こんな魔法学校ファンタジーに日常はない。   作:塩ビパイプの紙

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こちらリメイクになるます


起(起)

リオン総合魔法学園は王都の端っこにある美しく、由緒正しい学園であった。

 

ただ、あまりにも端っこで面積が狭い。王都を牛とするのであれば、シャトーブリアンの半分の半分ぐらいの面積である。小さい。

そんな面積に各国から入学者が押し寄せるものだから、付属の寮はパンクし、いっときは5畳ほどの部屋にぎゅうぎゅう*1に詰められて生活を余儀なくされていたそうだった。もちろんそんな部屋に人数分のベッドを置くスペースなどないから決まって何人かは床にザブトン*2を枕にして雑魚寝を決めるのが常識になっていた。

こんな状況ではおちおち学業になんて励んでいられないと立ち上がったのはその頃の生徒会長、その人であった。彼は学園面積の拡大、寮の増加を目標に署名を募り、校長へ直談判へ打って出た。

しかし、校長はそれを拒否した。マジか。これにはとあるネック*3な問題があったからだ。このリオン総合魔法学園が聖堂と、いくつかの宗教的施設を元にして作られたことは有名なことだ。大広間なんかは、まんま大聖堂が改修されてできている。当然、今この大聖堂や周辺施設に宗教的価値はない。ただ、土地はそうはいかないらしい。

神聖な土地だから。という理由で地主から新しい建物の建設を断られているらしい。

これには署名に参加した生徒も、していなかった生徒も驚いた。この土地、借地だったのか。

しかしこちらもこのまま「はいそうですか」と首を赤べこ*4のように振って納得するわけにはいかなかった。もし、このまま部屋にコンビーフ缶*5のように押し込められた生活が続くトモスネ*6ば生徒によるデモ行進が始まってもおかしくない。最悪の場合、生徒たちはこんな環境最悪の学園から離れてバラ*7バラ*8に。校長も地主に払う分のお金が学園から稼げなくなり学園自体もバラ*9バラ*10になりかねない事態だ。

 

校長と生徒会長は会議を重ねた。どうすればこの環境を改善する事ができるのか。会議室のランプ*11は夜通しと守り続けた。周りはその二人の動向に、その扉が開く瞬間を今か今かと待ち続けた。そして、苦節三日後。ようやくその重く閉ざされた扉が開く時が来た。会議室から出てきた二人は口を揃えて結論を述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リオン総合魔法学園は王都の端っこにある由緒正しい学園であった。

それは、今でも紛れもない事実である。

結論から話すと彼ら二人のとった行動は建物の増築であった。ただの増築ではない。ド増築である。大広間を除くすべての建物を二倍以上の高さまで伸ばし、むやみやたらに増室した。するとどうだ。あれほどまでに余裕のなかった空間がまったく広まった。外観は犠牲となった。南無三

わーいやったー。生徒は喜んだ。わーいやったー校長も喜んだ。が、空っぽになった貯金と、地主からの冷ややかな視線を受けて枕を濡らした。しかし、心の中ではこれでリオン総合魔法学園は救われると歓喜でいっぱいであった。しかし、現実はそうではなかった。次の年、リオン総合魔法学園に入学する生徒は減った。ド増築によって美しい外観が損なわれたからだ。さらに次の年リオン総合魔法学園に入学する生徒はぐーんと減った。王都に新しい学園、中央学園ができたからであった。リオン総合魔法学園よりも綺麗で、品があり、広い学園であった。それによってド増築はほとんど意味をなさなくなった。校長は枕を涙漬けにした。美味しくなさそう。

 

そうして出来上がったのが今のリオン総合魔法学園である。

王都の()()()()()の学園。というレッテルを貼られつつも、王都の学園だから。と、入学者は後をたたない。中央学園にはない自由と自主性に重きを置く。変わり者と、怠け者が蔓延る学園。

 

これはそんな学園の一部始終である。

*1
牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

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牛に掛けているわけではない

*11
牛に掛けているわけではない




投稿ベースは牛歩の歩みです。
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