「じゃじゃ~ん!!この子がノアが呼び出した英霊さんだよ」
そう言うノアの横には向日葵を模した巨大な絵筆を持った陽色の髪をした儚げの少女が立っていた。
「は、初めまして、ヴァン・ゴッホと言います。一応フォーリナーです。って言っても知らないですよね、すいません、エヘヘ」
「ゴッホ!!あの向日葵が有名な画家さんですね!!」
「うん、ノアちゃんにピッタリの英霊だね、でもフォーリナーって?」
「フォーリナーは【降臨者】と呼ばれるクラスね」
「降臨者?」
「この本によると…………外宇宙、または異なる次元に由来したクラス、らしいわ」
「良く分からないな」
「つまり、別世界とかそういう話ですか?」
「まぁ、大雑把に言えばそう言う事だと思うわ、現にノアちゃんの召喚したゴッホも私達の知る男性とは違う見たいだし」
「確かに」
「男性?確かにゴッホは男性…………いや、でも今のゴッホは女性…でもゴッホは…ゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホはゴッホは」
「お、おい、何かヤバくねぇか?本当にコイツで大丈夫か?」
「い、一応有名な画家さんなんだから大丈夫何じゃないかな?」
若干、否、かなりの不安を覚えながら少女達はゴッホに希望を託した。
それから数日後
ノアとゴッホは【ノアのアトリエ】で絵を描いていた。
「マスター様は何の絵を描いているのですか?」
「ん?今はこのアトリエから見える景色を描いてるの、ゴッホちゃんは何を描いてるの?」
「ゴッホには分かりません。コレが、こんなのがゴッホの絵でない事くらいしか」
「んん?自分で描いてるのに自分の絵じゃないの?」
「ええ、元々私は自分と言う存在が分からない、だからこんな絵はゴッホの絵では無いのです」
「う〜ん、でもこれを描いてるのはゴッホちゃんだよね?」
「ええ、そうですよ」
「ならこれは【ゴッホちゃんの絵】だよ」
「はい?」
「ノアの絵でも、有名な画家さんのゴッホさんの絵でも無くて、【ゴッホちゃんの絵】」
ノアの言葉にゴッホはもう一度自身の書いた絵を見つめる。未完成のそれは激しい炎の様な赤と静かな水の様な青が混ざり2つの色が重なる事で黒い線が走っていた。
「マスター様、1つだけお願いしてもいいですか?」
「ん?なーに〜?」
「こんな、こんな手ですが、握っていてくれませんか?そうしたらこの絵も完成させられそうな気がします」
「???うん!!良いよ!エヘヘ、何だか照れるな〜」
2人はそうして手を繋ぎながら絵を描き続けた。
ココとレイアのサーヴァントがマジで浮かばない、どうしよう?