板日以外は指名打者として出場し、投げない日も打席に立ち続けるという、まさに二刀流そのものの起用法が球団によって早々に採用されている。高校時代と同じように、颯太は自主練習の量を大幅に増やし、ブルペンでの投球一球ごとに変化球の曲がり幅とキレを記録するという、あの冬に培った習慣をこの時期から再開している。担当コーチによれば、この時期の颯太は「変化球の精度を、プロの基準でもう一度作り直す」という方針を自ら口にしていたという。
颯太自身は投手としてこうした試行錯誤の渦中にありながらも、六甲ブレーブスというチーム全体は開幕から数年ぶりとなる好スタートを切っていた。颯太の高打率、そして他の主力選手の復調が重なり、四月終了時点でチームは首位に近い位置につけている。地元紙はこの好調ぶりを「颯太効果」の一言で片付けることには慎重な姿勢を見せつつも、「新人一人の存在がチーム全体の空気を変えつつある」という趣旨の分析記事を掲載している。
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なんJ実況スレ(六甲ブレーブス・開幕好調)より
1: 名無しさん@実況
六甲、開幕から調子ええやん
何年ぶりや、これ
10: 名無しさん@実況
龍崎の打率がえぐいことになっとるな
新人でこの数字は普通におかしい
17: 名無しさん@実況
その代わりホームランほぼ無いという
アベレージヒッターに完全に振り切っとるな
24: 名無しさん@実況
投げる方は一軍でもう普通に投げとるけど、変化球が狙い撃ちされまくっとるらしいで
コースはええのにキレが足りんのがプロの怖いとこやな
31: 名無しさん@実況
高校の時と同じで、また着弾点記録しながらブルペン投げ込んどるらしいな
このストイックさは変わらんのか
38: 名無しさん@実況
チームの好調が龍崎効果かどうかは分からんけど
とりあえず今の六甲は久々に見てて楽しいわ
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一方、パ・リーグでは博多サンダーズが開幕から独走態勢を築きつつあった。資金力と選手層の厚さを背景にリーグ屈指の常勝軍団として知られる同球団には、この年、颯太と中学・高校時代を共に過ごしたバッテリー相手・榊原航も入団していた。航は開幕こそ二軍スタートだったものの、夏場にかけて一軍に定着し、若手捕手として着実に経験を積み始めている。この時点で颯太と航が公式戦で相まみえる機会はまだなく、両者の動向はそれぞれ別々の紙面で報じられるにとどまっていた。
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なんJ実況スレ(パ・リーグ序盤戦・博多サンダーズ独走)より
1: 名無しさん@実況
博多、今年も強いな
独走態勢入っとるわ
8: 名無しさん@実況
榊原も夏場から一軍定着してきたらしいで
15: 名無しさん@実況
龍崎と榊原、同期でそれぞれ別リーグの主力候補になっとるとか
高校時代からの縁、プロでも続いとるんやな
22: 名無しさん@実況
セ・パ違うから当分直接対決は無さそうやけど
いつか見てみたいわ
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シーズン中盤に差し掛かる頃、打撃コーチとの面談の中で、颯太のパワー不足という課題が正式に言語化されることになった。担当コーチは、「ミートの技術だけならリーグ屈指。ただ、それだけでは超一流にはなれへん。長打力を上げる練習を、今のうちから並行してやっていく必要がある」と颯太に直接伝えたという。この面談を機に、颯太はウエイトトレーニングの時間を大幅に増やし、打撃フォームについても、これまでのミート重視のスイングに、パワーを乗せる要素を加える調整に取り組み始めている。
投手としても、シーズン中盤に一つの転機が訪れた。一軍の実戦で変化球を狙い撃ちされ続ける展開が続いたことをきっかけに、颯太は「勘で投げるのはもう卒業する」という高校二年目の冬に自ら口にした言葉を、担当コーチの前で改めて繰り返したという。以降、ブルペンでの投げ込み量はさらに増加し、変化球の曲がり幅とキレを数値で管理する取り組みが本格化。夏場にかけてスライダーのキレには明確な改善の兆しが見え始めていた。
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なんJ実況スレ(龍崎颯太・シーズン中盤の課題)より
1: 名無しさん@実況
龍崎、打撃コーチにパワー不足はっきり指摘されたらしいな
8: 名無しさん@実況
まあオープン戦の時点でみんな薄々気づいてたけどな
15: 名無しさん@実況
ウエイトの時間増やしとるらしいで
高校二年目のパワーアップの時と同じ流れやん
22: 名無しさん@実況
投げる方もスライダーのキレに改善の兆しあるらしいな
29: 名無しさん@実況
一軍昇格もそう遠くなさそうやな
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夏を過ぎ、シーズンが終盤に差し掛かる頃、颯太の打撃成績はリーグ屈指の水準を維持し続けていた。打率はリーグの首位打者争いに絡む位置につけており、新人選手としては球団史上でも例のない好成績となっている。ただし本塁打数は一桁台にとどまっており、「打率だけならリーグトップ級、しかし長打はまだこれから」という評価は、シーズンを通じて大きく変わることはなかった。
投手としても、シーズン終盤に向けて明確な進化の兆しが見え始めていた。ブルペンでの地道な記録と修正の積み重ねが実を結び、スライダーの曲がり幅とキレはワンランク上のレベルに引き上げられ、一軍の打者相手にも通用する場面が着実に増えていった。防御率はシーズンを通じてなお発展途上の数字にとどまったが、被本塁打・被長打の数はシーズン後半にかけて明確に減少している。「まだ荒削りだが、確実に形になりつつある」というのが、シーズン終盤時点での投手・颯太に対する担当コーチの総評だった。
チーム全体としても、六甲ブレーブスは終盤までAクラス圏内での戦いを維持し、最終的にリーグ3位でシーズンを終えている。長年Bクラスが定位置となっていた球団にとって、これは久方ぶりのAクラス入りであり、地元紙はこの結果を一面で大きく報じた。見出しには「六甲、待望のAクラス復帰」の文字が躍り、記事の中では颯太の存在が「チームの空気を変えた最大の要因」として位置づけられている。
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なんJ実況スレ(セ・リーグ最終順位・六甲ブレーブスAクラス入り)より
1: 名無しさん@実況
六甲、3位でシーズン終了か
何年ぶりのAクラスや、これ
9: 名無しさん@実況
龍崎の新人年でいきなりこれは出来すぎやろ
16: 名無しさん@実況
打率は新人ながらリーグ屈指、本塁打はまだこれからって感じやったな
23: 名無しさん@実況
投げる方もシーズン後半からちょっとずつ結果出し始めとったし
来年以降が楽しみになってきたわ
30: 名無しさん@実況
「新人一人でチームの空気変えた」って地元紙の見出し、大げさでもないと思うわ
37: 名無しさん@実況
万年Bクラスがこれで変わっていくんかもな
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Aクラス3位という結果を受け、六甲ブレーブスは数年ぶりとなるクライマックスシリーズ・ファーストステージへの進出を決めた。ファーストステージはレギュラーシーズン2位球団の本拠地で行われる3試合制で、アドバンテージなく先に2勝したチームがファイナルステージへ進出する方式である。六甲にとっては完全アウェーの戦いとなった。ファンにとっては待ちわびた「10月の野球」であり、敵地にもかかわらず六甲からも多くのファンが駆けつけたと当時の球団関係者は振り返っている。
颯太は第1戦に先発登板し、緊張感の残る立ち上がりを見せながらも要所を締める投球で試合をまとめ、アウェーでの貴重な白星を挙げた。打者としても勝負どころで安打を放ち、シリーズを1勝1敗のタイに持ち込む働きを見せている。続く第2戦は颯太の出番のない試合となったが、相手先発投手の前にチーム打線が沈黙し、僅差で敗戦。シリーズは後がない第3戦へともつれ込んだ。
迎えた第3戦、颯太は打者としてスタメン出場したものの、短期決戦特有の緊迫した展開の中、相手投手陣を前に決定打を欠いた。颯太自身も新人らしい硬さを見せる場面があり、チームは1勝2敗でファーストステージ敗退という結果に終わった。
短期決戦での経験不足は、颯太自身にとっても課題として強く残ったという。ファーストステージ敗退後の取材で、颯太は「レギュラーシーズンとは違う怖さがあった。来年はこの舞台で終わらん」とだけ短く語ったと記録されている。
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なんJ実況スレ(クライマックスシリーズ・六甲ブレーブスファーストステージ敗退)より
1: 名無しさん@実況
六甲、CSファーストステージで散ったか
8: 名無しさん@実況
第1戦は龍崎の力投で取ったんやけどな
14: 名無しさん@実況
第2戦、さすがに短期決戦の怖さ出たな
新人やししゃあないか
20: 名無しさん@実況
それでも何年ぶりかのCS進出できただけで十分すぎる収穫やろ
26: 名無しさん@実況
「来年はこの舞台で終わらん」で草
もう来年の話しとるやん
31: 名無しさん@実況
CSの怖さ知れたんは来年以降にでかいと思うわ
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一方のパ・リーグでは、博多サンダーズがレギュラーシーズンを制した勢いのままクライマックスシリーズ・ファイナルステージも制し、日本シリーズでもセ・リーグのクライマックスシリーズを勝ち抜いた球団を下して日本一に輝いている。榊原航はこの年、レギュラー定着とまではいかなかったものの、若手捕手として着実に一軍での経験を積み、球団内での評価を高めつつあった。颯太と航、それぞれが所属する球団の明暗が対照的な形で描かれたシーズンとなったが、両者の直接対決――日本シリーズでの激突――は、まだ数年先の未来に持ち越されることになる。
シーズン終了後、颯太の一年目の成績は次のようにまとめられている。
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プロ1年目・主要成績まとめ
- 六甲ブレーブス:セ・リーグ3位(数年ぶりのAクラス入り)
- クライマックスシリーズ:ファーストステージ敗退
- 日本シリーズ:博多サンダーズが優勝
颯太個人成績(打者)
- 出場:141試合
- 打率:.326(リーグ2位、新人としては球団史上最高)
- 本塁打:9
- 打点:57
- 長打率:.451
- 課題:金属バットから木製バットへの適応、パワー不足を補うための体づくりが継続課題
颯太個人成績(投手)
- 登板:22試合(すべて先発)
- 投球回:132回
- 防御率:3.58
- 勝敗:11勝8敗
- 奪三振:148
- 四球:49
- 課題:制球自体は大崩れしなかったが、変化球のキレがプロレベルに届かず、シーズン序盤は狙い撃ちされる場面が目立った。シーズン後半にかけてスライダーのキレに改善の兆し
主要タイトル
- 新人王を満場一致で獲得。投打二部門でこれだけの数字を同時に残した新人は球団史上はもちろん、リーグ史上でも例がなく、選考は早々に大勢が決していたと選考委員の一人が後年明かしている
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シーズン終了後に発表された新人王には、颯太の名前が満場一致で選出されている。打者としてリーグ屈指の打率を残し、投手としても二桁勝利を記録するという、投打両部門でこれだけの数字を同時に打ち立てた新人はプロ野球史上でも類を見なかった。選考委員の一人は後年、「他の候補と比較する段階にすらならなかった。満場一致というのはこういう時のための言葉や」と振り返っている。
シーズンオフに入って間もない頃、球団の納会で颯太が短く語った言葉が、当時の球団広報の記録として残っている。
「打つ方はまだ半人前、投げる方はもっと半人前。来年は、両方ちゃんと一人前にする」
高校時代から一貫している「有言実行のビッグマウス」らしい発言だったが、この年の颯太にとって、それは決して虚勢ではなかった。プロという舞台で初めて味わった「圧倒できない」感覚――木製バットへの適応とパワー不足という打者としての壁、そして変化球のキレがまるで通用しないという投手としての洗礼――は、颯太自身にとって、中学・高校時代とは質の異なる、新しい種類の挫折だった。
だが、その挫折への向き合い方だけは、これまでと何一つ変わっていなかった。敗戦や課題に直面するたびに練習量を増やし、数値で自らを管理し、着実に穴を埋めていく――その姿勢は、野洲中央中学校の練習日誌にも、淡海学院の指導記録にも、繰り返し記されてきたものと同じだった。
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なんJ実況スレ(龍崎颯太・プロ1年目総括)より
1: 名無しさん@実況
龍崎の1年目、まとめるとどうやったんや
8: 名無しさん@実況
打率はリーグトップ級、パワー不足が課題
投げる方は変化球のキレがまだ発展途上
チームは何年ぶりかのAクラス、って感じやな
15: 名無しさん@実況
新人王満場一致とか、これは来年以降どうなってまうんや
22: 名無しさん@実況
「打つ方も投げる方もまだ半人前」で草
1年目からこれだけの数字残しといて半人前て
29: 名無しさん@実況
高校の時からずっと「敗戦→練習量増やす」の繰り返しやからな
このメンタリティはほんまにブレへんわ
36: 名無しさん@実況
博多は優勝、六甲はAクラスで着実に前進
榊原も一軍に食い込んできとるし、二人とも順調な滑り出しやな
43: 名無しさん@実況
来年、龍崎がパワーと変化球のキレ両方仕上げてきたらどうなるんや
考えただけでわくわくするわ
50: 名無しさん@実況
プロの壁にぶつかった1年目、来年どう化けるか楽しみすぎる
――――――――――
こうして、龍崎颯太のプロ1年目のシーズンは幕を閉じた。高校三年間で積み上げてきたすべての栄光を土台にしながらも、プロの舞台は颯太に対して、初めて「圧倒できない現実」を突きつけた一年だった。打率という武器を早々に手にした一方で、木製バットへの適応とパワー不足という新たな課題、そして変化球のキレというプロの厳しさに苦しんだこの一年は、しかし同時に、六甲ブレーブスという長年低迷を続けてきた古豪に、久方ぶりの光をもたらす一年でもあった。
「打つ方も投げる方も、両方ちゃんと一人前にする」――颯太が納会の場で残したこの言葉は、後の球団史を振り返る記事の中で、彼の黄金期の起点として、たびたび引用されることになる。
(第五章 了)
データ野球・育成の名門
プロ野球12球団紹介(架空球団設定)
《セ・リーグ》
- 六甲ブレーブス(颯太所属):黄色×黒の縦縞ユニフォーム。本拠地は六甲山麓の「六甲園球場」。過去に日本一経験はあるが長年低迷しBクラス常連だった古豪。颯太入団の年からAクラス復帰
- 東京インペリアルズ:本拠地は都心の大型屋内球場「帝都ドーム」。リーグ最多優勝を誇る名門・金満球団。常にリーグの盟主的存在
- 横浜トライトンズ:本拠地はみなとみらい地区の臨海球場「トライトンパーク」。若手中心の新興勢力、下位〜中位を行き来
- 名古屋シャチホコズ:本拠地は屋内球場「金鯱ドーム」。堅守型、投手力重視のチームカラー
- 広島クリムゾンズ:本拠地は赤基調のスタジアム「クリムゾンフィールド広島」。地元密着・生え抜き重視の育成型球団
- 藍空スカイラークス:本拠地は都内の球場「藍空球場」。機動力野球、中位が定位置
《パ・リーグ》
- 博多サンダーズ(榊原航所属):本拠地は大型ドーム「博多サンダードーム」。資金力豊富な最強軍団、リーグ屈指の常勝チーム
- 千葉オーシャンズ:本拠地は幕張の海沿い球場「オーシャンパーク幕張」。独自路線・下剋上が持ち味の中堅球団
- 所沢グリズリーズ:本拠地は緑豊かな球場「フォレストスタジアム所沢」。育成型・黄金期の記憶を持つ古豪
- 仙台コンドルズ:本拠地は「コンドルスタジアム仙台」。東北初のリーグ優勝経験を持つ新興勢力
- 大阪ジャガーズ:本拠地は屋内球場「浪速ジャガードーム」。関西のもう一方の雄。六甲ブレーブスとは交流戦で毎年注目される関西対決
- 北海道グレイシャーズ:本拠地は「グレイシャードーム北海道」。