仮面ライダー×仮面ライダー SAO大戦   作:BRAKER001

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休憩と歓談

「こんなところか……?」

 

 俺とアスナは手に入った素材を確認する。

 

「うん、足りてる。ありがと、手伝ってくれて」

 

「気にしないで良いって、俺だって暇だったし……それに、仲間だろ?」

 

「それでも手伝ってもらったのは確かだもの。何かお礼でも……」

 

「だから気にするなって。どうしてもっていうなら、そのうち俺の素材集めを手伝ってもらうさ」

 

 インベントリとにらめっこしているアスナを止める。

 

「……じゃあ今日はお言葉に甘えさせてもらうわ。折角集めたんだし、強化も済ませちゃいたいし」

 

「そういえば、アスナのその武器って今どのくらい強化してあるんだ?」

 

「えっと……今+3、強化に成功したら+4になるわね」

 

 アスナが剣のステータスを見ながら答える。

 

「へぇ……強化するのはウルバスの鍛冶屋?」

 

「そのつもり。ちょっと心許ないけど、今はあそこくらいしかないし、素材もおかげさまで必要最高値まで集まったから」

 

「そっか、なら俺もついてっていいか?」

 

「え?」

 

 キョトンとした顔のアスナに続ける。

 

「どうせまだ暇だしな、集めた素材の結果を見たい」

 

 アスナは少し悩んだ後、苦笑いしながら

 

「そういうことなら」

 

 と、了承してくれた。

 

 

 

 

 

 

「ほラ、差し入れダ」

 

 アルゴの取り出したパン二つを貪りながら、俺たちは休憩に入った。

 時間が経つにつれ、コツを掴んできたのか、俺もキリトも着々と岩の中心を捉えられるようになってきたのか、岩を叩いた時の音も響くものに変わってきていた。

 

「それでも、まだ時間はかかりそうだけどなあ……まじでなんだったんだあいつは……」

 

「本当にな……あいつ、俺たちにはない隠しステータスとか持ってるんじゃないのか?」

 

「ン? ブレイドのことカ。確かにオレっちもアレが初見で壊せる代物だとはこれっぽっちも思わなかったナ……」

 

 思い思いの感想を述べる三人。しかしどれだけ悩んでも答えが出るはずも無い。

 当の本人は何の説明も無しにとっととこの場を後にしてしまったのだ。

 

「薄情者め……せめてヒントくらい置いてってくれても良かったんじゃねえか?」

 

「いや、残念ながらそれはあまり意味がないと思うぞ?」

 

 しかし、その文句はあっさり否定されてしまう。

 

「正直コイツは、アイテム収集やモンスター討伐なんかとは違って感覚頼りだからナ」

 

「説明すること自体難しいだろうし、その説明を聞いたところで活かせるかどうか……」

 

「そういうもんかねぇ……」

 

 二人の説明を聞き、しかし俺は納得できずにいた。

 

「そーいえバ、そのブレイドだけどナ、さっきアーちゃんと一緒に街の中を……キー坊、なんダその目ハ」

 

「アルゴが簡単に情報をくれるなんてあり得ない。一体何が狙いで……」

 

「失礼な奴だナ! 確かにオレっちも普段はこんなこと絶対にしないけど、お代はオマエらの顔で頂いてるさ」

 

 ニヤニヤと人の顔を見ながら、アルゴは話を続ける。

 

「それニこんな情報、大雑把すぎて売り物になんかならないからナ」

 

「それで? あの二人がどうしたんだ?」

 

「さっきウルバスにコレ買いに行った時見かけてナ。二人仲良くどっか行くような感じだったゾ」

 

 ……はて、あの二人はそんな仲だったか。確かに一緒のパーティーでボスを倒した仲だけれど、剣崎はキリトとこそ仲は良くとも、アスナとはあまり接してなかった気がする。

 

 いや、別に二人が何してようと俺の問題じゃないが、俺たちがここにいなければならないというのに、二人で楽しそうに何かやっていると言われるとあまりいい気分でも……

 

 などと一度意識し始めると思考が止まらなかった。

 ちなみに晴人の目の前の黒髪の少年も同じような感情に苛まれていたりするのだがそれをお互いが知る由もない。

 

「さてト……じゃあオレっちはもう行くゾ。

流石にずっとオマエらに付き添ってたら商売上がったりだからナ」

 

「あ、ああ。そうだよな」

 

「飯、ありがとな」

 

「まだ明日もやってるようならなんか持ってきてやるヨ。あ、なんならブレイドやアーちゃんも誘って…」

 

「「頼むからそれはやめてくれ!」」

 

 二人の懇願が暗くなりだした森に響いた。

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