バイトやらテストやら再試やらで忙しくて、まったく書く事が出来ませんでした。ただの言い訳です。すいません…………
これからの投稿スピードもどうなるかわからないですが、なるべく早くかけるように努力したいと思います。
前回、春と凪が買い物に行く約束をしたのですがその話は後ほど番外編などを作って書こうと思います。
あと、11話から18話までオリジナルの話を書いてたわけですが、やっと原作に戻ります。
ただし、大分時間は飛んでいて、楽の記憶喪失などよりあとの話となっています。
話の中で大分時間が進んでいるので。
ある日のバイトの日の事。それは突然起こった。
「……春、小咲さん。今日一段と少なくないっすか?」
「最近そうなの。真向かいに新しいケーキ屋さんができちゃって」
「お客さん取られた、ってお母さんカンカンに怒ってるんだよ」
せっかくのバイトの日でしかも春と小咲さんと3人一緒に入ってる珍しい日なのに、店には人が入ってこない。嬉しいような悲しいような感じだ。
「何のんきな事言ってるのよ、二人とも。これは戦争なのよ?うちの目の前にケーキ屋をたてるなんていい度胸してるじゃない」
店の奥から小野寺さんがズカズカと歩いてくる。その顔を軽く怒りに満ちているような顔だった。
「3人とも来な。どんな奴がいるのか面を拝んでやる」
「えぇ!?いいんですかそれ?」
「そうだよ。こういう時お母さん絶対揉めるんだから」
「大丈夫大丈夫。ちょっと様子見るだけだから」
俺と春が店の方へと歩く小野寺さんを止めようとするが全く止まる事はなく店の扉を開けた。
「たのもー!」
「あ…………ども」
「「「え?」」」
そこにはなぜかケーキを持ってこちらを向いている一条先輩が。俺と春と小咲さんの考えがシンクロした瞬間だった。
なんで先輩(一条君)がここにいるの?と。
「先輩、あなたもしかして……俺たちの事を裏切ったんですか?」
「違う!誤解させるような事を言うな、凪!これは……」
事情説明中。どうやら一条先輩の組の一人が念願叶ってケーキ屋を開く事が出来たらしい。けれど、開店直後は人手が足りなくて困っているというので一条先輩が手伝ってる。そのケーキ屋というのがうちの店の真向かいだったと。
「という経緯があるので、決してお母さんの敵になろうとしたわけではないので」
話しを聞いている限り一条先輩に悪い事はひとつもない。だけどこれは俺の見解だ。小野寺さんからしたらそんなのはどうでもいい。敵になったのは変わらない。
「………帰るよ、三人とも」
「え……でも」
小野寺さんは店を出ようとした瞬間、一条先輩の方へ向いて中指を立てて睨んだ。その形相はこう言ってるように見えた。
『二度とうちの敷居をまたぐんじゃねぇ!!』
そうして俺たちは店を出た。
「で、小野寺さんはどこに?」
「なんか変装してケーキ屋に行っちゃった…………大福持って」
…………あの人何を考えてるんだ?風以上に何を考えてるのかわからない。
「ねぇ、凪。一条先輩に対抗して凪がどうにかする事できないの?」
「そう言われても……俺あの人並みに料理できないし」
「だよね………」
「まぁ、真向かいにこの店がある事を知ってるんだ。一条先輩ならきっとこっちに人が来るようになんとかしてくれるかもしれない」
「うわっ、人に頼ろうとしてる凪。なんかすごいダサいよ」
「………春、お前はそんな酷い奴だったのか?俺に対してダサいなんて」
喧嘩して仲直りして以来、春は俺に遠慮というものがなくなり、俺との距離が近くなった気がした。なんというか男子と会話してるような感じだ。春は女子だけど。
「だって……ねぇ、お姉ちゃん?」
「うん。まぁ、一条君の力を本当にすごいのは知ってるんだけど……こういう状況の時は男の子にどうにかしてほしいって思っちゃうかな?」
「でしょ?私も協力するから、凪も何か考えてよ」
そんなこと言われても困るんだけど。やる前から負けを認めてたら意味ないから頑張るけど。
「まぁ、なんにせよ明日になって様子を見てみるか」
次の日
うちの店、人一人来ない。
ケーキ屋、とんでもない行列。
「これ、どうしろっていうの?」
「なんか一条君が作った新作ケーキがすごい売れちゃってるみたいで」
「なんであの人本格的にうちの店の敵になってるんですか」
こんなの勝ち目あるわけないでしょ。
「あのガキやってくれるわね。こうなりゃうちも黙ってないわよ!小咲、春!」
「「え!?」」
「あんた達はこれ着て接客!凪も一緒にいてあげなさい!中はうちに任せなさい」
そう言って小野寺さんが出して服はいつもの服より生地が少ない服だった。
「こ、これ着て接客するの!?」
「そうよ。いいからさっさと着替えて行って来なさい!」
「うぅ……はい」
怒った小野寺さん、すごい怖いな。春と小咲さんが萎縮してるよ。俺じゃ耐えられないよ。
「き、着替えてきたよ」
着替えてきた二人はミニスカートにへそだしの服といういつもの数倍は大胆な服装にチェンジした。こんな姿の二人を見れる俺。こんなことを言うのは悪いが言わせてもらう。小野寺さん、ありがとうございます!
「じ、じっと見ないでよ、凪」
「うん。流石にこれは恥ずかしいから」
「す、すいません……でも」
二人ともすごくかわいい。何て事を言う勇気は俺には出なかった
「ちなみにこれで売り上げ落ちたらさらに服の生地減らすからね」
鬼だ!ここに実の娘2人に横暴をする鬼がいる!!
「さぁ、いってらっしゃい!凪は二人に色目つく人から守るボディガードよ!」
「わ、わかりました」
小野寺さんのあまりのやる気に断るわけにもいかなく俺たち3人は外に出て接客をする事に。
「ど……どうぞ見ていって下さ〜い」
「な、夏の新作和菓子で〜す」
恥ずかしながらも必死にチラシ配りを頑張る二人。やばい。今の状況をものすごいほどカメラに収めたい。くそー、こんな時に舞妓先輩がいてくれたら……
「お、小野寺どうしたんだよその格好?」
「……わっ!一条君!?」
そんな格好でチラシを配ってる二人を見に来たのか、ケーキ屋から一条先輩が出てきた。まぁ、あの二人はいいとして
「よ、良かったら……どうぞ」
苦手なはずの男性の人にもチラシを配る春。
「春、男性が苦手なら無茶しなくてもいいんだぞ?俺や小咲さんに任せてお前は女性客中心に配れば」
「ありがと。でも大丈夫だから」
「まぁ春がいいならそれでいいけど」
「………そ、そんなに私の事が心配なら…………凪が私のそばにいて?そしたら私頑張るから!」
暑いせいか頬が赤くなってる&上目遣いでそんな事頼んでくる春。そんなの……断れるわけがない!!!
「わ、わかった……」
「ホント!?ありがとう凪!」
まぁ、春の元気が出たならそれでいいだろ。なんかすごい勢いでチラシ配ってるし。
「…………いいな〜、春」
次の日
あれだけチラシ配りをしたというのにうちは全く客が入って来ず、向こうは大盛況。
「で、何をしたんですか一条先輩」
理由を聞くために一条先輩に電話をすると、焦ったような感じで出てきた。
『違うんだ!俺はただ昨日のケーキと違う新作の洋風のケーキを作ったらなんかバカみたいに売れて……』
言い訳するならもうちょっとマシな事をして欲しいのだけど。
「あなたのせいで小咲さんと春が大変な目に合うんですけど」
『大変な事?』
「…………明日から二人が水着で客引きです」
『何イイィィィィィ!!!???』
電話越しに叫び声が聞こえてくる。すごい耳が痛い……てかうるさい。
『み、水着……小野寺の水着』
「……今みたいとか思ったでしょ」
『お、思ってねえよ!!』
絶対思ったぞこの人。嘘が下手だな、一条先輩は。
「とにかくあなたのせいなんですからなんとかしてください」
『そんな事言われても……………いや、凪。小野寺に代わってくれ。一つ思いついた事がある』
あれから一条先輩がレシピを考えてそれを俺と春が手伝い、小咲さんの神がかった成形をした和菓子が予想以上の盛況ぶりで、ケーキ屋もこっちも前よりお客さんが増えて持ち直した。小野寺さんはそれについて、拗ねていたけど。
「一件落着だな」
「そうだね〜。凪もここ数日間お疲れ様。はいこれ、飲み物ね」
「サンキュー」
春から飲み物をもらいそれを飲んで一息つく。
「小咲さんは?」
「お姉ちゃんならお母さんの機嫌とりに行ったよ。一条先輩に助けてもらったのすごい拗ねてるみたい」
「あはは……小野寺さんらしいや」
今頃、誰があんな奴が作ったものを!!とか言ってるんだろな。
「………ねぇ、凪は将来何をしたいとか決まってる?」
「将来?うーん…………なにも決まってないかな?どうして?」
「ううん、なんでもない。聞いてみただけ!」
「ならいいけど……」
(一条先輩の手伝いとはいえ、凪と一緒に和菓子作るの楽しかったな………もし、凪が将来の夢が決まってないなら)
「私と一緒に……ずっと働けたら……」
「なんか言ったか?」
「………なんでもないよ!私達もお母さんの機嫌直すの手伝いに行こっ!」
「お、おう」
春の奴……ずっと一緒に働けたらいいって…………どうゆうことだ?俺にはよくわかんないぞ。
どうでしたか?
久しぶりすぎてなまってる気しかしません……ご了承下さい。
感想と訂正があればお待ちしております。