もしかしたら俺はロボアニメの主人公かもしれない   作:健康パワフル麦茶

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シュウッ!!(CMが開ける音)


ガンヴァルデア、大地に立つ(2/2)

────────────────────────────────

 ”機甲兵ガンヴァルデア”

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 もしかしたら俺はロボアニメの主人公かもしれない。

 

 

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 ”ガンヴァルデア、大地に立つ”

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 突然現れた俺を注視する三機のドラムス。

 やはり戦闘になりそうだ。

 

「上等だ……やってやるッ!!」

 

 

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 ”GV(ガンヴァルデア)のブースターが吹かされる”

 ”そのまま一目散に近くにいたドラムスへと蹴りを決めるGV”

 

 ”ドシィイイイン!!”

 

 ”という音がして、ドラムスは吹き飛んだ”

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 おっ、エネルギーガンを落としたな。

 コイツを回収すれば少しは勝負になるかも……!

 

 ちょっとしゃがんで拾って、と。

 うおっ、相手方が撃ってきた!!

 

 

────────────────────────────────

 ”GVの装甲は厚い”

 ”元々エネルギーガンは大した破壊力もなく”

 ”機甲兵の使っているシェル装甲にはあまり通じない”

 

 ”何発かエネルギー弾を喰らったが”

 ”GVはピンピンとして左右にステップを踏む”

 

『くっ──!? こいつ速いッ!!』

 

 ”ドラムス兵の一人がそう叫ぶ”

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 ご声援どうも!!

 しかしエネルギーガンがあまり効かないのはこっちもだな。

 至近距離でぶち込む必要がある……!

 

「これなら……どうだァ!!」

 

 

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 ”ドラムスの一機に近づいて、GVがエネルギーガンを放つ”

 ”ほぼゼロ距離での接射”

 

 ”加えて装甲の薄い頭部付近への攻撃”

 ”流石のシェル装甲といえど、貫くには余りある”

 

『チィ!? メインカメラがやられた……!!』

 

 ”乗っていたドラムス兵はコックピット内で冷や汗をかく”

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 よし、コイツは無力化したと言っても良いな。

 キチッと持っているエネルギーガンも奪って……。

 二丁拳銃になっちゃったな。

 

 

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 ”格納箇所あるよ”

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 急に喋らないで。

 ああ、背中にハンガーが搭載されてるっぽいな。

 ここに差し込んでおこう。

 

 しかしあと二機……!!

 

 

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 ”残り二機のドラムスがこちらに向けて一斉掃射してくる”

 ”が、GVはそれをブースターを吹かして回避する”

 

『コイツ、素人か──!?』

 

『ここらへんには電池人間(ワーカー)がいたはずだ』

 

『くっ、使い捨ての電池どもが……!!』

 

 ”などと敵が通信で話している間に”

 ”もう一機のカメラ部分に手が伸びる”

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 ああ、このまま先ほどと同じようにしてやるぜ!!

 エネルギーガン発射!!

 

 

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 ”ブッピガァアアアアンッ!!”

 ”という異様な音を吹き出しながら”

 ”二機目のメインカメラが破壊される”

 

 ”返す刀でGVはそれに回し蹴りを決め”

 ”最後の一機へと近づいていく”

 

『チィ……! 来るなら来い……!!』

 

 ”使えないエネルギーガンを放り捨て”

 ”ドラムスが構えるのはエネルギーサーベル”

 

 ”高圧縮のエネルギーはシェル装甲だろうと貫く”

 ”これまでのようにはいかないだろう”

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「任せな!!」

 

 俺は持っていたエネルギーガンを……。

 相手のドラムスめがけて放り捨てるッ!!

 

 

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『なにぃ!?』

 

 ”当然エネルギーサーベルで切り落とすドラムス”

 ”しかしガンに残っていたエネルギーが起爆を引き起こす”

 

 ”ドラムスのシェル装甲は無事だったが”

 ”繊細なサーベルは誘爆してしまった”

 

『チィッ!!』

 

 ”次いで、GVが接近する”

 ”背中に格納していたエネルギーガンを持ち出し”

 ”他二機と同じように頭部に向かって接射を決める”

 

 ”ブッピガァアアアアンッ!!”

 

 ”煙を吹き出しながら、最後の一機も倒れた”

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「よしっ──!!」

 

 コレで全部か……!?

 

 

────────────────────────────────

 ”しかし始めに倒していたドラムスが”

 ”起き上がり、サーベルを持ってこちらに近づいていることに”

 ”ミコトは気づいていなかった”

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「今気づいたよ!!」

 

 俺はすぐさま全力でGVへと命令を送り込む。

 ついでに操縦感を前倒しにしてしまった。

 

 

────────────────────────────────

 ”とっさにしゃがみこむGV”

 ”おかげで突進してきたドラムスはサーベルを空振る”

 

『こいつ……背後に目があるのか!?』

 

 ”おどろくドラムス兵”

 ”そのままGVは下からガンを撃ち放した”

 

 ”多少は耐えるものの、けっきょくはダメ”

 ”脆い箇所にエネルギーが染み込み”

 ”煙を吐きながら倒れていく”

 

『くそっ──まるで少佐みたいなやつだ……!!』

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「少佐……?」

 

 ともあれ、これで三機とも倒した、よな?

 一応カメラで確認して、と。

 

 あ、脱出してなんかキックボードみたいなので逃げてる。

 あいつらまで殺す趣味はないぞ。

 

 

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 ”逃走した兵をそのまま逃がそうとするミコト”

 ”そうしたところで彼は気づく”

 

 ”なにか強いプレッシャーがこちらに近づいていることを”

 ”──それは上からやってきた”

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「上……?」

 

 見上げると、巨大なヘリコプター。

 このご時世では企業ぐらいしか運営できない兵器だ。

 

 電池人間(ワーカー)の連結には限界があるし……。

 第一、常に浮いてられるようなエネルギー量でもないからな。

 

 普段から集約して、溜め込んでないとあんな運営はできない。

 

 

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  ”──などとミコトが考えていると”

  ”ヘリから、何かが一機、投下された”

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 「なにかってなんだよ」

 

 

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 ”徐々に土煙が消滅していく”

 ”投下されたのはドラムスではない”

 

 ”前のめりになった人型”

 ”シンプルだが、味気のない装甲”

 ”全体的に黒っぽい風貌から連想されるのは──”

 

 ”ゴリラであった”

 ────────────────────────────────

 

 

「たしかにそれっぽいけどさ……」

 

 ちゃんと機体名とか教えてほしいな。

 しかしさっきのドラムスとかとは明らかに違う。

 なんていうか、パイロットのプレッシャー的なのを感じるな。

 

 

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 ”機体名──ゴレイアス”

 ”企業でもエリートしか乗れないような機体である”

 ”武装は長方形の盾、そしてエネルギーガン”

 

 ”おそらくドラムスたちが持っていたサーベルもあるだろう”

 ”ミコトはさて、どうやって戦うのか──”

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 どうやって戦うのか、じゃねぇよ。

 戦うしかないだろ。

 

 

 ────────────────────────────────

 ”機甲兵ガンヴァルデア”

 

 ”次回、『黒き閃光』”

 ”ミコトととともに駆け抜けてもらおう”

 ────────────────────────────────

 

 

 おい!? 次回予告に入ってんじゃねぇ!!

 まだ戦闘終わってないでしょうが!!

 

 ってほら、向かってきてるし!!

 

 ああ、もう!!

 エネルギーガンぶっぱだ!!

 

 

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 ”ミコトがエネルギーガンを照射するが”

 ”全てシールドに防がれたまま、こちらへと近づいてくる”

 ”武器を切り替え、相手はサーベル”

 

 ”対してのこちらはあまり有効的とは言い難い”

 ”エネルギーガンしかない”

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「くっ……ならさっきの戦法だ!!」

 

 エネルギーガンを相手に向かって投げ捨てる!!

 斬れば爆発して、目くらましになるだろ!!

 

 

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 ”ミコトの予想通りとはいかず”

 ”ゴレイアスはシールドでそれを弾いた”

 

 ”爆発することもなく、エネルギーガンは背後へと流れていく”

 ”コレで武器がなくなってしまった”

 

 ”絶体絶命だ”

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 「ええ……!?」

 

 くそっ、なにか武器になるものはないか……!? ないな……。

 うぉおおおおお!! この拳で殴るッ!!

 

 

 ────────────────────────────────

 ”通じるとしたら相手がサーベルを振り抜くその時だ”

 ”はたしてミコトにそれが出来るのか”

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 「やるしかないんだよッ!!」

 

 ええい、相手のタイミングに合わせてやる必要はない!!

 全速前進だ!! 

 

 

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 ”急加速するGV”

 ”しかしゴレイアスは怯むこと無く、サーベルを構える”

 

 ”接敵の瞬間”

 

 ”GVは右回りに急旋回し、見事にサーベルを避けた”

 ”残ったのはサーベルを突いているゴレイアス”

 

 ”この位置ならば、シールドはない!!”

 ────────────────────────────────

 

 

「掴め、GV!!」

 

 俺はサーベルを持っているゴレイアスの腕を掴む。

 そのままブースターを最大限まで吹かした。

 

 

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 ”ミシッ……”

 ”とゴレイアスの右腕の関節部が叫ぶ”

 

 ”しかし腕がもがれる前に”

 ”ゴレイアスも急旋回する”

 

 ”だが慣性の法則で”

 ”ゴレイアスはそのまま投げ飛ばされた!!”

 

『──────ザザ────────』

 

 ”その時、ミコトの耳に通信が聞こえた”

 

『────────貴方は誰──────』

 

────────────────────────────────

 

 

 あ? 通信?

 聞く感じ、女の声だけど。

 

「こちら、GV。なんか用かよ」

 

『こちらは兵を抱えて帰還する。それで手を打ちましょう』

 

「殊勝じゃないか。そもそもなんだって攻撃してきたんだ」

 

『貴方達に語る必要はない』

 

「ずいぶんな言い草だな。こっちはまだやりあったっていいぜ」

 

『生憎とこちらは決定事項』

 

 

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 ”そういうとゴレイアスは起き上がり”

 ”そのままブースターを吹かして去っていった”

 

 ”追い打ちをかけようにももはや武器はない”

 ”帰還時に、ドラムス兵たちを回収する姿が見えた”

 

『少佐、なんだったんですかい、あれは』

 

『わからない。おそらく私と同じ類の人種』

 

『ニュービーってやつですかい……』

 

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「回線まで丸聞こえなんだよな」

 

 新参者(ニュービー)ね。たしかに間違っちゃいないが。

 さて、こちらも安全地帯まで避難しよう。

 

 

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 ”ミコトはそのまま先程の広場まで戻る”

 

『おーい!! よくやったわ!!』

 

『降りてくるっすよ~~!!』

 

 ”レイナやソルリオがはしゃいでいるのが見える”

 

 ”何はともあれ、君がこの光景を守ったのである”

 ”そう思いつつ、ミコトはコックピットを開いた”

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 俺がコックピットが飛び降りると。

 身近な電池人間(ワーカー)がこぞって頭を撫でに来る。

 レイナさんやソルリオ、筋骨隆々のおっさんから細長いイケメンまで様々だ。

 

「ははは、すごいじゃねぇか坊!!」

 

「機甲兵操縦の才能があるのかもな!!」

 

「よくやったねぇ、ミコト。ドラムスが三機も手に入ったよ!!」

 

 ……まぁ、悪い気はしねぇが。

 これが主人公様ってんなら、ちょっとは続けようかな。

 

 不覚にもそう思ってしまった。

 

 

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 ”機甲兵ガンヴァルデア”

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 それが戦いの幕開けとも知らずに。

 

 

 ────────────────────────────────

 ”次回、『黒き閃光』”

 ”ミコトととともに駆け抜けてもらおう”

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~~~♪(EDの音)
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