## 黄金の狂宴、潜伏する『K』の執着
「あはは! 見てよ拓哉、この金の台、回りがめちゃくちゃ良いじゃん! ボクの直感が『今日はいける』って言ってるよ!」
超巨大なパチンコ店の1階フロア、大音量のジャラジャラとした音の渦の中で、ハツカが中性的な顔をこれ以上ないほど輝かせてレバーを握りしめていました。
実は、この黄金の迷宮には、私たち呪術師本部だけでなく『K』の勢力も中にいる状態でした。彼らもブラックナンバーを嵌めるための作戦を各自で練るため、そして3日目の夜のイベントに備えるため、みんなバラバラになって遊んでいる最中だったのです。
味方寄りとして私たちの宿泊施設に協力してくれていたハツカや奏(かなで)も、今は『K』の組織側として動いていました。ですが、作戦会議でのシリアスな空気はどこへやら、ハツカや、のあ、拓哉の3人は実はパチンコが大好きで、完全に夢中になっている状態でした。
「あぁ、いいですね……! この台に吸い込まれていく金の札束、そして激しい光の点滅……! 脳が、脳がゾクゾクして溶けてしまいそうです……っ!」
女性幹部ののあが、顔を真っ赤にして変態的な吐息を漏らしながら、筐体にへばりついています。
「おいおいのあ、玉の飛び方がお前の呪力の鎖みたいにねじ曲がってんぞ! 俺のこの熱い情熱の右打ちを見てろ、一気に大当たりを引き込んでやるぜ!」
熱い男系の男である拓哉(たくや)も、額に汗を浮かべながら狂ったようにボタンを連打していました。ハツカはそんな二人を横目に「うるさいなぁ、ボクの台の確変の波が逃げちゃうじゃん」と冷たい目を送りながらも、自分の台から目が離せません。
「……ハァ。皆さんがそこまで熱狂する理由が、僕にはどうしても理解しかねるのですが」
その3人の後ろで、ただ一人冷めた視線を送っていたのは、強さに固執する男、奏(かなで)でした。
彼はこの射幸心の塊のような空間にあまり乗り気では無い様子で、腕を組んで突っ立っています。しかし、隣の台でドル箱を積み上げ始めたハツカが、ニヤニヤと妖しい笑みを浮かべながら彼を振り返りました。
「何言ってるのさ奏! 7年に1度の金の祭りだよ? ほら、この札束使っていいから、奏もあっちの台で大人しく打ってなよ。ボクのおすすめだからさ!」
「ハツカ……。いえ、僕は結構です。……あ、おい、袖を引っ張らないでください」
みんなに、特にハツカが、しつこく勧めてくるため、奏は「本当に時間の無駄です」と丁寧な敬語で拒みつつも、最終的には渋々パチンコ台の前に座らされてやる羽目になっていました。
「……なるほど、これが一将のアクア先輩たちが狂う下界の娯楽ですか。……ふむ、呪力の『起こり』に似た、不規則な確率のうねり……少しだけ、興味深いですね」
嫌々始めたはずの奏でしたが、強さへの固執ゆえの超分析思考を発揮し始め、冷徹な瞳で画面の演出をじっと凝視し始めていました。
そんなKの主要メンバーたちのコミカルなサボり(見回り)のすぐ近く。
私——あかね(まい)と、喋れない相棒(ヒロイン枠)のたくまの天秤は、あかり先輩やほのかちゃん、太一たち同期グループと一緒に、そこら中に散らばる札束を拾いながら、別の金の台を打っていました。
お互いに『見回り』という名目のもと、偶然すれ違えば一触即発の4大勢力。
一面が金で埋め尽くされた超巨大な城の中で、全員が欲と熱気に身を焦がしながら、3日目の夜の血みどろの争奪戦『ゴールデンポットは誰の手に?』に向けた、嵐の前の静かな(そして騒がしい)時間が、ジャラジャラと音を立てて過ぎていくのでした。
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Kの勢力の動き(ハツカ、奏もK側としてバラバラに遊んでいる)、ハツカ・のあ・拓哉のパチンコ狂いっぷり、乗り気ではない奏へのハツカによるしつこいお勧め、そして奏が渋々パチンコを始める様子までを、1文字の先走りもなく完璧に濃厚な話形式で盛り込みました。余計な状況説明の文は一切排除しております。
銀座の黄金パチンコ店での1日目が賑やかにスタートしています!
ここから始まる黄金の城での遭遇戦やパチンコ風景、次にどのようなご指示をくださいますか? 次の展開について教えてください!