スマホの時計が2時丁度になりエマはマーゴに渡された呪文の紙の呪文を唱える。
凄まじい光が魔法陣から溢れ牢内だと言うのに暴風が吹き荒れる。
「うっ!!」
光と風に煽られ目を空けられなくなったエマの耳に轟音が鳴り響く。
やがて風が弱まりエマがゆっくりと目を開ける。
「え?」
そこには青いドレス鎧を着た美しい女性が立っていた。
「サーヴァント セイバー、召喚に応じ参上しました。問おう、貴女が私のマスターか?」
「えっと…………多分、はい」
こうして、エマは【英霊召喚の儀式】を成功させた。
その翌日
『………………………………』
エマは早速他の少女達にセイバーを紹介する。
「この人が英霊、ですか?」
「鎧を纏ってはいますが強そうには見えませんわね」
「ねぇねぇ、本当にコイツで脱出なんて出来るの?」
「う〜ん、ここに捕まった子は皆可愛いと思ってたけど、この人は特段可愛くて綺麗な人だね」
「それで、貴女お名前は?」
「サーヴァントの真名は無闇には明かさない事になっています」
「お願いセイバーさん、名前教えて?」
「……………………我が名はアルトリア・ペンドラゴン、貴女方にはこの名の方が聞き覚えがあるでしょう。アーサー・ペンドラゴン」
「アーサー・ペンドラゴンってえ!?アーサー王!?マジで!?」
「アーサー王ってどなたですか?」
「メルっち知らないの!?アーサー王!!……………………って言っても私も詳しくは知らないや」
「兎に角彼女が本当にアーサー王ならあの囲いを破壊できるかも知れないわ」
「そ、そうだね!!アーサーさん、お願いしたい事があるんだ」
「分かりました」
セイバーとエマ達は外に出ると屋敷と土地を囲む様に立っている壁の前に立つ。
「この壁を壊して欲しいんだ」
「これは、かなりの魔力が込められていますね、やってみましょう、下がっていて下さい」
エマ達が遠くに下がるとセイバーは何も無い空間に手を伸ばし構えを取る。
「ねぇねぇ、あの人何してんの?」
「さぁ、少し様子を見ましょう」
するとセイバーの手の先が光り始める。
「も、もしかして何も無いんじゃなくて武器が見えなくなってただけなんじゃ…………」
やがてセイバーは更に両手を天高く上げその名を叫ぶ。
光と土埃が止みそこには無傷の囲いがあった。
「そんな…………」
「あんな攻撃を受けても、無傷なんて」
「いえ、そうでもありません」
絶望に沈む少女達にセイバーはそう告げると少女達はセイバーを見る。
「明らかに魔力が弱まっています。後2〜3回防具を叩き込めば確実に壊れます」
「本当!!じゃあ今すぐ…」
グゥ~
エマの言葉の間に何やら音が響き少女達が周囲見回すとそこには顔を赤くするセイバーの姿があった。
「英霊も空腹になるんだね」
「そろそろ昼飯時だし先に飯にしてやろう、コイツが空腹で倒れたとかになったら笑えねぇからな」
「本当ですか!!」
アリサの言葉にセイバーが反応し少女達は食堂に向かう。
セイバーがあの酷い食事を何でもない様な顔で食べていた時は少女達も流石にドン引きしたが何も言わなかった。
その後、セイバーの3発目の【