妄想の力半端ないです。
高校デビュー…………
『出会いなんていい加減なものだ。』
『偶然に左右されるくせに、そいつの運命を大きく変えちまう。』
『そして俺はあいつと出会った。』
俺が好きなアニメの予告で流れた言葉を思い出す。
『なんで腹に穴が空いてるんだ?』
『なんで…お前がいるんだよ?』
『なんで…慌ててるんだよ?』
『転生?駒?何言ってんだ?』
『訳わかんねえよ…』
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side 姫島 朱乃
20XX年4月
私は元72柱52位のグレモリー家の領土である、駒王町にある駒王学園に『
駒王学園には他にも、元72柱12位のシトリー家次期当主『支取 蒼那』(本名ソーナ•シトリー)と、その『
この学園は、女子校から共学になったばかりで男子も数少ないがらもいた。
ここに入学した男子達は、ハーレムを夢見ているのか女子達に声をかける姿が多く見られた。
私にも声をかける男子は何人もいたが、作り笑いで断っていた。
私は男子があまり好きではない。話す程度なら良いのだが、仲良くなったりするのは嫌だった。
だが、リアスの眷属である『木場 祐斗』は別である。同じ眷属として信用しあっているから。
リアスは旧校舎に『オカルト研究部』を作った。
今眷属は私を含めて4人だか、学園に在籍しているのはリアスと私だけ、殆ど二人で過ごしていた。
何週間が経ち、今日もオカルト研究部に向かっていた。
いつもと変わらない日常。他の子が入学するまで、リアスと二人で過ごすこんな日が続くと思っていた。
だけど…あの出会いで変わっていった。
そして…私は…………
side out
side ⁇⁇
駒王学園に入学して数週間。
新しい学園生活に心躍らし、新しい出会いに期待し、彼女を作って楽しく過ごしたりと、楽しくそして期待に膨らむ学園生活の始まり。
………………………………だが、期待はこの数週間で終了した。
入学してソッコーで、他校の生徒との喧嘩を数回した。
それにより、誰も近づこうとせず、俺を見てビビっていた。
ビビっている理由は、喧嘩もあるが相手が悪かった、そして喧嘩の内容の噂が酷いことだった。
相手は不良の巣窟で有名な2校の生徒。更に2•3年生と年上だったこと。
喧嘩の内容は、殆ど1•2発リーダー格を殴って他を黙らせて終了したはずだったのだが、噂には尾びれ背びれがつき、重軽傷者多数や死亡者数名などかなり話が膨れ上がっていた。
中学生の時はこの街で不良として少し有名だったが、この数週間で更に有名になってしまった。
髪型を変え、メガネをかけ、今までと違うおとなしいイメージで高校デビューをしようとしたが、失敗に終わり努力が無駄になった。
他の生徒からは俺の髪の色と、とあるプロレスラーの異名をかけ、『駒王学園のデストロイヤー』と名付けられた。
…………お前ら何歳やねん。デストロイヤーこと白覆面の悪魔は、俺らが産まれる前のレスラーだぞ。
そんなことを心の中で言いながら、1人寂しく学園生活を送っていた。
俺の本名は、『影村 飛鳥』。
身長188cmと大柄で、髪は白髪とかなり特徴的な容姿を持っている。
この容姿のせいで、虐めやいろんな人に絡まれることが多かったため、俺は身体は鍛えまくった。
そして、虐めて来る奴や、絡んでくる奴らを返り討ちにしていた。
そんなことを繰り返しいたら、気付いたら中学2年の頃には不良として有名になっていた。
…………おかしいな?
こうなる予定じゃなかったんだが…
周りは俺を恐れて、誰も近寄らずボッチだった。
中学卒業まで、このボッチ生活が続いた。
アカン‼︎
このままじゃアカン‼︎
このままじゃ友だち1人も作れず、青春時代が終わってしまう‼︎
ボッチ生活を卒業するため、高校に入ったらイメチェンしよう。
髪型はオールバックをやめ、髪を下ろした。
眼つきは悪いため、少しでも分から無くするためそして真面目そうに見せるため、メガネをかけた。
駒王学園に入学した初日、始めはみんな珍しがって遠くから見ている人が多かった。
多分、この容姿のせいで話しかけ辛いのだろう。
初日は誰とも話さず終了した。
よし‼︎
明日からはこっちから明るく挨拶をして、笑顔で話しかけよう♪
そう心に決め下校した。
自宅に帰る途中、裏路地から叫び声が聞こえた。
叫び声が聞こえた方に歩いて行くと、駒王学園の制服を着た女の子が、数人の男子に絡まれていた。
男子達は幹部以外が全員坊主頭で有名な不良高校の生徒達だ。
助けなきゃやばいな。
そう思って俺は、女の子と男達の間に割って入り、女の子に「逃げな」と言おうした。
だが、言おうとしたのと同時に何かに頭を殴られ、髪がぐっしょり濡れ、メガネが吹っ飛んだ。
女の子はその隙に逃げていった。
冷たくない?
あなたを助けようとしたのに…
そして、男達の方を見ると、その中の1人の手に割れた酒瓶があった。
あなたがやったのね?
あれ…そういえば俺のメガネ?
メガネを探すと、男達の足元にメガネがあった。
あった。
メガネを取ろうと近づこうとしたら、メガネが踏み潰された。
踏んだ奴を見ると、笑ってこちらを見ていた。
ブツン‼︎
キレた。
俺は酒瓶を持った奴を右のストレートをメガネを潰した奴には左のハイをお見舞いした。
2人とも3〜4m吹っ飛び気を失った。
周りの奴らをぽかーんと見ていた。
俺は濡れた髪を掻き上げオールバックにして、
「まだ…やる?」
と言った。
男達はその一言に首を横に振り返答した。
返答を見て俺はその場から帰っていった。
…………メガネ高かったんだぞ。
潰されたメガネのことを思い出し凹んだ。
翌日学園に行くと、みんな俺を見てヒソヒソと何か話していた。
何かな?
俺に何か話そうとしてるのかな?
期待に心膨らませていたが、
「あの人でしょ?鳳○学○の人をボコボコにしたのって?」
「そうみたいよ。この学園初の不良の誕生ね」
「やだぁ…恐い人なんて…」
あ〜れ〜?
なんか違わない?
俺ボコボコにしてないよ?
不良の誕生って何?
このヒソヒソ話が噂となって広まり、入学して2日で不良になった。
その後、学園初の不良になり誰も近寄らなくなった。更に、学園外では喧嘩をふっかけられることが多々あり、不良の名が広まっていった。
そして高校デビューは失敗に終わり。ボッチ生活がスタートする
…………はずだった。
旧校舎の近くの林であの女と会わなければ、ボッチのままだったろう。
だけどあの女と出会った。
そして…………俺の日常は大きく変わっていった。