それと今回の話では本作での男子生徒についての設定が描写されています。
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「さてっ、もう廃部の危機は免れたんだし、安心してゲーム三昧できるね!」
「じゃあアリス、今日はレイドに行こう!準備できてる?」
「攻略法は把握しました。レイド専用装備も獲得済。【初心者歓迎/「燃える森」へ遠征/4人/ヒーラー、遠距離アタッカー募集】で告知。あっ、【Perorochan32さんが合流しました】。」
[……帰ってきてそうそうゲームかよ…………。]
…エンジニア部との一件の後、俺たちは無事に目的を果たしたことから、ウタハ先輩たちに改めて礼を言った後に部室へと戻ってきていた。
…そして今現在、モモイとアリスがとあるゲームのレイドバトルを始めようとしている。…いや、すんごい呑気にしてるけどさ、流石にもうちょい緊張感を持った方がいいんじゃねえのか?
「ちょ、ちょっと気を緩めるには早くない!?」
「そうだぞモモイ。確か、セミナーに部の資格要件を備えたって言う必要があるんだろ?ちゃんと報告したのか?」
「もっちろん。それで今日の午後に、アリスとアルケーの資格審査に来るって……あっ、アリス!それブレス攻撃の予備動作!危ない!」
「危険を察知、バリアの魔法を展開します!」
「今は現実の方が危険だよ!資格審査って何!?そんなの初めて聞いたんだけど!?」
「その「資格審査」に、私たちの部の存続がかかってるのに……呑気にレイドバトルしてる場合じゃないでしょ!?」
[…いや、俺も初めて聞いたんだけど、本当に大丈夫なのかよ……。]
…モモイの奴はちゃんと報告したと言っていたが、どうやら俺とアリスの資格審査にセミナーがやってくるらしい。ミドリはまだ分かるとして、何で当の本人である俺が知らねぇんだよ………。
「心配し過ぎだって、アリスとアルケーの準備についてはもう完璧なんだし。ねっ!アルケー!」
「え、そうなんですか?アルケーさん?」
「…は!?い、いや、俺は何も聞かされて………ッ!」
「お、おいモモイ……もしかして今日の朝にやったことって、そのための準備だったのか………?」
「そうだよ!…って、言ってなかったっけ?」
「初めて聞いたわそんなこと!それなら最初っからそう言いやがれ!」
……実は今日の朝の時間、俺とアリスはモモイの奴に誰が来ても自己紹介ができるようにしてくれと頼まれて、モモイと一緒にその内容を考えていた。そしてどうやら、その頼み事は資格審査のためのものだったらしい。
一応、俺の方はそれっぽいことを言えるようになったが、アリスの方がその純粋さ故に口を滑っちまいそうになる時がついついあった。
…まぁ、それでも何回も何回も反復したことで何とか覚えることができたっぽいし、後は本番でどうにかするしかないだろう……。
「……あり得ないわ。」
「……ん?」
突如として、後ろから人の声が聞こえたので振り返ってみると、そこには菫色の長い髪をしてこちらのことを鋭く見ている女性が立っていた。…そしてその人は、まるで信じられないものを見ているかのように、かなり疑っている様子が伺える目をしていた。
「ゲーム開発部に新入部員が入ったなんて、あり得ない……!」
「それに二人も!さらにその内の一人は男子生徒なんて……!」
「残念だけど、事実だよ!」
「ユウカ……」
[……へぇ。この人がモモイたちが言っていた人か。]
その人はモモイたちが恐れている人物であり、セミナーの会計を担当している、早瀬ユウカ先輩だった。
モモイたちの話によればかなり酷い人らしいが、見た感じは俺たちを警戒しているだけでとても悪い人には見えない。
……ただ、ちょっとの嘘でも見抜きそうな鋭い観察眼を持っているような感じはする。セミナーはミレニアムの生徒会の役割をしている部活で、この人はその中でも地位の高いところにいるともモモイに聞いたから、油断は決してできないだろう。
「あなたが噂のアリスちゃんね。ゲーム開発部に入った、一人のメンバー。」
「……ふーん、ミレニアムの生徒ならばほぼ全員把握してると思ってたけど……」
「私がこんなに可愛い子のことを知らなかったなんて、ちょっと信じられないわね。」
[………いや、判断基準そこなのかよ…。]
俺はユウカ先輩がアリスのことを謎の判断基準で見ていたので、思わず心の中で突っ込みを入れてしまった。
…っていうかこの人、さっき物凄い目をしてなかったか?何か捕食者みたいな目をしてた気がするけど…………いや、流石に気のせいか。別に意図してやってるわけじゃなさそうだったし、俺の勘違いだろう。
「……???」
「よ、妖怪が出現しました……!」
[アリスさん!?]
俺がユウカ先輩に対して謎に怖がっている時、なんとアリスが目の前のユウカ先輩に対して妖怪呼ばわりをしていた。
……いや多分さ、アリスも俺と同じようなことを感じたんだろうけどさ、だとしても他に言い方があったんじゃねぇのか…………?
「い、今この子、私のことを「妖怪」って言ったわよね!?」
「か、勘違いだよ!「妖精」って言ったのを聞き間違えたんでしょ、もう、アリスは嘘がつけないんだからー。」
「くっ……悪役には慣れてるとは言え、まさか初めて会う子に妖怪扱いされるだなんて。」
「良い度胸してるじゃない……!」
「お、落ち着いて!生徒会が個人的な感情を挟んじゃダメでしょ!?」
ユウカ先輩は妖怪呼ばわりしたアリスに対してかなり怒っているような様子を見せていた。…いやまあ、そりゃあ初対面の人にそんなこと言われたら誰だって怒るだろうよ。
「…まぁいいわ。……そして、あなたがアルケー君ね。ゲーム開発部に入った、もう一人のメンバー。」
「……どうも。初めまして、ユウカ先輩。」
「…あら、他の子と違って随分と真面目そうね……。」
「……それに、ここキヴォトスでは男子生徒の数が極端に少ないっていうのに、まさかゲーム開発部に入るなんてね……。」
「うちの学園だってたったの数十人しかいないんだから、転校してきたなら絶対に目を通したはずなんだけど……。」
[………え?そうなの?]
…ユウカ先輩によると、ここキヴォトスでは男子生徒はかなりまれな存在らしい。実際にこのミレニアムでも数十名しかいないらしく、かなり男女比の差が激しくなっているようだ。
…そういや、エンジニア部に向かうときなんか物珍しい視線を向けられていたような気がしたが、あれってそういうことだったのか………。
「とにかく、部の規定人数は満たしたよ!これでゲーム開発部は存続ってことでOKだよね?」
「存続……。」
「確かにそうね……この子たちが本当に、自分の意志でここに来た部員だったら、の話だけど。」
モモイがユウカ先輩に対して部の規定人数を満たしたから部活は存続されるはずだと言ったが、ユウカ先輩は本当に俺とアリスが自分の意志でここに来たのか疑問に思っているようで、それを確かめるつもりらしい。所謂、モモイが言ってた資格審査って奴だな。
……いや、っていうかさ、そんなに信じられない?この人俺たちが単純に怪しいって言うのもあるんだろうけど、どっちかっていうと部活に新入部員が入って来たほうが信じられないから聞こうとしてないか?
「本来は部員の加入を申告すれば、それだけで良かったのだけれど……。」
「最近は部活の運営規則も少し変わって、もう少し厳しく確認する必要が出てきたの。」
「だから、アリスちゃんとアルケー君に簡単な取り調べ……あら、思ってもない言葉が……。」
「じゃあ、いくつか簡単な質問をするわね。」
「思いっきり本音が出てた気がする……。」
話を聞く感じ、ユウカ先輩は資格審査として俺とアリスに対して簡単な質問をするらしい。…なんか物騒な言葉が出てた気がするが、ここまではモモイの想定道理だ。…きっと、練習したようにやればここは突破できるはずだ。
「そんなに時間はかからないわ。」
「………。」ゴクッ
「せ、選択肢によっては、バッドエンドになることもありますか?」
「バッドエンド……まあ、そういうこともあるかもね。それじゃあ……アリスちゃん、アルケー君。」
「質問を、始めるわ。」
こうしてユウカ先輩による質問、資格審査が始まった。…さてさて、どんなことを聞いてくるんだろうな。つってもまぁなんとかなんだろ、多分。
ーー・ーー
[…おいおい、大丈夫かよこれ……。]
…前言撤回だ。今現在、ユウカ先輩は俺よりも先にアリスへと質問をしていた。二人同時でやらないのは恐らく、一人一人に質問してしっかりと意志を見極めたいからなのだろう。…それじゃあ何故、俺が先ほどの発言を前言撤回したのかというと……
「タンク兼光属性アタッカー……」
「え?」
「じゃなくて、えっと、ぷ、ぷ、ぷ…..プログラマラスです!」
「……はい?プログラマー、じゃなくて?」
「あ、はい。そうです、その通りです。間違いなく私は完璧なプログラマーです。」
[……いやこれ、本当に大丈夫?]
…このように、ユウカ先輩の質問に対してアリスが上手く答えることができていないからだ。練習では完璧だったんだが、やっぱり本番となると緊張してそう上手くはいかねえみてえだな……。
「プログラマーね……すごく難しい役割だと聞くけれど。」
「はい、そ、そうです。ぷ、プログラマーは大変です。たまに過労で、意識を失ったりします。」
「な、なんですって!?」
うーーん。これは終わったかもしれん。ユウカ先輩の反応を見るに結構ヤバそうだぞ。つってもさっきのアリスの発言聞いたらそうなるのも仕方ねぇか。……っていうかやっぱこのセリフ言わせなきゃ良かったな。次からは他人に押されずにもっと強く意見を言わねぇと…………。
「それでも大丈夫です!」
「いや、大丈夫じゃないでしょ……ちゃんと休みなさいよ……。」
「宿屋で寝て起きるか、聖堂にお金を払えば、仲間たちと一緒に復活できます!」
「そっ、そんなわけないでしょ!?」
ユウカ先輩はアリスがプログラマーの役割について、かなり厳しいことを言ったことからとても心配をしているようであった。……やっぱりこの人いい人じゃん。何でモモイとミドリはこの人を毛嫌っt―――ん?
「そんなわけないのですか……?常識のはずですが……もしかして、「英雄神話」や「聖槍伝説」をご存じないのですか?」
「本当に「神ゲー」ですよ。」
俺が何故モモイとミドリがユウカ先輩を毛嫌っているのか疑問に思っていたところ、アリスがユウカ先輩に対して、本当に楽しそうに自身が好きなゲームのことを満面の笑みで語っていた。
……俺はそんなアリスを見て、この質問の行く末を確信した。…恐らく、結果は――――
「……ありがとう、分かったわ。」
「短い時間だったけれど、アリスちゃん。あなたのことについては概ね理解できた。」
「ちょっと怪しいところはあるけれど……」
「ゲームが好きだってこと。それに、新しい世界を冒険したり、仲間と一緒に何かをやり遂げるストーリーが好きなんだってことは、十分に伝わってきた……」
「そんなあなたがゲーム開発部の部員だというのは、何も不思議なことじゃないわ。」
「え……?」
「っていうことは!?」
「えぇ、
アリスちゃんがゲーム開発部の部員であること、それを認めるわ。」
「やったぁ!」
「良かったぁっ!」
[……よし。]
どうやらユウカ先輩は、アリスのことを正式にゲーム開発部の部員として認めたようだった。
……まぁ、そうだろうな。アリスがこんなにもゲーム好きだって知ったら認めざるを得ないだろう。
アリスは本当に、純粋な気持ちでゲームが大好きなんだ。誰かに対して恥ずかしがらずに、力強くそうだと言えるほどに。
大事なのは気持ちだ。アリスがゲームを、特にRPGのゲームが大好きだというとても大きな気持ちをユウカ先輩は理解したからこそ、アリスがこの部活にいても何にも不思議に思わなかったんだろう。
…そういや何でか知らねぇけど、最後のアリスの発言を聞いて俺以外の皆の顔が絶望に染まっていたな……。つってもまぁ過ぎたことだし、今更気にする必要は無いか。
それに、こっからは俺の方が集中しないといけねぇしな………
「ただし!アルケー君の質問がまだ終わっていないわ。彼がちゃんと自分の意志でここに来ているのかを、しっかり確認しないとね。」
「…あっ、そうだった。」
「アリスちゃんに夢中で、すっかり忘れてた……。」
[……おいおい。]
そうだ。アリスの質問が無事に終わっても、まだ俺の質問が終わってない。つまり、俺の入部が認められるかどうかはこれからの質問によって決まる。…モモイとミドリの奴はすっかり忘れていたみたいだが………。
とはいっても、この人の人柄を見た限り、ちゃんと自分の意志でここに来たのならどんなに怪しくても許してくれそうなんだよな。だから俺はここにいるのが自分の意志であるということを、しっかりと伝えることにしよう。
………俺のこの気持ちが本物だということを、ユウカ先輩に伝わるようにはきはきと、力強く発言して、な。
「……さて、それじゃあ始めるわね。」
「よろしくお願いします。ユウカ先輩。」
「えぇ。………それじゃあまず最初に、どうしてゲーム開発部に入ったのかしら?」
…まあ、最初はその質問からくるよな。もちろんこれはモモイと一緒に考えて対策済みだ。…とはいっても、別に嘘は言っていないんだけどな。
「…俺がここに来たのはゲーム開発部が作ったゲームであるテイルズ・サガ・クロニクル、通称TSCが理由です。」
「俺はあのゲームに物凄い魅力を感じました。それで、そのゲームをここで作っていると聞いたのでこの部活に入りました。」
「…へえ?あのゲームで?……とても興味深いわね。じゃあ、具体的にどこが魅力的だったのか教えてくれるかしら?」
「…やっぱりあの難しさとクリアしたときの達成感、そしてこのゲームの独特な世界観ですね。」
「難しさと達成感、それと世界観、ねぇ……。」
「難しさと達成感は私にも分かるわ。あのゲームは本当にあり得ないくらいに難しいし、きっとやり切ったら大きな達成感が生まれる人もいるでしょうね。」
「……でも、世界観についてはもう少し説明が必要ね。教えてくれるかしら?」
ユウカ先輩はTSCをプレイしてみたときに感じた魅力、世界観についての説明を俺に対して求めてきた。…ここは正念場だ。更に力強く発言していこう。
「そうですね……。世界観の魅力に関しては、どちらかといえば製作者側の気持ちが伝わったのが大きいですね。」
「……製作者側の気持ち?どういうことかしら?」
「実のところ、俺はあのゲームをプレイしてみて最初はどういったものなのか何も分かりませんでした。」
「チュートリアルで初見殺しをしたり、よく分からない文章がずらずらと出てきたりと、もはや理解しない方がいいと思ったまであります。」
「でも、こいつらにはゲームに対する物凄い情熱があります。」
「……情熱。」
「そうです。これだけは譲れないというこだわりや、こいつらなりのゲームを面白くする考え方。そいつらを俺はあのゲームで、圧倒的な情熱として感じました。」
「……つまり、あなたはその凄い情熱をゲームの世界観で感じたことから魅力的に見えた………ってことかしら?」
「その認識で大丈夫です。」
「……なるほど。よく分かったわ。」
「(よしっ!いいよアルケー!)」
「(…これなら、いけるかも………!)」
「(はい!きっと大丈夫です!)」
「(…が、頑張って!アルケーさん!)」
…どうやら、最初の質問は突破したようだ。恐らくこの調子でいけば何とかなるだろう。
「……それじゃあ次に、あなたのゲーム開発部の役割を教えてくれるかしら。」
ユウカ先輩は俺に対してゲーム開発部に所属するにあたっての役割を聞いてきた。
…これに関しては実はモモイに言われる前に考えてはいたから、特に打ち合わせとかは何にもしていない。将来的にこの部活に入るんなら考えていた方がいいと思ってたからな。
「……俺は、この部活のデザイナーを担当しようと思います。」
「……デザイナー?あなたもミドリと同じように絵を書くのかしら?」
「いえ、俺がやるのはUIとUX、そしてエフェクトなどのインタラクション系のデザインです。多少は絵を書くでしょうけど、ミドリのようにイラストやグラフィックなどを書くことはほとんどないかと。」
「……なるほど。」
俺が担当しようと思っている役割、それはデザイナーだ。
デザイナーと言っても俺がやるのはさっき言ったようにUIやUX、そしてインタラクション系のデザインだ。当然イラストとグラフィックとは違う役割になってくる。俺はミドリよりも絵が上手いわけじゃないからな。イラストとかそっち方面はミドリに任せた方が良いだろう。
「……そうね。よく分かったわ。」
「彼もゲーム開発部の部員として何も不思議じゃないわね。アルケー君もゲーム開発部の部員であることを認めるわ。」
「……っ!っていうことは!?」
「えぇ……」
「規定人数を満たしているので、ゲーム開発部をあらためて正式な部活として認定……部としての存続を承認します。」
「やったぁ!」
「…ふぅ、よ、良かった……。」
ユウカ先輩が俺とアリス、二人の入部を認めたことによってゲーム開発部が正式な部活となり、そして部活の存続を認めてくれた。
……はぁ、とりあえずこれで大丈夫だな。こいつらの守りたいものも守ることができたし、万事解決と言えるだろう。
「そ、そしたら部費も貰えるし、このまま部室を使っててもいいんだよね!?」
「ええ、もちろんよ。」
「「今学期」までは……ね。」
「なるほd………ん?」
「わーぃ……え?」
「な、な、なんで!?」
「どうして!規定人数も満たしたのに!?」
「今学期まで」、それを聞いた俺たちは、その言葉の強烈なインパクトに圧倒されて唖然としてしまった。
…どうしてだ?モモイの言う通り規定人数だってしっかりと満たしているから、廃部になることなんてないはずなんだが………。
「あら、知らなかったのかしら。」
「今は部活の規定人数を満たすだけじゃなく、同時に部としての成果を証明しないといけないの。」
「……はい?」
「もちろん、最近急に変わった要件だから、猶予期間はあるけれど……。」
「その期間は今月末まで。今月中に結果を出さなければ、あなたたちの部はたとえ5人いても500人いても、廃部になるのよ。」
……なんと、部の存続条件は規定人数だけじゃなく、実際に成果も出さないといけないようだ。それでも一応猶予は今月中まであるらしい。
…ていうかこれ、モモイたちには一度も知らされてねぇけど、ユウカ先輩の話を聞く限り前々から言われていたことなんじゃねぇのか?
「嘘だ、あり得ない!」
「あり得るの!この間、全体の部長会議でちゃんと説明した内容なんだから。」
「ただ、あなたたちの部長、ユズはそこに参加してなかったけれど。」
「!?」
「…おいおい、つまりこれって………」
「そう、あなたたちの責任よ。」
「くっ……卑怯者め!」
「「鬼」とかならまだ分かるけど、規則通りに事を運ぶことの何が「卑怯」なのよ……。」
[……いや、マジでおっしゃる通りです…………。]
…やっぱり、前々から言われていたことだったんだなその話。それだったら完全にこちらの方に非がある。だってちゃんと会議で言われていたのにそれを聞いていなかったんだし、それどころか参加してすらいないんだからな。当然こっちが悪いに決まっている。
「正直なところアリスちゃんとアルケー君の正体も怪しいし、本当なら今日すぐに退去を要請しようかとも思っていたのだけれど……。」
「……正体はさておき、ゲームが好きっていう純粋な気持ちは本物だと思った。」
「猶予を与えたのは、その気持ちに相応しい成果がきちんと出せることを期待しているからよ。」
「モモイ、あなた言ったわよね?ミレニアムプライスで、びっくりするぐらいの成果を出してみせるって。」
「そ、それはそうだけど……。」
「新しいメンバーも増えたことだし、前よりもちゃんと面白いゲームが作れるんでしょうね?」
「それじゃあ、楽しみにしてるわよ。じゃあね~。」
「ちょっ、待って!詐欺師っ、杓子定規っ、もおぉぉぉぉっ!」
「行っちゃった……。」
ユウカ先輩はモモイに対して、言いたいことだけを言ってそのまま満面の笑顔で帰っていった。
…何やらモモイがそんな先輩に対して罵倒しているが、はっきり言って負け犬の遠吠えにしか俺には聞こえなかった。
…どうやら、俺たちにはまだまだやることがあるらしいな。存続の道とやらは、かなり長いもののようだ………。
ずっと書いてるとき思ってるんですが、何よりもキャラエミュがしっかりできてるかが不安になりますねこれ……。正直ミドリとユズが同学年であるアルケー君に対してさん付けして敬語で話してるのも若干違和感がありますし……。(一応している理由はあるんですけどね)
アルケー君の悩みについてもう少し説明が欲しい
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はい
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いいえ