バイトをクビになった貧乏大学生の俺、ゴミ置場で口癖が(のじゃ)な巨乳金髪美少女龍を拾って育てられる 作:冰藍雷夏
結論。
アルの修行はスパルタだった。
自身の無限再生する
「や、止めろ! それは生じゃね…ごがぁ!?」
「腹に入れば全て栄養に分散されるのじゃ。金髪美少女龍ギャルの生尻尾じゃぞ。堪能せい」
「スゲー高火力だな、おい」
「ひいいいぃぃ!! 助けて下さいでありんす~!」
その後は逃げ惑う妖狐族のシロンに向かって数種類の龍魔法を疲れきるまでおもいっきり放った。
精根尽きたら「修行に休んでいる暇はないぞよ」とか言いながら、自分の尻尾を切り離し。アホドラゴン娘は自身の切り離した生食尻尾を俺に完食させ、満足そうに微笑み。
そして偽造魔女嫁がどこから持ってきた分からない回復アイテムを……
「起きてよダーリン。新しい体力増強薬よ」
「や、止めろ。ドS魔女。俺の体力と気力はもう0……がぼぁ!?」
「いいから飲んで、いつもいつも私をぞんざいに扱うDVダーリン」
「お前、日頃の扱いの恨みをここで晴らすき……がぼぼっごぼぼっ!!」
なんて言って、高級回復薬をこれでもかと俺の身体にぶっかけて俺は完全回復を果たした。
この魔女っ子、俺に負けたこと根に持っていやがった。
「……体力と魔力が戻ってる。フルー、お前こんな凄い物どっから手に入れてきたんだ? ブランド好き一文無しのフルーさんや」
「ふふふ、内緒だよダーリン。企業秘密。それとこれも付けといてね。カチッとな」
企業秘密って、お前は企業からクビにされたんだろう。いや、俺もバイトをクビになったけどさ。
「あ、こら! また弱った俺の身体に悪戯を…なんだこれ? 透明なリングか?」
「むふふ、ダーリンが気がつくまで内緒だよ」
「そ、そのリングは? あ、あの! それをわっ…わたしに見せて下さ…へぶぅ!?」
俺との強制修行に付き合わせれて疲労困憊のシロンがずっこけた。何をいきなり慌てだしてんだろうか?
「お~い! 大丈夫か? 狐っ子。修行再開するってよ。起きてくれ」
「それをわっちに……は? 修行再開でありんすぅ!? 嫌でありんす! トラウマになっているでありんすよ~!」
まぁ、さんざん魔法の的当てに使われればトラウマにもなるよな。つうかありんすって語尾何なんでありんす?
「むふぅ~! よく頑張ったのじゃ、わらわのご主人様よ。追加に生切り
「ごばぁ!? だから止めろ! どんどん人外に魔改造されてくじゃねえか」
「大丈夫なのじゃ、龍仙人になれば好き放題できるからのう」
「龍仙人? なんだそらゃあ、亀とか鶴とかの亜種か?」
俺に戦闘民族の師匠にでもなれと?
「違うのじゃ、龍仙人はあらゆる龍魔法を極めためちゃくちゃ凄い者がなれるなんかすこいものなのじゃ」
「よく分からん。よー分からんが、アルが人に教えるのが全く向いていないのが今日でよく分かったわ」
「のじゃぁ!?」
その後もアルの超スパルタとフルーの強制超回復を繰り返しをしながら、少しずつダンジョンの奥へと進みながらモンスターも倒して明日の生活費も稼いでいく。
一円でも高く稼がなければ俺たちは暮らせない。そういえば数日前、大家さんに家賃の支払日を遅らせてほしいと土下座したら。
(それならここの大家さんになれば良いんじゃないかな? 真也さんがあたしと同じ名字になれば全部解決なんじゃないかな? かな?)
なんて不思議なことを言っていたが何だったんだろうか?
「……今日の稼ぎ分で払えるだけ払えねえかな。もう3ヶ月分待ってもらってんだよな」
「あ、あのでありんす! あのでありんす~!」
「ん~? 何でありんす? ジロン」
「シロンでありんす! それとわっちの口調を真似しないでほしいでありんす!」
華奢な身体をピョンピョンピョコピョコとさせて俺の回りを飛び跳ねるシロン。
「兎の真似か?」
「違うでありんす!」
お、意外に感情的になるんだな。
シロンの奴、修行の最中は逃げ回ってたからそんな顔できるのに気がつかなかったな。
「おー、あの不思議な建物は転移門ではないか? やったのう。もう少しでゴール、ダンジョンクリアじゃな」
「ねぇ、ねぇ、アル」
「ん〜? なんじゃ、フルーよ。わらわは今夜、
ご主人様にどんなドラゴンテール料理を作ってやるかで頭がいっぱいなのじゃがのう」
「このダンジョンたしか定員は3人まで入れる入れたのに、何でシロンは1人なの? 基本的にダンジョンに潜るには最低2人で入ることをダンジョン管理局は推奨してるんだけど」
ん〜? 何だ? 珍しくフルーからアルに話しかけてるな。
「それは……何でじゃろうな? ダンジョンに入るための転移門は管理局が24時間管理しておるしのう。それこそ、管理局の関係者でなければダンジョンの出入りなどでき…ぬ?」
「そう、それが怪しいの。何でシロンは1人でこんなに危険なダンジョンで彷徨っているの」
「そんなの決まっておろう。シロンは単独でダンジョンをクリアできる程の力があると…いう……こと。ご主人様! シロンから離れよ!」
いきなり俺の方へと叫ぶアル。
「あん? 何だよアル」
そんな俺は今、シロンに水晶リングを見せていたところ何だが。
「チッ! 気づかれたでありんすか! それならこの腕輪を手から引き千切《ちぎ》って―――
「は? シロンお前、いきなり何を……」
パキンッ!
「これは? 龍…燐? 反射でありんすぅ!? わっちの斬撃が跳ね返ってくりゅぅ!? こおおぉん!?」
俺にいきなり攻撃し、そしていきなり後方へと吹き飛ぶシロン。
「シロンお前……何やって……」
「こんっ……おのれ、よくも危機を察知して反撃してくれたでありんすな。この借りは倍にして返すでありんす」
「いや、そんなのお前の自爆特効で……ていうか、服ボロボロで全裸だけど大丈夫なのか?」
「ふっ! そんな嘘でわっちの隙を突こうだなんて、騙されないであり…ん…す?」
自身の現状を確認し、一瞬固まるシロンでありんす。
「お、おい……とりあえず俺のコート貸す…」
「ごぎゃあああああ!! 正体を現したな、この悪女狐めがああああああ! 消えるがよい! 簡易――――
「私の金蔓ダーリンは殺させない――――氷柱・投擲」
アホの子2人の超火力がシロンへと直撃した。
いやいや冷静にことのなり行きを解説してる場合じゃないんだよ俺。
「何やってんだお前らあああああ! 遂におかしく…いやもともとヤバいか。じゃなくて、何でいきなりシロンに攻撃してんだアホ!」
「いやいや、ご主人様よう。よく見るのじゃ」
「騙されちゃいけないダーリン。その子は狐。狐は人を化かすのが大得意」
「は?…何言って」
アルは独特な構えで戦闘体勢。
フルーはどっからか取り出した杖を構えている。
「ケホッ! ケホッ!……ほんにいつから気がついていたのか知らんけど。めちゃくちゃやね。あんさん等……ぶち殺し確定やわぁ。クソガキ共…でありんす」
そして攻撃が直撃したはずのシロンの尻尾は九つの尻尾に枝分かれしていた。