なんか書いていたら楽しくてしょうがなかった♪
駄文だけど…
楽しんでいただけたら嬉しいです。
side 影村 飛鳥
俺はあの後、契約者の元に行き今回の契約を果たした。
契約といってもきつい内容では無く俺はかなり楽しんでおり、この契約に対してはやり甲斐を感じる。
社会人の人ってこんなに充実しているんだ♪
俺はそう思いながら家路ついた。
時間は、
19:20
普通なら皆んな家がある住宅街に帰るのだが、俺はその逆工場や倉庫がある方に帰っていった。
契約者の場所から歩いて30分ほどで着いた場所には目の前に倉庫があった。
ここが現在の俺の家。
といっても中は住めるようになっている。
この倉庫はオヤジが使っていたものらしく、現在はオヤジの友人が管理し俺に使わせてくれている。
ガチャ
鍵をさし扉を開ける。
倉庫の前側はシャッターだが横に回れば扉がある。
今はそこで出入りをしている。
中には一階がオヤジの持っていた車とバイク、俺のロードバイクとトレーニング器具が置かれている。
その奥には階段がありロフトがある、そこが居住スペースになっている。
俺は階段を上りロフトの扉を開けると、
「おかえりなさい♪」
朱乃が制服の上にエプロンを着け笑顔で出迎えてくれた。
「ただいま」
俺は笑顔で言った。
朱乃と出会ってから2年。
現在、朱乃は俺の家を自由に出入りしている。
付き合っているわけではない。
俺のことを心配して毎日俺の家に来て家事をやってくれている。
1年生の夏頃に朱乃を家に入れて、冷蔵庫と台所を見られた。
「ご飯しっかり食べてますの?」
「た、食べてるよ…」
「それなら…あれは何ですの?」
「いや…あれは…………」
「あれは?」
「…すみません」
その時、冷蔵庫の中には飲み物が入っているペットボトルと少しの調味料が入っているだけ、台所は使っていないため綺麗で、置いてあるゴミ箱にはカップ麺、コンビニ弁当の空き容器が入っていた。
「決めましたわ。明日から私が食事を作りますわ♪」
「…え?」
「明日から私が食事を作りに来ますわ♪」
「……………」
「どうかしましたの?」
「言っている意味が分かんねえだけど…」
「だから、明日から食事を作りに来るといったんですが?」
「何故?」
「これを見れば当然ですわ‼︎」
朱乃は冷蔵庫とゴミを指しながら言った。
「このまま行けば身体を壊しますわ!だから私が食生活を改善する為にここに来て料理を作りますわ!」
「いや!そこまでしなくても!」
「自分でできますの?」
朱乃は笑いながら言うが、言葉からや出す雰囲気はどう見ても怒りが混じっている。
「いや…」
「やっても…直ぐに戻るのでは?」
「…………はい」
朱乃に負け素直に答えた。
「決定ですわ♪楽しみにしていてくださいね♪」
「…はい。…………楽しみにしてます…」
俺は朱乃が出す恐怖の力に頷くしかできなかった。
そう言いながらも、
『鍵をかければ中に入れないから大丈夫だ!』
そう考えていたが、
朱乃はそれから毎日、魔法陣を使って中に入ってきた。
「その手があったか⁉︎」
俺は朱乃の登場の仕方に何回も驚き、実行力と行動力に更に負け、
「…魔法陣じゃなくてコッチで出入りして下さい…………」
毎回あんな方法で出入りされたらナニかをしてた時に会うことがあると思い、俺が分かるように鍵を渡した。
「良いんですの⁉︎」
朱乃は驚きながらも喜んでいた。
それからは毎日鍵を使い家に入り食事や家事をやってくれている。
「今日の夕飯は何?」
「筑前煮ですわ♪ですけど…ご飯前にお風呂に入って下さい♪」
「了解」
俺は朱乃に言われ鞄を置き、脱衣所に向かった。
「洗濯物は籠に入れてくださいね〜♪」
「あいよ〜」
朱乃に言われた通り洗濯物を籠に入れて風呂に入る。
どうしてこうなってるんだぁぁぁ‼︎
俺は毎回風呂に入って冷静に考え心の中で叫ぶ。
現在朱乃は食事だけで無く、洗濯・掃除までやってくれている。
た、確かに助かるけど……………
これじゃあ…
「お風呂どうですか?」
脱衣所から声をかけられ、
「あ、丁度良いよ♪」
笑顔で答えた。
「良かったですわ♪洗濯物は明日の朝干しときますわ♪」
「ありがとう♪いつも悪いね」
「私が好きでやっているから気にしないでください♪」
そう言い朱乃は脱衣所から出て行った。
だから‼︎これじゃあ結婚生活みたいじゃないか‼︎
俺は今の生活をそう思っていた。
傍目から見たら確実にそうだが、俺達はまだ学生で結婚の約束もしてないし、告白すらしていない。
俺は…俺は……………朱乃のことが好きだ‼︎
だけど…今だに自分の思いを言えずにいた。
何度か言おうしたが、
あの場所が俺の一言で壊れてしまったら、
朱乃の笑顔が消えてしまったら、
朱乃との関係が終わってしまったら、
そう思い言えないでいた。
「はぁ〜。臆病だな…」
溜息を吐き、今の関係や生活に甘んじている自分に自己嫌悪し小声で言った。
風呂から出た後、俺は朱乃が作ってくれた夕飯を一緒に食べた。
食事中、何度か告白しようとしたが…
朱乃を顔を見てあの思いが出てしまい言えずに、今日の契約や部員のことについて話していた。
食べ終わった後、朱乃は食器を片付け、
「それじゃあ…帰りますわ」
帰りの支度を始めた。
「表まで送ってくよ」
俺は朱乃を表まで送り、
「それではまた明日♪」
「ああ…また明日」
朱乃を送った。
朱乃が見えなくなった後、部屋に戻り俺はタバコに火をつけ、
「ホント…俺何してんだか…………」
更に自己嫌悪に陥っていた。
side out
side 姫島 朱乃
ガチャ
私は鍵を使って彼の家の中に入り、
「さて…やりますわよ♪」
家事を始めた。
私が彼の家事をやるようになったのは2年前の夏。
彼と出かけた後、彼の家に寄っていた。
その時、部屋は整理されており綺麗だったが…冷蔵庫とゴミ箱の中を見て驚いた。
冷蔵庫の中は空に近く、ゴミ箱にはコンビニ弁当やカップ麺の空がいっぱい入っていた。
まともな食事をしてないのでは…
そう思い彼に聞くと、
「た、食べてるよ…」
彼は目を泳がせながら答えた。
『嘘ですわね』
私はそう考え冷蔵庫とゴミ箱を指差し聞くと、
「いや…あれは…………」
こちらを見ようとせず焦っている。
更に追求すると彼は観念したのか、頭を下げて謝った。
『このままでは飛鳥さんの身体が危険ですわ‼︎』
私はそう考え、
「決めましたわ!明日から私が食事を作りますわ‼︎」
彼に言った。
彼は唖然とした後拒否しようしたが、私の追求により、
「…………はい」
認めてくれた。
その後家に帰っている中で、
「私は何てことを言ってしまっの⁉︎」
私は自分が言ったことの内容を恥ずかしがっていた。
よくよく考えれば私が言ったことは高校生が言うことではないと思う。
なのに私は…
私は…
何処か嬉しかった。
理由は分からないけど何かが心を満たした。
その思いが強まり恥ずかしさは薄れていった。
私は帰る途中買い物に寄り、
『何を作ろうかな♪』
楽しみながら考えていたがある事に気付いた。
「鍵も無いのにどうやって食事を準備しますの?」
彼の家に入れなければ食事を作ることは出来ず、食生活の改善は出来ない‼︎
どうすれば⁉︎
私は考え一つの結論に至った。
「魔法陣がありますわ♪」
翌朝彼の家に魔法陣を使って転移した。
彼は魔法陣から現れた私を見て、
「その手があったか‼︎」
驚いていた。
その後も魔法陣を使用して出入りしていると、
「…魔法陣じゃなくてコッチで出入りして下さい…………」
彼は何処か諦めた表情で鍵を渡してくれた。
「良いんですの⁉︎」
私は彼から家の鍵をもらい恥ずかしがりながらも喜んだ。
それからは毎日鍵を使って家に入り食事の支度をし、今では殆どの家事をしている。
始めは一階に干してある洗濯物を取り込み畳む。
それが終わったら部屋の掃除をする。
掃除中いつもベットの下を見る…
「増えてませんわね…」
彼が隠しているエッチな本やDVDを見つけてから、確認するようにしている。
初めて見つけた時は捨てようかと思ったが、彼は確実に悲しむと思い今だに気づいてないフリをしている。
「彼の好みは…巨乳系と…お姉さん系…うふふ♪私にぴったりですわ♪」
私は彼の好みに合っている。
「うふふ♪」
少し思いにふけっていたが、炊飯器の音がなり我に戻って時間を確認した。
18:50
「い、いけませんわ!」
彼が帰って来るまであと少し私は掃除を直ぐに終らせ、夕飯の支度を始めた。
30分後。
ガチャ
彼が帰って来た。
私はいつもの様に
「おかえりなさい♪」
笑顔で彼を迎えた。
彼は私を見て、
「ただいま」
笑顔で言ってくれた。
「今日の夕飯は?」
「筑前煮ですわ♪だけど…夕飯前にお風呂に入ってください♪」
「了解」
彼は脱衣所に行き、
「洗濯物は籠に入れてくださいね〜♪」
「あいよ〜」
彼はそう言いお風呂に入っていった。
入ったのを確認して脱衣所に入り、洗濯物を洗濯機に入れながら、
「お風呂どうですか?」
彼に聞いた。
「あ、ちょうど良いよ♪」
彼は上機嫌で答えてくれた。
「良かったですわ♪洗濯物は明日の朝干しときますわ♪」
「ありがとう♪いつも悪いね」
「私が好きでやっているから気にしないでください♪」
そう言い私は脱衣所から出て夕食の支度をした。
私は夕食の支度をしながら、
私は何をしていますの?
そう思っていた。
この生活が始まって2年が経ち私は色々なことが分かった。
この生活を始めた本当の理由。
私は彼のことを心配して始めたつもりだったが、
本当の理由は、
私は彼のことが好きだから始めたのに気付いた。
私は彼に一目惚れしたんだ。
彼が見せたあの子どものような寝顔に、
死にながらも子どもを守る姿に、
彼が見せる笑顔や涙を流す姿に、
どの姿を見て好きになったかは分からないけど、気付いた時には彼が好きになっていた。
それに気付いた後私は何度か思いを伝えようとした。
けど…
私の本当の姿を知ったら彼は私を軽蔑し、
飛鳥さんの笑顔が消え、
飛鳥さんとの関係が終わっしまう。
そう思い言えないでいた。
『私は彼に依存している…もし…全てのことが同時に起これば私は私じゃいられなくなる。彼がいなくなれば私は…………』
そう考えているとお風呂場からドアが音が聞こえ、考えが止まり夕食の支度に集中した。
その後私は支度を終え彼と一緒に食事を摂った。
食事中は今日の契約のことや部長や他の子達について話した。
私は食事中に彼に告白し私の本当の姿を見せるつもりだったが、
今の関係が終わってしまったら…
その思いが出て言えなかった。
食事を終え私は食器の片付けをし、
「それじゃあ…帰りますわ」
帰る支度をした。
「表まで送るよ」
彼は私を倉庫の入り口まで送り、
「それではまた明日♪」
私が笑顔で言うと、
「ああ…また明日」
彼も笑顔で言ってくれた。
私は家路につきながら、
「私は…どうしたいんですの…………」
自己嫌悪していた。
朱乃を想像したら通い妻のポジションが合ってると勝手に思い書きました。
無い感がある人すみません。