壮絶な戦いの末、助けたレベッカ デイビッド ルーシー ファルコの協力もあって辛くも勝利する。
4人の命を救いレベッカに何かを感じ取ったビンセントは連絡先を交換し一度別れる。
その後リジーズバーで飲んでいたビンセントは妖艶な美女に声をかけられ大きな儲け話を持ちかけられる
大きな運命が待ち受けてるとも知らず…。
俺はレベッカ達に感謝されこれ以上の長居は危険だと言うことで別れる事にした。連絡先は交換したいが俺はコーポの人間だし元々、追っていた側の人間だ…
それでも俺はレベッカに何か強いものを感じ、いまや旧世代となったスマホを2つのうち1つを渡し何かあればいつでも連絡してくれと言って別れを告げた。
別れ際にレベッカにデイビッドはどうなるのかと聞くと、どうやら信頼の置けるリパーの元で治療を受けた後ルーシーと2人で月に行くという。ルーシーはこの世界から足を洗いデイビッドと余生を過ごすそうだ
「またなレベッカ、デイビッド、ルーシー、ファルコのおっさん」と別れを告げる。
俺はアキレスを手に司令部に部隊は自分を残し全滅、サイバースケルトンはアダムスマッシャーの妨害にあい破壊されたと報告し、証拠品としてサイバースケルトンらしき破片を回収した
迎えに来たAV(空を飛ぶ車の様な形をした乗り物)内で簡易的な検査と手当てを受け郊外の基地へと戻る(ボロボロなのに…企業兵の扱いは相変わらず雑だなあ涙目)。
AVから降りて基地出撃ゲートの準備室で俺は黒とカーキ色の迷彩のプロテクターとタクティカルベストを外し、ヘルメットと黒のバイザーを取り兵舎に戻る。
ハンドガン外出時の護身用にいるからといつも通り説得して携帯し、念のため手榴弾も絡まれた時の保険の嘘をついた。(手榴弾の所持も許可でたときはさすがこの街おわってんなぁと感心した。いろんな意味で)
翌日、3日間の休暇を取りシティセンターでの激闘に疲れを癒すためトウキョウの人気アイドル[Us Cracks]の代表曲を聴きながらワトソンへと車を走らせる
いつも通り俺は夜にリジーズバーのフロアカウンターで飲んでいた時だ…
青いショートボブでピンクとホワイトのグラーデションのファーで飾られた黒く光沢のあるコートに、無数の星の様に輝くシルバーホワイトの大胆に胸が開いたドレスを着た派手な女が近づいてきた。
「ねぇ、あなた人稼ぎしない?」といきなり俺に声をかけてきた
「あんたは誰だ?」と返すと、「そうね…ここだと目立つし移動しない?」といわれBD(ブレインダンス)を視る個室へと案内された。
また変な奴に絡まれたな…適当にあしらってここを仕切ってるモックスのリタに伝えておくか。
そう考えながら個室で先にどうぞと座るよう言われ、警戒しながら座る…。
「そう身構える必要はないんじゃない?あなたが何を望むかお見通しよ。単刀直入に言わせてもらうわ、あなたはスカベンジャーに殺された妹さんの復讐をしたい。でも犯人は分からない上にそれを知る為のコネもアテもなくどうすれば良いか解らない、道に迷う迷子…でしょ?」
と女は俺を見透かすかのように見つめ、占い師の様に言い当てた。
「!!おい…なぜわかった?それを知って何ができる?」
俺は妹を殺した犯人がスカベンジャーの内の一人だと分かっていたがそいつの居場所や確実に復讐を遂げるための資金やコネが無く途方に暮れていた
だが今の俺はミリテクとアラサカの間に起きる新たな火種を消すための過酷な任務の日々で疲れていて、もはや忘れつつあった
「そのコネと資金を得るために力を貸したい…と言ってるの。それに、忘れていたって顔ね…妹さんが悲しむわよ…。」
初対面の赤の他人に心を覗かれたあげく同情だと?ふざけるな!
「あんたは…何者だ?俺の何を…」と湧き上がる怒りを抑えつつ目をしっかり見つめ問いかける…
「私はエヴリン.パーカー。このナイトシティの全てを知り道に迷う者を救う…女王よ…」と虚栄心を感じさせず事実である様に自身に満ち溢れた表情と声色で語った。
相変わらずの街は変わった人間が多い。
「すごいな…女優さんか?BDで観れるほど安くない高貴なスターか?」とおだてるふりをしてボロがでないか探る…
「ふふ…女優ね。そう私はBDと一般人が観ることすら出来ない富裕層向けの舞台で有名な女優であり、あなたのような困ってる人を助ける慈善活動家よ。」と慈愛に満ちた表情で見つめれる。
「ははは…驚きだな…。まさか富裕層向けの劇場があるのは知ってたが有名な女優さんだとはね…。有名な女優さんなら富裕層が庶民に見せたがらないのも無理は無い…!」と自分の世間に対しての知識不足に思わず笑いがこみ上げる。
「それで…?女優さんがどう助けてくれる?」とやや前のめりになり次の応えを待つ
「そう焦ることはないわ。あなたを助ける方法は2つ…1つは犯人を探すのに協力してくれるネットランナーの紹介…もう1つは犯人探しに必要な資金を得るための仕事を紹介するわ。この2つはあなただけでやれとは言わない…。人員を今探してるの…裏切りや手を抜かない素晴らしい人材をね…」と品定めをするかの様に見つめて言う。
「?どうした何か問題でも?」と俺は彼女に対して心配になる
「ええ…この街のルールとして今回の依頼はフィクサーに通し、ソロ、テッキー、ネットランナーを用意し動いてもらうのが鉄則なの。なぜかと言うと依頼人とソロが直接やりとりすると後々、大きなトラブルに繋がるわけ…」
「で?フィクサーに何か問題でも?」
と俺が聞くと彼女は俺を近くに引き寄せ、強く言う。
「表面上私はフィクサーに依頼してる、名はデクスター.デショーン…。ナイトシティで有名なビッグな男。でもあなただけは特別に私と個人的に組んでもらうわ…」俺は有名な女優の積極的なアプローチに驚き思わず顔を赤らめる…。
「…それで?今回の仕事は?」と目を見つめ問うと
彼女は耳元でささやく。
「レリックの強奪よ…富裕層向けの陳腐な物じゃない…
ヨリノブ.アラサカの持つ魂を新たな器へと移す…特別なレリックよ…。」
俺はこの時は彼女のアプローチはすばらしくレリックが単なる魂の移植するサイバーウェアの一種だと思っていた。しかもあのアラサカだと言うことに感心に奪われていたのだ。
ビンセントはすぐ我に返り、初対面にも関わらずここまでトントン拍子に話が進むのはおかしいと薄々気付いていた。訓練兵時代からこの手の人間には何度も辛酸を舐めさせられたからだ…
そこで彼はカマをかけることにした
「なぁ、ミスパーカー…俺は昔慰安旅行でジャパンタウンにある高級ドールハウス、クラウドに先輩方に何度か連れられたことがある…」
「…え?いきなり何の話?」とエヴリンは怪訝な表情を見せた
俺はエヴリンに探りを入れることにした。この女…何か裏がある…