とある学園都市の未解決事件簿   作:コーヒータグ

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第6話、残されたモノ

 

上条当麻の右手から。

 

血の匂いが消えなかった。

 

何度洗ったのかは覚えていない。

 

特殊医療及び法医学研究施設の洗面台で。

 

石鹸を付けて。

 

爪の間まで擦って。

 

皮膚が赤くなるまで水を流した。

 

それでも。

 

指を曲げるたびに。

 

御坂美琴の身体から失われていった温度が、掌の奥から滲み出してくる。

 

「気分は」

 

隣から声がした。

 

上条は顔を上げないまま答える。

 

「分かりません」

 

「吐き気は」

 

「ないです」

 

「頭痛」

 

「少し」

 

「眠気は」

 

「……ない」

 

加藤則祐は、それ以上を聞かなかった。

 

白井黒子は。

 

常盤台から来た職員へ引き渡された。

 

最後まで施設へ残ると言い張り。

 

それでも。

 

自分が上条を見張る余裕すらないことを理解して。

 

何も言わずに背を向けた。

 

夜の第七学区を、一台の車が走っている。

 

窓の外では。

 

昼間と同じ学園都市が、何事もなかったように光っていた。

 

自動運転バス。

 

閉店準備を始めた店。

 

コンビニの白い看板。

 

歩道を行き交う学生たち。

 

御坂美琴が死んでも。

 

信号は変わる。

 

店は閉まる。

 

誰かが笑う。

 

そのことを不自然だと思う資格が、自分にあるのか分からなかった。

 

上条も。

 

美琴が血を流していた時に。

 

その隣を歩いていたのだから。

 

「どこに向かってるんですか」

 

「私の家だ」

 

上条が、ようやく隣を見た。

 

「病院じゃなくて?」

 

「君は今夜、病院にも寮にも一人で帰せない」

 

「俺は大丈夫です」

 

「そうか」

 

否定も。

 

同意もされなかった。

 

加藤は前を見たまま続ける。

 

「なら、大丈夫な人間として、今夜だけ医師の経過観察に付き合ってくれ」

 

「……それ、言い方がずるくないですか」

 

「大人は、子供を生かしておくためなら多少ずるくなる」

 

上条は何も答えなかった。

 

車は大通りを外れた。

 

窓に映った自分の顔が。

 

知らない人間のものに見えた。

 

 

加藤の自宅は。

 

第七学区の外れにある、ごく普通の集合住宅だった。

 

特殊な医療設備も。

 

隠された研究室もない。

 

玄関には大きな運動靴が一足。

 

廊下の壁には、使い込まれたトレーニングチューブ。

 

居間の隅には、折り畳まれたエアロバイク。

 

棚には医学書と心理学の本が並び。

 

その横に。

 

黒い缶ビールが何本か置かれていた。

 

生活している人間の家だった。

 

白い廊下ではない。

 

金属の台もない。

 

扉の向こうで。

 

誰かが御坂美琴の身体を切り開いている場所でもない。

 

「靴を脱いで、そこへ座ってくれ」

 

加藤が台所を指す。

 

「食べられるか」

 

「いらないです」

 

「食べられるか、と聞いた」

 

上条は少し黙った。

 

「……分かりません」

 

「では、少量だけ用意する。食べられなければ残せばいい」

 

冷蔵庫が開く。

 

鍋に水が入る。

 

火が点く。

 

あまりにも普通の音がした。

 

上条は椅子へ座った。

 

両手を膝へ置く。

 

けれど。

 

右手だけが、そこに収まらなかった。

 

指先を見る。

 

洗い落としたはずの赤がある。

 

掌の皺に。

 

爪の間に。

 

濡れた制服の感触がある。

 

浅い呼吸。

 

冷たくなっていく指先。

 

――もう少し早ければ。

 

椅子が鳴った。

 

上条が立ち上がりかけていた。

 

どこへ行くつもりだったのか。

 

自分でも分からない。

 

「上条君」

 

加藤の声が届く。

 

大きくも。

 

強くもない。

 

「床は何色だ」

 

上条は答えられなかった。

 

「見えるものだけでいい」

 

視線を落とす。

 

血はない。

 

白くもない。

 

「……茶色」

 

「足の裏は」

 

「床に、付いてる」

 

「椅子は」

 

「後ろです」

 

「ここはどこだ」

 

上条は息を吸った。

 

空気が喉へ引っ掛かる。

 

それでも。

 

「加藤先生の、家」

 

「そうだ」

 

鍋の中で湯が沸き始めた。

 

「今は、あの歩道ではない」

 

加藤はそれだけ言った。

 

大丈夫とも。

 

忘れろとも言わなかった。

 

上条は、もう一度椅子へ座った。

 

しばらくして。

 

湯気の立つスープと、小さな茶碗がテーブルへ置かれた。

 

「熱いから気を付けろ」

 

上条は箸に触れなかった。

 

加藤も急かさなかった。

 

壁の時計だけが。

 

秒針を進めていた。

 

 

「上条君」

 

どれほど時間が経ったのか。

 

加藤が呼んだ。

 

白衣は脱いでいる。

 

黒いシャツの袖を肘までまくり。

 

その大きな手に。

 

透明な保管袋を持っていた。

 

「君に見せたいものがある」

 

上条は顔を上げる。

 

袋の中に入っていたのは。

 

一枚のカードだった。

 

常盤台中学の校章。

 

生徒番号。

 

小さな顔写真。

 

茶色い髪。

 

少し不満そうに結ばれた唇。

 

御坂美琴。

 

その名前の上を。

 

乾いた血が横切っていた。

 

上条の呼吸が止まる。

 

椅子の脚が床を擦った。

 

「触らなくていい」

 

加藤が言う。

 

「まず、見える範囲だけ見ろ」

 

上条は。

 

カードから目を離せなかった。

 

美琴の写真は。

 

あの日のように怒っても。

 

笑っても。

 

文句を言ってもくれない。

 

血の下で。

 

ただ同じ顔をしている。

 

「……どこにあったんですか」

 

「彼女の制服の内側だ」

 

「証拠品、ですよね」

 

「ああ」

 

「何で、先生が持ってるんですか」

 

加藤はすぐには答えなかった。

 

透明な袋をテーブルへ置く。

 

「持ち出した」

 

短く。

 

そう言った。

 

「遺体安置所から」

 

上条の目が細くなる。

 

「それは」

 

「やってはいけないことだ」

 

加藤は先回りして言った。

 

「証拠保全の手順に反する。発覚すれば、私は解剖への立ち会いから外される。医師としての立場も問われるだろう」

 

「だったら、どうして」

 

「誰も、これを証拠として扱えなかった」

 

上条の言葉が止まる。

 

加藤は。

 

学生証の端を指した。

 

「最初は、制服から回収された。担当者が番号を読み上げ、別の人間が記録し、保管袋へ入れた」

 

「……普通じゃないですか」

 

「その三分後、記録から消えていた」

 

時計の音だけが響く。

 

「データが削除されたわけではない。担当者は入力した記憶を持っていた。端末にも操作履歴が残っていた。だが、証拠品の一覧には最初から存在しないことになっていた」

 

加藤は続ける。

 

「別の担当者が袋を見つけた。未処理だと思って、もう一度登録した。今度は一覧へ表示された」

 

「今度は?」

 

「表示を見た全員が、処理済みの私物だと判断した。血が付いているのに。被害者の制服から出てきたのに。誰も疑問を持たなかった」

 

上条の右手が。

 

膝の上で握られる。

 

「三度目は、床へ落ちていた」

 

加藤の声は穏やかだった。

 

だからこそ。

 

その異常さだけが残った。

 

「職員が何人もその横を通った。全員が見ていた。足をずらして、踏まないように避けてもいた。それでも、拾わなかった」

 

あの歩道と。

 

同じだった。

 

血の中に倒れていた美琴を。

 

見て。

 

避けて。

 

それでも。

 

意味へ結び付けられなかった。

 

「俺は」

 

声が掠れた。

 

「俺も、同じように」

 

「今は、その話をしていない」

 

加藤が遮る。

 

強くはない。

 

だが。

 

逃げ道を与える声でもなかった。

 

「君を責めるために見せたのではない。この学生証そのものが、まだ同じ異常の中にある」

 

「だから持ち出した?」

 

「証拠を証拠として保管できない場所に置いておく方が、危険だと判断した」

 

「それでも、何で俺に」

 

加藤の視線が。

 

上条の右手へ落ちる。

 

「君の右手なら」

 

そこで一度。

 

言葉を切った。

 

「この異常だけを、壊せるかもしれない」

 

 

加藤は。

 

もう一つ、小さな袋を取り出した。

 

中には。

 

薄い検査片が入っている。

 

透明に近い素材の中央へ。

 

淡い灰色の線が浮かんでいた。

 

「解剖の際、創縁の一部から未知の反応が出た」

 

「未知の、反応」

 

「既知の物質でも、通常のAIM残留でもない。質量を持つ粒子として回収できないのに、能力反応だけが空間へ残っている」

 

「空間に?」

 

「反応そのものは、現場の周囲にも薄く広がっている。だが、創縁の近くだけ波形が二重に折り返していた」

 

加藤は検査片を学生証の上へ近付ける。

 

灰色の線が。

 

わずかに濃くなった。

 

「同じ反応が、この学生証からも出ている」

 

「血が付いてるからじゃ」

 

「血液だけでは出ない。採取して分離した血液では、同じ波形を再現できなかった」

 

加藤は。

 

血の付いていない裏面を示した。

 

「反応は、こちらにもある」

 

「じゃあ」

 

上条はカードを見る。

 

「こいつが、犯人の能力に触った」

 

「その可能性がある」

 

加藤は断定しない。

 

ただ。

 

確認できた事実だけを置く。

 

「道路からは?」

 

「反応はある。だが、同じ重なり方をしていない」

 

「御坂の下にあった血は」

 

「創部へ近い血液の一部を除けば、時間とともに急速に薄れている。路面、壁、周囲の衣服、通行人の靴からも、犯行過程を説明できる重なりは見つかっていない」

 

「監視カメラには」

 

「君も見ただろう」

 

見た。

 

美琴へ袋を渡した。

 

その後。

 

返してもらっていない。

 

それなのに。

 

自分は袋を持っていた。

 

美琴がいない時間だけ。

 

因果が切れていた。

 

そして。

 

次の映像では。

 

傷付いた美琴が。

 

最初からそこに倒れていた。

 

その間に。

 

犯人はいない。

 

凶器もない。

 

攻撃もない。

 

何も存在しないのに。

 

傷だけが存在した。

 

「右手の、人差し指だけで触れてくれ」

 

加藤が言う。

 

「端の、血が付いていない部分へ」

 

「消えたら」

 

「触れた範囲の反応は失われる」

 

「証拠を壊すことになる」

 

「その前に位置と反応強度は記録した。残りの部分には触れない。君が嫌なら、ここで止める」

 

上条は右手を見た。

 

この手は。

 

御坂美琴を助けられなかった。

 

血を止めることも。

 

裂けた身体を元へ戻すこともできなかった。

 

けれど。

 

あいつを殺した何かへ。

 

この手だけが触れられるかもしれない。

 

「やります」

 

答えは。

 

考えるより先に出ていた。

 

加藤が保管袋を開く。

 

金属製のピンセットで。

 

学生証の端だけを外へ出す。

 

上条は右手を伸ばした。

 

指先が。

 

カードへ触れる。

 

その瞬間。

 

ぱきん。

 

小さな音がした。

 

光はない。

 

カードが壊れたわけでもない。

 

乾いた血も。

 

美琴の写真も。

 

そこに残っている。

 

ただ。

 

検査片に浮かんでいた灰色の線が。

 

上条の指先が触れた角だけ。

 

鋭く欠けた。

 

加藤は数秒。

 

その部分を見つめていた。

 

「異能だ」

 

初めて。

 

そう断定した。

 

「この学生証には、確かに何かが残っていた」

 

上条は指を離した。

 

触れた感触は。

 

ただの硬いカードだった。

 

それでも。

 

幻想殺しは。

 

そこに何かがあったことを否定しなかった。

 

否定したのは。

 

そこに残っていた異能だけだった。

 

 

上条は。

 

長い間、学生証を見ていた。

 

「こいつは、御坂の制服の中にあった」

 

「ああ」

 

「俺の袋は、御坂が持ってた。でも、映像の途中で地面に落ちて、俺が拾った」

 

「そうだ」

 

「制服は御坂と一緒に戻ってきた。学生証も」

 

加藤は答えない。

 

上条の言葉を。

 

最後まで待っている。

 

「でも、袋は置いていかれた」

 

身体に付いていたもの。

 

置いていかれたもの。

 

戻ってきたもの。

 

戻らなかった過程。

 

何が違う。

 

どこで分かれた。

 

「御坂は、あの場所からいなくなったんじゃない」

 

上条が呟く。

 

「どういう意味だ」

 

「移動したなら、どこかへ出て、どこかから戻る。テレポートなら、消える前と現れた後の間に距離がある。でも御坂は、同じ場所へ戻ってきた」

 

映像の中で。

 

歩道の位置は変わっていない。

 

上条が通り過ぎた、その場所へ。

 

美琴の身体だけが戻っている。

 

「あいつがいなかった間も」

 

上条の声が低くなる。

 

「本当は、同じ場所にいた」

 

「同じ場所にいた人間を、誰も見られなかった?」

 

「見えなくしたんじゃない」

 

上条は首を振る。

 

透明化では。

 

傷が生まれる過程までは消えない。

 

凶器が触れれば。

 

血が飛べば。

 

音が出れば。

 

何かが通常世界へ残る。

 

だが。

 

何もない。

 

存在していない。

 

その不在だけが。

 

あまりにも完全だった。

 

「御坂だけじゃない」

 

上条は言った。

 

「御坂を傷つけたヤツも。凶器も。血が出た瞬間も。あの時間だけ、全部こっちにはなかった」

 

加藤の目が細くなる。

 

「犯行の瞬間だけ、別の場所にあったと?」

 

「違う」

 

上条は。

 

学生証へ視線を落とす。

 

血の付いたカード。

 

美琴と一緒に戻ってきた。

 

向こう側に触れた。

 

最初の物証。

 

「別の場所じゃない」

 

同じ道路。

 

同じ歩道。

 

同じ座標。

 

それでも。

 

こちらからは存在しない場所。

 

「同じ場所の、向こう側です」

 

部屋が静まり返った。

 

時計の秒針。

 

冷め始めたスープ。

 

窓の外を通り過ぎる車の音。

 

それら全てが。

 

今までと同じ世界にある。

 

そのすぐ隣に。

 

誰にも見えず。

 

誰にも触れず。

 

人一人を殺せる場所が重なっているかもしれない。

 

「……今すぐ、現場へ戻ります」

 

上条が立ち上がる。

 

加藤の手が。

 

透明な袋の上へ置かれた。

 

学生証を守るように。

 

「戻って、何をする」

 

「探します」

 

「何を」

 

「境目を」

 

「見えるのか」

 

上条は答えられなかった。

 

「触れられるのか」

 

それも。

 

まだ分からない。

 

「犯人が待っている可能性は」

 

「それでも」

 

「殺すつもりか」

 

言葉が。

 

そこで止まった。

 

ほんの少し前。

 

上条は。

 

自分の中に生まれたものへ、既に名前を付けていた。

 

殺意。

 

御坂美琴を殺した人間を。

 

自分の手で。

 

二度と戻れないところまで壊したいという感情。

 

上条は。

 

否定できなかった。

 

加藤も。

 

否定しろとは言わなかった。

 

「今、答えられないことを責めるつもりはない」

 

静かな声だった。

 

「だが、答えられないまま君を現場へ行かせることもできない」

 

「先生には関係ない」

 

「ある」

 

初めて。

 

加藤の声が強くなった。

 

「私は今日、君の手から患者を引き継いだ」

 

上条の肩が揺れる。

 

「そして、救えなかった」

 

加藤の手が。

 

わずかに握られる。

 

その声は落ち着いている。

 

落ち着いているからこそ。

 

その下に押し込められたものが見えた。

 

「君が、あの子を救えなかった責任を一人で背負うのなら。私にも、救えなかった医師として背負う責任がある」

 

上条は何も言えない。

 

「君の右手が必要だと言う人間は、これからいくらでも現れるだろう」

 

加藤は続ける。

 

「君にしかできない。次の犠牲者を防ぐためだ。そう言えば、君が断れないことを知った上で」

 

上条の右手を見る。

 

「だが、君は観測装置ではない」

 

一言ずつ。

 

確かめるように言う。

 

「武器でもない」

 

「先生」

 

「少なくとも、私の前では患者だ」

 

上条の身体から。

 

少しだけ力が抜けた。

 

「今夜は行かせない」

 

「犯人が動いたら」

 

「今の君が倒れても、犯人は止まらない」

 

「でも」

 

「食べろ」

 

加藤は。

 

冷めたスープを指した。

 

「全部でなくていい。三口だ」

 

あまりにも。

 

場違いな言葉だった。

 

だから。

 

上条は反論できなかった。

 

ゆっくりと椅子へ座る。

 

スプーンを持つ。

 

一口。

 

味は分からない。

 

二口。

 

喉が拒んだ。

 

それでも。

 

三口目を飲み込んだ。

 

加藤は。

 

よくやったとも。

 

大丈夫とも言わなかった。

 

ただ。

 

学生証を新しい保管袋へ戻した。

 

 

その夜。

 

上条当麻は眠れなかった。

 

居間のソファへ横になり。

 

暗い天井を見上げていた。

 

加藤は隣室にいる。

 

扉は閉じられていない。

 

眠れと言われても。

 

目を閉じるたびに。

 

御坂美琴が血の中へ戻ってくる。

 

それでも。

 

上条は立ち上がらなかった。

 

テーブルの上には。

 

透明な袋に入った学生証がある。

 

犯人の顔は映っていない。

 

名前もない。

 

指紋もない。

 

凶器もない。

 

ただ。

 

本来なら存在するはずのものが。

 

何一つ存在していない。

 

その不在だけが。

 

犯人が作った境界の形を示していた。

 

犯人は。

 

現場から逃げたのではない。

 

犯行の瞬間だけ。

 

この世界の現場に存在していなかった。

 

ならば。

 

探すべきものは、最初から人影ではない。

 

人が消えた境目だ。

 

上条は。

 

暗闇の中で。

 

自分の右手を握った。

 

この手は。

 

御坂美琴を救えなかった。

 

けれど。

 

あいつを奪った世界の継ぎ目へ。

 

届くかもしれない。

 

その可能性だけが。

 

眠れない夜の底で。

 

初めて見つけた。

 

犯人へ続く道だった。

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