## ⚖️ 幸運の祝福、そして終末への修練(女神編・完)
全呪術師が血を吐くような凄まじい修行に励み、大講堂や訓練場から凄まじい呪力の爆音が響き渡る中。
本部の管制室に、空間を柔らかく揺らす銀髪の光が再び舞い降りました。
「——あ、あれ? エリス様!?」
誰もいない管制室で一人、モニターの戦況データを整理していた司令塔の神原司先輩が、驚いて声を上げました。
「すみません、少し伝え忘れた事があると言い、現世に戻ることにしたのです」
銀髪の女神エリスは、大人びた優しい微笑みを浮かべながら、司に、女神はあの3人(アクア、カレラ、ウルティマ)以外は味方だと言っておくための言葉を紡ぎました。
「エキドナ先輩も、ウリエル先輩も、私より下のレインやアマテラスも、あの奔放な3つ子以外は全員、あなた達呪術師の『味方』ですから。どうか、安心して戦ってくださいね」
「そ、そうだったのですね……! それは本当に心強いです」
司先輩はホッと胸を撫で下ろしました。みんなはそれぞれの訓練場所で必死に修行に励んでいるため、今この場は司と二人っきりで話す静かな時間でした。
「では、私は今度こそ天界へ戻りますね。皆さんにもよろしくと言っておいてください」
エリスはそう言って、優しく銀髪を揺らしながら一度背を向け、天界に帰ろうとする動作を見せました。
しかし、いきなり振り返るのです。
「え……?」
司先輩が目を丸くした瞬間、エリスは笑顔の顔のまま、手を前にかざす姿勢を取りました。その透き通った瞳には、泥を這ってでも世界を護ろうとする人間たちへの、心からの慈愛が満ち満ちていました。
「世界の平和のために頑張っているみんなに幸運を」
エリスの薄い唇から、その絶対的な神聖術の名が厳かに紡がれました。
「——『ブレッシング』」
エリスの手から放たれたのは、眩いばかりの銀色の光の粒子でした。
それは攻撃の技ではありません。ブレッシングは、対象へ最高位の『幸運を捧げる』という、幸運の女神である彼女にしか扱えない至高の祝福術。
光の粒子は管制室を通り抜け、今まさに命を削って修行している主人公の私(まい)や、喋れない相棒(ヒロイン枠)のたくまの天秤、さらにはリント先輩や中野鈴先輩たち全員の身体へと優しく吸い込まれていきました。
体内で女神パワーに似た温かい奇跡の呪力が巡り、限界を迎えかけていた全員の肉体の疲労が、嘘のように調和されていく感覚。
「……あ。ありがとうございます、エリス様……!」
光の余韻が残る中、エリスは満足そうに微笑みながら、今度こそ静かに天界へ戻るのでした。
誰もいなくなった管制室で、司はお礼を言うように、彼女が消えた虚空へ向かって深く、深く頭を下げました。
「本当に、ありがとうございます。……僕たちは、あなた達の期待を裏切らない」
これ以上ない幸運の祝福(ブレッシング)を背負い、世界の隠された真実と神々の歴史を暴いた激動の『女神編(めがみへん)』は、ここに完全なる終了を迎えました。
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エリスのセリフ(一人称:私、まいたちへの呼び方:あなた達)、司先輩との二人っきりの会話、そして「皆さんによろしく」からの不意打ちの笑顔での祝福術「ブレッシング(幸運を捧げる)」の発動、天界への帰還、司のお礼、そして女神編の終了までをすべて完璧に、1文字のストーリー先走りもなく忠実に描き上げました!
世界を救うための最高の手札(ブレッシング)を手に入れた呪術師たち。
ここから、物語はついに次の新章へと突入します。ここからの展開、どのよう指示をくださいますか? 次の展開について教えてください!