どうなってるんだろうね。
新しいブルアカ小説は、終末装置系ラスボス主人公(fate風味)です。
そのうち投稿すると思います。
ブラックマーケットの闇銀行の集金記録、そこから分かったのは―――――ヘルメット団の背後にいる黒幕がカイザーローンであるという事実であった。恐らく、ここまでの規模のものとなると、本社であるカイザーコーポレーションも関与していると見るのが妥当だろう。
それが分かったのは良いが、一体何の目的があってそんなことを?
アビドスから借金を回収するのは目的じゃないだろう。であれば、その借金すらも手段。
借金も、襲撃も、ただいたずらにアビドスを苦しめるだけだ。
では、苦しめること自体が目的?
ならば、最終目標は?
そんなことを考えながら、一人柴関ラーメンに行くムクロ。
「いらっしゃい」
「どうも、大将。せっかくだから、全メニュー制覇したくなってね」
「そいつぁ、嬉しい。職人冥利に尽きるってもんだ」
今日はアビドスの生徒も先生もいない。
店には、大将とムクロの二人だけだ。
そんな店内に、新たな客が現れる。
「こんにちわーー!!」
「お、この前も来てくれた子たちじゃねぇか」
その客とは、少し前にアビドスに襲撃を仕掛けてきた便利屋68であった。
「あ、あんたは!?」
「や、また会ったね★」
「また会ったね、じゃないわよ!この前はよくもやってくれたわね!」
「ど、どうしますかアル様?し、始末しますか?」
「まぁまぁ、あの時はお互い様だったじゃないか……いや、よく考えたら悪いのは君たちの方じゃなかったっけ?」
「うぐっ……そ、それは」
「まぁいいじゃん、二人とも!せっかくのラーメン屋なんだし、仲良く食べようよ」
「う、それもそうね」
思いがけない出会いがありつつも、5人は注文を済ませた。
「ねね!せっかくだから、おにーさんも一緒に食べようよ」
「え!?」
「おや、いいのかい?それならお言葉に甘えて」
「……はぁ、妙なことになってきたね」
露骨に距離を詰めながら、ムツキが話しかける。
「ねーねー、あの時の爆弾っていつ仕掛けてたの?」
「うん?あれは、君たちが柴関ラーメンに来たのを見た後だね。滅茶苦茶急いでやったよ」
「へー!でも、どうしてあそこに来るって分かったの?」
「分かってた訳じゃない。あそこが一番可能性が高いだろうと予測していただけさ」
ムツキとムクロは会話を弾ませる。アルは先日思いっきり敵対していた相手とどう話せばいいものか分からず、あわあわとするばかりである。元々それほど他人と積極的に会話するタイプではないハルカとカヨコは、その様子を少し離れた場所から眺めていた。
そうしていると、ラーメンが届いた。
「来たあ!!いただきまーす!」
「アビドスさんとこのお友達だろう。替え玉が欲しけりゃ言いな」
「おーー!大将太っ腹ーー!!」
ムツキとムクロはわいきゃいと騒ぎながら、ラーメンに舌鼓を打つ。
そんな中、アルは顔を伏せ――――――――。
「………じゃない」
「ん?」
「友達なんかじゃないわよぉーー!!」
ダンッ! とテーブルを叩くアル。
「分かった!! 何が引っかかっていたのか分かったわ! 問題はこの店、この店よっ!!」
「!?」
「私たちは仕事をしにこの辺りに来てるの! ハードボイルドに!! アウトローっぽく!!
なのに何なのよ、この店は! お腹いっぱい食べれるし!! あったかくて親切で! 話しかけてくれて、和気あいあいで、ほんわかした空気感! ここにいると、みんな仲良しになっちゃう気がするのよ!!」
「……全部いいことじゃないかい?」
「ダメなの!! 滅茶苦茶でグダグダよ! 私が一人前になるには、こんな店は要らないのよっ!!」
「わーお、暴論」
「私に必要なのは冷酷さと無慈悲さと非情さなの! こんなほっこり感じゃない!!」
「それって………こんなお店はぶっ壊してしまおうってことですよね、アル様?」
おや、途轍もなく嫌な予感が。
「良かった、ついにアル様のお力になれます」
スッっと懐から起爆装置を取り出すハルカ。
そして、躊躇なくそのスイッチを押した。
便利屋の持っていたカバンが、白く光り輝く。
だんだんとホワイトアウトする視界を前に、ムクロは思考する。
これは、流石に予想外の展開だ――――――――。
爆発。巨大な音が鼓膜を貫き、衝撃で世界が揺れる。
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「ゴホッ、ゴホッ……うわぁ、建物がなくなっちゃったよ?」
「これは、一体………」
突然の仲間の暴走に、理解が追いつかないでいる。
そんな中、カヨコの背中がひやりとする。
(あれ、ムクロって人はヘイローが無かったよね……? もしかして、今ので死んじゃったんじゃ)
そうして、ムクロのいた場所に目を向けると―――――。
「ね、ねぇカヨコちゃん……これ…………?」
顔を青くしているムツキ。
ムツキの見ている場所を見ると――――血だまり。
瓦礫の下から流れてくる、夥しい量の血液。
鼻をくすぐる、生々しい鉄の匂い。
「……ひっ」
助けないと、そう思うが体が動かない。
だって、これはもう―――――きっと、瓦礫の下にはさっきまで楽しく話していた彼の死体が。
自分たちの犯してしまった罪を前に、体が震える。
「ゴホン、ゴホン………う、うわあ…………」
アルが起き上がる。
(まずい! アルちゃんが起きてきちゃった。どうしよう、こんなの、アルちゃんには………)
「みんなー、大丈夫かーい!?」
どこからか聞こえる、気の抜けた声。
「む、ムクロ? 大丈夫なの?」
「大丈夫ー! ちょっと服は破けちゃったけどね!」
姿は見えないが、どうやらムクロは無事なようだ。それが分かり、胸をなでおろす。
「大将も無事だから、後はみんなも気を付けてねー!」
「へ? き、気を付けてって?」
「あんたたち………!! よくもこんなひどいことを!!」
あーそういうこと、とムツキは納得した。
この状況、どこからどう見たって私たちが犯人だと判断されるだろう。
ということは、激怒したアビドス生との戦闘になる訳で…………。
「はぁ、タイミングはズレちゃったけど、いつかは白黒はっきりつけないといけない相手だったし。確保しておいた傭兵をこっちに呼ぶね」
もう戦闘しか道がないと理解したアルは――――――――。
「……そ、そうよ!! これで分かったでしょう、アビドス! 私たちがどんな悪党かを!」
そんな空元気を出して、戦闘に突入した。
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しまったな、爆発で即死したから傷は治っているけど………服がボロボロだ。
上半身がほぼフルオープン。このままだと、この傷だらけの醜い体を皆の前に晒してしまう。
「どうしたものかー」
「ごっほ、ごほ」
「あ、大将! 大丈夫かい?」
「ああ、俺は大丈夫だ。それより、ムクロくんは?」
「僕は無傷だから大丈夫だよ」
「そうか、そいつぁよかった―――――!?」
おっと、体を見られてしまった。
「…………服がボロボロじゃねぇか。俺のを貸してやるから、着てな」
「……ありがとう、大将」
受け渡された服を受け取って、上半身を隠す。
取り敢えず、大将を安全な場所に連れていくべきかな。
『大将! ムクロさん! 大丈夫ですか!?』
「おや、その声はアヤネちゃんかい? 大丈夫だとも。僕も大将も、命に別状はない」
「おう、心配してくれてありがとうな」
『そうですか、よかった……!! それでは、近くの安全なシェルターに案内しますね!』
「ありがとうよ」
これで、大将の方は大丈夫そうだね。
ただ、便利屋の方は………大変なことになりそうだ。
彼女たちも悪い子ではないんだけど……今回はちょっとばかしやらかしちゃったからねぇ。
アビドスの子たちに痛い目に遭わされてしまうだろうね。
まぁ、自業自得ではあるだろうけど。頑張れ、便利屋♡ 安全な所から応援してるよ!
どういう話が見たいですか?今後の参考にしたいです。
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原作ストーリーに介入するムクロ
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最終章後のムクロや先生たちの話
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幽玄ムクロの過去(キヴォトスに来る前)