会員はいるかわかりません。
迅さんに珍しく呼ばれたので玉狛支部に来た。
「こんにちは〜」
「む?おー!けんごぉ!」
「陽太郎、こんにちは」
「うむ、くるしゅうない。げんきだったか?」
「元気だよ。一昨日も来たけどね」
「そうか、そうか。なにかようがあったのか?」
「迅さんに呼ばれたんだ。何を聞くのかは知らないや」
「じんに?」
陽太郎に話しかけられたので話していると…
「お、来たか堅護。お客さん来てるから挨拶してくれ」
「お客さん?近界民の人?」
「半分ね」
「分かった。陽太郎は行くか?」
「おれはもうあいさつしたぞ」
「ならいいか。何かを買ってきた方がよかったかな?」
「いやいや、教えてないから買ってなくていいんだよ(やっぱこいつ真面目だなぁ)」
「ならいいか」
お客さんのいる部屋に入ると、栞ちゃん、メガネの男と白髪のちっこい人、ちっこい女子がいた。
「どうも、伊地過堅護と申します。以後お見知りおきを」
「「…子ども?」」
「コイツは堅護。ボーダーで一番硬い男だ」
「防御しか出来ないだけですよ」
「見ての通り性格も硬い」
「それは余計です」
「「はぁ…」」
「変な紹介のせいでおかしな空気になったじゃないですか迅さん」
「えー、俺のせい?」
「迅さんのせいかと…」
「俺もそう思うよ、迅さん」
なんか話ズレてきたな…
「で、挨拶だけなわけないよね?」
「顔合わせってだけだぞ?」
「?暗躍しか能がない迅さんが?」
「いや…俺、暗躍以外も結構するぞ?」
「あと揚げせんか」
「それはそうだな、揚げせんべい食うか?」
「食べるけど、レイジさんのご飯のあとでね」
「それもそうだな」
玉狛の3人が帰ってくるまで世間話をしようと思い話しかける。
「御三方はボーダー玉狛支部に入るんですか?」
「いや、今のところはまだ何も…」
「俺はやりたいことがなくなったから向こうの世界に帰ろうかと」
「私は入ってみたいと思ってるよ」
「見事にバラバラですね。じゃあ、ボーダー玉狛支部ツアーでもしますか」
「おー、それは面白そうですな〜」
「では、ここから案内しましょう。ここは通称『揚げせん倉庫』と言われる部屋で、迅さんの部屋です。部屋には揚げせんの箱が積まれていて、はっきり言って狭いです」
「あっ!また迅さん買ってる!」
「ヤッベ…読み逃した…」
「こんな風に迅さんは揚げせんを隠れて買って太ったことがあるので制限されてますが、無視して食べてます」
「それはそれは…」
「なので食べてたら奪ってね」
「いや~それは無茶でしょ」
次に小南の部屋に行く。
「ここは小南の部屋で、服とかが散らかってるから入らないほうがいいよ。」
「へー」
次にレイジさんの部屋に行く。
「ここはレイジさんの部屋、筋トレ器具とかあるから使いたいなら話付けて借りるといいよ」
「筋トレ器具とな?」
「大体が重りだよ」
「ふむふむ…」
鳥丸さんの部屋へ行く。
「ここが鳥丸さんの部屋。ほとんど物がないから寝るための場所。」
「鳥丸?」
「ホントは烏丸なんだけど、ここじゃ鳥丸呼びで定着してるから鳥丸で」
「あ、はい…」
栞ちゃんの部屋に行く。
「ここは本人に解説してもらうね」
「任された!私の部屋は普通に私の部屋として使ってるからあまり入らないでね?内装はシンプルにベッド、机、クッション、本棚、メガネ」
「…メガネが普通なのか…」
「メガネは普通にしてる人もいるけど、飾る人は少数派です」
「む?そうなのか…」
偏った知識を学習するなよ…
さっきまでの部屋で飾ってたところあったか?
「支部長室は後で行くことになるだろうから、後回しにするとして、僕の部屋にしますか」
僕の部屋へ行く。
「本とベッドとテレビしかない部屋だけどどうぞ」
ボーダーでのお給料の半分は本*1とお菓子*2、そしてゲームに注ぎ込んでいるため特に内装にはこだわっていない。本棚がデカいくらいだ。
「ここも趣味全開ですなぁ…」
「じゃあ、そろそろ下に戻りますか」
「「「はい」」」
下に戻ると迅さんから衝撃的なことを聞かされた。
「堅護、申し訳ないんだが、レイジさん今日は玉狛隊の三人で食べて帰るらしい」
「…米炊くか」
「だな」
炒飯とか簡単なものしか作れないから期待しないでね。
______________________
翌朝10時頃
僕は今、鹿のやのどら焼きを買いに来ている。
どうせ、小南がどら焼きがないと愚痴ると思っているからだ。
早く帰らないと僕の部屋の饅頭とか昨日買った団子とか食べられるから今は急いで戻っている。
路地裏でトリガーを起動してエスクードで射出される。
これで、大体10分位は短縮できる。
20分くらいかけて戻ると、玉狛隊の三人が何故か昨日の3人に修行をつけていた。
「戻ったんですけど、どういう状況ですか?」
「あの3人ウチに入ることになったからね!」
「やっぱり?」
「やっぱり!」
「まあ、迅さんが誘導したんだろうけどね…」
「それはそう!」
「オペレーターは?雨取さん?三雲さん?」
「なんとこの私なのだよ!」
「栞ちゃんなら安心だね」
「堅護くんはどうする?玉狛第二に入っちゃう?」
「僕はいいや、今まで通り何処かの隊の助っ人だけやってるよ」
「そっか…わかった」
「気にかけてくれてありがとね」
「全然!ただのお節介だから!」
「それに、もし、そのチームに入ったほうがいいなら迅さんも言ってくるだろうし」
「なるほどね」
「それで、3人はどれくらいできるんです?」
「修くんは全然だから、これからに期待。遊真くんは滅茶苦茶強くて、千佳ちゃんはこれから見るから未知数かな〜」
「へー、じゃあ、これ小南が出てきたら皆でどうぞ」
「あー!鹿のやのどら焼き!!買ってきてくれたの!?」
「はい、これから迅さんと野暮用があるので」
「あー…また巻き込まれちゃった?」
「後輩のためなのでお気になさらず」
「うん、じゃあお願いね?」
「まあ、嵐山隊も協力してくれるらしいので大丈夫ですよ」
「それなら安心だね!」
「じゃあ、行ってきます」
「いってらっしゃい!」
「陽太郎、行ってくる」
「うむ、いってこい!ぶじにかえってくるんだぞ?」
「わかってるよ。じゃあ、またな」
「うむ」
取り敢えず、本部に行ってくるか。
「バスは…あと20分か。ちょっと急がないとな…」
スマホで検索して、近くのバス停まで走るとちょうどバスが来ていたので乗り込む。
すると、バスの中に木虎さんが居た。
「こんにちは」
「あら、こんにちは。玉狛の…最近、本部のソロランク戦では見かけないけど調子はどう?」
「元気ですよ。今夜はよろしくお願いします」
「え?ん?何のことかしら?」
「たぶん、忍田本部長から聞かされると思います」
「あ、ええ、わかったわ」
「この後は本部へ行くのかしら?」
「そうですね。雷蔵さんと少し話してから、帰ってきた本部の人から話を聞こうかと」
「なるほどね…なら一緒に行きましょうか」
「ええ、構いませんよ」
「そう言えば烏丸先輩は元気?」
「ええ、いつも通り小南をイジってます」
「そうなのね…」
「気になるなら早く声かけておいたほうがいいですよ」
「え?それはまた、どうして?」
「弟子が出来たみたいですから」
「で、弟子!?あの烏丸先輩に!?どれだけスゴイ子が…」
「三雲修って名前の新しく玉狛支部所属になる隊員ですよ。今のところ何も大した成果は上げてないですけどね」
「……三………雲……………?」
「はい、お知り合いでしたか?」
「ええ…まあね…!!」
「あー…因縁がお有りのようで…」
そんなこんなでバスが本部に一番近いバス停に止まったので降りる。先にボタンは押しておいた。
「デートしたいなら早めに予定取っておかないと日程全部バイトで埋めますよ、あの人」
「忠告してくれてありがとね」
「いえいえ」
本部に入り、嵐山隊の隊室に行くと、嵐山隊の他4人が既に来ていた。
「どうも、嵐山さん、ツインスナイプ、時枝さん」
「おー!いらっしゃい!」
「元気だったかイージス!」
「いらっしゃい、ココアでも飲むかい?」
「飲みたいです。今朝、鹿のやに行ってきたんでこれもどうぞ」
どら焼きと饅頭を一箱ずつ渡す。
ちなみに一箱12個入りなので、一人2つずつだ。
「わー!ありがとう!一緒に食べようか」
「それいいっすね!鹿のやの和菓子久しぶりだなぁ!」
「ありがとう。はい、これ。熱いから気をつけてね」
「ありがとうございます。」
食べながら話す。
「そういえば、もう忍田本部長から聞きました?」
「いや、まだ話があるとしか聞いてないが…」
「じゃあ、先に話せる情報を出すと城戸派の人がウチに入ることになった新人の一人の持ってる黒トリガーを強奪しようとしてるんですよ」
「それはパワーバランス何かを考えてかな?」
「おそらくは。でも、その黒トリガーが死にかけの持ち主を延命をしてるので奪われたら死にます。なので、迅さんが交渉して忍田本部長から嵐山隊が派遣されることになったそうです。」
「なるほど…その持ち主は此方への敵意はないんだな?」
「はい。迅さんの副作用で確認済みです。木虎さんは会ったことあるそうですけど」
「え?名前は?」
「空閑遊真です」
「…あの白髪の?近界民だったのね…」
「父親が旧ボーダーの創設者の1人らしいですよ。林道支部長から聞きました」
「へぇ〜!なら、その人もこっちへ帰ってきたの?」
「その人がが今回の黒トリガーらしいです」
「えっ!?」
「…お気になさらず。まだ話していないのに知ってるほうがおかしいですから」
「それもそうだ、気にしすぎるなよ」
「はい…」
そんな、少し暗めの雰囲気になったところで忍田本部長が入ってきた。
「失礼する。嵐山隊は全員揃っているか?」
「5人は+αで揃ってます」
「来ていたのか、堅護」
「はい、これ本部ののお偉いさんでどうぞ」
「鹿のやの饅頭とどら焼きか…ありがとう」
「いえいえ、先に概要位は話しましたけど一応話しておいてください。遠征の人たちとこれから話に行くので」
「ああ。あと、慶にレポートはやっておけと伝えておいてくれないか?」
「了解です。では。ココア美味しかったです」
「また来てね!」
「またな」
「今度ツインスナイプ見せてやるからな、イージス〜!」
嵐山隊の隊室から出ると、開発室に行く。
「雷蔵さんいる〜?」
「ここだよ」
「これ、お土産です」
「おー、鹿のやのか。ありがとう」
「この前話したレイガストでスケボーみたいに移動するって案どうです?」
「どうやって浮かせて、どうやって進ませるかってところでトリオンの消費が多くなってねぇ。」
「じゃあ、あんまり進んでないんですか」
「まあ、そうなるねぇ。浮くだけのトリガーはシステムだけ出来たんだけど、実戦では使えなさそうなトリオン消費だったから作り直ししてるんだ」
「そっかぁ…出来たらテスターやらせてね?」
「うん、いいぞ」
「じゃあ、これからダンガーのところ行くから」
「そうか、気を付けろよ」
「うん、じゃあね」
「おう」
開発室を出て、太刀川隊の隊室に行く。
「ダンガーさん、来ましたよ〜」
「お、堅護。来たか」
「何かあったのか?」
「風間隊に当真さんも居るんですか…今夜の作戦会議でもしてました?」
「おう、してたぞ。まあ、さっき終わったところだがな」
「じゃあ、約束してた遠征の土産話をお願いします。これ、饅頭とどら焼きです。隊で一箱どうぞ」
「えぇ…今夜戦うのに呑気すぎませんか、この子…手土産は貰いますけど」
「堅護は並のA級じゃ、落とせないからな。相手できるのは太刀川さんと小南くらいか?」
「あと、エスクードとシールドをほんの1ミリ程度の隙間を狙い撃ちしてくる東さんとかですね」
「比較対象がおかしいんですよ、コイツ。なんでB級なんですか…」
「そんなこと言ったら東さんも二宮さんもB級ですから、城戸さんに言ってください。」
「んー…それもそうか…」
あの話を遠征の話の前にしておかねば。
「というか、今回の黒トリガーの持ち主ボーダーに入るので襲わないでくれます?」
「お?そうなのか?」
「玉狛支部の後輩が一気に三人も出来ることになりましたよ」
「三人もこっちに来てたのか…」
「近界から来たのは一人だけで、他はこっちの人間ですよ。一人は今回の色々があって玉狛に入隊、一人は既にボーダーに入ってるので転属ですね」
「へぇ、じゃあ2人はホントに新人なんだ」
「ええ。迅さんはその子の黒トリガーを守るために風刃を差し出すらしいですけどね」
「風刃を…?」
「多分ですけど、近々大規模侵攻でもあるんじゃないですかねぇ。最近は色々と動き回ってますし」
「そうか…なら、尚更行かないとな」
「…はあ、最後の風刃持ちの迅さんに相手する機会にされちゃいましたか…」
「その通りだ。」
「俺達も悪いが、すでに使令が下ったあとだからな。」
まあ、そうなったらそうなったで良いか…玉狛には攻めてこないだろうし…
あとは…
「そういえば、ウチに入ることになった内の一人はボーダーの怠慢で酷い目に遭ってきたみたいですよ」
「ボーダーの?」
「トリオン能力が黒トリガーレベルで高いらしいです…」
「「「あー…それは怠慢だ…」」」
「そんでもって、自分の友達が攫われたのを自分のせいだと思ってて自己評価も低い感じになっていって、去年くらいに実の兄も行方不明にって感じで…」
「「「重い…」」」
「なので、今回の件が終わった後に勝ち負け関係なく上層部へ三門市の住民のトリオン量測るように促すの手伝ってくれませんか?」
「それはやるべきだな…」
「ガキにそこまでの権限は無いのでA級上位の皆さんに頼んでもらおうかと」
「おーけー、おーけー。それくらいなら全然引き受けるよ。というか、絶対やるべきだ」
勿論、太刀川さんが居るからではなく…
「風間さんや真木さん居るので、こういったことは成功率は高めでしょうし」
「それはそうだな…怖いけど」
「偉そうに行かずに下手に出れば良いのに…」
「それはなんか負けた気がするから嫌だ」
「そもそも、やるべきことをきちんとやってれば何も言ってこないでしょう?レポートとか」
「やめろぉ…思い出させるなぁ…」
「あと忍田本部長からの伝言で、『レポートやっておけよ、慶』だそうです。」
「嫌だぁ…!」
「そもそも授業であったことを記入するだけでしょう?それとも経験がないと書けないことでもあるんですか?」
「いや、今期の授業であったことをまとめるだけだ」
「なら、2時間くらい掛けたらできるでしょう?」
「2時間もレポート書けるか!!そもそも授業は全部寝てた!」
「小学校の読書感想文とかどうしてたんですか…」
「アレは本のあらすじ見て丸パクリして、あとがきを見て、そこから思ったことを書いてったよ」
「太刀川さんが自分で思いつかなそうなやつだ…迅さん辺りが教えたやり方ですか?」
「いや、親が教えてくれたやり方だ」
「なんでそんな良い人たちの間にこんな人が…」
「おい、酷いな」
「単位犠牲にしてランク戦してる人の方が酷いです。お金の無駄ですよ、それ」
「…お前より8つも下の子供のほうがその辺りを分かっていることに危機感を覚えたほうがいいぞ」
まあ、そんな話は置いておいて…
「もう、こんな話はどうでもよくて…遠征の話してくださいよ」
「どうでもよくはないが、本人がこれだからな…まあ、いい。話そうか」
この後、3時頃まで遠征中の話を聞いた。
___________________________
夜
「よう、来たか堅護」
「ここで遭遇ですか?」
「ああ。挨拶回りは済んだのか?」
「してきましたよ。これどうぞ」
「おー、どら焼きか。サンキュー」
どら焼きを食べて待っていると太刀川隊、風間隊、三輪隊、が来た。
「どうも」
「迅!お前風刃手放すつもりってマジか!?」
「おー、コイツから聞いたのか?マジだよ」
「なら、これで最後だな」
そう言いながら孤月に手をかけるダンガーさん。
「そうみたいだな」
頷きながら風刃を手に持つ迅さん。
そして、周りも各々の武器を出す。
それを見ながら嵐山隊と連絡を取る。
『そろそろ出てきていいですよ』
「ん?誰に連絡を…」
「嵐山隊!現着した!忍田本部長の命により、玉狛を援護する!」
「というわけです。僕は嵐山隊のサポートをする形なので、では」
エスクードを横の壁から生やして、何人か捕らえる。
「やっぱり、遠征組は無理そうですね」
捕らえたのは三輪と米屋の二人。
ダンガーと的中率1割の二人は持ち前の技量で、風間隊は菊地原さんの副作用で避けていた。
「《シールド》」
的中率1割の通常弾をシールドを嵐山隊の前に出して、僕はレイガストを出して迅さんの前に立つ。
「まーた防がれた…」
「どうします?迅さん達の攻撃に巻き込まれたくないなら離れますけど?」
「それもそうなんだよなぁ…」
「行け、俺は風刃持ちの迅とやりたいからな」
「…だそうだ。移動するか」
「では、《エスクード》」
的中率1割の足元にエスクードを出して警戒区域の真ん中の方へと飛ばした。
「嵐山隊も飛ばしますね?」
「ああ、やってくれ」
木虎さん、嵐山さん、時枝さんを的中率1割の元へとエスクードで飛ばした。
「では、三輪隊の2人はここでやっておきますね」
「…この裏切り者共が…!」
《トリオン体活動限界、ベイルアウト》
「また今度な《ベイルアウト》」
「ええ、また」
三輪さんは自分から戻る気はなさそうだったので、首元を爪で切った。
米屋さんは自分からベイルアウトした。
「風間隊は迅さんとやりますか?それとも、嵐山隊?」
「…俺たちは迅の相手をしよう」『三輪隊の狙撃手たちは出水の方を支援しろ』
「だそうなので、僕はどうします?」
「どっちでもいいぞ。なら、行きますね?」
「おう、まかせろ。佐鳥、行けるか?」
『オッケーっす!このツインスナイプにまかせんしゃい!』
「では、またランク戦の時とかに」
エスクードカタパルトで飛ぶ。
空を飛びながら狙撃手たちの位置を把握する。
『狙撃手の位置は把握できてますか?』
『マンションに小寺、廃ビルに奈良坂だな。当真さんは多分本部にいるだろう』
『今見ました、本部にいます。ツインスナイプに当真さんと奈良坂さんをお願いしてもいいですか?地上の3人は出水さんを。僕は今から小寺さんを倒します』
『出来るのか?』
『今、小寺さんの真上にいるのでスラスターで無理矢理降ります』
『了解』
『了解!』
レイガストを下に向けて落下の衝撃に備えつつ、スラスターで小寺さんに突撃する。
回避行動を取ったので、そのままシールドモードで落ちる。
「どうも、厄介そうな人から落としていきますね」
「それは、どうも!」
狙撃手は全く触れてこなかったので何の銃かは分からないが近距離で当たるわけがないので、さらに踏み込みブレードモードにして腹を裂いた。
「では、また」
「うん…またね」
シールドモードにして腕に装着して、レイガストを広げて閉じこもる。
『小寺さん落としました。次は?』
『奈良坂くんの相手頼めるかな?今佐鳥くんは当真さんの相手してるから』
『了解です、綾辻さん。』
エスクードで閉じこもったまま飛ぶ。
見つけたので降り立つ。
「どうも、倒しに来ました」
「シールド!」
シールドで足を拘束して動きを封じてから銃口を向けてきたが、エスクードで上へ無理やり銃口を向けさせる。
そして足枷のシールドを右側のレイガストをブレードモードにして叩き割り、エスクードを乗り越えて上に飛び乗り、シールドモードの爪で首を掻き切った。
「では、また」
「ああ…」
奈良坂さんもベイルアウトさせたので、嵐山隊の様子を見ると的中率1割の人が当真さんのサポートを受けながら時枝さんの片足をもぎ取っており、嵐山さんと木虎さんも片腕をやられていた。
なので、邪魔してやった。
やることは簡単、ただシールドを足元に置くだけ。
すると見事に、手負いの嵐山隊を追うために走っていた的中率1割は転んだ。
もちろん、その隙を見逃すはずもなく嵐山さんと木虎さん、時枝さんが撃ちまくった。
『ナイスカバー』
『どーも、どーも』
『ナイス』
『やるわね』
『ありがとうございます』
頬が緩むな…
すると、本部の上と廃ビルの上から光が上がった。
そして、一秒ほど経つとツインスナイプから連絡が来た。
『当真さん撃ち抜きましたよぉ!!』
『ナイスです、ツインスナイプ』
『ナイスファイトだ、賢』
『ナイスです』
『やりましたね』
『じゃあ、迅さんの応援にいきますか』
『だな』
シールドとレイガストでボールを作って、嵐山さんと時枝さんを入れて飛ばす。
そして、僕は木虎さんと一緒に飛ぶので、レイガストとシールドを使ってボールを作り、飛ばす。
「これ…やっぱり慣れないわね…」
「これは慣れるとグラスホッパーよりも広範囲で飛べますので」
「トリオンの多い人ならオススメってことね…」
「ソロランク戦とかなら、あまりお勧めしませんけどね。逃げても体勢を立て直すくらいしかエスクードは使えないので」
大体、旋空弧月でエスクードごと切り裂かれる。
到着すると、手負いの風間隊とまだかすり傷のダンガーさん、無傷だが風刃には帯が残っていない迅さんがいた。
「もうこっちは終わりましたよ」
「おう、なら手伝ってくれない?」
「風間隊の相手しますね?」
「おう、いいぞ」
取り敢えず、地面に
「嵐山隊の皆さんは見えなくなったら爆破させてくださいね」
「「「了解」」」
「…」『先に堅護を落とすぞ』
「「…」」『『了解』』
しばらくすると、カメレオンを使ったようなので他の3人は炸裂弾を撃ち、爆破した。
もちろん、シールドで守った。
すると土埃がついて嵐山さん達が風間隊の場所がわかるので、そこに嵐山さん達が通常弾やらを撃ち込むが、シールドで防がれる。
そして、歌川さんと菊地原さんはシールドでいつでも風間さんへの攻撃を防げるように片手は風間さんの方向に向いている。
ここは陽動しつつ、迅さんに斬らせて、こっちはダンガーさんを落とすか…?
『迅さん、あと何回くらい切れます?』
『ん?あと2回だけど、そっちじゃキツイか?』
『風間さんだけでも守るような動きをしてるので、陽動してそっちに風間さんだけ任せようかと、歌川さんと菊地原さんは落としますよ』
『んー…じゃあ、合図したらエスクードを俺の足元に出してくれない?もちろん、太刀川さんに向けて射出で』
『了解。嵐山さん達はそのままシールドをボロボロにしてくれます?』
『OKだ』
『『了解』』
レイガストとシールドで地面と正面を守りつつ、嵐山さん達に撃ってもらう。
ある程度撃ち続けて、ヒビが入ったのでブレードモードにして適当に投げる。
そのままシールドに当たり、跳ね返ってくる。
そのタイミングでエスクードを使い、もう一度シールドを狙う。
今度はエスクードによる回転付きのため、難なくシールドを突破し歌川さんの首、菊地原さんの頭に突き刺さった。
しかし、シールドは嵐山さん達を守るために使っているため、防御手段がエスクードしかない僕を容赦なく、贅沢にスコーピオン2本を使った「もぐら爪+枝刃」で胸を貫いた。
『今!』
「《エスクード》!!」
しかし、胸を貫かれただけではまだ落ちない。
迅さんの足元にエスクードを展開し、ダンガーさんに向かって射出、そして、足元に炸裂弾をばら撒いてからベイルアウトした。
『すみません、嵐山さん達、後は頼みます。メテオラはご自由にどうぞ』
『ああ!任せろ!』
『ゆっくり休んで』
『あとは私たちが風間さんを落とすから!』
トリオンをギリギリまで使った影響か、眠たい…
____________________________________
翌朝
迅さんから勝ったことと、本部に風刃を渡すことで遊真くんの黒トリガーは見逃してもらえることになった。
レプリカ先生からはこっそりと感謝を伝えられた。
特に気にしてないのでアッチの世界のことをいつか教えてもらうことを約束だけして、その日は雷神丸を撫でて休日にした。
パラメーター
トリオン13
攻撃3
防御・援護15
機動4
技術6
射程4
指揮2
特殊戦術9
日常用トリガー構成
メイン
レイガスト(盾:改造してウォーグレイモンの腕みたいにしてて、爪の部分が追加されている。剣:改造してV字のブーメラン型)
シールド
スラスター
メテオラ
サブ
レイガスト(盾:同じくウォーグレイモンの腕みたくなっていて、爪がある。剣:同じくV字のブーメラン型)
シールド
エスクード
スラスター
副作用
千里眼:普通なら見えないものを見ることができる。(遠くにいる人や煙や土、建物の中にいる人の見分けなど。カメレオン発動している相手は輪郭だけ見える)