転生したら、自重!!・・・え!?いるの?   作:打出小槌

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第二話 よし、とりあえず現状ってのを説明すっぞっ!?

 さてさて、この世界ってのをちぃっとばっかし説明しとくぞ。

 俺をこの世界に転生させてくれた神さんは、とあるライトノベルに出てくる女神さん。

 

 女神さん曰く。

 

 この世界は本来の『とらいあんぐるハート』の世界に『リリカルおもちゃ箱』っつうトラハのスピンオフから派生した『魔法少女リリカルなのは』ッてぇー、タイトルの世界がまじってんだと。

 

 んでよ、加えて『ハイスクールD×D』『カンピオーネ』『型月(TYPE-MOON)』って世界がクロスした要素もあるんだが・・・・。

 あぁ~、他にもなんか色々、混ざってるらしいけど、詳しくはしんね。

 アルがいたもんだからデモンベインの世界と混ざっているんか!?とか、思ったけどよ。

 この世界にブラックロッジはねェーし、マスターテリオンもいねェーってんで、安心したもんだ。いや、ホント。

 

 トラハシリーズとカンピオーネと型月ってのは俺もそれなりに知ってたんだけどな。

 『ハイスクールD×D』は詳しくは知んねェ~し、『魔法少女リリカルなのは』ってのは、全く知らねェ~んだわ。

 あとな『魔法少女リリカルなのは』の原作開始はトラハ3原作の一年後になんだ。

 この辺はおもちゃ箱ん時と同じみてぇーだな。

 んで。これも『おもちゃ箱』ん時とおんなしで高町家の末っ子が主人公らしい。

 なめぇ~は、高町なのは。彼女はもう生まれてた。

 

 今年で3歳なんだってよ。美由紀の養母ちゃん。桃子さんが言ってた。

 こないだ見たけど可愛かったぞ~~~、プニプニだったぞ~~~。

 トラハ3の原作時、たしか8歳で小2だったから、あと6年後か~。

 何がおこんのかはしんねぇーけど、なんかワクワクしてきたぞ♪

 強ぇー奴いっかな~♪♪♪

 

 んで、高町家の末娘は双子なんだ。もう一人の名前は、ななせって言うんだと。

 トラハの裏設定だと。高町家はよ。本来、トラハ1に出てくる旧校舎の幽霊。七瀬が転生した家だったんだよな~。だからよ。二人いるって知った時は結構おでれーたもんだ。

 しっかし、七瀬、まだ学校にいるしな~~~。

 そろろそ移し替えて、憑代とか用意しなきゃなぁ~とか。

 てか、身体自体は既に青崎家の燈子さんにお願いしている。

 あとは、もっぺん本人の意思確認のみだ。

 

 そんで、既に死んでいるはずの高町家の家長、高町士郎は生き残った。

 俺と蓬寿が介入したかんな。そこにいたのは偶々の偶然だったけど・・・・。

 本来トラハ3の原作だとなのはが桃子の腹ん中にいて、生まれるめぇーにはもう、死んでっからな。

 だからかトラハ3のヒロインの一人。フィアッセ・クリステラは原作みてぇ~に罪の意識ってやつを背負ってねぇ~から、意外と元気なんだそうな。

 もしかすっと、時間差で今後、再びなんか起こるんかもしんねぇーけど、そしたらフォローするし。

 まぁ、知佳やリスティと同じで、フィアッセもHGSもってから、そっちの方は大変らしいけどな~。

 

 

 んで、高町恭也。トラハ3の主人公殿は親父の士郎さんが生きてんのに何でかしんねぇ~けど、2年ぐれーめぇーに膝をやらかしたらしい。

 事故ったんか、無茶な鍛錬でもしたんか、俺らは、まだそん時、槙原の人間じゃなかったからよく知らねェーんだけどよ。

 昔、偶然にもうちに遊びに来てた神咲家、薫の妹の那美の世話になったことがあるらしい。

 

 那美曰く『たぶん。もう覚えていないだろうし、忘れていると思うんだ』

 とかって言ってたけっか。

 たぶん、なんか切っ掛けみてぇーなもんがあれば思い出すんだろうけどな。

 あえて、介入してお節介やく気はねぇーかんな。

 為るようにしかなんねぇーしな。

 

 ()ぇーにも、言ったと思うんだけどよ、俺と蓬寿は槙原家の養子だ。

 2年前ぇー、9歳の時にこの家の子になった。

 そんでよ。9歳の半ばぐれーまでは俺と蓬寿と玉藻とアルの4人で暮らしてたんだけどな・・・。

 早々に知られちまった。俺達に親がいねぇ~ことと学校に行ってねぇ~ことがよ。

 まぁ~、俺が何にも考えずに言っちまったからなんだけどな~♪

 

 でぇ~じょ~ぶだって言ったんだけどよ。あっさりと却下されちまったぞ。

 

 まぁ~、その辺の話もおいおい話すとして。まずは目の前の現状をどうするか?だな。

 

「颯介は我と遊ぶ。約束してた」

 

「何を言うか、颯介は今から妾と特訓じゃ、蓬寿は邪魔をするでない」

 

「お二人様。そのように喧嘩をするものではありません。ご主人様が困っているではありませんか。なにより、ご主人様はわたくしとムフフな関係を・・・・」

 

 目の前にいる三人。

 片や俺の妹。槙原蓬寿こと無限龍(ウロボロス・ドラゴン)オーフィス。

 

 そして、もう一方。俺の神器で神滅具。

 獣の咆哮。『魔導書の原典 アル・アジフ』の精霊。

 アブドゥル・アルハザードによって記された最強の魔導書。

 

 そして、三大妖怪の一角、金毛白面九尾狐『玉藻前』。

 本体は天照大御神(あまてらすのおおみかみ))っつう本物の神さんで、人間に興味を持った分体が枝分かれして派生したのがこいつなんだと。真面目にやりゃ~それなりな んだけどな~・・・・。シリアスが似合わねェー、つ~か。なんつ~か・・・。ホント、閉まらねェー残念狐だ。

 長い間、封印されてたせいで力の大半が出せなかったらしいのだが、俺と契約したせいか、今じゃ、全力出しても大丈夫なんだそうな。

 なんか、京都に後輩がいるらしいんだが、そのうち挨拶でも行くとすっか。

 

 睨み合う龍と精霊と大妖怪。

 

 この三人が本気でぶつかると、アポカリュウスってヤツになんだろうな~。

 世界の一つは確実に滅ぶんじゃね?・・・・んなわけねぇーか、俺じゃあるまいし。

 

 アルの方は俺が協力しねェ~と力(りき)入んねェ~から大丈夫だろうけど・・・。

 

 仕方ねェ~なぁ~、このままだと話も進まねぇ~し・・・。

 時間もねぇ~し・・・。

 止めるか・・・。

 

「アル。蓬寿。オメェーら喧嘩なんかしねぇ~でよ。後で一緒に仲良く遊びながら修業すりゃ~いいんじゃねぇーか?そんで玉藻。――――オメェーは後でOHANASIな」

 

「それによ~。今から遊ぶんは、さすがに無理だぞ。・・・って、いうかよ。がっこー、行かねーといけねぇ~んだろが」

 

 忘れてんじゃねェ~のか?この三人。

 頭の後ろで両手を組んで、呆れながら言ってみた。

 

「「「・・・!!」」」

 

 おい!?―――オメぇーらな~・・・・・。

―――今気づいた!?・・・・みてぇーな顔でそろって驚いてんじゃねぇーぞ!?

 

「む。しかたない。学校行く」

 

「よかろう。蓬寿よ。続きは終業までお預けじゃ」

 

「ご主人様と二人っきりでお話?は!?これはむしろご褒美では☆」

 

 むむむ。とか唸りながら言う蓬寿に、魔導書となりオラの中へ戻ってゆくアル。

 玉藻は阿呆な台詞を吐きつつ、子ぎつね姿となり俺の肩へ。そして、肩から頭へとよじ登る。

 なんだかんだ言いつつも、この三人。結構、仲いいんだよな。

 

「うし!いくかッ!?」

 

「は!?―――颯介、少し待つ。我、ランドセル取ってくる!?」

 

 そう言うと、慌てて部屋へ取って返す蓬寿。

 

「颯介~、大事なもの忘れてるよ。ほら、お弁当」

 

「あわてねぇーでいいぞ~」

 

 蓬寿にそう一声掛けた俺は、養父ちゃんから重箱の入った俺専用『特大重箱五段重ね弁当』を受け取る。

 

 おおぅ。―――でぇーじなもんを忘れちまうとこだったぜ~。

 給食だけじゃ~、たんねぇからなァ~。

 通い始めたころ、学校からの通達もあり、担任から『槙原君は今度からお弁当用意して来て下さいね』って言われたんだ。

 

「あんがとな。父ちゃんっ!」

 

「颯ちゃん、から飛んでいっちゃダメよ。あと、他の人の家の屋根を走らないこと、それに自動車や他の人にも迷惑かけないように。ぶつかったり、潰しちゃダメだからね。あと、バスの屋根に乗って行くとかしてもダメよ。蓬ちゃんね」

 

「でぇーじょーぶだぞ母ちゃん。ちゃんと迷惑になんねェー様に俺も蓬寿も走ってくっからよ。弁当も持ってんしな♪―――いい修業にならぁ~♪」

 

「大丈夫。お母さん。心配いらない。我も、のーぷろぶれむ。問題ない。力、使わない」

 

 部屋から取ってきたランドセルを背負う蓬寿に、玄関前に用意していたカバンを肩がけし、背中に弁当の入った風呂敷を担ぐ俺。

 うん。背中が微妙に温いのが、特徴的だが、これがいつもの登校スタイルってことで。

 

 靴を履き、両開きの扉を出る。

 門のとこまでテクテク歩いて、軽く準備運動。

 柔軟して適度に解きほぐす。

 

「うし、んじゃ。・・・改めて、いくか!?」

 

「ん」

 

「はいです」

 

「「「いってらっしゃい(ませ)」」」

 

「「「行って((きまぁ~す!))(まいります!)」」」

 

 父ちゃんと母ちゃん、十六夜の声を背中に受けながら、俺と蓬寿は駆けだした。

 

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