1日空きました。
ではどうぞー
2003/12/27(土) a阪神a 11R
第20回ラジオたんぱ杯2歳S GIII
15:40発走 芝2000m(右) 曇☁︎良
5回阪神7日目 2歳オープン (混) (特指) 馬齢
馬名 ..0 単勝人気 騎手名
. 1 ヌチグスイ .:.:..:. 12番人気 池沼 謙一 (55.0)
. 2 コスモバルク..:.:.:.:.:.:.: 5番人気 .... 伊賀 冬樹 (55.0)
. 3 ナムラシーザー..:.:.:.:.: 8番人気 松長 幹夫 (55.0)
. 4 アンティークコイン.:. 9番人気 竹 幸四郎 (55.0)
. 5 サクラアルドール.... ..:1番人気あああ竹あ あ豊 (55.0)
. 6 チキリサンサン.:.:..:.:.13番人気 .... 渡部 薫彦 (55.0)
. 7 ブラッドバローズ.00..6番人気 .:. 安東 勝己 (55.0)
. 8 ミスティックエイジ.:. 3番人気 福詠 祐一 (55.0)
. 9 ハイアーゲーム.:.:.:.:.:.: 4番人気 蛇名 正義 (55.0)
10 アーバンエスケープ..11番人気 石山あ.守 (55.0)
11 ピエナオンリーワン..10番人気 英 幸明 (55.0)
12 グレートベースン.;.;.:..:7番人気 ....志位.洋文 (55.0)
13 ブラックタイド.;.;.:..:.:.:2番人気 .... 横川 典弘 (55.0)
『阪神競馬今日のメイン競走は、11R第20回ラジオたんぱ杯2歳ステークスG IIIです。芝2000m、今年は13頭です』
曇り空の阪神競馬場。
俺は曇り男ならぬ曇り馬なのか?
もう本馬場入場が始まっているみたいだ。1番から芝コースへと返し馬をし始めている。それにしてもこの本馬場入場曲が昔から好みだったから嬉しい。改めて聞いても良い曲だよ本当に。
そして嬉しいニュースがある。
それは俺が馬生初めて1番人気に推されていることだ。
しかも1.8倍とは。札幌2歳ステークスで余程ファンに強い印象を植え付けれたんだろうな。
『……5番サクラアルドール、518kgプラス16kg。竹豊55kg。6番チキリサンサン……』
16kgも増えてるのか、やっぱり母親は偉大だな…
GI馬のトレーニング恐るべし。
というかこれまで札幌の芝しか走ったことがなかったから分からなかったが、あれだな。阪神の方が走りやすいぞ。札幌はやっぱりタフなんだな、洋芝がやはり大きいのかな?
阪神競馬場の芝2000mスタート位置。
コスモバルクやブラックタイド、ハイアーゲームもいるな。何かコスモバルクがすごいジッと見てきてる気がするが…目を逸らしとこう。
もうこのゲートにも慣れたものだ。
圧迫感も何も感じなくなってきた。
まあまだ2戦しか走ってない2歳馬だけどな。
ガッシャァァン!!
スタートは我ながら完璧。
ポンとスタートを決めると、スッと控えて好位のポジションを取りにいく。
阪神2000mは内回りコースだから最初の第1コーナーまでの直線が短い。ここでの位置取りが命運を分ける。豊さんも分かっているようでしっかりとポジションを取りに行ってくれたな。
どうやらハナを奪ったのはコスモバルクみたいだ。よく見えないが2番のゼッケンが見えるし多分コスモバルクだろう。
俺はそこから少し離れたインコース、4番手の絶好位をがっちりとキープして馬群の中でじっと息を潜める。
第1コーナーから第2コーナーへ。
インだから前を行く馬たちの蹴り上げる芝の塊が視界をかすめる。ちょっと集中が乱されそうになるが我慢だ。豊さんの指示に従って脚を溜めないと。
レースは向こう正面を過ぎ、第3コーナーから第4コーナーへと差し掛かっていく。残り600のハロン棒を過ぎたあたりで、全体のペースが一気に上がった気がした。
どうやら前方で先頭のコスモバルクが早くもロングスパートをし始めて引き離しにかかっているようだ。
それが分かったのと同時にブラックタイドが外から進出を開始して俺の斜め後ろまで迫ってくる。やっぱり後ろにつかれるとプレッシャーを感じるし焦りも出てくる。
阪神内回りの直線は300mぐらいしかない。だが俺は今5番手ぐらいだ、コスモバルクも射程圏に捉えているから大丈夫なはず。
第4コーナーを回って前を行っていた馬たちが壁を作って失速してくる。だが、豊さんはインに進路があるのを見逃していなかったようだ。それは俺も同様!いつでもOKだぞ!
「いくぞ、アルドール!」
手綱を押して、追い出す豊さん。
呼吸が合っている感じがしてやっぱり走りやすい。
『コスモバルクが先頭だ!アンティークコイン、間にはグレートベースン!内からはサクラアルドール!』
一気にコスモバルク以外の前の馬を抜き去る。
でもやはりコスモバルクが速い、流石GI馬としか言いようがない。ていうかちょっとヨレてフラフラしてやがる!危ないな!
『先頭は粘るコスモバルク!内からサクラアルドール!内からサクラアルドール!外からミスティックエイジ福詠!』
馬体が接触する激しい叩き合い。
コスモバルクが凄い闘争心で何度も馬体がぶつかってくる。
右鞭を叩かれてこちらも闘争心が刺激される。
あっちも勝ちたいんだろう。
でも、負ける訳にはいかない。
俺が、俺が絶対にこの叩き合いを制するんだ!
一完歩ごとに、一完歩ごとに栄光への距離が縮まっていく。
後ろなんか気にする暇はない。
力を振り絞れ!
鼻面だけでも前に出すんだ!
『さあ!サクラアルドールかコスモバルクか!コスモバルク!サクラアルドールが出たか!サクラアルドールだゴールイン!!2頭の大接戦!後は開いてミスティックエイジ!手を挙げたのは竹豊!まさに一騎討ち、ラジオたんぱ杯2歳ステークスを制したのはサクラアルドールです!』
ゴール板で左を見た時、コスモバルクの頭が俺の腹ぐらいにあるのを見て勝ちを確信した。ホッと胸を撫で下ろすと共に嬉しさが込み上げてくるのを感じる。あのコスモバルクに勝ったんだと実感が湧いてきた。
「ナイスラン、アルドール」
首をポンポンと叩かれて叫びたくなる。
だが嘶くのはダービーに勝った時だけだと俺の中で決めているから我慢する。しかし嬉しい。
来年のクラシック戦線、コスモバルクと同等かそれ以上の馬たちと争うことになる。頑張らなければ!
無事に昨日退院しました。
2002年のレースと2004年のレース映像はあるんですが肝心の2003年のレース映像がなく、レース描写が少し雑になっているかもしれません。申し訳ないです。