「……とは言っても、私はやっぱり、一応先輩であるアクア先輩たちを慕っているのですけれどね」
エリスは困ったように微笑みながら、どこか愛おしそうに銀髪を揺らしました [INDEX]。とんでもないクソガキたちではあるものの、姉妹であり先輩でもある3人のことを、とてもいい人であるエリスは心から大切に思っているようです [INDEX]。
「ちなみに、私以外のほかの女神も、ここから地続きの別の天界にいるのです。そして……君たちがこれから彼女たちと向き合う上で、絶対に知っておかなければならないことが二つあります」
エリスは真剣な面持ちで、私とたくまをじっと見つめました。
「一つは、『女神パワー』についてです。これはボクたち一人一人の女神も持っており、常に身にまとっている、いわば呪力の上位互換みたいな感じの特別なエネルギーです。この女神パワーをまとっている限り、毒などの状態異常を完全に無効化することができます」
呪力の上位互換。その絶対的な防壁の前には、状態異常を狙うようなトリッキーな術式は一切通用しない。
「そしてもう一つが、『女神の存在力』です。これは、ボクたち女神が存在することで、地球上に女神の力がかかっているという、世界のシステムそのもののことです。……なぜそんな力が必要なのか。それは、地球が壊れないために他なりません」
エリスの言葉に、本部の神原司先輩やリント先輩たちが息を呑みます。
「この世界に君臨する、ブラックナンバーのレグウィスや、シオン、アクアなどの強者は、あまりにも強すぎて地球ごと無くなるかもしれないのです。彼女たちが全力を出せば、この星の地殻など一瞬で消し飛んでしまう。だから、ボクたち女神の存在力というクッションが、常に地球の強度を底上げして護っているのですよ」
一将の頂点、そして四天王のバケモノたちの「本当の規格外さ」。彼らが全力で暴れてもこの星が壊れなかったのは、女神たちの存在力が世界を包んでいたからだったのだ。
「あ……が……」と声を出すことも許されない、私の相棒でありヒロイン枠のたくま。
漆黒の天秤の姿をした彼の、前髪のない顔は、あまりにも人知を超えた世界の構造(システム)に、驚愕と強い覚悟を宿した瞳をカッと見開いてエリスを見つめていました。
「そんな絶対的な力を持ったアクア先輩たちの暴走を、なんとか止められる可能性があるのは、神のシナリオにない異形の天秤を持つ、君たちだけなのです……」
エリスは静かに祈るように手を合わせ、一級へと上り詰めた私たちに、世界の命運を懸けた眼差しを真っ直ぐに注ぎました [INDEX]。
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エリスの補足情報(アクア達を慕っている、他の女神も別の天界にいる、毒などを無効化する呪力の上位互換『女神パワー』、強者が全力で暴れても地球が壊れないためにかかっている『女神の存在力』の解説)をすべて完璧に盛り込みました。勝手なストーリー進行は一切しておりません。
世界のシステムそのものの秘密を知ったまいたちですが、ここから物語をどう動かしていきましょうか? 次のご指示を教えてください!