予定としては後2話ほど書いて原作に突入する予定です。
長々とこのような駄文に付き合ってくださりありがとうございます。
皆さんが楽しめたら嬉しいです。
side 影村 飛鳥
あの一件の翌日登校すると、皆んな俺の包帯姿を見て驚いていたが、いつものような怖い噂は出てこなかった。
朱乃のおかげだ。
彼女が俺のことを弁明しなかったら、噂が出てきていただろう。
俺は心の中で朱乃に感謝をした。
その日の放課後、部室に行きリアスから悪魔について、そして敵についての話を聞いた。
悪魔にはいくつもの家柄があること。
リアスやソーナが上級悪魔でそれぞれが次期当主であること。
自分が下級悪魔で超下っ端であること。
俺や朱乃の他にあと三人の仲間がいること。
敵には今回闘ったはぐれ悪魔の他に、教会関係、堕天使、天使と多くいることを知った。
話を聞いた後、俺は悪魔の仕事としてビラ配りをやることになった。
バイトの仕事みたいだな。
そう考えていたが、リアスから、
「悪魔は人間と契約して、対価をもらうことで力を蓄えるの。今時魔法陣を書いてまで悪魔を呼ぶ人はいないから、悪魔を呼んでくれそうな人にビラを配っているわけ。普通なら使い魔を使ってやるんだけど、これも一から悪魔の仕事を学ぶためよ。頑張りなさい♪」
そう言われ、
ま…下っ端の悪魔だから頑張りますか。
ビラ配りをした。
それから数日経ち、
オカルト研究部で放課後を過ごしていた。
俺と朱乃が紅茶を飲んでいるとリアスから、
「飛鳥、貴方に契約の依頼が来たわ。」
「俺に?」
「ええ。今すぐ行ってくれるかしら?」
「ああ。分かった。」
「なら、朱乃よろしく。」
「分かりましたわ♪」
朱乃は立ち上がり、魔法陣を出した。
「やっぱり。これで移動するのね。」
「悪魔が自転車や徒歩で契約者のところに行くわけがないでしょ?」
「ま…確かに。」
俺は魔法陣の中に入り転移が始まる。
「頑張ってきなさい♪」
「飛鳥さん気をつけて下さい。」
「ああ。んじゃ行ってくるわ。」
手を挙げ返答した後転移が終了した。
side out
side 姫島朱乃、リアス•グレモリー
飛鳥が転移してから数分後、
「……………………朱乃それは何?」
リアスは朱乃を指差しながら言った。
「何がですの?」
「だからそれよ…貴女が準備しているものよ………」
朱乃の手には、
•デジタル一眼レフカメラ
•高性能マイク
バックの中には、
•デジタルビデオカメラ
•小型カメラ
•撮影機材一式
「これが何か?」
「『何か?』じゃないわよ!貴方に飛鳥に付いて行く気でしょ⁉︎」
「な、何のことですの?」
朱乃は笑顔で誤魔化そうとしているが、
「朱乃…ダメよ。今すぐ片付けなさい。」
リアスは少し怒りながら言う。
「リ、リアス…お願…」
何とか食い下がろうとするが、
「あ•け•の。」
「…………ハイ。…………分かりましたわ。」
リアスの怒りに負け、片付けを始めた。
「はぁ〜、折角用意したのに…」
「貴女ね〜初めての子どものおつかいじゃないんだから…」
「でも!彼は初めての契約なんですよ⁉︎」
「確かにそうだけど。彼だって子どもじゃないんだから…それに私達が手を貸していたら、彼は悪魔として成長しないわ。」
「そうですけど…」
「彼を信じて待ちましょう。」
「…………分かりましたわ。」
そうして、二人で待つのだが…………
ソワソワ
イライラ
ソワソワ
イライラ
ソワソワ
「朱乃…少し落ち着いてくれないかしら…?」
リアスは額に青筋を立てながら言った。
「私は落ち着いてますわよ。」
落ち着いてる様に言うが、
「何処がよ‼︎貴方さっきから歩き回るし貧乏揺すりしたり全然落ち着いてないじゃない‼︎」
「…………だって…」
「はぁ〜貴女は母親じゃないんだから?」
「母親…ポッ!」
朱乃の顔は赤くなった。
「ダメね…重症だわ…」
朱乃の顔を見て両手を挙げた。
そんなやりとりをしていると…
「…?飛鳥からだわ…」
飛鳥からリアスに連絡が来た。
「どうしたの?ええ。ええ。分かったわ、今から手助けを送るから。」
「朱乃…。」
「行ってきますわ‼︎」
リアスが言い終わる前に朱乃は転移用の魔法陣に入り転移した。
「あ、朱乃⁉︎」
朱乃の行動にリアスは唖然とした。
「貴女…はぁ〜」
溜息を付いて、自分の女王が大丈夫なのか心配した。
「ここですわね…」
転移が終了し朱乃は契約者の家に前にいた。
「待っていてください!飛鳥さん‼︎」
飛鳥に何かあったのか心配でたまらず、急いで家のドアを開け中に入り、灯りがついている部屋に入ると、
「飛鳥さん!大丈夫ですか⁉︎」
「よぉ〜…」
「え?」
彼は赤ちゃんを抱き、背中には小さな男の子、脚の方には彼のシャツを引っ張る女の子がいた。
side out
side 影村 飛鳥
転移が終了し、俺は契約者の家の前に着いた。
「初めての契約だ…頑張らねえとな!」
俺は気合いを入れて、チャイムを鳴らしインターホンに声を掛けた。
「すみません。悪魔グレモリーの使いのものです。」
丁寧な口調で話し返答を待つが、
「あれ?」
返答はなかった。
「あの〜グレモリーの使いのものですが。」
チャイムを鳴らし再び言うが、
返答はなかった。
「間違いか?」
確認のためリアスに連絡しようとした、
ガチャン‼︎
「何の音だ⁉︎」
家の中から大きな物音が聞こえ、
バリン‼︎
ガチャン‼︎
その後も大きな物音が続いた。
「ヤベェんじゃねえの⁉︎」
何か中でヤバイ事が起こっている。
「すいません‼︎入りますよ‼︎」
俺はそう思い家の中に入っていき、物音がする方に行くと、
「貴方がいつもそうだから‼︎」
「オマエだっていつもそうだろう‼︎」
リビングで男女が食器は家具を投げて喧嘩していた。
『…修羅場?』
その光景を見て唖然としていると、
男女は俺を見て喧嘩を止め、俺に話しかけてきた。
「「あ、貴方は?」」
「グレモリーの使いのものですが…」
「来てくれたんだね…」
「はい…そうですが……」
「なら…貴方に聞くわ…」
「…え?」
「「どっちに親権を持たせるか貴方が決めて‼︎」」
「……………………は?」
意味分かんねえよ…………
俺はいきなりそんなことを言われても分からないため、一旦両者を落ち着かせ話を聞いた。
俺を呼んだのはこの夫婦は現在離婚の話をしていたのだが、親権を巡って喧嘩になった。
始めは子どもに決めさせようとしたが決まらず、その後話し合いで決めようとしたが埒があか無いため俺を呼んだが、待ってる間に言い争いになり喧嘩が始まったそうだ。
『…………勘弁してくれ…』
初めての契約が修羅場。
あまりにも荷が重すぎる…
そう思い、
『勝手に決めてくれ…』
そう言おうとしたが…
リビングの隅にいる子どもを見て言うのを止めた。
リビングの隅では小さい女の子が弟だろうか男の子用の服を着た子を抱きながらビクビク震えて泣いていた。
見た感じ歳は二人とも幼稚園や保育園に通っているぐらいの子ども。
また、周りを見るとベビーベッドがあり赤ちゃんもいた。
それを見た俺は夫婦に聞いた。
「あの…もしかしてあの子達にどっちが良いのか聞いたんですか?」
俺は泣いている子達を指差しながら聞くと…
「「そうだ(そうよ)。」」
夫婦揃って即答だった。
「はぁ〜あんたらね〜。」
呆れた。
自分の子どもに聞いても決められるわけねえだろうが。
子どもにとっちゃ両親は絶大的な存在。
それをどっちが良いだなんて…子どもに選べるわけ無いだろ。
そう思っていると、
「子どもが選ばないから貴方を呼んだのよ‼︎」
「そうだ‼︎早く決めてくれ‼︎」
夫婦は俺に怒りながら決めさせようとした。
「…………あんたら…いい加減にしろよ…………!」
夫婦に対して怒りが湧いてきた。
「貴方今何か言った?」
「君今何か言ったかい?」
ドン‼︎
机を叩きながら俺は立ち上がり、
「テメェらいい加減にしろよ‼︎子どもにそんなん決められるわけねえだろ‼︎子どもに親を選ばせるのは子どもにとって一番辛いことだ‼︎更にそれを俺に決めさせようとするな‼︎決めるなら裁判で決めればいいだろうが‼︎」
「ヒ!」
「き、君⁉︎」
夫婦は俺の行動、言動にビビっているが俺は止まらず、
「あんたらさっきから言いたいこと言ってるだけだろうが‼︎もっと互いに聞く耳もてや‼︎それで解決しなかったら離婚しろ‼︎」
「「……………………」」
夫婦は何も言えなくなった。
俺は椅子に座り冷静に戻り二人に聞いた。
「あんたら…最近話をしたかい?」
「い、いえ…」
「し、仕事が忙しくて…」
「はぁ〜分かった。あんたら今から二人で何処かに飯でも食いに行って話してこい。」
「貴方何言ってるの⁉︎」
「そうだ‼︎今更話しても‼︎」
「だまらっしゃい‼︎さっきも言ったけど、あんたら言いたいことを言うだけで相手の話し聞いてないだろ?これを機に互いの話ししっかり聞いて話してこい!」
「でも…」
「だけどな…」
夫婦は子どもの方を見て何か言おうとするが、
「子どもの面倒は見てるから!しのごの言わずささっと行け‼︎」
夫婦に財布と携帯を持たせて外に出し、
「話が付くまで帰ってくるなよ‼︎」
夫婦二人っきりでの会話の場を持たせた。
「悪魔の契約ってこんなのかよ…」
契約内容に不満を愚痴りながらリビングに戻ると、
子ども達が俺に近づいてきて、女の子の方が声をかけてきた。
「お兄ちゃん誰?」
「あ〜と…俺はお父さんとお母さんの知り合いだよ♪」
俺は笑顔で女の子に言うと、
「本当?」
「あ、ああ。本当だよ♪」
「そうなんだ♪」
女の子は笑顔で答えた。
『ごめん…騙して…』
罪悪感を感じた。
「お兄ちゃん名前なんていうの?」
「お、俺は影村飛鳥。君の名前は?」
「桜。この子は弟の龍。ベッドで寝てるのが妹の椿だよ。」
女の子は自分を指差し自己紹介をし後ろにいる弟やベッドを指差しながら紹介した。
「桜ちゃんと龍君と椿ちゃんね…君達は何歳なのかな?」
「え〜と…」
桜ちゃんは指で数えながら、
「4歳。龍が3歳。椿が0歳だよ♪」
「…分かった。ありがとう。」
『あんたら…子どもがこんなに小さいのに離婚しようとしてんのかい…』
あの夫婦に対して更に怒りが増した。
「パパとママは?」
「二人とも大事な話があるから出かけたんだ。帰って来るまでお兄ちゃんと遊ぼうか?」
「…いいの?」
「ああ♪いっぱい遊ぼう♪」
「うん♪」
「♪」
子ども達は笑顔で頷いた。
その後子ども達と玩具で遊んだり椿ちゃんが泣いたら抱っこしてあやしていたが…
「…お兄ちゃん…………お腹すいた。」
コクコク
桜ちゃんや龍君が俺を見ながら言った。
「…え?」
「お腹すいた…」
うるうる
時計見ると、
18:00
一般の家庭では飯の時間だが、台所を確認すると夕飯は作られていなかった。
ここで問題が生じた。
『…………俺…子ども向けのご飯作れねえよ…………』
別に料理が出来ないわけではないが、殆ど味付けや量も適当、大胆な料理。
つまり男料理である。
そのため子どもが食べるのには向いていない。
どうするか…
すぐに答えは出た。
「良し!助けを呼ぼう!」
俺はリアスに渡された通信機で連絡をした。
「リアス?飛鳥だけど…悪いんだけど俺一人じゃ無理そうだから…助けてくれないかな?分かった。ありがとう。」
リアスとはすぐ繋がり助けが来ることになった。
「良し!一安心だ!」
俺が安心していると、
「お兄ちゃん誰か来るの?」
「お兄ちゃんの知り合いが来るんだよ♪その人がご飯作ってくれるから♪」
「…その人料理おいしいの?」
「うん!すっごく美味しいよ♪」
「ホント?」
「ホントだよ♪お兄ちゃんその人が作る料理大好きだからね♪」
リアスか朱乃どちらが来るか分からないが、俺は朱乃の料理を想像して答えた。
「お兄ちゃんのお嫁さんなの?」
「ブッ!ち、違うよ‼︎」
桜ちゃんの質問に俺は驚きながらも…
朱乃が俺のお嫁さん…………
朱乃のエプロン姿…………
「ハ‼︎俺は何考えてるんだ!」
朱乃との結婚生活を妄想してしまった
「お兄ちゃんどうしたの?顔真っ赤だよ?」
「な、何でもないよ‼︎」
ジー
「うん?龍君どうかした?」
こちらを見ている龍君に目線を合わせ聞くと、
トコトコ
ダキ
「え?龍君?」
龍君は俺の背中に回り込み首に手を掛け抱きついて、おんぶの格好になった。
「あ!龍ずるい‼︎私もおんぶして欲しい‼︎」
「ちょ、ちょっと待って!順番ね‼︎」
「グス…おんぶ…」
桜ちゃんがこちらを見ながら泣き始める、
「ちょ…」
「エエエン!」
それに呼応するかのように椿ちゃんが泣き始める。
「…マジかよ…」
俺は現状に絶望しながらも…
「…桜ちゃんちょっと待っててね♪」
現状改善のため、桜ちゃんには悪いが桜ちゃんに待ってもらい、龍君と椿ちゃんの対応することにした。
「どうしたのかな?椿ちゃん。」
椿ちゃんを空いている腕で抱き上げあやすが…
「グス…グス…」
泣き止むことはなかった。
「さっきオムツ替えたから…お腹が空いたのかな?」
そう考えおんぶしている龍君に声をかける。
「龍君、椿ちゃんのご飯作るもんで降りてくれないかな?」
ブンブン
「…マジっすか?」
龍君は首を横に振り拒否という返答をした。
クイクイ
俺はシャツを引っ張られ下を見ると、
「…グス…お兄ちゃんおんぶ…お腹すいた…」
桜ちゃんが涙目で訴えてきた。
「……………どうしよう…」
状況の改善は不可能だった。
絶望に襲われそうになったその時…
ガチャ
「飛鳥さん!大丈夫ですか⁉︎」
助けが現れた。
独り善がりな考えが出まくりなってしまいすみません。
今週中には原作突入出来るように頑張ります。
感想、評価お待ちしております。