転生したら前作のラスボスが造った人造人間だった 作:ボートマン
通信機から指示を出す謎の声に従い、次々と伏兵を撃破するカレン達。
そして、集結して正規軍が増援を出した時。
廃ビルの天井を何かが突き破って出てきた。
それは異例なまでの重厚なデザインの機体だった。
ミサイルポッドになっている前後に張り出した肩部や特徴的な形状の脚部が目立ち、頭部には大小のブレードアンテナが設けられている。
それによってシャープな印象を与える。
「おい!あれはあんたの仲間なのか?」
突然現れた謎の機体。
カレンは指示を出していた謎の声に問いかける。
「いや、私はあんな機体は知らない。お前達の仲間じゃないのか?」
「俺達もあんな機体は知らない」
謎の声からの問いかけに扇が答え、各機は飛行する謎の機体を注視する。
一方注視されているヴァングレイに搭乗するエレンはそんなこと気にしてなかった。
「いや~みんな見てるね」
「見てるじゃないですよ!わざわざ天井破って、瓦礫がグリフォンに当たったらどうするんですか!」
「まあ、大丈夫だろう………うん、大丈夫の……はず。だからそうカッカすんなエルマ」
「途中から自信なくて怪しいじゃないですか!」
「はははは…………」
エレンを叱る小型ロボットに笑って誤魔化そうとする。
この小型ロボットはエルマ。
第3次スーパーロボット大戦aに登場して女性主人公の1人“セレーナ・レシタール”のパートナーを務めた自立型の小型ロボット。
何故エルマがいるかというと、エレンがこのヴァングレイのために作成したのだ。
このヴァングレイ、高機動、重装甲、高火力といった異なる三つの要素の並立をコンセプトとしてエレンが開発した。
最初は異なる三つの要素の並立しようとして機体を開発した。
けど、できたはいいけど機体バランスは劣悪で色々と問題がありすぎるのだ。
コクピット周辺は全方位モニターやリニアシートなどを採用してる。
だから、パイロットスーツ無しでも乗れるぐらい安全性は抜群だ。
そういうわけでこの問題だらけの機体を制御するためにエルマを作った。
最初はガンダムのハロも考えたけど、エルマのほうがいいかなと思ってエルマの方にしたのだ。
「とりあえず敵を倒して彼らを援護するぞ。サポート頼むよ、エルマ」
「ラジャ!任せてください!」
エルマの元気な声と同時に、ヴァングレイは敵部隊へ攻撃を開始する。
A月I日
いや~無事にエリア11から脱出できました~!
けど、ヴァングレイの火力にものを言わせて敵部隊を撃破してた時に現れたあの白いKMFにはびっくりしたよ。
だってあの機体の加速力といったら、既存のKMFと一線を画すほどだよ。
まあ、その新型はカレン達には悪いけど押し付けちゃった。
だってあんな機体の相手何したら危ないじゃん!
そうして、ある程度敵の数が減ったところで両肩に搭載された煙幕弾のミサイルを周辺に乱射。
その中には当然グリフォンを隠している廃ビルあたりも。
そうして視界を悪くしたところで、エルマがグリフォンを脱出させてたのさ。
その動きに合わせてこっちも脱出して今はグリフォンの私室の中。
それにしてもあの白いKMF。
凄かったね~加速力もだけど、あの運動性能。
ガンダムでそりゃ苦戦するよ。
こっちも高機動をコンセプトに入れてるけど、あんまり戦いたくないな。
おっと緊急ニュースだ、何々………エリア11総督のクロヴィスが暗殺された?
物騒だね~。
まあ、しばらくはエリア11に用事がないから問題ないけどね。
カレン達にはこっちは大丈夫って伝えてあるし、また依頼があれば連絡してくるだろ。
A月O日
エリア11で総督のクロヴィスを暗殺したのはイレブンの枢木スザク!………って報道されてたけど、今日の護送中に真犯人が名乗り出てた。
真犯人は“ゼロ”と名乗る仮面をつけた派手な格好の人物。
ゼロは度胸があるね。
だって、周辺には警護の軍がいる中でどんな魔法を使ったのか枢木スザクを奪取した。
そこからはあっという間だったね。
合流した扇さんのレジスタンスと軍を撃退し、さっさと戦域を離脱してた。
ふ~む……今後依頼を受けたらゼロに会うかもしれないな。
仮面をつける人ほど大きな秘密を抱えてるからな。
某赤い彗星やライトニング・カウントなんかも仮面付けて本当の名前を隠してたし。
やっぱり仮面キャラは正体隠したがるよね。
そりゃ仮面ってかっこいいし、秘密めいた感じに俺もロマンは感じるよ。
はてさてゼロの正体は何だろうね………って、メールだ。
ボートマンからだ、何々……暗黒大陸を調査せよ。