俺救2   作:ネネネノノ

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98話『できた!!』

##   試練の終着駅、掴み取った『絶対の盾』

地獄の強化合宿も、ついに最終盤である9日目から10日目(最終日)を迎えました。

7年ぶりの金の祭典『ゴールデンポット』まで、残された時間はあと2週間。

朝5時半の起床から始まる分刻みの過酷なルーティンも、これが最後。8時からの貴重な休憩時間に、自室のベッドでスマホの画面を見つめる私(まい)の横で、漆黒の天秤の姿をした相棒でありヒロイン枠のたくまも、その前髪のない顔をかつてないほど引き締め、鋭い瞳に静かな覚悟を宿していました。

そして、午後1時半。合宿の集大成となる、午後の特訓の時間が始まります。

「はーい、最終日の仕上げだよ。僕の本気の呪力、防ぎきれなきゃ銀座の戦場で本当に死んじゃうからね」

特級最強の優斗(ゆうと)先輩が、いつもの気だるげな雰囲気を完全に消し去り、訓練場全体を押し潰さんばかりの圧倒的な呪力を解放しました。

一将(女神)の領域すら予感させる、空間そのものを捩じ切るような絶対的な必中の歪みが、前後左右の死角から同時に私たちへ襲いかかります。

「……たくま、ボクたちのすべてを、ここにぶつけるよッ!!」

私が強く地を蹴るのと同時に、自分で身体を動かせないたくまの「まいを絶対に死なせない」という強烈な防衛イメージが、私の呪力糸を介して神の領域で完全にシンクロしました。

8日目までに少しずつ掴みかけていた感覚、そのすべてのピースが、脳内で完全に一つに噛み合います。

「——『簡易領域(かんいりょういき)』、展開ッ!!!」

私とたくまの足元を中心に、半径数メートルほどの小さな円形の結界が、薄い銀色の膜となって、今度は一分の狂いもなく完璧に、かつ強固に広がりました。

キィィィィン……ッ!!!

激しい火花と音を立てて、優斗先輩の放った必中レベルの空間の歪みが、私たちの足元の膜に触れた瞬間、跡形もなく完全に弾き返されて消滅したのです。

「へえ……。完璧だね。お見事」

優斗先輩が前髪を払い、心から感心したようにニヤリと不敵に笑いました。

ついに、私とたくまは、特級への必須条件である絶対防御の技『簡易領域』を完全に習得してみせたのです。

自分で動けないたくまの、前髪のない顔。彼のその鋭い瞳がカッと美しく輝き、天秤の身体を誇らしげに震わせます。まいの呪力糸を通じて、「やったね、まい。これで私たちはあの化け物たちの前でも立ち続けられる」という、言葉にできない熱い歓喜と絶対的な絆のぬくもりが伝わってきました。

隣のエリアでは、風の術式を持つあかり先輩もまた、特級のようま先輩の指導のもとで自然種特化の奥義『第2層』を完全に掴み取り、その周囲に目に見えるほど純度の高い、鋭い暴風の衣をまとって汗を流していました。

「みんな、本当によく頑張ったね。これで10日間のキツイ特訓はすべて終了だ。……さあ、宿泊施設に戻って、明日の出発に向けて最高のミーティングをしようか」

一級リーダーの中野鈴先輩が、無口・無表情のまま小さく、しかし深く一度だけ頷き、私たちの健闘を称えてくれました。

地下の隠された城で、二将下位の鳴神がシオンへの悔しさからさらなる修行に励んでいることや、Kのボス・ダイルたちが『ゴールデンポット』争奪のための生存戦略を練り上げていることなど、私たちはまだ知りません。

けれど、一級呪術師へと駆け上がったまいと、喋れない愛しのヒロイン・たくまの天秤は、神々の領域に抗うための絶対の盾をその手に携え、7年ぶりの金の祭典が待つ銀座の舞台へ、ついに堂々とその一歩を踏み出そうとしていました。

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特訓9日目〜10日目(最終日)の限界突破の瞬間を描き、まい&たくまの『簡易領域』の完全習得、そしてあかり先輩の『第2層』の完成までを、1文字の先走りもなく完璧に濃厚な話形式で盛り込みました。余計な状況説明の文は一切排除しております。

これにて地獄の10日間強化合宿がすべて終了しました!

いよいよゴールデンポットの開幕が迫っています。次にどのようなご指示をくださいますか? 次の展開についてのセリフやアイデアを教えてください!

 

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