今回は、原作ストーリーの方だヨ。
ヘルメット団の前線基地の襲撃作戦は滞りなく終わり、無事にヘルメット団を撤退させることに成功した。そして、襲撃を済ませ校舎に帰ってきた対策委員会からアビドスの現状について聞くこととなった。アビドスは現在、9億を超える借金を抱えており、その返済を目指しているものの利息を返すことだけで精一杯だという。
彼女たちは、「委員会の顧問になってくれるだけで十分だ」と言っていたものの、彼女たちを見捨てられる先生じゃない。シャーレも対策委員会の一員として、借金返済に協力することになった。
そして、その夜――――――――。
「!………誰?」
「やぁ、ホシノちゃん………いい夜だね」
「貴方は確か………ムクロくん、だっけ?」
こちらを確認し、構えていた銃を下ろすホシノ。しかし、その眼光はこちらを鋭く貫いている。
「こんな夜中に、何をしているの?」
「散歩を少しね………そう言う君こそ、一体何をしているのかな?」
「………見回りだよ」
「そうかい?殊勝なことだねぇ」
昼間のあの様子……常習的に昼寝をしているにしては、やや寝不足であるような感じがしていたから、夜中に何かやっているんじゃないかなと思っていたけれど………どうやら、その予想は当たっていたらしい。
確認出来たのはいいけれど、警戒されてしまったかな?
「それじゃあ、僕はそろそろ寝ることにするよ」
「…………」
「おやすみ………佳い夢を」
後日、僕と先生そしてアビドス対策委員会のメンバーは………。
「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで………わわっ!!」
「あの~☆6人なんですけど~!」
アビドスに店舗を構えるラーメン屋、柴関ラーメンに訪れていた。
ここはアビドス名物の店であると同時に、セリカのアルバイト先でもあった。
「み、みんな……どうしてここに!?」
「やぁやぁセリカちゃん!カワイイ服だネ」
「うげ!ムクロと……先生まで………!?」
こちらを見て露骨に嫌な顔をするセリカ。今朝、彼女にダルがらみしたからだろう。
でも、仕方ないじゃないか……彼女、いい反応するんだもの。
「うへ~やっぱここか。セリカちゃんのバイト先っていったら、ここしかないと思ったんだよね~」
「ホシノ先輩の仕業かっ………!!」
恨めし気にホシノを睨むセリカであったが、店の大将にせかされて僕たちをテーブル席に案内する。そしてセリカは、席についた僕たちに注文もせがんだ。
「それで、注文は!?」
「「ご注文がお決まりですか」でしょー?」
「そうそう、お客様にはしっかり笑顔で対応しなくちゃね?」
「う、うぐぐ………ご注文はお決まりですか………」
苦々しい顔を無理矢理笑顔に変えて対応をするセリカ。
うん、実に愉しいね!
セリカをいじりながら、僕たちは注文を済ませ、注文の品が届くまでの間僕たちは雑談に勤しんでいた。
「そういえば、ムクロさんはシャーレの生徒なんですよね?じゃあ、元々は連邦生徒会の人だったんですか?」
「いいや、違うよ」
「あれ、そうなんですか?」
「そうだね。シャーレに加入してもらった時は、どこの学校にも通ってないって言ってたよ」
「!?」 「そうなんですか!?」
驚いた様子の対策委員会。
「それじゃあ、どういう経緯でシャーレに?」
「ああ、それはね――――――――」
シャーレに加入するまでの経緯を話すムクロ。
川で流されていたところを先生に拾ってもらい、そのままシャーレに居ついたという中々に衝撃的ないきさつに4人は驚愕していた。というか、ドン引きしていた。
「川で、入水していたところを…………」
「拾ってもらった…………?」
「あはは………あの時は、私も驚いたなぁ」
「いやいや、驚いたじゃ済みませんよ!?何やってるんですか、ムクロさん!?」
「いやー、ついね」
「
アヤネに怒られてしまった。だが、考えてみて欲しい。人間一度は、「この川で入水したいなー」と思ったことがあるはずだ。少なくとも僕は、数え切れないほどあるぞ。
「それで、それ以前はどうしていたんですか?」
「ん?無職だけど」
「いえ、学校に通っていないにしても、元々は何処かの学校に所属していたはずですよね?」
「あっ、確かにそうですね」
「ん、気になる」
「それじゃあ、当ててみてよ。………そうだな~、僕の前職を当てられたら皆のラーメンを奢ってあげるよ。替玉もしていいよ」
そう言うと、4人はやる気になったようで色々あてずっぽうで答えを言ってくる。
「ミレニアム!」
「ちがーう」
「じゃあ、ゲヘナ」
「違うね」
「トリニティじゃないでしょうか?」
「違うよー」
「それじゃあ、ハイランダーだ!」
「ちゃいまーす」
「ん……ヴァルキューレ?」
「違うよーん」
「で、では………ワイルドハント芸術学園とか?」
「違う……けど、そんなに芸術家っぽいかなぁ僕!」*1
そもそも僕は
各々ラーメンを食べながら会話を続ける。
「うへー、先生は知らないのー?」
「私も知らないよ。っていうか、考えたことも無かったかな」
「……それは、大丈夫なんでしょうか………?」
「うん。私はムクロを信頼しているからね!」
「そういう問題でしょうか…………?」
「ふふっ……先生とムクロさんは仲良しなんですね☆」
「皆ギブアップかな?それじゃあ、ここの会計は先生持ちということで」
丁度皆が食べ終わったところで、そう言うムクロ。
予想外の展開に、先生は驚愕する。
「うぇ!?」
「うへ~そうだね、大人のカッコイイところを見せてよー先生?」
逃げ場を無くした先生に、ノノミが助け舟を出す。
「………先生、良ければコッソリこれで支払ってください」
「…………ううん、大丈夫」
黄金に輝くカードを差し出すノノミに、毅然とした態度でNOと答える先生。実に立派である。*2
なんだかんだありつつも、会計を終わらせた先生。
「いやぁ~!ゴチでしたー、先生!」
「よっ!流石は先生!大人の鑑!」
「ムクロ……後でお話しよっか………?」
「やっべ、やりすぎた…………」
散々やって無理矢理奢らせたのである、多少は説教されても文句は言えないだろう。
「もう!どうでもいいから、早く出てって!!」
「まぁまぁ、そう怒らず………ほら、肩でも揉むから」
「触んないで!」
背中に回って肩に手を置いたところを、セリカに振り払われる。
「ふふふ………そんなに怒っちゃだめですよーセリカちゃん☆」
「あ、あはは………セリカちゃん、また明日ね」
「もう!ホント嫌い!!みんな死んじゃえー!!」
激怒したセリカに追い出されるようにして、店を後にする僕たち。
いやーセリカちゃん、とっても面白い子だ。今度もここに来よう。ラーメンも絶品だったし。
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「みんなで来るなんて…………騒がしいったらありゃしない。人が働いているってのに、先生とかムクロとかをチヤホヤして、あんなに騒いで…………。ホント迷惑、何なのアレ?」
一人夜道を歩くセリカ。その背後に、不穏な影が迫る。
「何よ、あんたたち?」
「黒見セリカ………だな?」
「カタカナヘルメット団?あんたたち、まだこの辺をうろついてんの?………丁度よかった。虫の居所が悪かったの。二度とこの辺りに足を踏み入れられないようにしてやるわっ…………!!」
そう意気込んで銃を構えるセリカを―――――――対空砲が襲う。
突然の強力な奇襲攻撃に、なすすべも無くセリカは気を失う。
「続けますか?」
「いや、生かさなければ意味が無い。この程度でいいだろう。車に乗せろ、ランデブーポイントに向かう」
この時点だと、ホシノ視点ではムクロが無茶苦茶怪しい奴なんだよね。
…………うん、でも正しいよ。こいつ信頼しちゃいけないタイプの人間だもん。悪い男だもん。
どういう話が見たいですか?今後の参考にしたいです。
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原作ストーリーに介入するムクロ
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最終章後のムクロや先生たちの話
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幽玄ムクロの過去(キヴォトスに来る前)