ようこそ山菜定食より美味い弁当屋へ 作:一皿亭
よろしくお願いします……!
料理は、人の心を温めるのか。
そう問われれば、ボクは迷うことなく「はい」と答えるだろう。
もちろん、一皿の料理だけで人間が抱えるすべての悩みが消えてなくなるわけではない。
本当につらいことや、耐えがたいほどの悲しみに直面したとき、人はそう簡単に立ち直れるものではない。どれだけ美味しい料理を目の前に並べられたところで、直面している問題そのものを魔法のように解決してくれるわけでもないのだから。
それでも。
湯気が立つ温かい料理を口に含んだその瞬間、強張っていた肩の力がふっと抜けることがある。
それが自分のために誰かが心を込めて作ってくれたものなら、なおさらだ。
打ちのめされて落ち込んでいる人を、ほんの少しだけ前向きにする。
苛立ちに心を乱している人の表情を、ほんの少しだけ柔らかく解きほぐす。
疲れ果てた人に、明日もほんの少しだけ頑張ってみようと思わせる。
料理には、そんな小さくても確かな不思議な力があると、ボクは本気で信じている。
初めて出会った人間同士であっても、温かい食卓を共に囲めば、自然とそこに小さな会話が生まれていく。
好きな味付けの話。
今日あった、なんてことのない出来事。
取り留めもない雑談。
そうした穏やかな時間の積み重ねこそが、人と人との間にある目に見えない距離を少しずつ近づけていくのだと思う。
だから、ボクは料理が好きだ。
食材に向き合い、料理を作り、それを誰かに食べてもらって「美味しい」と笑ってもらえたときの胸の奥がじんわりと温かくなる感覚は、何度経験しても決して慣れることはない。
……ただ、ひとつだけ。
ボクが料理を作っているところだけは、誰にも見られたくなかった。
※
午前5時30分。
静寂に包まれた部屋の中、目覚まし時計が鳴り響く数秒前に、ボクは自然とパチリと目を覚ました。
人間の習慣というのは本当に不思議なものだと思う。一度生活の周期として身体に染みついてしまえば、機械のアラーム音の助けすら必要なくなるらしい。今日は念のために目覚ましをセットしておいたのだが、どうやら出番はなかったようだ。
そっとベッドから起き上がり、薄手のカーテンを引き開ける。
窓の向こうには、まだ濃い群青色が残る早朝の街並みが広がっていた。4月に入ったとはいえ、早朝の澄んだ空気はひんやりと冷たく、肌を小さく刺すような寒さがある。
「……今日から、高校生か」
誰に聞かせるでもない呟きが、静かな室内へそっと溶けていった。
部屋の明かりを灯し、新品の制服へ着替える前にボクが最初に向かったのは、洗面所でもリビングでもない。
当たり前のようにキッチンだった。
ステンレスの取っ手に手をかけ、冷蔵庫のドアを開ける。中に並んでいるのは、昨夜のうちに準備を済ませておいた食材たちだ。
卵。使いかけの野菜。豚肉の小間切れ。塩鮭の1切れ。そして、冷やご飯。
どれも見慣れたありふれた食材ばかりだ。
まずは小さなボウルを取り出し、卵を2個、カツンと叩き割って溶き卵を作る。
横のコンロに火をつけ、フライパンへ少量の油を引く。煙が小さく立ち上ったタイミングで、事前に刻んでおいた野菜と豚肉を投入した。
ジュウッ、という威勢のいい音がキッチンに響き渡る。木べらを素早く動かしながら、目分量で塩コショウと少量の醤油を加えていく。出来上がった炒め物を手際よく皿へと移すと、間髪置かずに次は玉子焼きの準備へと取りかかった。
母は生前、台所に立つボクの隣でよくこう言って笑っていた。
『湊、玉子焼きを作るときは絶対に慌てちゃダメ。焦らず、ゆっくり巻いていけば、ちゃんと綺麗にできるからね』
耳の奥に残るその温かい声を思い出しながら、フライパンへ黄色い卵液を薄く滑り込ませる。
じゅっ、と小気味よい音が鳴り、香ばしい甘い香りがふわりと広がった。
表面が半熟のうちに端からくるりと丁寧に巻き、再び空いたスペースへ卵液を流し込む。同じ工程を丁寧に、2度、3度と反復していく。
やがて、型崩れのない、綺麗な黄金色の玉子焼きが完成した。
「よし」
小さく1人で頷き、火を止める。
魚焼きグリルは既に掃除を済ませてしまっていたから、フライパンにアルミホイルを敷き、塩鮭を置いて弱火でじっくりと焼き始める。皮目がジリジリと香ばしい色に染まっていくのを確かめながら、レンジで冷やご飯を温めて取り出す。
気づけば食卓には、豪華さとは無縁だが比較的バランスの取れた朝食が並んでいた。
2人分でも、3人分でもない。ポツンと置かれた、たった1人分の朝食だ。
「いただきます」
1人で手を合わせる。
静まり返ったリビングに、ボクの声だけが小さく響いては消えた。
食卓の向こう側には、当然ながら誰も座っていない。
かつて母が優しい笑顔で座っていた席も。
新聞を広げながらお茶を飲んでいた父が座っていた席も。
今はただ、静かに空いたままだ。
出来立ての玉子焼きを箸で挟み、一口口に運ぶ。
ほんのりとした甘みと出汁の風味が広がる、どこかホッとする味だった。けれど、目標としている母のあの優しい味には、まだまだ遠く及ばない。
それでも、中学1年の冬におそるおそる作ったあの日のひしゃげた玉子焼きに比べれば、ずっと美味しくなったと思う。
「……うん」
誰に見せるわけでもない笑みが、自然と頬を緩ませる。
ボクは料理が好きだ。
誰かに食べてもらって「美味しい」と言ってもらえた瞬間の嬉しさはもちろん格別だけれど、実はこうして1人で料理を作っている時間そのものが一番好きなのかもしれない。
包丁を握る感覚、食材が焼ける音、絶妙な火加減をコントロールしながら、出来上がる一皿の姿を頭の中で描き出していく時間。
そんな静かな時間が、ボクは昔からたまらなく好きだったのだ。
食事を終えると、すぐにシンクへ向かい、使ったフライパンや食器を洗う。
洗剤で丁寧に洗い流した後、スポンジでシンクの汚れを磨き落とし、ガスコンロの周りをきれいに拭き上げる。最後に固く絞った布巾でステンレスの水滴を1つ残らず拭き取ると、キッチンは朝使う前と全く変わらない綺麗な状態へと戻った。
これもまた、母から教わった大切な約束ごとだった。
『料理っていうのはね、食べた後のお片付けまで全部終えて、初めて“完成”なんだよ』
その言葉だけは、母がいなくなってからの日々の中でも、一度たりとも忘れたことはなかった。
※
入学を明日に控えた、昨日の午後のことを思い出す。
ボクは新しい制服のサイズ確認を終えた後、そのまま静かな病院へと足を運んでいた。
無機質で白を基調とした個室のベッドの上で、父は今日も変わらず静かに規則正しい寝息を立てていた。
受験勉強に明け暮れていた中学3年のある冬の日。
職場で突然倒れた父は、病院に搬送され「くも膜下出血」と診断された。
数時間に及ぶ大手術は無事に成功し、奇跡的に命を取り留めることはできた。
けれど、父の意識はあの日から戻らないままだ。
「父さん」
声をかけても、規則的な医療機器の電子音が響くだけで、返事はない。
それでもボクは持参した鞄から1枚の白い厚紙の封筒を取り出し、父の視線の先へそっとかざした。
そこには『東京都高度育成高等学校 合格通知書』の文字が印刷されている。
「……無事に受かったよ。ちゃんと合格できた」
父が起きていたら、きっと「……よくやったな、湊」と不器用な、でも大きな手で頭を撫でて喜んでくれたはずだ。
そう思いながら、ボクは封筒を父のベッドの脇にある小さなサイドテーブルの上へそっと置いた。
「それじゃあ、行ってくるね」
もう一度だけベッドに眠る父の顔を見つめ、静かに病室のドアを閉めた。
※
朝食と後片付けをすべて済ませ、昨日までにまとめておいた荷物の最終確認を行う。
今日からボクが通うことになる高度育成高等学校は、全寮制を敷いている特殊な学校だ。
原則として在学中の3年間は外部との連絡を断ち、この家に帰ってくることも許されない。
そう考えると急に胸の奥がぎゅっと締め付けられるような、寂しさと切なさがこみ上げてきた。
荷物を抱えて玄関へ向かう途中、ボクの足は自然と止まった。
視線の先にあるのは、朝の光が差し込む誰もいないキッチンだ。
母がいつも楽しそうに包丁を握っていた場所。
ボクが母の隣で必死に料理の基本を覚えた場所。
そして、母が亡くなり、父が倒れてしまってからも、ボクが毎日休むことなく立ち続けてきた大切な場所。
ボクはゆっくりと引き返してキッチンへ歩み寄り、冷たいステンレスの天板へそっと温かい手を重ねた。
「母さん」
小さく、心の中で語りかけるように呟く。
「……向こうに行っても、ちゃんと料理は続けるから。母さんの教えてくれたこと、ずっと大切にするから」
もちろん、返事なんて返ってこない。
それでも、この決意だけは出発する前にしっかりと伝えておきたかったのだ。
しばらくの間、静かなキッチンを愛おしそうに見つめた後、ボクは意を決して踵を返した。
玄関のドアノブに手をかけ、最後にもう一度だけ、慣れ親しんだ我が家の中を慈しむように振り返る。
「……行ってきます」
静寂に包まれた家の中へ静かに告げ、ボクはゆっくりと重い扉を閉めた。
外へ1歩踏み出すと、4月の春の朝の空気が、少しだけ冷たく頬を撫でていった。
※
家から最寄りの駅までは、普通に歩けば15分ほどの距離がある。
下ろし立ての新品の革靴はまだボクの足に馴染んでおらず、1歩踏み出すたびに少しだけ固い違和感があった。
けれど、それは決して嫌な気分ではなかった。
今日から始まる、まったく新しい高校生活。
期待と不安、その両方が混ざり合った何とも言えない高揚感を胸に抱きながら、ボクは足を進める。
駅のホームに到着すると、そこには色とりどりの制服に身を包んだ生徒たちの姿が何人も見受けられた。みんな、どこか緊張したような、それでいて少し誇らしげな表情を浮かべている。きっと今のボクも、彼らと同じような顔をしているのだろう。
電車に揺られること30分ほどで、目的地の高度育成高校の最寄り駅へと到着した。
駅前の大きなロータリーには、制服姿の新入生たちや通勤客がごった返しており、皆が一様に学校へ向かうバス停の列へと並んでいた。ボクもバッグを持ち直し、列の最後尾へと静かに並ぶ。
やがてやってきた路線バスに乗り込み、車内奥にある2人掛けの座席へと腰を下ろした。
バスの中が少しずつ新入生や通勤客たちで埋まっていく中、1人の女子生徒がボクの座る席の横へと歩み寄ってきた。
「……ここ、空いてる?」
「うん、大丈夫だよ。どうぞ」
ボクが微笑んで答えると、彼女は短く「ありがと」と会釈をし、隣の席へと腰を下ろした。
ショートカットの紫がかった髪に、少し勝ち気そうな印象を与える目元。どこにでもいそうな、けれどどこか目につく女子高生──それが彼女に対する第一印象だった。
やがて全員の乗車が確認され、バスがプシューと音を立てて静かに走り出す。
ガタン。
道路の継ぎ目を越えた拍子にバスが大きく揺れ、ボクが膝に置いていた通学バッグがコテリと横に傾いてしまった。
ほんの少しだけ閉め忘れていたファスナーの隙間から、中に入れておいたプラスチック製の弁当箱がひょっこりと覗く。
「……お弁当?」
隣に座る彼女が、小さな声を漏らして視線の先を落とした。
「あ、見えちゃった? ごめんね」
苦笑いしながら慌ててバッグを戻すと、彼女も少しだけ口元を緩めた。
「ううん、気にしないで。……それ、今日のお昼ご飯?」
「うん。昨日の夜に作って冷凍しておいたんだ。朝は解凍して詰めるだけだから」
「えっ、自分で作ったの?」
「うん、そうだけど……」
「へえ……料理、好きなんだね」
「好きというか……ボクにとっては、もう毎日の習慣みたいなものかな」
素直にそう答えると、彼女はどこか感心したような、意外そうな表情で小さく頷いた。
「ちなみに今日のお弁当は何が入ってるの?」
「今日はね、鶏の照り焼きと二色そぼろだよ」
「……へえ、美味しそう。ねえ、少しだけ見せてもらってもいい?」
「……えっと……出来上がったものならいいよ」
ボクはそう言って苦笑しながら、バッグから弁当箱を取り出し、プラスチックの蓋を少しだけずらして中身を見せてあげることにした。
ツヤよくタレが絡んだ鶏の照り焼き。甘辛く味付けした鶏そぼろと、ふんわりと綺麗な黄色に仕上げた炒り卵。彩りとして添えた緑のブロッコリー。それらがきれいに配置された弁当だ。
「……え」
中身を目にした瞬間、彼女は目を丸くして小さな驚きの声をあげた。
「すごい……なんだか、お店で売ってるお弁当みたい」
そのストレートで素直な言葉に、思わずボクの頬も緩んでしまう。
「ありがとう。昔母さんに教えてもらったレシピを、自分なりにアレンジしてみたんだ」
「なるほどね。男の子で料理ができるって聞いたから少し驚いたけど、これを見たら納得」
「そうかな。ボクにとってはごく普通の日常なんだけどね」
「ううん、全然普通じゃないって」
くすくすとお互いに笑い合う。初対面同士で少し固かった空気が、いつの間にかすっかり柔らかくなっていた。
「そういえばまだお互いに名前を名乗っていなかったね。ボクは御厨湊。よろしくね」
「私は篠原さつき。よろしくね、御厨くん」
「うん、よろしくね、篠原さん」
お互いに小さく頭を下げ合う。
バスは暖かな春の街並みをゆっくりと抜け、高度育成高校へ向かって走り続けていく。
これから始まる新しい出会いと、まだ見ぬ学園生活への期待を乗せながら。
※
やがてバスが減速し、正門前の降車場へと滑り込んでいく。
窓の外を見上げると、バス停の目と鼻の先に、威容を誇る巨大な正門が構えられていた。
広大な人工島の上に作られた、政府主導、進学率・就職率100%を誇る全国有数の名門校──東京都高度育成高等学校。見上げるほど高く立派な正門の向こうには、近代的なデザインの校舎や施設群がどこまでも広がっている。敷地内には商業施設や娯楽施設までもが完備されていると聞いていたが、実際に目にすると高校の域を遥かに超えたスケール感に圧倒される。
「すごい施設……本当にひとつの街みたいじゃん」
隣の席で、篠原さんが窓の外の正門を見つめながらぽつりと呟いた。
「うん、ボクも驚いたよ。敷地から出られないって聞いて少し不安だったけど、これなら生活に困ることはなさそうだね」
「まあね。3年間閉じ込められるようなもんだけど……施設がこれだけ充実してるなら悪くないかも」
プシュー、というエアーの抜ける音とともにバスが停車した。
ドアが開くと同時に、車内の新入生たちが一斉に荷物を抱えて立ち上がる。ボクと篠原さんも周囲の波に揉まれないよう注意しながら、ゆっくりとステップを降りてバス停のホームへと足を踏み入れた。
頭上に聳え立つ巨大な正門を潜り抜け、校内へと歩を進める。
見上げるほどの青空のもと、満開の桜が春風に揺れて舞い散っていた。周りを見渡せば、同じ赤色の制服を着た新入生たちが、緊張と高揚の入り混じった表情で校舎の入り口を目指して歩いている。
「ねえ、御厨くん。まずはクラス分けの掲示板見に行かない?」
「そうだね。ボクたちが何クラスなのか確認しなきゃ」
人波に逆らわないように歩みを進めると、校舎の玄関前に大きな掲示板が設置されているのが見えた。そこにはすでに大勢の新入生が群がっており、自分の名前を探して歓声をあげたり、落胆のため息を漏らしたりしている。
「うわ、すごい人……人混み、大丈夫?」
「うーん、少し圧倒されちゃうね。でも、確認しないと教室に行けないし」
「それもそうだね。よし、ちょっと隙間を狙って覗いてみよっか」
篠原さんに続いて、ボクも人込みの隙間へと滑り込む。
掲示板には『1年Aクラス』から『1年Dクラス』までの名簿がずらりと張り出されていた。上から順番に目を走らせていく。
(Aクラス、Bクラス、Cクラス……ここにはボクの名前はないな)
そして、一番右端にある『1年Dクラス』の紙に視線の先を移した。
あかさたな順に並べられた名前を上から辿っていく。あ行、か行、さ行……。
「あ、あった」
ボクは自分の名前を見つけ、小さく呟いた。
──『御厨 湊』
間違いなく、ボクの名前がそこに印字されている。今日から3年間、ボクが身を置くのは『1年Dクラス』ということになるらしい。どんなクラスなのか、どんなクラスメイトがいるのか、少しだけ胸が高鳴る。
「御厨くん、見つかった?」
少し離れた位置で名簿を見上げていた篠原さんが、振り返ってボクに声をかけてきた。
「うん、ボクはDクラスだったよ。篠原さんは?」
「えっ、本当!? 私もDクラスだよ!すごいね!初日にバスで知り合った人と一緒のクラスになれるなんて!」
篠原さんはぱっと表情を明るくさせ、嬉しそうに微笑んだ。その素直な反応に、ボクもホッと心が和むのを感じる。
「本当だね、奇跡みたいだ。知っている人が同じクラスにいてくれて安心したよ。よろしくね、篠原さん」
「こちらこそ! これで教室探しも迷わずに済むしね。……あ、でもDクラスの女子ってどんな子がいるのかな。みんな仲良くしてくれるといいんだけど」
勝ち気そうに見えた篠原さんだが、やはり新しい環境に対する不安はあるのだろう。自身のバッグの持ち手をギュッと握りしめている。
「大丈夫だよ。篠原さんは話しやすいし、きっとすぐみんなと仲良くなれるよ」
「……もう、気休め言っちゃって。でも、ありがとね」
照れくさそうに笑う彼女の姿を見て、ボクは肩の力を抜いた。
「それじゃあ、1年Dクラスの教室へ向かおうか」
「うん、行こっか!」
ボクたちは混雑する掲示板の前を抜け出し、校舎の階段へと向かって歩き出した。
これから始まる3年間の高校生活。
決して平坦な道ばかりではないかもしれないけれど、この学校で新しい仲間たちに出会い、自分の手で誰かのために料理を作れる日々に想いを馳せながら、ボクは一歩踏み出した。
高度育成高等学校学生データベース (4/1時点)
【氏名】御厨 湊(みくりや みなと)
【学籍番号】S01T004699
【誕生日】11月24日
【評価】
学力 C
知性 B-
判断力 B
身体能力 C-
協調性 B+
【面接官コメント】
家庭環境に起因する卓越した調理スキルと節約術を有しており、限られたリソースを管理・活用する能力に長けている。礼儀正しくコミュニケーション能力も高いため、人当たりの良い穏やかな生徒という印象を受ける。本来であればBクラス以上の適性を備えているとも思われたが、料理以外の分野において極力目立とうとしない強い消極性が見受けられる。また、自分の内面や作業過程を見られることに強い拒否感を示すなど、精神面に繊細な課題を抱えている。これらの要素を総合的に判断し、御厨湊をDクラスへの配属とする。