大切なもの   作:フューチュラ

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グダグタ感たまりません。

文才能力ほしいです‼︎


自分の力

side 影村 飛鳥

 

「さて…あなたに幾つか聞きたいことがあるだけどいいかしら?」

 

「構わねえよ。」

 

リアスに再び歓迎された後、俺は対面式に置かれたソファーに座っている。

 

目の前のソファーにはリアスとソーナが座り、朱乃と椿姫は紅茶の準備をし、

 

「お待たせしましたわ♪」

 

「どうぞ。」

 

俺、リアス、ソーナの前に紅茶を置き、二人ともリアス、ソーナの後ろに移動した。

 

リアスは紅茶を一口飲み、

 

「まず、あなたはどうやって剛鬼に勝ったの?」

俺に聞いてきた。

 

「こいつのおかげだよ。」

俺は右手を開いて前に出す。そして、あの時の闘いのように強くイメージをする。

 

『出ろ‼︎』

すると、手の上に15cm程の炎が出てきた。

 

「……その力で勝ったんですね?」

ソーナが炎を見ながら言う。

 

「そうだ。」

 

「…なんで炎が出てきたんですの?」

朱乃が聞いてきた。

 

「剛鬼に強い一撃を入れたい。そう思ったら勝手に出てきた。」

 

「魔力で出したのか?」

今度は椿姫が聞いてきた。

 

「分からん。そもそも俺は魔力の使い方が分からないから…」

 

「確かにそうね…ちょと見せてみて。」

リアスは机越しからこちらに近づき火を見る。

 

「…魔力を感じるわ。」

 

「なら。俺は魔力を使えるってことか?」

俺はリアスに聞いた。

 

「ええ。魔力を使えば炎を出すことはどの悪魔でも出来るわ。」

 

「ふぅ〜ん。」

 

「貴方は自分がしたことに驚かないの?」

 

「いや…出てきた時は必死だったし、その時は悪魔の力だと思って納得した。」

 

「貴方ね〜普通なら修行とかしなきゃ炎とか自然の力は扱えないのよ。それをせず出したり扱うなんて今までいなかったわ。」

リアスは呆れながら説明をしてきた。

 

「そうなの?」

 

「はい。魔力を扱う才能があれば別かもしれないですけど、それでもある程度の修行を必要としますわ。」

俺に近づきながら朱乃が言い、隣に座り炎が出ている右手に触れる。

 

「一度炎を消して下さい。そして…右手に集中して下さい。」

 

俺は朱乃の言う通りに、炎を消し右手に集中する。

 

「魔力は身体全体を覆うオーラを流れるように集め使うものですわ。」

 

「ふー」

一度息を吐いて朱乃が言うようにイメージをする。

 

「意識を集中して魔力を感じて下さい。」

 

「う〜ん…」

 

集中しイメージするが…

 

『朱乃近いよ‼︎あたってる⁉︎あたってるから⁉︎』

朱乃と俺は殆ど密着状態に近く、横を見れば朱乃顔が目の前にあり、彼女の胸は俺の身体少し触れいる。

 

「どうかしました?」

 

「い、いえ‼︎なんでもないです‼︎」

 

「ふふ♪そうですか♪なら…集中して下さい。」

朱乃はこちらを見て言う。

 

『集中しろ俺‼︎集中‼︎集中‼︎』

そう考えるが…

 

『朱乃さっきより胸が密着してきてるよ‼︎』

朱乃が更に密着してきて胸もそれに伴いかなりあたっていく。

 

「…あの?」

 

「ふふ♪続けて下さい。」

離れるように言おうとしたが、朱乃は笑って何もないように言う。

 

『朱乃‼︎わざとやってるだろ⁉︎』

そう考えながら朱乃を見ると、

 

「うふふ♪」

 

笑ってやがる。

 

『こんな状態じゃあ集中するなんて無理だ⁉︎』

集中しようとするが雑念、煩悩が邪魔をする。

 

「…………魔力を扱う才能は無いようね。」

急にソーナが口を開いて言う。

 

「そのようですね。なら…炎の力は先天的なものということですかね?」

 

「そのようね。悪魔になったことで隠れていた力が出てきとしか説明できないわ。…もういいわ、ありがとう。」

椿姫とリアスが話し、俺は右手を下ろした。

 

チラ

 

隣に座っている朱乃を見ると。

 

「あらあら♪うふふ♪」

何故か満足気な顔をし笑ってる。

 

『やっぱわざとかよ‼︎』

心の中でツッコミを入れた。

 

「朱乃が邪魔して集中できなかったとしても、あれ程の炎を使えるなら集中しなくても、魔力は出せるはずよ。」

 

『気付いてたなら言えよ‼︎』

 

「それが出来ないなら、魔力を使う才能は無いわ。」

 

…………才能が無い。

その言葉は俺を少し傷つけた。

 

「俺やってけるかな…?」

落ち込みながら言うと、

 

「貴方のこれから次第よ。修行や経験を積めば魔力も自由自在に使う事も出来るわ。」

 

「そうですわ。まだ悪魔になったばかりなのですから、まだまだこれからですわ♪」

リアスと朱乃がフォローしてくれた。

 

「ありがとう。これから頑張ってくよ。」

二人に向かって頭を下げた。

 

「取り敢えず…勝てた理由は分かったわ。次はどうして剛鬼の居場所が分かったの?」

リアスは話を変え俺に再び聞いてきた。

 

「居場所か…それがいまいち分からないんだよ…」

 

「いまいち分からない?どうして?」

 

「ああ。学園を出てからあいつの居場所が分からないことに気づいて、どうするか考えてたんだよ。あいつならどこに行く、どこを狙うかとかあいつのことを考えてたら、急に頭の中に剛鬼や剛鬼のいる周りの場所が映ったんだ。」

 

「頭の中に映った?」

 

「ああ…まるでテレビを見ているような感じで。これも魔力の力なのか?」

 

「…出来なくもないわ………でも、貴方の魔力の力では無理ね。相手の居場所が分かる。これには多くの魔力が必要になの。」

 

「じゃあ何で?」

 

「魔力じゃないとしたら…」

リアスは腕を組み考えていると、

 

「…『神器』(セイグリット•ギア)ね。」

ソーナが紅茶を飲みながら言った。

 

『神器』(セイグリット•ギア)?」

 

『神器』(セイグリット•ギア)聖書の神が作ったシステムで不思議な能力を所有者に与えるものよ。能力は様々だからものによって戦闘系、補助系のものと色々あるわ。だけど、神器を持つのは人間だけよ。」

椿姫が丁寧に説明してくれた。

 

「じゃあ…俺にも神器があるってことか?」

 

「その可能性が高いわね。でも…貴方を転生させた時神器を持っている感じはしなかったわ。」

 

「…神器の力が封印されていたって事かしら?」

ソーナはリアスに聞いた。

 

「ええ。悪魔になったことで封印が解けたのかもしれないわ…」

 

「確認の必要がありますわね。」

 

「ええ…飛鳥貴方の中で一番力が出せるポーズをとってみて。」

 

「一番力が出せるポーズ…」

俺は考えて立ち上がり俺が思う強いものと同じポーズをとる。

イメージしたのはゲームやアニメに出てくるもの。

 

腕を目の前で交差させ、

 

「こいつからは逃げられないぜ!」

出てきた時に言うセリフを言いながら、

 

腕を勢いよく開き、

「ゲッ○ァァァシャ○ァァァァイン‼︎」

大声で言った。

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

何も起こらない…

みんな悲しい目で俺を見ている。

 

「お願いします…忘れてください…」

あまりの恥ずかしさに顔が赤くなり、手で顔を覆いソファーに座る。

 

『強い力が出せるポーズをとったのに…』

羞恥心を捨ててやったのに、虚しい結果になった。

 

「…プッ!……神器じゃなく偶々だったのかしら?」

 

「…クッ!そ、そのようね。」

リアスとソーナが確認し合うが、その顔は少し笑っている。

 

『は、恥ずかしい‼︎』

再び恥ずかしさが込み上げてくる。

 

「…だ、大丈夫ですわ。気を落とさないでください♪」

 

「そ、そうよ…気にする必要はないわ。」

朱乃は俺の頭を撫で、椿姫は肩を叩いて慰めてくれた。

 

『…お願い…………殺して…………』

あまりの恥ずかしさに死すら望み始めた。

 

「…神器じゃないとしたら何かしら?」

 

「分からないわ。でも…神器じゃないと説明できないわ。」

ソーナとリアスが考え始めるなか、

 

「……………あれ?あの子はどこに行ったの?」

リアスは何かに気づき周りを見ながら朱乃に聞く、

 

「そういえば…部室に来てから見ていませんわね。」

朱乃も周りを見ながら言う。

 

「…あの子?」

それを見て聞いてみると、

 

「貴方が助けた子猫ですわ。」

朱乃が答えた。

 

「貴方が助けた後、朱乃についてきてここに住み着いているのよ。」

 

「…ああ。あの子猫か。」

 

「そうですわ♪可愛いくていつもここで大人しく過ごしていますわ。」

 

「そうね…いつもならソファーで丸くなって寝てるはずなのに…」

 

「…なんかすみません。色々迷惑かけて。」

自分で助けときながら、後のことは他の人に任せてしまったことに罪悪感を感じ二人に謝った。

 

「気にしなくていいですわ♪」

 

「ええ。マスコットができたと思って楽しんでいるから。」

 

二人は笑顔で言ってくれた。

 

「そのうち戻って来るでしょ。それよりも…貴方の力の話が先決よ。」

リアスは話を戻すが、

 

『あの子猫何処にいるんだろう…』

俺は頭の中で子猫の事を考えていると、

 

「…あれ?」

 

「どうかしましたの?」

 

「…屋根の上にいる…」

 

「え?」

 

「あの子猫が屋根にいて、降りられなくなってる…」

 

また、あの時のように俺の頭に映像みたいのが見える。

 

今回は子猫が映る。

 

子猫はどこかの屋根の上で下を見ながらじっとしている。

 

周りの景色から見えるのはうちの学園、林が見える。

 

見覚えがある…

 

「この屋根の上にいる…」

 

俺は見えたものを顔を上げて言うと、

 

「…‼︎あなたそれ何?」

リアスは俺の額を指しながら言う。

 

「え?」

俺は額を触り確認すると、何かに触れる。

 

「え?何これ?」

今まで額にはこんなものはなかったはず…

俺は近くに飾ってあった鏡に近づき見てみると…

 

「な、なんじゃこりゃ〜⁉︎」

 

額には目があった。

 

目は人間の目とは全く違った。

 

「…邪眼(イービル•アイ)。」

リアスは俺の額出た目を見ながら言う。

 

「邪眼?」

 

「ええ…邪眼は遠くのものを見る千里眼の力やその目で相手に呪いなどをかける力があるわ…」

 

「でも、貴方の力は多分…千里眼の力の方ね。」

 

「千里眼の力…」

 

「多分、貴方は今子猫の事を考えていたんじゃない?」

 

「そうだけど…」

 

「子猫の事を考えたことによって発動したのね。」

 

「相手の事を考えればこれが出てくると?」

俺は邪眼を指しながら言う。

 

「多分ね…でも珍しいわ。普通なら道具等で出てくるのが多いのに…貴方のは完全に第三の目として現れているわ。まるで身体の一部の様に…」

 

「身体の一部……………あ!こうしちゃいられない‼︎子猫を助けないと‼︎」

俺はリアスの話を聞き終わる前に窓を開け足をかけて屋根に登る。

 

「やっぱりいたよ…」

屋根に登るとそこにはあの時の助けた子猫がいた。

子猫は屋根の端っこで身体を丸くし助けを待っていた。

 

「あの時と一緒だな…」

子猫に近づき捕まえて窓から部室に戻った。

今度は落ちることはなかった。

 

「よっと…ほらもう大丈夫だぞ。」

子猫を離すと子猫は俺が座っていたソファーの上に移動し身体を丸くして、

 

「にゃ〜…」

寝た。

 

「おいおい…礼は無しかよ…」

 

「先程まで怯えていて疲れたのでしょう。」

朱乃は子猫に近づき頭を撫でながら言った。

 

「そうかい……あれ?なくなってる…」

俺は額に触ると邪眼は無くなっていた。

 

「必要が無くなったから消えたのでしょう。多分今後は自分が出したいと思えば出るはずよ。」

ソーナは俺を見ながら言った。

 

「……あ!出た!」

ソーナが言ったように思うと再び邪眼が出た。

俺はそれを何度か確認していると、

 

リアスがこちらを見て話し始めた。

「飛鳥、ありがとう私から聞きたいのはこれ以上無いわ。ソーナはどう?」

 

「こちらも特にありません。」

 

 

「なら…もう遅いし、今日はこれくらいにしましょう。また、明日の放課後話しましょう。」

リアスは立ち上がると鞄を手に持ち帰り支度を始めた。

 

「ああ、分かった。」

俺も立ち上がり帰り支度を始めると、

 

「朱乃。彼を送ってあげて。」

 

「分かりましたわ。」

 

何か不思議な言葉が聞こえた。

 

送ってあげて。

 

分かりました。

 

何⁉︎

 

俺は二人の方に振り向くと含み笑いをしているリアスと、幸せそうな笑顔をしている朱乃がいた。

 

『リアスはめたな…それに朱乃の顔を見たら断れねぇだろ。』

 

二人の顔を見て断るという選択肢はないと悟り、

 

「お、お願いします。」

お願いした。

 

正直言えば朱乃と一緒に帰れるのは嬉しい。

俺は絶対顔を赤くしているだろう。

 

「それでは行きますわよ♪」

 

「あ、ああ。それじゃあ、また明日。」

 

「ええ。また明日ね。」

 

「ソーナも椿姫もまた明日な。」

 

「ええ。さようなら。」

 

「き、気をつけて帰るんだぞ。」

 

俺は帰りの挨拶をして朱乃と一緒に帰宅した。

 

 

 

「椿姫一緒に行かなくていいの?」

 

「そうよ。今ならまだ間に合うわ。」

 

「ソ、ソーナ様!それにグレモリーまで!わ、私はあいつのことはなんとも思っていませんわ‼︎」

 

「はぁ〜本当に素直じゃないんだから…」

 

「ま、本人の自由だからね。」

 

「ソ、ソーナ様!リ、リアス様!」

 

「なら私達も帰りましょう。」

 

「ええ。椿姫行くわよ。」

 

「わ、分かりました。」

椿姫は顔を赤くしながら二人に付いて行った。

 

side out

 

 

 

 

side 影村 飛鳥、姫島 朱乃

帰宅途中二人はあることに悩んでいた。

 

『『何を話そう…』』

 

帰る直前は二人で帰れることを嬉しかったが、実際に二人で帰ると、恥ずかしくなって会話ができない状態だった。

 

何を話そうか考えていると、飛鳥はあることに気づいた。

 

「あ……子猫はあのままでいいの?」

 

「子猫?ああ、あの子ですか?あの子なら大丈夫ですわ♪おとなしくて多分今も寝てるんじゃないですか。」

 

「そっか…良かった。」

 

「ええ♪心配しなくても大丈夫ですわ♪」

朱乃が笑顔で答えた。

 

…そこで会話が終了した。

 

『『話が続かねぇ(ないですわ)‼︎』』

 

二人して苦悩していると、

 

「あ…朱乃はどっち?」

歩道橋の前で止まり朱乃に聞く。

 

「私はこっちですわ。」

歩道橋の方を指す。

 

「俺はこっちだから…」

歩道橋の下の道を指す。

 

「本当にそっちですの?」

朱乃は彼が指差した方を見て驚いた。

 

飛鳥が指した方は住宅街やマンションが少なく。倉庫や工場などがある場所だった。

 

「ああ…俺の家特殊なんだよ…」

 

「特殊?」

 

「俺…親がいなくてさ…今は親の知り合いが持ってる倉庫で住んでるんだ。」

 

「そ、倉庫ですの⁉︎」

 

「だ、大丈夫!住める環境は整ってるから…」

 

飛鳥は指差した方に歩いて行くが、急に止まり朱乃の方に振り返り、

 

「……いつか…俺の家を見に来なよ。か、歓迎するからさ…………」

飛鳥は顔を赤くしながら言った。

 

「‼︎…………わ、分かりましたわ。」

朱乃は彼が言ったことに驚きながらも笑顔で答えた。

 

「それじゃあ。また明日な朱乃♪」

飛鳥は歩き始め、手を上げて言った。

 

「ええ。また明日♪」

朱乃は彼に手を振りながら帰路に着いた。

 

「「明日はいっぱい話したいな(話したいですわ)…」」

別れた後二人は同じ言葉を言った。

 

悪魔のことではなくお互いのこと、まだ二人はお互いのことを何も知らない。

 

もっと彼女(彼)のことを知りたい。

 

二人はそう思いながら家に帰っていった。




口調が分からなくなってきています‼︎

助けてください‼︎
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