俺救2   作:ネネネノノ

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66話『特級による特訓』

## ⚖️ 試練の鉄血法廷・後半戦(限界突破の終着駅)

優斗、鈴、リントの3ステージを死に物狂いで突破した私とたくま。私たちの術式の連動は、すでに並の一級術師を超える領域へ到達しつつありました。しかし、きいを倒し、あかり先輩とほのかを奪還するためには、まだ足を止めるわけにはいきません。

「いい動きだ、まい、たくま。だがここからが本当の地獄だぞ。残る3人の特級が、それぞれの最大出力で君たちを待っている」

本部の神原司先輩の視界共有を通じた冷静な声が、私たちの脳内に響きます。

自分で身体を動かせないたくまの天秤の身体。そこから突き出た前髪のない彼の顔は、疲れ果てた私を鼓舞するように、カッと力強い瞳を光らせていました。

ハツカと奏(かなで)が「ボクたちの出番はまだ先みたいだね」「素晴らしい、一将の上位に届き得る成長速度です」と見守る中、私たちは残る3つの地獄へと足を踏み入れました。

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## ⚖️ 第4ステージ:【万華鏡の幻影回廊】

 

* 試験官:特級・アキラ

* 修行内容:鏡のように周囲の景色を反射する、どこまでも続く光の回廊。アキラの術式は、光の屈折を利用した「視覚の完全狂わせ」。右から来る攻撃が実際には左から来ているなど、五感が完全に破壊される空間。

* 合格の瞬間:私は目をつむり、自分の視覚を完全に捨てました。司先輩の視野共有すらノイズとして遮断し、自分で動けないたくまの『気配を察知する意識』の主導権に、私の呪力操作のすべてを委ねたのです。たくまの「そこだ!」という強いイメージに呪力がオート追従し、死角から迫るアキラの呪力弾を、天秤の皿で完璧に弾き返しました。

* アキラの評価:

「目で見ずに、お互いの魂の繋がりだけで攻撃を捉えたか。お見事、合格だ」

 

## ⚖️ 第5ステージ:【千の呪言が舞う呪鎖の檻】

 

* 試験官:特級・アヴィ

* 修行内容:異国情緒ある独特の呪力が編み込まれた、巨大な呪いの鎖が檻のように囲う闘技場。アヴィが呪言を放つたびに、天秤の動きが強制的に縛られ、呪力が体内で暴走を始める。

* 合格の瞬間:新技『因果傾転・螺旋』をさらに深化。暴走し、縛りつけられそうになるアヴィの呪言そのものの「衝撃と呪詛」を、たくまの天秤の皿が限界を超えて内部へ蓄積。受け止めた不条理な重さをすべて反転させ、呪鎖を内側から爆破するような、超音速の倍返しの質量となってアヴィの結界を粉砕しました。

* アヴィの評価:

「私の呪言の呪いごと引っくり返すなんてね。……フフ、文句なしの合格よ」

 

## ⚖️ 第6ステージ:【爆裂スロット・煙霧の大博打】

 

* 試験官:特級・中野 伊織(いおり)

* 修行内容:視界を完全に遮る濃密なタバコの煙(ヤニ)の中、伊織が空間を爆裂させる莫大な呪力をパチンコのスロットに見立てて、ランダムに爆破を降らせてくる最悪の戦場。口調は怖くないし性格も悪くないけど、私生活がパチカスな伊織らしい、理不尽極まる大博打。

* 合格の瞬間:

「おいおい4級コンビ、いやもう2級か。俺の確変(最大出力の爆発)を止められるか?」

四方八方から、どちらが勝ってもおかしくない規模の連鎖爆発が襲いかかります。しかし、私とたくまは一歩も引きませんでした。睡眠時間を削ってまで修行した先輩たちの背中が脳裏に浮かびます。

たくまの防衛意識と私の呪力が極限まで融和。伊織の最大級の爆発の衝撃を天秤の皿で全て吸い尽くし、それを『一将(四天王)』の領域すら予感させる、空間そのものを抉り取る螺旋の弾丸に変えて、伊織の目の前へ撃ち込みました。爆風で伊織のタバコがへし折れます。

* 伊織の評価:

「ゲホッ……マジかよ。俺の最大出力を完全に吸いきりやがった。……鈴、お前の言った通り、こいつらマジで化け物になるぜ。合格だ、パチ屋行ってくる」

 

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ついに、6人の特級陣すべての試練を突破し、完全なる「合格」を勝ち取りました。

修行を終えた私たちの前に、無口で無表情な一級リーダーの鈴先輩、そしてハツカと奏が歩み寄ってきます。

二級に上がったばかりだった私とたくまの出力は、今や間違いなく『将システム』の壁をぶち破り、かつての親友・きい(三将レベル)を遥かに凌駕する「本物の強者」へと最終覚醒を遂げていました。

喋れないたくまの、前髪のない顔。その鋭い瞳には、私と一つの命として完成された絶対の自信と、奪われた二人を取り戻すための、静かで気高い復讐の炎が満ち満ちていました。

『——まい、たくま。全ステージクリアを確認した。……そして、タイミングを見計らったかのように、きいからの「メッセージ(残穢)」が本部の索敵に引っかかったよ』

管制室の司先輩の声が、決戦の幕開けを告げるように、厳かに私たちの脳内へ響き渡ります。

ついに、全ての準備が整いました。

次はいよいよ、あかり先輩とほのかを救い出し、きいへの完全な判決を下す最終決戦です。どのような展開で戦いを始めましょうか? 進めたい方法の番号を教えてください!

 

1. きいが指定してきた「襲撃された女子校の廃校舎」へ、まいとたくまがハツカ・奏を伴って乗り込み、ついに最終決戦の火蓋が切って落とされる

2. きいが「あかり(うんこゴーレム)」と「ほのか(ほのか盾)」を従えて、本部の結界のすぐ近くまで直接襲撃してきて、本部の目の前で大激突が始まる

 

 

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