刀やナイフを作るには先ずは使うことが大切
暁月はいつもノアを食堂に連れて行っている。
それはお父さんのようだ。
部屋だけではなく通路などでも
絵を描いているノアを食堂に連れて行っている。
やはりレジンの匂いはきつかったが、
ポーカーフェイスでなんとか乗り切っていた。
暁月「ほら、ノア行くぞ」
ノア「は〜い」
最近は聞き分けが良くなった
暁月はさっと食べて一人で
暁月「ふぅ…ふぅ…くそっ…う…」
トイレのなかに胃液だとかが撒き散った。
暁月「あー…きっつ…だが、頑張らなくてはな…」
ある日、ノアが食堂に来なかった
暁月も体調が悪く、ノアを連れてきては居なかった
その日の夜にノアが遺体として発見された事が伝えられた。
暁月「……マジか…いや…問題ない…大丈夫だ…」
暁月が起き上がり立ち上がる。
メルル「ま、まだ…起き上がらないほうが…」
暁月「問題ない。最後の別れでもしに行かなくては」
メルルの静止を振り切り
ノアが死亡したとされる監房に行く
暁月「よぉ…本当に死んじまったのか…はは…」
その時、スマホに通知が来た
通知【はぁ…知らせが入りました。
痛ましい殺人事件が発生したようですね】
通知【あの…みなさん、
今すぐラウンジに集合してください。
従わなければ看守が連行しちゃうので…】
ラウンジに集合した少女達は
みな、気まずそうに目を背けていた
そこで天井付近の通気口からゴクチョーが出てくる
ゴクチョー「はぁ〜…殺人事件…起きちゃいましたね」
ゴクチョー「今夜、《魔女裁判》を開廷します
今いる囚人の中から
殺人犯を特定してください
その者は、《魔女》として処刑するので」
ゴクチョー「やすやすと死なない魔女の活動を
確実に沈黙させる方法での処刑です。
かなり酷いこととか…しちゃうので」
ゴクチョー「また、囚人全員への告知ですが、
特定できなかった場合は、
全員処刑とします」
暁月「虱潰しってことか…」
それから証拠集めが始まった
暁月はメルルの静止で
ズルズルと医務室のベットに寝かせられた
隣にはアンアンがいる。
暁月「アンアン、大丈夫か?」
アンアンはぼーっと天井を見ていた。
暁月「だめ…だろうな。どうだ?心当たりはあるか?」
アンアン【同室はとても嫌だった】
アンアンがスケッチブックを1枚破ると渡してきた
暁月「これは…蝶の絵か?まぁ…安静にしておけ
俺はもう行くよ」
そう言って医務室を後にした。
ラウンジに行くと一つ違和感があった
暁月「ボウガンが無い?盗まれたのか」
すると、エマ達が入ってきた
シェリー「暁月さん!
何か手がかりのような物はありましたか?」
暁月「手がかりってほどでもないが…
アンアンから蝶の絵をもらったんだ
とりあえず、預けておくよ」
そのまま去った。
シャワールームに来てみるとレイア、マーゴ、ミリアの3人が
捜査しているようだ。
暁月「何か手がかりはあったかい?」
レイア「暁月くん。いいや、
特に有力な証拠は何処にもなかったよ」
時間が来たのか裁判所に呼ばれた。
証言台には番号が振られていて決まっているようだ。
《審問開始》
シェリー「私が見つけた証拠…それはズバリ、
ダイイングメッセージです!」
暁月「それは何だ?どれがダイイングメッセージだ?」
シェリー「死体の後ろと周囲には【血で描かれた】蝶の絵が
描かれているんです」
シェリー「あれはおそらく、被害者が最後まで持っていた
【筆を使って】描かれた死者からの伝言…」
シェリー「つまりノアさんの
ダイイングメッセージなんですよ!」
暁月「待った。本当に筆で描かれているのか?」
シェリー「え?」
暁月「魔法で蝶の絵を描いたんじゃないか?
ノアの魔法は[液体操作]だからな」
マーゴ「そもそもノアちゃんの出血量で
筆を使って絵を描くのは
物理的に難しいと思うわ」
レイア「確かに、他人が描いたとしか思えない。
ただ、この牢屋敷では魔法が
選択肢にあがってくる、というわけだね」
シェリー「しかし、そうなると結論は一つです!
絵を通して私たちにメッセージを伝えたんです!」
暁月「それで?犯人は誰だと思うんだ?」
シェリー「それは…もちろん。犯人はマーゴさんです!」
シェリー「つまりあの絵は【ノアさん】が【死に際】
【犯人】であるマーゴさんを告発した
メッセージなんですよ!」
エマ「その絵は犯人に向けられた
絵じゃないんじゃないのかな」
エマ「これをみてほしいんだけど…」
ミリア「それは…ノアちゃんの絵?」
エマ「事件現場に残された蝶の絵は
確かにノアちゃんが死に際、
魔法で描いたものだと思うけど…」
エマ「でもこのスケッチブックの蝶の絵は
前から描かれていたものなんだよ」
エマ「本当にダイイングメッセージなのかな?」
アンアン「違う」
アンアン【この絵はマーゴに向けられた絵ではない
わがはいに向けられたものだ】
アンアン【そしてこの絵の意味をノアから事前に聞いている】
アンアン「この絵はノアの死に関係ない」
暁月「それなら他に犯人としてあげられる?
足跡がつかないように刺す事は
どうやるんだ?」
エマ「それは…長い物を持っている人じゃないかな…」
シェリー「それだと暁月さんや
レイアさんが当てはまりますね!」
レイア「それと、空中に浮けるハンナくんもじゃないか?」
議論は進んでいく、
そして犯人を暁月かレイアかで絞り込むことができた。
暁月「これで、俺かレイアかで絞れたわけだ」
レイア「そうだね、こちらからとしては
暁月くんが犯人に見える形だ
動機もあるしね
暁月「ほう?どんなことだ?」
レイア「キミ、トイレで吐いていたんじゃないか?」
暁月「あぁ、レジンの匂いに当てられてな」
エマ『それなら暁月くんが?』
審問は終結に近づく。
NewData 無し
少し短くなってしまったのは分岐点を作ろうと思ったからです。プロローグよりは長いですが、それでも短いです。
これからの物語を見てくださったらありがたいです