だけど…絡み少なすぎ‼︎
二人の仲の方で頭がいっぱいだった⁉︎
駄文ですが楽しんでいただけたら嬉しいです。
side 兵藤 一誠
「俺だけじゃないんだよぉぉぉぉ‼︎」
俺は今、校舎内の廊下を全力で走っていた。
後ろには、
「待てぇぇぇぇ‼︎」
袴姿の女子達数人が俺を追って来ていた。
遡ること5分前…
「村山の胸…マジデケェ〜!」
「80、70、81」
「片瀬いい脚してんなぁ〜!」
「78.5、60、79」
松田、元浜は剣道部の更衣室を覗きながら興奮していた。
「こら!俺にも見せろよ!二人締めすんなってぇの!」
俺も覗こうと小声で言うが二人はどかないため、
「オイ‼︎」
少し大きな声をだしてしまった。
「だ、誰かいる⁉︎」
「え⁉︎」
その声は着替えていた女子達に聞こえてしまった。
「「ヤベェ!」」
松田と元浜はばれたのに気づき、その場を勢いよく離れたが、
「お、おい⁉︎」
俺は急に離れた2人によってバランスを崩し、尻餅をついた。
「…イテテ。オイ!どうしたんだよ⁉︎松田‼︎元…」
2人の名前を呼ぶが返答はなく代わりに、背後から何か殺気を感じ振り向くと、
「…浜……」
「また…あんたら…」
袴姿を着て手には竹刀を持った女子剣道部の方々がいた。表情は殺気で満ちている。
「らって…ちょ!待て!俺だけじゃ…」
俺は後退りしながら言うが、
「問答無用‼︎このエロ兵藤‼︎」
剣道部の方々は容赦無く俺を竹刀で叩ことしてきた。
「チッ‼︎」
俺は襲ってくる竹刀を避け、校舎に向かって逃走した。
「こら‼︎逃げるな‼︎」
そして女子達も俺を追うため走り出した。
そして今に至る。
「チキショー‼︎なんで俺だけなんだよ‼︎」
「逃がすなぁぁぁ‼︎」
女子達は俺のみを追ってきた。
後ろを見ると女子達の目はまだ殺気立っており、
『捕まれば殺される』
そう思わせるものだった。
「ヤバイ!」
再び前を向き、廊下の角まで走り曲がった。
ドン!
「グワ⁉︎」
曲がったのと同時に誰かとぶつかり俺は本日2回目の尻餅をついた。
「イッテ…逃げるのを邪魔したの誰だ…………よ」
逃げるのを邪魔されたことで俺はぶつかった相手に怒りながら言うとしたが、相手を見て止まった。
相手は身長が高く髪は白髪。
「ああ?」
相手はこちらを見下ろしている。
「か、影村先輩…」
ぶつかった相手はこの学園最恐と呼ばれ、『駒王学園のデストロイヤー』の異名を持つ男。
3年の影村飛鳥さんだった。
side out
side 影村 飛鳥
授業が終わり俺は部室に向かっていた。
「さて…今日の夕飯は何かな…」
今日の夕飯のことを考えながら、廊下の角を曲がろうとすると、
ドン!
反対側から誰かが走ってきてぶつかった。
「おっと…」
俺は少しバランスを崩した程度だが、相手は尻餅をついていた。
『誰だ?』
相手を見ると男。
男は俺を見上げながら怒り口調で何か言おうとしたが、途中で止まり、
「か、影村先輩…」
俺の名前を呼んだ。
「そうだけど」
俺が答えたのと同時に、
「待ちなさい‼︎エロ兵藤‼︎」
そう言いながら、剣道部の女子達が竹刀を持って現れた。
「うん?」
俺は彼女達を見ると、
「⁉︎……影村先輩…」
彼女達は俺を見て竹刀を下ろし動きを止めた。
表情はビビっている。
…………俺何もしてないんだけど?
彼女達の表情を見てそう思っていると、彼女達の一人が口を開いた。
「あ、あの…そいつを…………渡してもらっていいですか?」
「そいつ?」
「は、はい…そこで座り込んでいる…エ、じゃない兵藤一誠を」
俺の前で座り込んでいる男を指差しながら言った。
「コイツ…兵藤一誠って言うんだ」
「‼︎せ、先輩知らないんですか⁉︎」
「あ、ああ…」
彼女達は俺の言ったことに驚いていた。
「コイツは2年の兵藤一誠って言うど変態なんです‼︎」
「『変態三人組』の一人なんですよ‼︎」
「そ、そうなの…」
彼女達はテンションを上げなから、彼こと兵藤君のことを言ってきたが、
俺はオカ研、生徒会の人間以外仲のいい人間はおらず他の生徒にあまり興味がなかった。
その為、噂などにも興味は無く彼が変態であることも初めて知った。
俺は彼を見ながら、
「…兵藤君は何かしたの?」
彼女達に聞いた。
「コ、コイツ…私達の着替えを覗いてたんです!」
「そうなの?」
兵藤君に聞くと、
「い、いや…俺は…………」
目をそらしどもった。
コイツ…アホか?
俺はそう思いながら、
「はぁ〜〜」
俺は溜息を吐き、
「兵藤君…立ってもらっていいかな?」
「は、はい…」
兵藤君は諦めた顔をして立ち上がった。
俺は女子達を見て、
「君達の怒りは分かる…けど…それを使ったら問題が起こるかもしれないよ?」
竹刀を指差しながら言った。
「で、でも…」
彼女達は俺が言ったことに納得できない様子で答えるが、
「だから…ココはこれで許してあげて♪」
「「え?」」
兵藤君と彼女達が俺の返答に疑問を思い声を出したのと同時に、
俺は顎をしゃくらせ、
「踏ん張って‼︎」
兵藤君の腹に右の拳を置き、
「え?」
「行くぞ‼︎」
バチン‼︎
兵藤君の左頬を叩いた。
悪魔の力を切り人間の力で全力で叩いた。
「フグ⁉︎」
ドゴ‼︎
兵藤君は急なことと威力のせいでか右に吹っ飛び壁に衝突し倒れた。
俺は倒れた兵藤君に近づき、
「これからは覗きするなよ」
言い彼女達を見た。
「「「「…………」」」」
彼女達は目の前のことに驚き唖然としている表情しているが、
「これで許してやってくれ」
俺は彼女達に頭を下げ言った。
「ハ、ハイ‼︎」
彼女達は俺の声で戻り少しビビりながら答えた。
「んじゃ。部活頑張ってね♪」
俺は彼女達に手を振りながらその場から離れた。
離れた後…
「あそこまで…やらなくても…」
「ええ…一発とはいえ…確実に私達よりも酷くない?」
「エロ兵藤生きてるかな?」
「ゴキブリ並の生命力があるから大丈夫じゃない?…………多分…?」
今あった光景を見て彼女達はエロ兵藤こと兵藤一誠に少し同情していた。
「あいつ…兵藤一誠って言うのか…………馬鹿だな」
俺が兵藤一誠に持った感想はそれだけだった。
これがおれと兵藤一誠との初めての出会いだった。
あの一件の後寄り道せずそのまま部室いった。
部室のドアを開けると、
「やっと来ましたね飛鳥さん♪」
笑顔で俺を迎える朱乃と、
「遅かったじゃない…飛鳥」
チェスをしながらこちらを見るリアス、
そして、
「にゃ〜」
俺の足元に寄ってくる猫。
2年前助けた子猫は大きくなりなりここに住み着いている。
「ああ。ちょとイザコザに巻き込まれてな。タマ飯持ってきたぞ♪」
二人に遅れた理由を言いながら、鞄から猫缶を取り出し、タマ専用の皿の上に出した。
「にゃ〜♪」
タマは鳴きながら尻尾を垂直に立て皿に近づき飯を食い始めた。
あの時助けた子猫はこの部室のマスコットになった。
名前は3年の俺達が考えて決めた。
ま…俺が適当に出した名前を朱乃がベタ誉めし、リアスがそれに負け決まった。
また…この部室に来た生徒会のソーナと椿姫に名前を聞かれた時、「タマ」と言ったら、
ソーナは、
「安直な…」
椿姫は、
「センスの欠片が無いですね」
と名前を否定していたが、
「飛鳥が出した名前よ」
リアスが言うと、
「いい名前じゃないですか!素晴らしいセンスの持ち主ですね!」
椿姫は俺の手を握りながらベタ誉めした。
て、適当なんだけど……
それからタマは俺達オカ研や生徒会のメンバーに懐いていった。
今では子猫ちゃんの使い魔のシロの面倒を見たり、俺の使い魔と遊んだりしている。
俺の使い魔は遊ばれてるのかな…
タマはご飯食べた後、腹がイッパイになったのかソファーの上に行き体を丸め寝始めた。
俺はその隣に座り今日あったことを話した。
「彼…またそんなことしたのですか?」
朱乃は呆れ顔をしながら言った。
「また?彼奴何度もやってんの?」
「ええ。私達も何度か覗かれてるしね」
リアスは普通に言うが、
「『私達も』だと…………つまり‼︎」
俺は殺意と怒りが満ちた。
朱乃の身体を見た!
俺はまだ見てねえんだぞ‼︎
あれだけじゃ足りねえ‼︎
俺は邪眼と手から炎を出し、
「…………彼奴…殺す‼︎」
立ち上がるが、
「‼︎待って飛鳥⁉︎」
「早まらないで下さい‼︎まだ私達は全部を見られてないですわ‼︎」
二人は俺を全力で止める。
朱乃に至っては抱きつきながら止めている。
「だが…‼︎」
殺意が篭った表情で言うが、
「ええ!私達はあの子達の覗きに気付いていたから着替えを遅らせたの!」
「見られたとしても肩ぐらいですわ‼︎」
二人は大声を出し一生懸命止めに入る。
「ウゥゥゥン‼︎わ…分かった‼︎殺すのは止める…」
俺は二人の必死な姿を見て殺意を抑えた。
「「ほ…………」」
二人はそれを聞き安心するが、
「だが…‼︎一発叩く‼︎これだけは譲れないから止めるなよ‼︎」
俺は怒りまでは抑えられなかった。
「…はぁ。分かったはそれは許すわ」
リアスは安堵の顔から諦めた表情に変わる。
「て、手加減だけはしてくださいね」
朱乃は少し顔を青くしながら言った。
「よし…今から「その前に貴方契約はどうするの?」」
兵藤を殺、じゃなかった、叩こうとしに行こうとしたがリアスから言われたことで、
契約のことを思い出し、
「あ…そうだった!こうしちゃいられない!」
俺は止まり鏡の前に行き顔を手で何度も揉み、
「笑顔だ…笑顔だ…」
俺は何度もそう言い、
「良し‼︎んじゃ行ってくるわ♪」
鏡に映る自分の顔を確認して部室から出た。
side out
side オカルト研究部
飛鳥が出た後、
「はぁ〜〜。疲れた…」
リアスは机に突っ伏し溜息を吐いた。
「本当に殺しに行くと思いましたわ…」
一方朱乃も疲れた表情でソファーに座った。
「リアスがあんなこと言うからですわ」
「忘れてたわ…彼が仲間を大事にしていることを…」
「飛鳥さんは仲間が傷ついたり、辱められるのを嫌う方ですわ。…………そこがいいところでもあるんですけど…」
「ええ…いいところなんだけどね…………」
リアスと朱乃は飛鳥がした事を思い出し暗い顔になった。
部室の空気は一気に重くなった。
リアスはこの空気を変えるために、
「でも…今日彼がああなったのは別の理由だけどね♪」
朱乃に含み笑いで言った。
「…?私達の着替えを見られたからじゃないですの?」
しかし、朱乃はリアスが思っていたのと違う反応と返答をした。
ドン‼︎
「貴女分かってないの⁉︎」
リアスは朱乃の反応を見て驚き、机を叩きながら立ち上がり行った。
「何がですの?」
リアスは驚きながら言うが朱乃は首を傾け未だに分かっていない様子だ。
「…貴方…………はぁ…」
リアスは呆れた。
彼があそこまで怒った理由。
リアスには分かっていた。
私だけだったら殴るぐらいだろうけど…
そこに…朱乃がいたから…………
飛鳥は私達の事を思い、傷ついたりしたら相手にそれ相応の報復をしたり返答をする。
私達は一度経験している。
彼が仲間の為に自分の身体の一部を犠牲にした事を。
それがもし朱乃だったら。
朱乃が傷ついたり辱められたのを知ったら…
彼は間違いなく殺しに行く。
だって…彼は朱乃の事が好きなんだから…
リアスは知っていた。
彼が仲間以上の感情を朱乃に抱えていることを。
だけど二人共分かっていない…
2年前から二人のやること(特に朱乃)はエスカレートしているが、
あと一歩を踏み出せていない。
それを見てきたリアスは少し飽き始め最近はそういうネタを振らなかったが、久しぶりに振ってみたのに彼女は今だに変わらない返答をした。
「はぁ…貴方達どんだけ鈍感なのよ…………」
リアスは溜息を吐き小声で言った。
「どうかしましたの?」
朱乃は今だに分からずリアスに聞こうとし、
「貴女はねえ‼︎彼は‼︎」
リアスは怒りながら、
『貴女の事が好きなのよ‼︎』
と、言おうとしたが、
「すみません。遅くなりました」
「すみません。遅れました」
祐斗と子猫が入ってきた。
それによりリアスは言おうとしたのを止めた。
「彼がどうしましたの?」
朱乃が言うがリアスは、
「何でもないわ。朱乃…これから用事があるんじゃないの?」
リアスはいつもの様に戻り朱乃に言うと、
「そうでしたわ⁉︎皆さん先に失礼しますわ‼︎」
朱乃は時計を見て、鞄を手に持ち走って部室を出て行った。
「また…いつものことですか?」
祐斗は少し笑いながら言った。
「ええ…いい加減飽きてきたわ!」
リアスは少し怒りながら答えた。
「部長大変ですね」
子猫は部長を見ながら言った。
「早く告白すればいいのに!」
「部長決めたじゃないですか?」
「副部長と飛鳥さんの事は二人で任せようって」
「そうだけど…」
祐斗も子猫も知っていた。
二人の想いを。
だけど…こちらから手を出せばもしかしたら二人とも否定するかもしれない。
そう考えたリアスは祐斗と子猫に、
『分かっていても手を出さない』
決めていたが、
「祐斗は1年、子猫は数週間だから言えるのよ!私は2年間あれを目の前で見てきて、朱乃や飛鳥にも相談されたのよ!このままじゃあ…私ノイローゼになるわ…」
リアスは顔を青くしながら言った。
「まぁまぁ…部長後一年です。今年中にはあの二人も答えを出しますよ」
「そうです。先輩達なら今年以内に答えを出します」
二人ともリアスを励ますように言うが、
「…確信ある?」
リアスが聞くと、
「ははは…」
「…………」
祐斗は乾いた笑いで子猫はリアスの方を見なかった。
「私…ノイローゼになるわね…………」
再び机に突っ伏した。
何故だろう…
主人公よりヒロインとの絡みの方が書くのが早いのは…
今後は主人公との絡みを増やせるように頑張ります。