性癖と原作を崩壊させる俺のヒーローアカデミア   作:エンディングハンター

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戦闘訓練が一番クソ大変な第4話。
個人的に死柄木弔には恥じらいというものがなさそうに見えるから、女の子に変わってもそんな所変わらなさそう。
そのせいでクラスメイトの性癖を破壊していく破壊神にジョブチェンジ。ヒーロー志望なのに!
峰田に変な事されない……よな……?
したら別次元の黒霧さんとモンちゃんがぶっ殺しに来ます。哀れ峰田。残当だけど。





崩壊ろクソナード

 

 

 

数日後、通常授業の時間の後にヒーロー基礎学の時間に。

通常授業……参考になるよなぁ、俺みてぇな学のないガキにゃ助かるな。

ランチラッシュって奴の学食も美味かった。ああいうのは中々食えなかったからな……いつも出前のピザとかそういうのだった。寧ろこれが体に合っている気がしたな。

そして、ヒーロー基礎学の担当はイレイザーヘッドなのかと思っていたが……

 

 

 

「わーたーしーがー……普通にドアからから来た!!!!!」

 

 

 

オールマイトじゃねぇか……!!!

 

 

 

「オールマイトだ……!すげぇや、本当に雄英の先生やってるんだな……!」

 

銀時代(シルバーエイジ)の格好だ……!画風が違いすぎて鳥肌が……」

 

 

 

クラスメイト共のざわつきは多種多様。まぁそりゃそうだ……俺達も内通者とアイツからオールマイトが雄英の教師やってるって聞いたもんな。明確に何してるかは内通者待ちだったが。

 

 

 

「ヒーロー基礎学!ヒーローとしての素地を作る為の様々な訓練を行う科目だ!……そして今回はこれ!“戦闘訓練”!」

 

 

 

「(来やがったな……いずれ訪れるとは思ってたけどな)」

 

 

「そしてそいつらに伴って……こちら!入学前に送ってもらった個性届と要望に沿って誂えた……“戦闘服(コスチューム)”!」

 

 

届いてたか。まぁ、その内使うとは思ってたが……てか俺達が初めて襲撃しに来た時に付けてたしな。緑谷出久は付けてなかったが。

それにしても俺のコスチューム…どんなんだろうな。

 

という事で着替え場所まで移ってきたが……

なんか他の女子に見られてる。なんでだ。

 

 

「なんというか……志村ちゃんって女の子感ないよね」

 

「なんだよ、悪いか」

 

 

俺に女の子ってどうやれって言うんだ。俺の中で女性は…お母さんとか華ちゃん、マグネとかだぞ。

女の子はトガとか……ああ、それくらいしかないんだよな逆に。

クソ、尚更めちゃくちゃじゃねぇか。より分かんねぇよ。

 

 

「ケロ。私、思った事を何でも言っちゃうの…志村ちゃん、女の子っぽいというより男の子みたいだわ」

 

「男の子みてぇな女の子だっているだろうが。それともあれか、俺は元男だとも言いたいのか」

 

「それ程、女の子らしくない振る舞いが多いという事ですわ志村さん」

 

 

確かこいつらは…蛙吹梅雨と八百万百だったか。

 

 

「女の子らしい振る舞い…ってなんだ。俺は子供の頃からそういうの知らないんだよ。女の子らしさよりヒーローになりたい気持ちが強かった」

 

「えーっ、好きな人とかいないの?」

 

「好きなやつ…?モンちゃん…?」

 

「えっ彼氏!?誰!?」

 

「俺の家で飼ってるコーギー」

 

「人ですらないじゃん!」

 

うっさいな。可愛いだろコーギー。お前らも飼ってみたら分かるぞ。俺のモンちゃんは超可愛い。ご近所でも可愛がられてるくらい可愛いんだぞ。後で見せてやる。

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

早速やってきたぜ……ここが今回の戦闘訓練の場所だな。

建造物があるから、屋外訓練って訳じゃないなさそうだな。

って事は屋内訓練か。俺が一番輝きやすくもにくくもある場所だな……屋外は更に困るが。

俺の『崩壊』は目に見えてぶっ壊れていく様が表出るせいで何処までが効果範囲か、触れたらどれくらい危険なのかが()()()()()()

だからこそ、屋外は俺の効果範囲は壁や床を伝う。分かりにくいったりゃありゃしねぇ。

だからこそ俺が輝けるってもんだがな。

 

 

「先生!ここは試験の時の会場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!」

 

「そうだねぇ、だが今回は一歩、いやもう二歩先踏み込む!屋内での“対人”訓練だよ!」

 

 

屋内の対人……俺の個性が輝きそうで輝けなさそうだな。

ったく……本当に面倒なことしてくれやがったな、オール・フォー・ワン。もう少し俺の個性を上手く作っといてくれよ。

まぁいい。『円環』と一緒に上手く使うしかねぇか。

 

 

「いいかい?敵退治は主に屋外で行われているが、統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ」

 

「そりゃそうだろ。目の前で分かりやすく活躍するヴィランがいるか。俺だったら転送できるタイプのヴィランと組んで何時でもアジトや別拠点に逃げれるヴィランになるさ」

 

「志村少女、その通り!というか妙に具体的だね!?」

 

 

実際そうだったろうが。オールマイトは覚えてねぇってかこれから黒霧の事を知る事になるんだが。

 

 

「監禁、軟禁、裏商売……真に賢い敵は“闇に潜む”!大きな力を付けるために多頭を組んでより集団化する!

これから君達には“ヒーローチーム”と“ヴィランチーム”に別れて、2対2の屋内戦をしてもらう!」

 

「基礎訓練もなしに?」

 

「その基礎を知る為の実践という事さ!ただぁし!今回は壊して終わりのロボットじゃない!」

 

 

オールマイトがそうまくし立ててる間に、他のクラスメイト達がオールマイトに多々質問を投げ付けていた。それに対して頭を抱え始めそうなオールマイトを見てると……アレだな。

やっぱこういうとこがアイツに突かれてるんじゃねぇの?オール・フォー・ワンだってもう少し上手くやるぞ……

あいつは思考がゴミだが人の動きを把握するやり方や人の考えを読む様な力が上手い。恐らく個性を使ってきた長年の経験が物を言うんだろうな。

かくいうオールマイトは、初めての襲撃の時も神野の決戦の時も見たがあまりにも脳筋……力で全てを押し切る。

確かなんだ、機械を纏ったオールマイトだっけか。オール・フォー・ワンの記憶にあったがあれはもう時間稼ぎの為の緊急手段みたいなもんだ。あれがなくても結局力使えたらゴリ押ししてきそうだもんな。

……変なところで長く語ってたら、もう2対2の班決めが確定した。

俺は……緑谷出久と同じか。

 

 

「よう、よろしくな」

 

「あ、よ、よろしく志村さん!」

 

「転弧でいい。いい加減慣れろ……てかお前のコスチューム分かりやすすぎるだろ」

 

「えっ!?そ、そうかなぁ」

 

 

緑谷出久のコスチュームはまさしく、V字の頭がトレンドマークの自分のパーソナルカラーの緑が合わさったまさしくオールマイト型。なんかチープっぽいし手作りか?羨ましいなぁ?

 

 

「そういう志m……転弧さんだって、かなり似合ってるよ」

 

 

で、試験の時とは少し違う。俺のは神野の事件の後……死穢八斎會の頃だな。あの頃に着ていたロングコートだ。

いざって時は敵に被せて目眩しも出来る。何よりこのロングコートの余った部分を崩壊で崩して包帯みたいに出来んだよ。まぁあんまやり過ぎると怒られるけどな。

そして俺の崩壊を制御できる唯一無二の手袋のスタックが3つ。爆豪勝己の爆破の炎対策やナイフで切れないように耐燃耐刃性だ。結構伸びるし俺が大きくなっても安心だな?

 

 

「ははっ、こんなんが似合ってんのはヴィランくらいだ」

 

 

軽く笑いつつ、俺達は訓練場所に向かう。

今回の訓練場所はビル型の建物。って事は根元である一階部分じゃあ“崩壊”は使えねぇな。そのまま潰れる可能性がある……面倒くせぇ。

 

 

「いいかい!状況説明はこうだ。ヴィランは“核兵器”を建物に保管している。ヒーロー達はそれを回収、もしくはそれらを使おうとするヴィランを止めに来たという設定だ!」

 

「(時代背景がアメリカンすぎんだろうが。てかスターアンドストライプがいるアメリカでもこんな事起きねぇ)ひとついいかよオールマイト先生」

 

「はい何かな志村少女!」

 

「核は俺の個性で“崩壊”させちゃダメか。俺なら個性で爆発させることなくぶっ壊せる」

 

「うーん……ダメかな!万が一にもそれが成功した所でヴィランの目的が変わるだけ!今回はそういうのはナシにしよう!」

 

「ああそうかよ、つまんねぇな」

 

 

勝利条件が増えるかと思ったら、やっぱりか。

こっちが“不利”だな。

 

 

「はいこれ、建物の見取り図ね!これをしっかり叩き込むように!」

 

「ああはいはい……」

 

「それと……志村少女、ちょっといいかな?」

 

「あ……?」

 

「今日の放課後、君と話したい。君の事なんだ」

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

屋内対人戦闘訓練、開始。

って事で俺はヒーロー側、緑谷出久も来てる。

今の俺の手札を確認する。

まず『崩壊』。縦や横、円状に崩壊を伝播させてそれを硬度や性質を無視してぶっ壊せる。

修復や再生系の個性だとちょっと手こずるな。

次に『円環』。自分の周りに円環状の半透明の足場を形成する。

こいつは自由自在な形に変えれるが、複雑な形は簡単に足場を壊してしまいかねない。出来るだけ分かりやすくて簡単な形……今俺がやっているトランポリンみたいな感じにやればいい。ドームの膜状みたいにな。

後は俺が緑谷出久、爆豪勝己と戦ってきた時の経験値。肉体に刻まれてる訳じゃねぇ、あくまで記憶にある経験って所だな。だが、アイツの爆散するようなあの一撃は見えなかった。ありゃ死にかけの時に“覚醒”したって考えりゃ話がつく。

って事はあの爆発はない、レベル99だったのに今はレベル10くらいか。

 

 

「緑谷。俺の個性はどれくらい把握してる」

 

「え?えっと……触れたものを壊すタイプの個性と……なんか円環状の透明な足場?みたいなのを作ってるよね……あれ、しれっと個性二つ持ってない!?」

 

「そういう体質で生まれたんだよ。多分あれだ、双子だったのが俺に収束したって形だろ」

 

「あ、なんか有り得てきたかも……」

 

「そこまで把握してるならいい。爆豪勝己はどうする」

 

「かっちゃんは……僕に任せて!」

 

「ダメだ」

 

「なんで聞いたの!?」

 

「お前勝つ気があったとしてなんで一人で分かれるんだよ。ヒーローは群れてなんぼだ。お互いの連携も出来ないヒーローが何処にいる、そこも見られてるんじゃねぇのか」

 

「あ、そっか……!屋内対人を想定しているのなら当然状況報告やチームアップ時の連携も見られてるんだ!だったら二人で組むのなら軽い連携だって出来てないと色々言われる……でもオールマイトが想定するチームアップってなんだろう、オールマイトは基本一人でしか戦わないし…もしかしてオールマイトがアッと驚くタイプのコンビネーションを見せないといけないのかな、でもそれだけじゃ間違いなくインパクトしか残せない…だったら僕の個性と転弧さんの個性を掛け合わせてかっちゃんを無力化しつつ、かっちゃんの相方である飯田君を抑える方針で…」

 

「急に喋るなよおい」

 

 

ブツブツとすげぇ熱量だな、お前。最終決戦の戦闘中、こんな感じに喋ってるのは見たことねぇがその片鱗は見えてたな。

こいつ独り言が多いな……と思ってたけど、そういやワン・フォー・オールには歴代のワン・フォー・オールを継承したヒーローの意思と個性があるからな。それの使い方を模索してたって所か。

 

 

「んで、アイツはどう動く?」

 

「そうだね、かっちゃんが敵なら―――」

 

 

 

BOOOOOOOM!!!!!

 

 

 

「テメェをぶっ殺すのはオレだ……デクぅ!」

 

 

 

「真っ先に僕を殴りに来ると思ってた……!」

 

「マジかよおい……」

 

 

こいつ、真正面から来やがったか!あん時もそうだなぁ、おい。あのゴテゴテのミサイル兵器みてぇな装備付けて俺に接近してきた時と同じだ。

こいつは敵の攻撃を喰らう事に一切恐怖してねぇ。

 

 

「テメェもだ崩壊女ァ!一番厄介なんだよ!」

 

「(まぁだよな……)ああそうかよ!やってみろバカが!」

 

「んだとぉ……がっ!?」

 

 

爆発の爆風で空中から加速して接近する爆豪を『円環』で足止めする。急に壁にぶつかっていてぇだろ?

 

 

「『崩壊』!」

 

「!」

 

 

俺が右手の手袋を外し、地面に五指を当てる。瞬間、ヒビが入るように床が崩壊していく。大きいものから大きいものへは伝播しない崩壊のお陰で、床だけが崩壊する。

空中に来たら―――

 

 

「待てやゴラァ!」

 

「そう来るよなぁ!緑谷ァ!」

 

「な、っ!」

 

「―――う、んっ゛!」

 

 

赤色の光が雷みてぇに迸ってる。

空中で例え自由自在に動けてもよ……爆豪クン。

 

 

「く、そ゛、がっ!?」

 

 

俺の『円環』がありゃ話は別だ。

左右上下後に展開した。もう逃げ場は前しかねぇ。その間に空いた前側にどうやってぶっ飛ばすかな?

 

 

「緑谷!手加減しろよ、100か0より1〜5で抑えとけ!」

 

「!―――そうかっ、ありがとう……転弧さん!」

 

 

まるでコツを掴んだみてぇにすぐに、こいつは成長しやがる。

 

 

「1%……!―――SMASH!!!!!!!!

 

 

「が、ぁっ……!?」

 

 

腹にいいパンチが入ったな。今は痛みでそっちに集中出来ねぇ……!

 

 

「俺の事も、忘れんじゃねぇよ!」

 

 

「ン、なッ……邪魔く、せ……!」

 

 

その篭手、絶対ギミックあるよなぁ?チラチラ見てたの見てたぜ。

何やりてぇか分かるさ。ピン付いてるって事は何か()()()()()()()

 

 

「でもなぁ、わりぃなぁ!俺が全部|()()()()()()()()()()()()!」

 

 

爆豪がくの字で痛みを腹に受けてる間に、意識外の俺が突っ込む!そして爆豪勝己の武装のひとつの手を潰す!篭手はどうせ武器だろ?だったら『崩壊』でぶっ壊せば終わりだ!

安心しろよ、今回は大きいものとして扱ってやる。篭手以外は壊れねぇよ。

 

 

「デク゛っ、デメェ……!!!」

 

「今の、僕は……『頑張れ』って感じのっ……デクだぁぁぁぁぁあ!」

 

「(解除するッ!)」

 

 

『円環』が解除され、一気に力の抑圧が弾けた。

まるでピンボールのプランジャーで弾いたボールみてぇに吹き飛んだ爆豪が壁に激突……背骨折れてねぇよな?

まぁ大丈夫か。

 

 

「…………ッ」

 

「……あーあ、爆豪クン。ガッカリだぜ俺は……こんなに今弱っちいのは初めてだ。確保テープ任せてもらうぜ」

 

 

 

っ、と。これでいいな。オール・フォー・ワンに教わった手を使う系の個性を持ったヤツの縛り方。

もやい結び。確保テープでやるにゃあちょっと面倒くさかったがな。

ただ俺には『崩壊』の個性がある。壁を崩壊で壊して、鉄骨に爆豪を結んで終わりだ。

 

 

「んじゃあな爆豪クン」

 

「よし、飯田クンの所に行こう!」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、爆豪からの通信を一方的に切られていた飯田天哉は。

 

 

 

「(志村さんの個性の『崩壊』は危険だ……だが!障害物があると崩壊が伝播するのに時間が必要だと理解した!

僕が走りやすいように、そして障害物を彼らが来そうな場所に置いておいた!これなら崩壊は大丈夫だ!後は緑谷君の超パワーだけだが……)」

 

 

 

後読みを考え、様々な設置物を置いて……色々な放送で『崩壊』の警戒をしていた。

しかし、それも案の定破られる事になる。

 

 

 

何せ彼らは……

 

 

 

―――SMASH!!!!!!!!

 

 

 

窓から入ってきたのだから!

 

 

 

「何ぃいいいいい!?」

 

 

「誰がぶっ壊して入ってくるって言ったっけなぁ!?」

 

 

「くっ、ターボ―――ぐあっ!?」

 

「今日は一直線野郎が多いなぁ!?」

 

「(これは、志村さんの個性の……!)」

 

 

「核、確保です!」

 

 

『ヒーロー……ヒーローチームWIN!!!!!!』

 

 

試合は終わった。

この作戦を考えたのは他でもない、志村転弧だった。

 

 

『―――いいか緑谷。俺の個性の崩壊は今じゃある程度コントロール出来るが、その昔はてんでコントロール出来たことはねぇ。五指で触れたもんは俺の許可なく全部壊れる』

 

『えぇっ!?なんて危ない個性……』

 

『だがな。崩壊の個性にも崩壊していくスピード、何処からどこまで崩壊していくのか……そういう“性質”があるって分かったんだよ。俺はァここを鍛えたんだよ』

 

『つまり……?』

 

『誰もそこは知らない。不意をつける』

 

『じゃあ……!』

 

『だがな、これでいいのか?』

 

『え……?』

 

『それじゃあ俺は『何でも壊す』ヒーローになる。そんなのが個性を暴走させた時に人はどう思う。そんな奴に助けられたいか?』

 

『う……確かに』

 

『壊さなくてもいい。壊すのは……もっと別の物でいい。

壊さなくても助けれるヒーローになろうぜ、倒さずに人を助けれるヒーローと一緒だ』

 

 

このやり取りの中で、作戦を立案し侵入!

志村転弧は前の経験とカリスマ性を発揮し、しっかりと強くなっていた!

 

 

 

 

 

 

 

「―――さぁでは反省会と行こう!今回のMVPは誰かな!?」

 

 

緑谷がワン・フォー・オールを使った反動で腕に不調子が入ったので、アイツだけ除いて俺達は反省会に突入した。

 

 

「ズバリ、転弧さんだと思いますわ」

 

「あ、俺?」

 

「何故だろうなぁ〜〜〜!理由を聞かせてもらっていいかな!?」

 

「はい、オールマイト先生。まず、この中で積極的にヴィランの動きを想定して動いたのは転弧さんです。爆豪さんの奇襲にもしっかり対応して、転弧さんは自分の『崩壊』……は使わない方針、或いは牽制のために使用し、本命の『空中に足場を作る』個性で爆豪さんを足止めしました。相手に強い個性を見せて萎縮させつつ、本命の地味そうな個性で僕外で爆豪さんを完全に封殺していました。周囲の被害も抑えております。

次に飯田さんですが、最初の状況設定に適応しようとしていましたが……爆豪さんが倒されてからはおそらく、核を運ぶことより転弧さんの対策を務めていました。しかし『必ず崩壊を使ってくる』という思惑が油断になり、志村さんのもう一つの個性で空中で止まったお二人方が窓から侵入。核を確保できた……完全に転弧さんの作戦勝ちです」

 

 

「ンンンンンッ〜!!!素晴らしい評価だ!そうその通り!(正直志村少女が働きすぎって所はあるけどネ!)」

 

 

めっちゃ称えてくるな。まぁ悪い気はしねぇよ、悪い気はな。

それにしてもどいつもこいつも強そうな個性に目を惹かれやがって……誰も彼もあのオール・フォー・ワンの脳筋っぽさに目がいってんじゃねぇのか?細かい個性を使いこなすのも意味があるだろ。ラグドールの『サーチ』は確かに便利だ、目に見えて強力だ。じゃあそれの下位互換みてぇな『視野拡大』はどうだ。視野が広がるっーのはただ見れる範囲が広がるだけじゃねぇ、肉体じゃなくて精神にも適応させろ。発想を柔軟に出来るんじゃねぇの?……そういう使い方って考えれんだろ。

ゲームと一緒だ。ただ斬るだけの技が動きのモーションや無敵時間の数秒、数フレームの違いでコンボに繋がるんだよ。

 

 

「反省点とかないのかよ」

 

「そう、ですわね……転弧さんは二つの個性を同時に使用しないのですか?」

 

「平行使用しろって事か?無理に決まってんだろ。俺の頭ん中で使えんのは一つだけだ。一回切り替えねぇといけねぇんだよ。ゲームで言えば、別のキーに割り当ててるんだよ。そこ押さねぇと切り替えらんねぇ」

 

「なるほど、そういう形で……」

 

 

 

……まぁ、後はなんやかんやあった。

正直俺はこの後に待ち受けているオールマイトの話が気になっていたからだ。

何質問されんだ、これ。

 

 

 

 

 

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 

 

 

 

放課後。オールマイトに呼び出され、俺は客室に通された。

そこにいたのは……ああ、そういやお父さんが見てた新聞で見たぞ、根津って奴だよな。ここの校長やってたって。

 

 

 

「やぁ、志村転弧さん。私は根津、ここの校長だよ」

 

「ああ……新聞で見た」

 

「ほう!意外とアナログなんだね、結構結構!」

 

「前置きはいい。俺は早く帰ってゲームしてぇんだよ、要件を」

 

 

うん、と言葉を一つ残してオールマイトが煙を放出する。

ああ……そういやあんた、本来の姿は―――

 

 

「すまない。この身体で改めて君に接しさせてもらう。

私は八木俊典。オールマイト……はヒーローとしての姿。オフの姿はこれさ」

 

「…………ああそうかい」

 

「なんか反応地味じゃないかい!?」

 

「どうでもいい。それで、八木俊典……面倒くさいからオールマイトでいいか。何用だよ?」

 

「……そうだね。まずは軽く、君に謝らなければならない。

君の志村という苗字を見て、理解した。君は……()()()()…私の師匠の関係者なんだ。というより、その方の子供の孫なんだね?」

 

「ああ……そんな事か。そうだが」

 

「…………!やはり、そうか……」

 

 

オールマイトがガリガリな姿で俯くと、ゆっくりと地面に足をついて―――土下座してきた。

 

 

「すまない…………!私は、君の祖母に当たる…私の師匠で恩人を、助けられなかった……!それはおろか、君は『オール・フォー・ワン』に個性を……」

 

「ああ……これか」

 

「……()()()()()()()()()()()?」

 

「……」

 

「大丈夫だ、無理に答えなくていい。いや、君はもう割り切っているんだろうが……もう大丈夫だ。オール・フォー・ワンは私が倒した、君がその個性で何かを悩んたりする必要はないよ」

 

「今回来てもらったのは他でもない、複数個性を持っている事で君が思い詰めてないか確認する事だったのさ」

 

 

……ああ。そういや、普通に考えりゃ複数個性っておかしいよな。まぁ本当に、ごく稀に『複数個性』を持って生まれるガキはいるらしい。そういう奴は遺伝性の疾患とか、なんか血統がどーたらこーたらとかあのドクターが言ってたな。興味なかったから殆どスルーしてたが。

 

 

「だが、君がこの雄英に入ってきたと知って……感謝と謝罪と、そしてヒーローを目指す思いを知って……私は胸を打たれた!

今回、緑谷君と君は素晴らしい程の活躍をした!改めて感謝するよ、志村少女!」

 

「別にどうでもいいだろそんなこと……ヒーローとしてやることはやった。感謝も謝罪も受け取っておくから、もう帰らせてくれ」

 

「ああ、時間を取ってしまってすまないね。もう大丈夫だよ、君があまり憂いてなくてよかった。他人に与えられた個性はね、意外と自分の力じゃないって思い詰める人もいるんだよ」

 

 

―――それは、緑谷出久なんだろ?って言葉を吐かなかった俺を褒めて欲しいな。

まぁ、そんなわけで俺の今日の戦闘訓練は終わり。

もうあと少ししたら……襲撃だ。

どうなるか……黒霧と接触できりゃいいんだがな。

 

 

 







今の志村転弧について質問がある人は是非感想で書いていってください。出来るだけ答えていきたいと思います。
それと是非、励みになるのでお気に入りや評価をよろしくお願いします……!



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