とりあえず幕間で出していく内容としては、アルケー君が色々なミレニアム生とお話をする感じにしようと思います。文字数は予定通りに大体2000~5000字程度を目安に書いていきます!
とはいっても、今回の話みたいに3000字弱ではなく、4000字は超えるなどしてできるだけ多くできるように頑張ってみます!
第1章で出てこなかったキャラも出てくる予定ですので、楽しみにしていただけると幸いです!
そしてメインストーリーの現在の進捗ですが、オリジナル章が終盤に入ったところで、パヴァーヌ2章が2割くらいです。
第1章での感想ではオリジナル章は半分超えた程度と言いましたが、実際に書いていたら何か意外と終盤に来てるっぽくてビックリしました。
ただそれでも、とりあえず完成させようの精神でやってるので粗はめちゃくちゃありますし、修正とかで話数が多くなることも普通にありそうです。
さて、以上で前書きは終わりです。長くなってすみません……。
それでは、本編へどうぞ!
勝ち取った日常(ゲーム開発部)
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ミレニアムプライス……あの日から、約二週間の時が経った。
あれから俺たちゲーム開発部は、何日かした後に生徒会へと部の申請書類を提出した後、勝ち取った平穏な日々を優雅に過ごしている。
……つってもユウカ先輩からも言われたが、結局は猶予が伸びただけに過ぎないとも言える。どちらにせよ、まだ部活に関する問題は残ってるってことだ。
でも、前の時と比べたら今はそこまで苦じゃない。だって今は、時間に悩むことなく安心しながら取り組める環境にいるんからな。
……ふぅ。にしても、今思えば結構大変だったな。ミレニアムプライスまでのことは。
ほとんどの日を詰め込みで作業してたから、周りの雰囲気も喧騒気味になってたし、若干ギクシャクしてた時もあったっけな。
………ま、あの時と違って今は廃部のこと何か考える必要はないし、きっとこれで静かになっt「うわあああん!!また負けたああっ!!」
「何やってるのお姉ちゃん!?そこは絶対身代わり置いとくべきでしょ!?」
………静かに………なっt「だって相手音技持ってたじゃん!?置いたところで貫通するだけだって!しかもこっちの手持ちもう一体だけだったし!」
「で、でも……あの音技ならギリギリ耐えてたと思うから、そしたら倒せてたと思うよ?」
「それに相手の手持ちを見た感じ、身代わり貫通しそうなの持ってるのはもういなさそうだったし、しかもタイプ相性的に有利だったから、絶対に勝てたでしょあの試合。」
「ヴッ!?」
………………静かn「でもあそこで急所に当たるのは普通なくない!?いくらなんでも理不尽過ぎるって!?」
「ま、まぁ……それは運が悪かったとしか………」
「アリス知ってます!これは日頃の行いという奴ですね!」
「うん、間違いないね。」
「ヴッ!?!?!?」
……………………静かにならないな、これ。
モモイとミドリとユズ、そしてアリスの四人は、半年くらい前に発売された某有名なゲームの最新作をプレイしているようだ。こいつらはそいつのネット対戦をかれこれ5時間以上ずっと部室に来てから楽しんでいる。
……どうやら、こいつらには落ち着きというものがないらしい。今は色々なことがあって疲れていてもおかしくないのに、遊ぶときは大体いつもこうやって騒がしい雰囲気になる。パーティーを始めたら最後、静かな雰囲気なんぞここには一生訪れることはない。
「………お前ら、よくもまぁそんなに長い間ゲームできるよな。そんなに楽しいのか?そのゲームの対戦。」
「楽しいなんてもんじゃないよ!何ならやろうと思えば一日中できるくらいだし!」
「へぇ、そんなに面白いのか………。」
「もっちろん!……あっ!そうだ!アルケーもやってみない?絶対に楽しいからさ!」
「え?俺?……いやでも、そのゲームの対戦結構難しそうだからな……」
突如としてモモイからゲームのお誘いをされたが、俺は難しそうと言う理由からやんわりと断ろうとしていた。
遠くから様子を見ていたが、どうやらこのゲームの対戦で勝つためには技やステータス、持ち物のことだったりと結構覚えることが多いらしい。しかもそれに加えて、相手の行動も予測できなきゃいけないらしいから、俺にはあまりにも難しそうで手を出そうにも出せなさそうだ。
「…それだったら、わたしたちと対戦しませんか?ネット対戦じゃなくてわたしたちとだったら、きっとアルケーさんもやりやすいでしょうし………。」
「アルケーさんと勝負……うん、凄く面白そう………!」
「はい!アリスもアルケーと一緒にやりたいです!それにもしも分からないことがあったら、上級者であるミドリかユズに聞けば問題ありません!丁寧に教えてくれます!」
「アリス?私は?」
ユズは一つの提案として、自身たちと対戦しないかと誘ってきた。
……確かに、こんなに難しそうなゲームでも、身内とだったら結構何とかなりそうだな。それにアリスの言う通り、分からないことがあったら教えてくれるだろうから、初心者の俺でも十分に楽しめそうだ。
「……そこまで言うんなら、せっかくだしやらせてもらおうかな?別に俺も、興味がないわけじゃなかったからな。」
「よし来た!それじゃ早速私とやろうよ!」
「モモイが相手か……何か、初心者の俺でも勝てそうだな。」
「なっ!?こう見えても私ハイパー級は行ってるんだからね!舐めないでよ!」
「でもお姉ちゃん、そう言って同じ初心者のアリスちゃんに負けてたじゃん。それにハイパー級って言ってもまだ成り立てだし。」
「うぐっ!?」
ミドリの言葉によってまたもや大きなダメージを負うモモイ。さっきから何度も妹の手によって呻き声を上げられていて、とても姉の貫禄を感じることができない。
……まぁあんなこと言ったけど、事実としてモモイの方が明らかに経験者だから、間違いなく簡単には勝てないだろうな。つっても同じ初心者のアリスが勝ったらしいから、ミドリとユズ、そしてアリスの知恵を借りればある程度良い勝負はできそうだ。
「ぐぬぬ……こうなったら、私がしっかりと強いってところ見せてあげる!覚悟してよね、アルケー!」
「へへっ、いいぜ。やってやるよ。知識がなくったって叩き潰してやる!」
こうして俺は、モモイたちと一緒に対戦ゲームをプレイすることにした。
……やっぱり皆でやるゲームというものは楽しいらしく、思いのほか充実した時間を過ごすことが出来た。
撃った技でたまたま相手を凍らせたり、何か理不尽に一撃で相手をぶっ倒したりした結果ブチ切れてどんちゃん騒ぎになったりもしたが、それも含めて有意義な時間となった。
……と、まぁこんな感じで、今の俺は騒がしくもそれとない日常を送っている。
今みたいな部活動以外にも、学校の授業とかミレニアムにある他の部活や色んな人たちとの交流もあったりと、色々なことをやって結構楽しく過ごしていたりもする。多分、俺はミレニアム生の中だったらそこそこ活動範囲が広い方だと思う。
……ただそれでも、やっぱり俺が一番落ち着けるのはここしかない。
仮にどんだけ騒がしかったとしても、俺にとってはむしろ安心感を覚えちまう。……そうなっちまうくらい、俺はこの場所に親しんでるってことだろうな。
ここにいると俺はずっと楽しくて、心が躍る時間を過ごすことが出来る。どんなに辛いことがあったとしても、こいつらと一緒だったらどんなことでも乗り越えられる気がする。
………記憶のことや自身の正体だったりと、まだまだ俺には残っている問題がたくさんある。
……でも、それでも今は、この勝ち取った賑やかな日常を、しっかりと謳歌することにしよう。
……時間は、まだまだあるんだからな。