仮面ライダーメカニック   作:玲音考人

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vol.8「越えろ荒波!×親子の絆!」

 

才花「私、械条才花は裕輝君と共にガレージの外部協力者となることを決める。

そして早速ガレージからの依頼として“漁港の宝物”の噂に隠れたラズマの退治に向かうのだった…」

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

シルト「おっと!そいつはまだ倒させないぜ?」

 

メカニック「うああっ!」

 

サイビア「きゃっ!」

 

オクトパス「シルト様!」

 

シルト「よう、助太刀してやるよ」

 

メカニック「シルト…!厄介な奴が来たな」

 

サイビア「後ろにいるのは…ロボット…?」

 

 甲羅型のエネルギー弾を連射してメカニックとサイビアの二人を弾き飛ばしつつ参戦したのは怪人態になったシルトだった。

 そしてその背後には五体の猟犬のような意匠の頭部ユニットが特徴的な黒色の人型ロボットが立ち並ぶ。

 

シルト「こないだの借り、返させてもらうぜ。お前ら、いけ!」

 

メカニック「!?なんだコイツら…!?」

 

シルト「コイツらは“ハンター”っていうらしいぜ?元は俺たちラズマを狩るために造られたらしいが、産業革命軍にかかれば逆に利用してやるのもちょちょいのちょいってわけさ!」

 

サイビア「ふーん?まあ、なんにせよ倒すのみだよ!」

 

メカニック「だな。はあっ!!」

 

 シルトが引き連れてきたロボットの“ハンター”たちは手持ちの銃剣“ハウンドブレイカー”を構え、メカニックとサイビアに襲いかかる。

 

シルト「さあ、さっさと逃げろ」

 

オクトパス「…はい!」

 

シルト「いいってことよ!」

 

メカニック「くっ…逃げられたか」

 

サイビア「仕方ない、取り敢えずこのロボットたちを蹴散らそうか」

 

 シルトはハンターをけしかけてオクトパスラズマを逃がすと、メカニックとサイビアもやむなくハンターを相手取る。

 

ハンター「ピピピ…」

 

メカニック「はあっ!っとと…!」

 

サイビア「意外とやるね…!」

 

ハンター「ピピ…」

 

シルト「どうした?そんなものか?」

 

メカニック「見くびられちゃ困るな!」

 

サイビア「数には数、だよね!」

 

《3!》

《エンター!コーリング!3!》

 

 ハンターたちは高い連携能力でメカニックとサイビアを苦戦させるが、煽りつつ攻撃を仕掛けてきたシルトにメカニックが応戦し、サイビアは数的不利に対抗すべくサーバント・ヒューマノイドタイプを三体召喚する。

 

メカニック「魚雷発射!」

 

シルト「ふん!そんな攻撃で俺は倒せねえよ!」

 

メカニック「だったら、まずはハンターから倒すだけだ」

 

《チャージオン!》

 

シルト「!」

 

《ダイブエナジーフィニッシュ!》

 

メカニック「はあっ!」

 

シルト「なんだ…!?」

 

ハンター「ピピピ…」

 

 メカニックはシルトたち目掛けて魚雷を発射するが、シルトによって受け止められてしまう。

 それを見たメカニックはエナジーアクティベーターを操作すると、サメ型の巨大な魚雷を発射し、その着弾と同時に魚雷を渦潮に変換して中へと二体のハンターを閉じ込める。

 

メカニック「これで決める!はあああ……はあーっ!!」

 

シルト「くっ…!」

 

 メカニックは渦の中へと飛び込むと、水中でハンターたちに連続で蹴りを浴びせ、爆散させると共に遠心力で弾き出されるように飛び出しつつ紺色のエネルギーを纏わせた右脚でシルトを蹴り飛ばす。

 

サイビア「これで決めるよ!」

 

《エナジーオン!》

《2!》

《エンター!チャージング!2!》

 

サイビア「はあっ!」

 

《エナジーカッター!》

 

 サイビアはスパイダーエナジーデンチをキーボードカリバーに装填し、白色の斬撃を飛ばす。

 白色の斬撃は攻撃と同時に巨大な蜘蛛の巣を展開して三体のハンターを捕え、その隙にサーバントたちのマウスマシンガンの一斉掃射によってハンターを殲滅する。

 

シルト「ふん…まあいい。オクトパスは逃がせたことだし、ここは引いてやるよ」

 

メカニック「……海に逃げたか」

 

サイビア「まさか手下を引き連れてくるとはねー」

 

 メカニックの攻撃で多少なりともダメージを負った様子のシルト。

 捨て台詞を吐くとそのまま海に飛び込んで逃げていく。

 その様を見たメカニックとサイビアも変身を解く。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

vol.8「越えろ荒波!×親子の絆!」

 

裕輝「三浦さん、大丈夫ですか?」

 

湊「あ、ああ…まさかあんたらが仮面ライダーだったなんて…」

 

才花「ごめんなさい、隠してて」

 

湊「そんなことより頼む!一刻も早くあいつを倒して親父を目覚めさせてくれないか?」

 

裕輝「わっ、お、落ち着いてください…!」

 

湊「!す、すまない…」

 

 戦闘が終わったために物陰から出てきた湊は仮面ライダーである二人にラズマを倒して父親を助け出してほしいと掴みかかるような勢いで頼み込む。

 

裕輝「……三浦さん、なんだか焦ってるように見えます」

 

湊「!」

 

裕輝「そりゃあ、家族が命の危機なので焦るのはわかりますけど、それだけじゃないんじゃないですか?」

 

湊「それは…」

 

裕輝「よかったら教えてくれませんか?三浦さんが抱えているもの」

 

湊「……分かった」

 

 湊の様子に違和感を覚えた裕輝の言葉もあり、湊は抱える焦りの理由について語り出すことを決めるのだった…。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

湊「……あの日、本当なら俺は親父に宝を見せてもらう予定だった、そう言ったろ?」

 

裕輝「そうでしたね」

 

湊「……その宝ってのには、俺のお袋も関わってるみたいなんだ」

 

才花「三浦さんのお母さんが…?」

 

湊「…お袋は病気がちな人だったから、五年前に亡くなったんだ。……それ以来、俺もお袋の死が受け入れられなくて…行き場のない怒りを親父にぶつけちまっててな。所謂不良になっちまった」

 

裕輝「そう、だったんですね」

 

 湊は自身の母が亡くなっていること、そしてその影響で非行に走っていたことを明かす。

 

湊「……最近になって、ようやくお袋のことも自分の中で整理がついてきて…それで、親父には悪いことしたなって、そう思ってた」

 

才花「……」

 

湊「けど、どう謝ればいいのか、どう仲直りすればいいのかわからないまま過ごしてきて…それでつい二週間前、俺の二十歳の誕生日の日に、親父が宝を見せてくれると言ったんだ」

 

裕輝「…じゃあ、その日に」

 

湊「ああ。……ちゃんと仲直りしようって、そう決めてたのに…このザマだ。…馬鹿だよな、俺。変な意地張って…今になって後悔してんだから」

 

裕輝「…まだ、手遅れではないですよ。俺たちが必ずお父さんを助けますから、そしたらその時、ちゃんと仲直りしましょう?」

 

湊「…そう、だな」

 

 湊は父との和解を決意した矢先に今回の一件が起きてしまったのだと語ると、自身の愚かさを嘆く。

 しかし、そんな湊に裕輝は自分たちが湊の父を助けることを約束する。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

才花「ラズマがどう動くかを想定するためにも、宝物に関しての情報も集めた方が良さそうだね」

 

裕輝「確かに。基本的にラズマに狙われてるのは宝物を探しに来た人たちばかりだし。三浦さん、宝物に関して何か知ってることってあります?」

 

湊「…知ってること?…確か、宝物はお袋にも関係がある、みたいなことを言っていたな。だから、それを俺に見せたいと」

 

才花「湊さんのお母さんに…?」

 

裕輝「ベタなのだと思い出の品を隠した、とかだけど…これだけじゃ判断はつけられないかな。他に何か気になったこととかあります?」

 

湊「…そういえば、あの日は雲一つない快晴だったな。船を出すから晴れを狙うのはわかるんだけど、親父はこの日じゃないとダメだって言ってたから、もしかしたら関係あるのかも」

 

 オクトパスラズマに対抗するべく裕輝と才花は宝物の情報を湊から聞き出す。

 

裕輝「なるほど…因みに覚えてたらでいいんですけど、これまで被害に遭った人は雲一つない日だけに襲われてるとかありました?」

 

湊「……そう言われてみれば、被害者が出てるのはあの日に近い条件の日だけかもしれないな…」

 

裕輝「ここ数週間は割りかし天気もいいですし、その影響で条件が揃いやすかったのかもしれませんね…」

 

才花「そういえば宝物を探しに来てる人たちってどのくらいの頻度で来てるんですか?」

 

湊「そうだな…殆ど毎日来てるな。けど、毎日全員が襲われてるわけじゃない。さっき言ったとおりあの日と同じ雲一つない晴れの日に襲われてた気がする」

 

 裕輝と才花はオクトパスラズマの出した被害について探る中で湊の父がラズマを生み出させられた時と同じく「雲一つない晴れの日」のみ被害が出ていること、加えて被害に遭っている宝物探しに来ている人間は毎日のようにいることを突き止める。

 

裕輝「それじゃあ、時間帯は?朝だけとか夜だけとかありますか?」

 

湊「そう言われてみると…夜の時間帯に襲われて昏睡状態になってるところが見つかることが多かった気がするな。日中に襲ってるところは見たことない」

 

裕輝「……なるほど…三浦さんのお父さんが襲われた時って時間はいつぐらいでした?」

 

湊「確か…夕方の5時手前とかだった気がするな」

 

才花「……それって二週間くらい前ですよね?」

 

湊「ああ」

 

才花「二週間前…10月の頭頃だと、大体日没時間は17時10分頃のはずだから、夕暮れ時…ってところだね」

 

裕輝「…なるほど…。となると、もしかして日没直前を狙ってるのか?」

 

 裕輝と才花は少しでもオクトパスラズマの手がかりを得るべく、今度は時間帯について尋ねると、得られた情報からオクトパスラズマは日没前後で人を襲っているのではないかという結論に至る。

 

才花「でも、妙だよね。これまでもラズマは色々と条件を整えてから人を襲ってたけど、それにしてもやけに細かいような」

 

裕輝「…もしかしたら、これこそが宝物に何か関係があるのかも。ラズマによって個体差はあるからなんとも言えないけど、きっと無意味じゃないと思うんだよね」

 

才花「…私も同感かな」

 

裕輝「とりあえず、今日はもう日も沈んでるし、さっき戦ったばかりでラズマが出る可能性は低いだろうから、一旦帰ろうか」

 

才花「だね。…それじゃあ、また調べにくるのでよろしくお願いします」

 

裕輝「お邪魔しました。…念のため、デジカメドローナーで見張りだけさせておくか」

 

《チャージエナジー!》

《ドローンオン!》

 

 裕輝と才花は今日はオクトパスラズマの活動もないであろうことを考慮し、デジカメドローナーを巡回させて見張らせつつ、自分たちは一度帰ることを選ぶ。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

裕輝「……って具合で、とりあえず帰ってきた」

 

ベータ「なるほどなぁ。とりあえずお疲れ。僕様の渡したエナジーデンチも役立ったようで何より」

 

裕輝「ああ、助かったよ。ありがとな。……あ、そしたら理佐さんにも状況共有してくるな」

 

ベータ「…そうだな、今回の依頼元だし、それがいいだろう」

 

 裕輝は現在の状況についてベータに共有すると、続けて沙知代にも共有するべくテクニカルフォンで電話をかけつつその場を離れる。

 

ベータ「沙知代…明南…これもまた運命なんだろうな。……運命の歯車は既に回り出している。裕輝、才花君…その未来を決めるのは君たち自身だ」

 

 一人残されたベータは運命が動き出していることを感じ取り、その行く末を決めるのは裕輝と才花だと呟く。

 

裕輝「……というわけで、明日以降も調査を続けます」

 

沙知代『状況についてわかったわ。連絡ありがとう。申し訳ないけれど、明日以降もよろしく頼むわね』

 

裕輝「はい。では失礼します」

 

沙知代『ええ、よろしく』

 

 裕輝は現在の状況を一通り沙知代に説明すると、通話を切る。

 

沙知代「……計画は順調、と見ていいのかしらね。何にせよ、まずはラズマをばら撒いている産業革命軍の討伐が最優先事項…」

 

 通話を終えた沙知代はPCのモニターを眺めつつ、“計画”の進捗や産業革命軍の討伐について思いを馳せる。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

「こないだはあの人に邪魔されたけど、どうやら今はいないみたいだし…今のうちだな」

 

「ああ…お宝は俺たちのものだ…!」

 

「天気も良くなったし、今がチャンスだ…!」

 

 数日後、昼頃まで降っていた雨も止み、すっかり雲もなくなってよく晴れたその日に二人組の男が漁港を訪れていた。

 数日前にも湊によって追い出されていた二人は懲りずに再び宝を狙ってやってきたのだった…。

 

「とはいえ、タイミングを見計ってたせいでもう日が暮れる手前…急ごうぜ」

 

「だな。夜になるとあまり長くは探せねえし」

 

「宝…一体どんなのだろうな…」

 

「さあな。けど、きっとすげえのが出るぜ…!」

 

 いそいそと海の方へ向かう二人。

 その胸にはまだ見ぬ宝への期待感、そして何より宝探しという行為そのものの“楽しさ”が広がっていた。

 

オクトパス「ふん…よく来たなぁ…!」

 

「う、うわあああ!」

 

「化け物…!?」

 

オクトパス「くくくっ…!俺が安定態となるための贄となれ…!」

 

「うっ…ぐぅ…あぁ……」

 

「うあぁ…ぁあ……」

 

 海面から突如として飛び出したオクトパスラズマは触手を伸ばして怯えている二人を捕えると、そのまま二人から感情エネルギーを吸い取る。

 感情エネルギーを吸い取られた二人は段々と無気力な表情へと変わっていき、そのまま雑に地面に捨てられるが、もはや反応はなかった……。

 

オクトパス「感じるぞ…俺の安定態到達は近い…!」

 

 気力を失って倒れ伏す二人には目もくれず、オクトパスラズマは自身が安定態に近づいていることを感じ取り、興奮混じりに声を上げる。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

裕輝「やられたな…新しい被害者が出てしまうとは…」

 

才花「……昼まで雨降ってたから油断してたね…」

 

 巡回中のデジカメドローナーの通知を受けて慌てて現場に駆けつけた裕輝と才花だったが、そこには地面に倒れて気を失っている二人組の姿が。

 それを見た二人は新たな被害者の発生を許してしまったことに歯噛みする。

 

湊「…すまない、俺が気づいて追い返してれば…」

 

裕輝「仕方ないですよ。三浦さんにだって生活があるわけですし」

 

才花「そうですよ、三浦さんのせいじゃないです」

 

湊「けど……って、電話?はい、三浦です。……え?ほ、本当ですか…!?」

 

 二人と共にやってきていた湊は自分がしっかりしていればと悔しげな様子を見せるが、裕輝と才花は湊のせいではないとフォローする。

 そんな中、湊の元にどこからか着信が入り、その電話に出た湊は驚きの声を上げる。

 

湊「わかり…ました……」

 

裕輝「三浦さん…どうかしましたか…?」

 

湊「その、親父が…突然苦しみ出してるらしくて…」

 

裕輝「!……才花さん、これって…」

 

才花「……恐らく、ラズマが安定態になろうとしてるんだと思う。もう時間がないってこと」

 

裕輝「やっぱり…そうか」

 

湊「……親父…」

 

裕輝「三浦さん。……三浦さんのお父さんは俺たちで必ず助けてみせます。だから、三浦さんはお父さんのそばで見守っていてくれませんか?」

 

湊「!……すまない。どうか…親父のこと、お願いします…!」

 

才花「任せて。……何がなんでも、助けてみせます」

 

 湊の父が入院している病院からの連絡で湊の父が危篤に陥っていることを聞かされ、顔面蒼白になる。

 それを知った裕輝と才花はオクトパスラズマが安定態に至ろうとしているのだと察すると、もはや時間はないと判断し、決着を急ぐ。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

裕輝「明日は一日快晴みたい。けど、明後日からはしばらく曇りとか雨が続くらしい」

 

才花「となると明日動き出す可能性が高いよねぇ…」

 

裕輝「……俺たちが狙ってるのを知ってるわけだし、警戒されないかな?」

 

才花「…ラズマだってメタックスエナジーをずっと溜め込んでおけるわけじゃない。存在を維持するために消費するわけだし。……だからこそ、向こうにとってもここが正念場…逃したくないチャンスのはず」

 

裕輝「なるほど…。確かに、向こうは俺たちが狙ってる相手の条件に当たりがついてることも知らないわけだし…」

 

才花「そういうこと」

 

裕輝「問題は…条件が限られてる以上、明日の夕方に確実に宝探しに来る人が現れるとは限らないから、ラズマが出てくるかわからないことだな…」

 

才花「……三浦さんのお父さんもそろそろ肉体が衰弱し始めてるだろうことを考えるとあんまり時間はかけたくないし…。そうだ!それなら、私たちがその条件を満たせばいいんじゃない?」

 

裕輝「俺たちが…なるほど」

 

 明日以降の天気や、オクトパスラズマの真理状況、湊の父の体への負担を考慮して、裕輝と才花はなんとかしてオクトパスラズマを明日のうちに倒そうと考える。

 そんな中、何かを思いついた様子を見せた才花は、自分たちが囮となって誘き寄せる作戦を立案する。

 

才花「どうかな?」

 

裕輝「……それしかないな。…他の誰かを犠牲にする前提で動くのも嫌だし」

 

才花「じゃあ明日の夕方、正体がバレないよう変装してここに集合だね」

 

裕輝「ああ。…ここで確実に倒そう」

 

 才花の策に乗ることを決めた裕輝。

 それを受けて才花は作戦の内容を細かく決めていく。

 かくして、二人はオクトパスラズマ退治のための作戦へと乗り出すのだった。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

湊「……親父…」

 

湊父「うぅ…」

 

湊「親父、頑張ってくれ…!今日、仮面ライダーが親父を助けてくれるから……あの二人ならきっと…!だから、あと少し、持ち堪えてくれ…!」

 

湊父「っ…うう……」

 

湊(機道さん…械条さん…どうか頼む……。親父を…救ってくれ…!)

 

 病院にて、魘されるように苦しむ湊の父に励ましの言葉を贈り、なんとか繋ぎ止めようとする湊は、祈るように裕輝と才花へ想いを託す。

 

才花「裕輝君、お待たせ。変装もバッチリだね」

 

裕輝「才花さん。まあ、簡単な変装だけど…才花さんもだいぶ雰囲気変えたね」

 

才花「まあね。陽菜美ちゃんにたまにはイメチェンしてみよっかなって言って服選び手伝ってもらったんだ」

 

裕輝「なるほど。…さて、作戦開始といきますか」

 

 陽が傾き始めた中、裕輝と才花は港にて合流する。

 裕輝は普段のラフな格好ではなくヤンキーのような服装に身を包み、サングラスで顔を隠す。

 一方の才花も普段はガーリーな服装であることが多いものの、今回はスポーティーな装いに変更し、キャップを被って顔を見えづらくする。

 

裕輝「宝を探す“楽しさ”で奴を誘き出すわけだし…こっちも真面目に宝を探してみよう」

 

才花「だね。…まあ、興味本位程度ではあるけど、気にはなるし」

 

裕輝「確かに。三浦さんも宝の正体までは知らないって言ってたし…」

 

才花「まずは海沿いに探していこうか」

 

 作戦のためにも、真面目に宝探しをすることに決めた裕輝と才花。

 まずは海沿いから手がかりを探すことを選ぶ。

 

才花「……なんかさ、こうして二人で出かけるのも初めてだよね」

 

裕輝「言われてみれば…これも作戦の一環とはいえ、才花さんと一緒に遊びに行ったりはしたことないもんね」

 

才花「…そうだ、だったら今度どこか出かけようよ。折角仮面ライダーとして協力していくことになったわけだし!」

 

裕輝「いいね。そうしようか」

 

才花「やった!」

 

 そこそこ長い付き合いではあったものの、これまでラズマの調査以外で二人で出かけるということはあまりなかったこともあり、事件解決後に改めて出かけることを約束する。

 

裕輝「さて、切り替えて宝探し続行といきますか」

 

才花「だね。それにしても…宝の正体ってなんなんだろ?」

 

裕輝「……それに関しては心当たりがあるんだよね」

 

才花「え?そうなの?」

 

裕輝「うん。多分、宝は“物”じゃない」

 

才花「物じゃない…ってどういうこと?」

 

裕輝「実体を持つ物なんだったら、それを見にいく必要なんてないと思うんだよね。だって、手元に置けばいいわけだし」

 

才花「確かに…でも手元に置いておけないほど大量の金銀財宝…とかの可能性もあるよね?」

 

裕輝「いや、それなら天候や時間帯が条件になる意味がわからないんだ。物品ならそういう条件にその存在が左右されるわけないし」

 

才花「確かに…だとしたら動かせないような……なんらかの“現象”だったり?」

 

裕輝「ああ、俺はそう思って──危ない!」

 

才花「!っと…かかったみたいだね」

 

 宝の正体は実体を持った“物”ではなく、何らかの“現象”ではないかと裕輝は推察し、その考えに才花も納得感を示す。

 しかし、答え合わせをする前に海中から伸びてきた触手に気づいた二人は臨戦態勢に入る。

 

オクトパス「ああ…?避けやがっただと…!?」

 

裕輝「まんまと餌に釣られてくれたな」

 

才花「今度こそ…倒させてもらおっかな」

 

オクトパス「なっ、お前ら…仮面ライダー!?くそ、条件がバレてたのかよ…!」

 

裕輝「そういうことだ!」

 

 避けられてしまったことに違和感を感じて海中から姿を現したオクトパスラズマ。

 不敵に笑う二人の姿を見て、ようやくそれが仮面ライダーであることに気づく。

 

才花「いくよ!」

 

シルト「おっと!いかせるかよ」

 

裕輝「シルト…!」

 

シルト「メカニック…お前は水中で行動できるみたいだからなぁ…お前さえ封じればオクトパスには手も出せねえだろ!」

 

オクトパス「恩に着ます!」

 

裕輝「っと…!」

 

才花「裕輝君!」

 

裕輝「!……才花さん!これ使って!」

 

シルト「なっ!?」

 

才花「さんきゅー!」

 

 オクトパスラズマと対峙していた二人の前に現れたシルトは、水中戦が可能な裕輝の動きを封じることでオクトパスラズマを海中へと逃がす。

 しかし、裕輝は隙を見て才花にシャークエナジーデンチとサブマリンエナジーデンチを投げ渡すことでその場を切り抜ける。

 

才花「さーて、あなたの相手は…私だよ!」

 

《シャーク!》

《サブマリン!》

 

《エナジーオン!》

 

才花「変身!」

 

《アクティベート!

 

シナジーダイブ!シャークサブマリン!》

 

サイビア「はあっ!」

 

 才花は紺色のサメを模した装甲と濃灰色の潜水艦を模した装甲に身を包んだ姿である、仮面ライダーサイビア シャークサブマリンシナジーへと変身すると、オクトパスラズマを追って水中に飛び込む。

 

シルト「くっ…ならサイビアを…!」

 

裕輝「させるか!変身!」

 

《エナジーオン!》

 

《アクティベート!

 

シナジースピード!ホッパーバイク!》

 

メカニック「はあっ!」

 

シルト「ぐっ…!」

 

 怪人態へと変貌し、サイビアを追って海に飛び込もうとするシルトだったが、そうはさせまいと裕輝が駆け出しながら仮面ライダーメカニック ホッパーバイクシナジーへと変身して飛びつくことで妨害する。

 

シルト「だったら、この間の借り…返してやる!いけ!」

 

ハンター「ピピピ…」

 

メカニック「はあっ!おりゃあっ!」

 

 シルトが呼び出した三体のハンターたちを前に、メカニックはホイールカリバーによる斬撃で立ち向かっていく。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

サイビア「はあっ!!」

 

オクトパス「くっ…しつこい奴め…!」

 

サイビア「仮面ライダーってのはしつこいの。わかった?はっ!」

 

オクトパス「ぐあっ!」

 

 水中にて激しい追跡劇を繰り広げるサイビアとオクトパスラズマ。

 サイビアの放つ魚雷によって動きを制限されたオクトパスラズマは文句を言いつつ触手を伸ばして反撃しようとするも、サイビアが振るうキーボードブレードによって切り裂かれてしまう。

 

サイビア「さて…私の新しい力、試させてもらうよ!」

 

《2!》

 

サイビア「さーて、何が出るかな〜」

 

《エンター!コーリング!2!》

 

サーバント「……」

 

オクトパス「仲間を呼んだか…!」

 

サイビア「へえ、水中戦型っぽいね。いいねいいね。そうこなくっちゃ!」

 

 サイビアはキーボードブレードを操作することでサーバントを二体召喚する。

 シャークサブマリンシナジーとなっていたこともあって呼び出されたのは通常のヒューマノイドタイプのサーバントがスクリュー型の水中移動用の装備“スクリューストリーマー”を装着し、更には錨を模した大槌状の武装“アンカーハンマー”を構えた“サーバント・ダイバータイプ”だった。

 

サーバント「……」

 

サーバント「……」

 

オクトパス「チッ…邪魔するな…!」

 

サイビア「そうもいかないんだよね!はああっ!」

 

オクトパス「ぐあっ!!」

 

 オクトパスラズマは墨を吐いて逃走を図るが、逃すまいと放たれたアンカーハンマーの鎖が触手に絡みついて身動きを取れなくなったところを接近していたサイビアによって斬撃を叩き込まれ、そのまま陸上へと打ち上げられる。

 

メカニック「はあっ!だあっ!!」

 

シルト「少しは粘るようだが…無駄だ!」

 

メカニック「っと…それはどうかな。まずはハンターを片付けさせてもらう!」

 

《チャージオン!》

 

 メカニックはシルトとハンターたちをなんとか同時に相手取っていた。

 数的有利もありやや優勢に立っていたシルトたちだったが、そんなシルトの放った砲撃を地面を転がって回避しつつ、メカニックはエナジーアクティベーターを閉じることでメタックスエナジーをチャージする。

 

《スピードエナジーフィニッシュ!》

 

シルト「…何!?」

 

メカニック「はああっ!!」

 

シルト「ぐあっ!!」

 

ハンター「ピピ…ピ…」

 

 メカニックは立ち上がりつつエナジーアクティベーターを展開する。

 すると、シルトとハンターたちの退路を塞ぐようにして光の道路が出現し、その道をなぞるように右脚で回し蹴りを繰り出すことでハンター三体を爆散させ、シルトを蹴り飛ばす。

 

シルト「やるじゃねえか…!」

 

メカニック「これで一対一だな…!」

 

 数的不利をなんとか一対一の戦いに持ち込んだメカニックはシルトとの一騎打ちに臨む。

 

サイビア「はあっ!」

 

オクトパス「この…!」

 

サーバント「……」

 

オクトパス「ぐあっ!」

 

 サイビアのキーボードブレードによる斬撃をなんとか回避したオクトパスラズマだったが、間髪入れずにサーバント二体からのアンカーハンマーによる痛烈な打撃が叩き込まれ、吹き飛ばされる。

 

《エナジーオン!》

 

サイビア「さて、これで終わりにさせてもらおうかな」

 

《3!》

《エンター!チャージング!3!》

 

オクトパス「…逃げれな──!」

 

《エナジーインパクト!》

 

サイビア「はああっ!!」

 

オクトパス「うぐあああっ!!」

 

 サイビアはキーボードブレードへシャークエナジーデンチを装填し操作すると、サーバントが射出したアンカーハンマーの鎖によってオクトパスラズマの身動きが封じられている隙に巨大な紺色のエネルギーで形成された刀身を纏わせたキーボードブレードを構える。

 そしてそれを振り下ろすと同時にサメが喰らいつくようなエフェクトを発生させて追撃を喰らわせることで完全に爆散させる。

 

湊父「うぅ…」

 

パキャンッ!

 

湊「うわっ!」

 

湊父「……ここは…どうしたんだ、お前、そんな顔ぐしゃぐしゃにしちまってよ」

 

湊「親父…良かった……」

 

湊父「ったく、仕方ねえ奴だな」

 

 オクトパスラズマが撃破されたことでオクトパスラズマデンチが排出され、湊の父は目を覚ます。

 何故か涙を流して喜んでいる息子の姿に困惑しつつも、柔らかい笑みを浮かべるのだった。

 

シルト「ふんっ!」

 

《シナジースラスト!ライノセラスドリル!》

 

メカニック「うおりゃああっ!!」

 

シルト「何ッ!?くっ…!」

 

 シルトはメカニック目掛けて甲羅型のエネルギー弾を発射するも、メカニックはそれを防御力と突進力に優れたライノセラスドリルシナジーへと姿を変えることで弾き返しながら体当たりを浴びせる。

 

《ハックーツ!》

《フンサーイ!》

《コッパミジーン!チャージオン!》

 

メカニック「喰らえっ!!」

 

《エナジークラッシュ!》

 

メカニック「だあああっ!!」

 

シルト「くっ…ぐああっ!!……やるじゃねえか」

 

メカニック「倒した…いや、この感じは逃げられたか」

 

 メカニックは取り出したスラストドリルランサーのラッシンググリップを三回連続で握り込むと、凄まじい勢いで突撃する巨大なドリル型エネルギーを発射してシルトを攻撃する。

 その一撃を受けたシルトは想定以上のダメージを負ったため、攻撃によって発生した爆発に乗じて海に飛び込んで難を逃れる。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

才花「裕輝君!」

 

裕輝「才花さん、そっちは?」

 

才花「お陰で無事倒せたよ」

 

裕輝「そっか。よかった……」

 

才花「だね〜」

 

 日没も間近に迫る中、それぞれ戦いを終えて合流する裕輝と才花。

 なんとか無事にオクトパスラズマを撃破し、湊の父を救うことができたために安堵する。

 

才花「そういえば、結局宝ってなんだったの?」

 

裕輝「そのことなんだけど…今からなら直接見たほうが早いか。ちょっとついてきて」

 

《バット!》

《スピーカー!》

 

《エナジーオン!》

 

裕輝「変身」

 

《アクティベート!

 

シナジービート!バットスピーカー!》

 

才花「えっ、ちょ…変身してどこ行くの…!?」

 

メカニック「いいからいいから。さ、行くよ!」

 

才花「ね、ねえ、これ恥ずかしいんだけど!?……もう、ついたらちゃんと教えてよね」

 

 宝の正体について聞いてきた才花に、裕輝は少し考えた後、直接見たほうが早いとして突然として仮面ライダーメカニック バットスピーカーシナジーに変身すると、才花をお姫様抱っこしたまま空へと飛び立つ。

 

メカニック「っと、多分この辺のはず…」

 

才花「ここって、海沿いにこんな空間があったんだ」

 

裕輝「丁度あの辺りは崖に囲まれた湾になってるからわかりづらかったけど、崖下に空間があるのをデジカメドローナーに確認してもらってたんだよね」

 

才花「まあ、ここで見られる夕日は確かに凄く綺麗だけど…これが宝物?」

 

裕輝「ううん。これだけじゃない。きっと…本当の宝物は──」

 

 海沿いの崖下にあった自然の空洞。

 そこへ降り立ったメカニックは才花を下ろすと変身を解除する。

 その場所から見れる夕日の美しさに感嘆する才花だったが、それだけが宝物ではないと裕輝が告げたその瞬間、二人の目には緑色の光が映る。

 

才花「!これって……」

 

裕輝「……これが宝物の正体だと思うんだ」

 

才花「今、一瞬太陽が緑色になった…よね?」

 

裕輝「グリーンフラッシュっていってね。色々と条件が重なると見られる自然現象なんだ」

 

才花「グリーンフラッシュ……」

 

裕輝「空気が澄んでいて、水平線間際に雲がなくて、そして何より、水平線を遮るものがないこと。この三つが揃って初めて、日没のその瞬間に沈む太陽が緑色に輝くって現象」

 

才花「なるほど…だからラズマはあの条件で動いてたんだ…」

 

裕輝「ラズマにとっての宝っていうのは三浦さんのお父さんが思う宝だからね」

 

 宝物の正体は様々な条件が重なった際に沈む間際の太陽が緑色に光る現象“グリーンフラッシュ”であると語る裕輝。

 その条件を聞いて才花は納得した様子を見せる。

 

才花「それにしても…よく気づいたね、裕輝君」

 

裕輝「実は最初にラズマと戦ってたとき、一瞬だけ緑色の光が見えたんだよね。それが気になってて、三浦さんから条件を聞いて確信したんだ」

 

才花「それもそうだけど、そもそも条件とかよく知ってたね」

 

裕輝「……昔、テレビでグリーンフラッシュのこと知った英里が見たいって言ったことがあってさ。その時に雄真と一緒に調べたんだよね。……まさか、こんな近場で見れるなんて思ってなかったけど」

 

才花「……そうだったんだ。あれ?これって……」

 

 裕輝がグリーンフラッシュについて色々と知っていた理由が失った幼馴染との思い出に起因するものだと知った才花は寄り添うように隣に立つが、その際にあることに気づく。

 

裕輝「どうしたの?……これは…」

 

才花「……きっと、宝物はただグリーンフラッシュを見るだけ、じゃないんだろうね」

 

裕輝「そうだね。……三浦さんのお父さんとお母さんが一緒に見にきたといっていたし、何より一番の宝物は…やっぱりその思い出かな」

 

 才花が見つけたもの、それは壁に刻まれたとある文字列。

 20年以上前の日付と三浦航、沖田美鈴と書かれたそれを見て、裕輝と才花はかつてこの場所で刻まれた思い出に想いを馳せる。

 

裕輝「さて、俺たちも帰りますか」

 

才花「裕輝君」

 

裕輝「ん?」

 

才花「今日のことも、思い出にしようよ」

 

裕輝「え?」

 

才花「私は裕輝君の幼馴染じゃないし、代わりにはなれないけれど……それでも、いつかの裕輝君たちが見たかったものを、こうして見ることができたから」

 

裕輝「……そうだな」

 

才花「そうだ。これから沢山思い出作ろうよ」

 

裕輝「思い出を作る…」

 

才花「裕輝君たちが作りたかった思い出を、今やろうってこと。…ただの自己満足かもしれないけど、それでも……どうかな?」

 

裕輝「……やっぱり才花さんは凄いなぁ」

 

才花「じゃあ?」

 

裕輝「やろう。……手伝ってくれると、嬉しい」

 

才花「勿論。私だってやりたいこと沢山あるんだから、ちゃんと付き合ってね」

 

裕輝「りょーかい」

 

 かくして、裕輝と才花はそれぞれ本来得られるはずだった思い出を特殊な環境の要因によって得られなかった者同士、かつての自分たちの思いを果たすように、これから沢山の思い出を作っていこうと約束を結ぶのだった…。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

裕輝(あれから数日が経った。三浦さんのお父さんも無事に回復して退院し、しっかり仲直りもできたそう。

因みに三浦さんにはグリーンフラッシュのことは伝えていない。きっと、お父さんと一緒に見に行くときに知る方がいいだろうから。

そして俺は才花さんと約束をした。

……あのときは流れで約束したけれど、俺にそんな資格はあるのだろうか。

復讐に身を捧げようとしている俺には才花さんのようにはなれない…と思っているけれど、それでもどうしても、憧れることはやめられないのだから…難儀なものだなと思う)

 

 一人皿洗いしながら考え込む裕輝。

 すると、そこに来客が現れる。

 

裕輝「ああ、いらっしゃいませ。注文はいかがなさいますか?」

 

「じゃあ…このからくりスペシャルブレンドってので」

 

裕輝「からくりスペシャルブレンドですね。承知いたしました。少々お待ちください」

 

 思考を切り替えて注文を聞いた裕輝は早速からくりスペシャルブレンドを淹れる準備を始める。

 

裕輝(復讐したいのは紛れもない本心だけれど…ヒーローへの憧れも、この生活を手放したくないって思ってるのも本当で…俺は……どうすればいいんだろうな…)

 

 果たしたい願いと憧れた夢、そして守りたいもの…そんな様々な想いを抱いて、裕輝の今は続いていくのだった…。

 

⭐︎⭐︎⭐︎

 

次回、仮面ライダーメカニック!

 

沙知代「廃墟で行方不明者が出ているようなの」

 

才花「ラズマが絡んでる可能性はあるかも」

 

裕輝「うわっ!壁!?」

 

廃墟で起きる行方不明事件を追え!

 

陽菜美「誰かに頼られたなら、私が力になろうって」

 

裕輝「才花さんのエナジーデンチ!?」

 

才花「裕輝君のエナジーデンチじゃん!?」

 

裕輝「使わせてもらうよ、才花さん」

 

二人のデンチが入れ替わり!?

 

vol.9「謎の迷宮×はぐれた二人!?」

 

日曜午後9時!

※次回投稿は11/8です




第8話をご覧いただきありがとうございました!

今回は前話からの後編ということで宝物の正体はグリーンフラッシュという自然現象とそこに付随する思い出でしたが、皆様は予想できたでしょうか?

そして、それに合わせてサイビアも初のフォームチェンジとしてシャークサブマリンも登場です!(メカニックと共用でしたが)

次回は本家に合わせてお休みとなりますが、代わりに裏話的な部分を話していきたいと思いますので、是非ともご覧ください!
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