アイデアが湧いてしまうんです。
あと時系列がおかしいかもしれません、ご了承ください。
もしここ間違ってるなどがあれば感想ください。
プロローグ 蘇りし拳
F.C.160年7月23日。
時刻、23時58分。
世界を救った英雄――。
ドモン・カッシュは静かにベッドの上で目を閉じていた。
かつて地球を滅ぼしかけた存在。
デビルガンダム。
人類の進化を歪め、全てを取り込もうとした悪夢。
その脅威を打ち破り、世界に平和を取り戻した男。
それが、ドモン・カッシュだった。
しかし、時の流れは英雄をも老いさせる。
今年で120歳。
もう自分の身体が限界を迎えていることを、ドモン自身が一番理解していた。
「……もう、十分だな」
静かな病室。
そこには、かつて共に戦った仲間たちの姿はない。
チボデー、サイ・サイシー、ジョルジュ、アルゴ。
そして最愛の女性――レイン。
皆、先に旅立っていった。
残されたのは、彼らが残してくれた子供たち。
そして、そのさらに下の世代。
自分が守り抜いた世界を生きる者たちだった。
「親父……」
「おじいちゃん……」
家族の声を聞きながら、ドモンは穏やかに目を閉じる。
その瞬間。
脳裏に浮かぶ。
ネオジャパンで過ごした幼少期。
父、ライゾウ・カッシュ。
兄、キョウジ。
師匠、東方不敗。
ガンダムファイト。
仲間との出会い。
そして――レインとの時間。
全てが走馬灯のように流れていく。
「……レイン」
最後に思い浮かんだのは、愛する女性の笑顔だった。
時計の針が進む。
0時00分。
ドモン・カッシュ。
その長き人生に幕が下りた。
――はずだった。
◇
「……終わりか」
白い世界。
そこにドモンは立っていた。
「よく戦ったな、ドモン・カッシュ」
声が響く。
「神……か?」
「そうだ」
ドモンは拳を握る。
「ならば、俺はもう十分戦ったはずだ」
「確かに、お前は世界を救った」
神は答える。
「だが、まだ救われていない世界がある」
「……何?」
光が広がる。
そこに映し出されたのは――。
黒い球体。
巨大な異空間。
飲み込まれる都市。
未知の怪物。
「これは……」
「別の世界だ」
「その世界では、人類は新たな脅威と戦っている」
「名は――ホロウ」
ドモンは黙って映像を見る。
そこには、かつての自分と同じように。
絶望に抗う人々の姿があった。
「お前には、もう一度戦ってもらう」
「……また俺に戦えと言うのか」
「そうだ」
少しの沈黙。
そしてドモンは笑った。
「ふっ……」
「全く……神様ってやつは、人使いが荒いな」
拳を握る。
「いいだろう」
「この拳で、もう一度未来を切り開いてやる!」
白い光が世界を包む。
そして――。
◇
目を覚ます。
「……ここは?」
白い天井。
薬品の匂い。
誰かの話し声。
「先生! 赤ちゃんが目を覚ましました!」
「赤ちゃん……?」
ドモンは違和感を覚える。
身体が動かない。
声が出ない。
小さい手。
小さい身体。
「まさか……」
鏡を見る。
そこに映ったのは――。
赤ん坊の姿だった。
「…………」
しかし、さらに驚くことがあった。
出生記録。
名前。
そこには――。
**ドモン・カッシュ**
と書かれていた。
「……名前まで同じとはな」
偶然とは思えない。
これは神の悪戯なのか。
それとも新たな試練なのか。
そしてドモンは知る。
この世界が、自分の知る未来とは違うことを。
◇
旧都。
かつて飛ぶ鳥を落とす勢いで発展した巨大都市。
しかし――。
ある日、世界を変える事件が起きた。
巨大な異空間。
**零号ホロウ。**
街も。
建物も。
人々も。
全てを飲み込んだ災害。
後に――。
**ホロウ災害**
と呼ばれることになる出来事。
ドモンが生まれた時代は、その災害から約24年後だった。
まだ旧都には人が暮らしていた。
まだ未来は残っていた。
そして4歳になったドモンは――。
前世と変わらず拳を磨いていた。
「もっと強くならなければ」
「今度こそ、誰も失わないために」
その修行の日々で、彼はいくつもの出会いを経験する。
雲嶽山へ見学に行った時。
そこで出会った少女――儀玄。
「……君、本当に子供?」
圧倒的な実力。
先輩たちを次々と打ち破るドモンに、儀玄は興味を持った。
それ以来。
週三回。
二人は互いに拳を磨く仲になった。
またある日。
庭で木刀を振っていた少女。
雅。
偶然見られたことがきっかけで――。
「なら、相手をして」
半ば強引に修行相手にされる日々が始まった。
しかし。
そんな平穏は長く続かなかった。
◇
ドモン・カッシュ。
6歳。
旧都陥落。
ホロウ災害。
その日。
彼は戦った。
だが――。
まだ6歳。
前世のような力も。
ガンダムも。
流派東方不敗の完成された技もない。
できたことは限られていた。
それでも。
目の前の人間を救うために拳を振るった。
泣いている子供。
逃げ遅れた老人。
顔なじみの人々。
全てを救うことはできなかった。
多くの人々が避難した。
街は失われた。
そしてドモンは誓った。
「……もう二度と」
「何もできない自分には戻らない」
それからの日々。
学校。
勉強。
修行。
全てを極限まで高めた。
そして現在――。
17歳。
学生となったドモン・カッシュは。
「ねぇ、ドモン」
隣の席の少女に肩をつつかれていた。
「また難しい顔してる」
「……」
「考え事?」
少女――エレンは笑う。
「もしかして、また修行?」
「……」
「図星じゃん」
ドモンはため息をつく。
前世では世界を救った男。
今世ではただの学生。
だが。
彼の拳は知っている。
この世界にも、いつか戦いの日が来ることを。
そして――。
新たなる戦いの幕が上がる。
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みなさんお待ちかね!
いよいよ開幕しました!学生のドモン・カッシュ!
最初の挑戦相手はエーテリアスデュラハン!
ホロウをリングにした注目の第1戦!シャイニングガンダム対デュラハン!のゴングが、今鳴り響きます!
次回、ゼンレスゾーンゼロ 流派東方不敗、再臨す「地に落ちたガンダム」に、レディィィ、ゴォォォ!!
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