これで1日間3話投稿達成です。
次話はいつになるのやら…
俺が乗った中で本当の史上最強の馬はバクシンオーやチトセオーでも、ユタカオーやチヨノオーでもない。
その馬は父はトウショウボーイ、母の父は三冠馬シンザンという良血でデビュー前から期待されていた。
1986年にデビューして新馬、特別戦と連勝した。翌年のクラシックの最有力候補としてファンや関係者の期待を一身に背負ったが、3戦目のゴール板を過ぎてから様子がおかしくなって下馬した。
伝えられたのは左後脚の繋靱帯断裂、競走能力喪失。
無事なら必ず三冠馬になれただけに大ショックだった。
天皇賞、有馬記念、全部勝っていたと思わせられる程の圧倒的な力をロータリーは秘めていた。
たった3戦しか走れなかったロータリーが無事だったならと未だ思うことがある。本当に悔しい気持ちでいっぱいだ。
2戦目の特別戦でロータリーの2着に敗れたメリーナイスが、朝日杯を制して、その次の年にはダービーを勝った。メリーナイスとの着差はアタマ差だったが余裕の勝利でメリーナイスの
いつかロータリーの子に騎乗できれば良いと思っていたがいまいち活躍馬を出すことができていなくて、種付け頭数も年々落ちているらしい。そうしているうちに騎手を引退し、調教師に転向した。
調教師として
去年には東川さんのイーグルカフェで重賞初勝利とG I初勝利を飾ることができ、本当に感謝しかない。
イーグルカフェをドバイDFに出走させたが9着に終わり、1度気分転換に放牧させようかと考えているうちに1本の電話が入ったと
確か2度訪れさせてもらったことがある牧場でホクトオーとショウリを埋葬している牧場だったはずだ。
その牧場が電話を掛けて来たので繋養している馬で私が乗っていた馬が亡くなってしまったのかと残念な気持ちになりそうだったが、電話の内容を聞いて驚きを隠せなかった。
内容は『サクラロータリーとサクラキャンドルの仔が生まれた。是非見に来て欲しい』というものだった。私にとって両頭とも本当に思い出深い馬で思わず「行きます!」と即答をしてしまった。
はてさてどんな馬なんだろうか。
牧場を訪れる日が楽しみだ。
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古和牧場の場長 山岡潤 はスタッフの柏木と今年の当歳馬について、特に
「そろそろキャンドルの2001にも愛称を付けようか」
山岡がアイスコーヒーを片手に柏木に提案をした。
「今まで私はイチって呼んでましたけど… ダメなんですか?」
柏木は主人公のことを2001年生まれでいつも馬群のトップを走っていることをかけて、イチと呼んでいた。
「イチってキャンドルの2001のことだったのかい?」
「そうですよ!今まで何を呼んでいると思っていたんです?」
柏木が食い気味で肯定してきて驚きを隠せなかったのか目を丸くしていた。どうやら山岡は本当に知らなかったようだ。
「いやあ…すまん」
何もいえず普通に謝罪する山岡。
場長としての威厳はどこへいったのか。
「まったく… イチでも自分がイチと呼ばれていることを理解しているというのにあなたという方は…」
「言葉もございません… ちょっと待ってくれ。馬自身がなんと呼ばれているか理解しているのか?」
謝罪を繰り返す山岡だったが、柏木の言葉がどうしても引っ掛かり柏木に質問をした。
「そうなんですよ、頭がとても良いんでしょうね。厩舎から放牧地までの道も暗記しているようで放牧地に行くとイチに言ったら手綱要らずで勝手に向かってくれます」
「なんだそれは!馬じゃないだろう絶対に!知能が高過ぎるじゃないか!」
アイスコーヒーを飲み干した山岡は柏木の意味の分からないイチのエピソードトークに終始困惑していた。
「馬ですよ、何言ってるんですか」
「あ、はい」
柏木の真顔とマジレスに押されてしまい、困惑の表情から真顔に戻ってしまった山岡。スタッフの方が怖いとは如何に?
こんなにもハイペースで投稿したのは初めてです。
次会う時はお久しぶりですと挨拶することになるでしょう。