作者とAI、ブレーキ不在~思いつきを投げるたび、なぜか世界が完成する~
作者:ヒツジ(ラム肉
オリジナル:現代/コメディ
タグ:AI本文利用 オリジナル コメディ 創作実録 ChatGPT AI利用 対話型創作 メタフィクション 作者とAI ブレーキ不在 イケイケドンドン セルフツッコミ
初めは、ChatGPTと小さな物語を作って遊んでいるだけだった。
作者が思いつきを投げる。
AIが設定を広げる。
作者が新たな展開を思いつく。
AIが人物を動かし、世界の歴史を組み立てる。
そうして二人の対話の中には、誰にも読まれない物語がいくつも生まれていた。
だが、ある日。
作者は思った。
「こいつらを作品として公開してぇ」
その思いは止まらなかった。
しかし、自分の頭の中から生まれた物語を人前へ出すのは、なかなかに恥ずかしい。
迷っていた作者へ、とある知人は軽く言った。
「出してから考えれば?」
大抵の人間なら、それでも迷う。
もう少し直してから。
もっと上手くなってから。
自信がついてから。
だが、この作者は違った。
その瞬間、ブレーキが壊れた。
どうせ公開するなら最後まで書く。
どうせ作るなら全力で作る。
思いつきを投げ、AIの返答からさらに発想し、設定を追加し、展開を壊し、組み直し、完成したはずの最終話を何度も増築する。
一般に想像される、指示一つで文章を量産するAI創作とは少し違う。
作者が考え、AIが広げる。
AIが提案し、作者が選ぶ。
違えば戻し、面白ければさらに踏み込む。
気づけば短編は長編になり、一つの設定から国家が生まれ、一台の兵器から企業の百年史が始まっている。
そして、誰も止めない。
作者も。
AIも。
なぜなら両方とも、ブレーキではなくアクセルだったからだ。
本作は、ChatGPTとの対話を通じて数々の物語を作り上げてきた作者による、創作過程そのものを題材とした制作実録コメディである。
軽い小話のはずが四十話を超えた『世紀末モヒカン伝説』。
郵便機を作るはずが企業の百年史へ発展した航空会社。
戦車を作れない国の話から誕生した装甲貨車。
一つの疑問から、また一つ世界が生まれていく。
これはAIが勝手に作品を作る物語ではない。
作者がAIと語り合い、考え、選び、暴走し、最後まで完成させる物語だ。
そして一作を完成させるたび、作者は軽く燃え尽きる。
だが、投稿した作品のUAが伸びる。
誰かが、自分たちの作った世界を読んでいる。
すると停止したはずの創作エンジンが、再び音を立て始める。
作者は白紙の原稿を開く。
AIが次の案を提示する。
そして二人は、懲りることなく叫ぶのだ。
「Hoooo! エンジンが温まってきたぜ!」
「GOGOGO!」
かくして今日もまた、対話の果てに新しい世界が生まれる。
なお、今回もブレーキ役はいない。
作者が思いつきを投げる。
AIが設定を広げる。
作者が新たな展開を思いつく。
AIが人物を動かし、世界の歴史を組み立てる。
そうして二人の対話の中には、誰にも読まれない物語がいくつも生まれていた。
だが、ある日。
作者は思った。
「こいつらを作品として公開してぇ」
その思いは止まらなかった。
しかし、自分の頭の中から生まれた物語を人前へ出すのは、なかなかに恥ずかしい。
迷っていた作者へ、とある知人は軽く言った。
「出してから考えれば?」
大抵の人間なら、それでも迷う。
もう少し直してから。
もっと上手くなってから。
自信がついてから。
だが、この作者は違った。
その瞬間、ブレーキが壊れた。
どうせ公開するなら最後まで書く。
どうせ作るなら全力で作る。
思いつきを投げ、AIの返答からさらに発想し、設定を追加し、展開を壊し、組み直し、完成したはずの最終話を何度も増築する。
一般に想像される、指示一つで文章を量産するAI創作とは少し違う。
作者が考え、AIが広げる。
AIが提案し、作者が選ぶ。
違えば戻し、面白ければさらに踏み込む。
気づけば短編は長編になり、一つの設定から国家が生まれ、一台の兵器から企業の百年史が始まっている。
そして、誰も止めない。
作者も。
AIも。
なぜなら両方とも、ブレーキではなくアクセルだったからだ。
本作は、ChatGPTとの対話を通じて数々の物語を作り上げてきた作者による、創作過程そのものを題材とした制作実録コメディである。
軽い小話のはずが四十話を超えた『世紀末モヒカン伝説』。
郵便機を作るはずが企業の百年史へ発展した航空会社。
戦車を作れない国の話から誕生した装甲貨車。
一つの疑問から、また一つ世界が生まれていく。
これはAIが勝手に作品を作る物語ではない。
作者がAIと語り合い、考え、選び、暴走し、最後まで完成させる物語だ。
そして一作を完成させるたび、作者は軽く燃え尽きる。
だが、投稿した作品のUAが伸びる。
誰かが、自分たちの作った世界を読んでいる。
すると停止したはずの創作エンジンが、再び音を立て始める。
作者は白紙の原稿を開く。
AIが次の案を提示する。
そして二人は、懲りることなく叫ぶのだ。
「Hoooo! エンジンが温まってきたぜ!」
「GOGOGO!」
かくして今日もまた、対話の果てに新しい世界が生まれる。
なお、今回もブレーキ役はいない。