一度は書いたんですが内容がおかしくなり主人公の人間性が悪い方向になってしまった為、消して新しく書いた為遅れました。
誠に申し訳ないのですが、これにより前話も少し編集しました。
迷惑をおかけしてスミマセ。
side 影村 飛鳥
兵藤が入部してから数日。
俺はリアスに頼まれた仕事の為、今山奥にある施設の部屋の中を調べいた。
リアスに頼まれた仕事の内容は、
『堕天使に手を貸す人間の発見と調査』
リアスに事前に渡された情報を頼りに探しているが一向に見つからなかった。
そりゃあそうだよな…
渡されたのが写真一枚だけじゃ…
事前に渡されたのは協力者が写る古ぼけた写真一枚だけ、
名前は分からず唯一のヒントはデカイ施設と白衣を着ている人が周りにいること。
仕事を頼まれた際、
「他に無いのか?」
これだけでは調査は無理だと思い聞いたが、
「ごめんなさい…元は他の家の者が調べてたらしくてその写真もその家の人が撮ったんだけど…」
「撮ったんだけど?」
「殺されて他の情報は消されちゃたそうなの」
情報は他には無かった。
「はぁ?そいつに殺られたのか?」
殺された人の話を聞き少しでも情報を得ようとした。
「いいえ。殺したのは下僕。今ははぐれ悪魔になって何処かにいるわ」
「ふぅ〜ん…情報を消したのはそのはぐれ悪魔?」
「ええ。殺された後その主人が持っていた全ての資料が燃やされていたそうよ」
「全て?」
「ええ。彼が持っていた調査対象以外の資料も含めて全てね」
「……………………」
俺は少し考え、
「調査は引き受けるけど…一つ頼みたいことがあるんだけど?」
俺はリアスに頼みごとをした。
「何?」
「主人を殺したヤツについて調べて欲しい。可能な限り事細かに」
「何かあるの?」
「勘が何か言うんだよ…ダメかな?」
「分かったわ。直ぐに調べて伝えるから調査の方よろしくね」
「頼むぜ。んじゃ行ってくるわ」
俺は部室から出て調査を始め、
今に至る。
「手掛かりはこの写真だけ…唯一分かったのは写真を撮った場所がここだということと、コイツが研究者ってことだけか…」
俺はタバコを口に咥え椅子に座り写真を見ていた。
調査を始めてから写真に写っていた施設は見つけることができたが、施設の中は物が散乱し手掛かりなるようなものは見当たらなかった。
「いったい…何研究してたんだか?」
写真を懐に入れ、周りに散らばっている資料を見るが、専門用語やなんかの数値だけ書かれていて全くわからない。
他の部屋も調べたが壊れた研究道具や訳の分からない資料しか見つからなかった。
「さて…まだ調べてないのは…地下か」
この建物は地下2階と地上3階の建物。
昨日、地上の部屋は徹底的に調べ、今日の午前中は確認のため再び地上部分の部屋を散策した。
俺はタバコを捨て立ち上がり地下に行こうとしたが、
「…………はぁ…そろそろ出てこいよ…いつまでつけてるんだよ」
ドアの方に向かって声をかけた。
俺は今日この施設に入ってから付けられいた。
敵だったらすぐに捕まえるが、相手は敵ではなく誰かというのも分かっていた。
俺から声をかければ良かったが気恥ずかしくて声をかけられず、相手も恥ずかしいのか出てこなかった。
そうしているうちに時間は経ち結局昼過ぎまでお互い声をかけないでいたが、
俺はやっと決心を付けて声をかけた。
「このままじゃ埒あかないだろ…」
ギィ…
俺の声を聞いてドアがゆっくり開き、
「なら…もっと早く声をかけてくれれば良かったのでわ?」
俺に言いながら部屋に入ってきた。
「悪い。なんか…気恥ずかしくて。ごめん…朱乃」
入って来たのは朱乃。
俺は朱乃に頭を下げ謝り、
「でも…学校はどうしたんだ?」
朱乃に聞いた。
今日は平日で学校がある。
だけど俺はこの仕事の為、リアスが休学の届けを出し学校を休んでいるが、
朱乃はこの仕事とは関係は無く、日中はリアスの側近として学校にいないといけない。
なのにここにいる。
制服では無く私服姿で…しかも動きやすい服装だった。
朱乃は、
「休みましたわ♪」
笑顔で答えた。
「いいのかよ?昼間にリアスから離れて?」
「祐斗さんに頼みましたしリアスからも許可を貰いましたわ♪」
「なら…良いけど…でもどうしてここに来たんだ?」
「貴方のことが心配で……………」
朱乃は顔を赤くして答えた。
『俺のことを心配⁉︎』
その言葉に俺は驚きドキドキしたが、
「しっかり食事しているかを…」
「そっちかよ‼︎」
一瞬にして冷めた。
「だって‼︎4日間も学校を休んでますし家にも帰ってないじゃないですか‼︎…貴方のことだから近くのコンビニやファミレスで偏ったものしか食べてないのでわ?」
「うっ…」
朱乃の言ったことは合っていた。
この研究所は駒王町から離れていて、バスや電車を使うと丸一日移動に使ってしまう。
それに行ったことのない場所には転移用の魔法陣は使えない。
そのため俺は最近買ったバイクでここまで来ていた。
それでも家からここまで来るのに4時間以上。
移動にそんなに時間を使うのは流石に疲れると思い、俺は一番近い(それでもバイクで行っても30分ぐらいかかる)ホテル(…………ラブホ)に一人で寝泊まりし、食事はホテルや近くにあるコンビニやファミレスで済ませていた。
食べているのはいつも食えない肉を中心に食べていたため朱乃に言い返せなかった。
因みに…この調査で出した自腹分はリアスに絶対請求するつもりでいた。
「はぁ…やっぱりそうでしたか。だから今日はこれを作ってきましたわ」
朱乃は言いながら後ろに隠していた大きい包みを出した。
「コレは?」
「お弁当ですわ。貴方のことは分かっていますから昼はオニギリやサンドイッチだけで済ますつもりだったのでわ?」
「うっ…」
本日二度目の声が出た。
「ですよね…だから作ってきました」
朱乃は俺にお弁当の包みを渡し、
「さあ♪お昼にしますわよ♪」
椅子に座り自分用のお弁当の包みを開いた。
「…………はぁ…分かったよ」
ここで何か言ったら更にクドクド説教されると思い、俺は朱乃に従い渡されたお弁当の包みを開きお昼にした。
俺はお弁当を食べながら、
「まるで…ピクニックみたいだな?」
朱乃に言った。
「そうですわね♪部屋の中とはいえ外ですし…窓の外は森ですからね♪」
「…………できるなら…仕事じゃなくて休みに来たかったな…」
「ええ…そうですわね…」
二人して暗い顔になった。
誰もいない山の中でリラックスしながらお弁当を食べて過ごす。
しかも施設の周りには散り切る直前の桜が幾つかあり、シーンズ真っ只中だったらここは桜の花でいっぱいだったろう。
だけど今は施設の中で、周りには物が書類が散乱している。
しかもこの後も地下を調べないといけない。
今の周りの状態や次のことを考えていたせいで二人して暗い顔になっていた。
「…………今度…一緒に来ようか?桜が満開の頃に…」
「え?」
「二人でさ…朱乃が作ったお弁当を持ってピクニックにさ?」
「…………」
「ダメかな?」
俺は顔を赤くしながら言うと、
「ええ!行きますわ♪」
朱乃は笑顔で答えた。
「なら…約束な」
俺は右手を出し小指を立てた、
「ええ♪約束ですわ」
朱乃はそれを見て右手を出し小指を立て俺の小指に指をかけた。
「「指切りげんまん。嘘ついたら針千本飲〜ます。指切った」」
「約束守ってくださいね♪」
「ああ…二人で来ような」
二人して顔を赤くしながらも笑顔で約束をした。
その後、俺が休んでいる間の話を聞いた。
俺が休んでいた間に兵藤は堕天使と再び遭遇し、そこで力を覚醒させたことを聞いた。
アイツは強くなっていっている。
いつかは俺を抜き、オカ研を託せる存在になることを願っていた。
これかも頑張れよ!
俺は心の中で応援した。
お弁当を食べ終わり会話もひと段落し、
「朱乃これから一緒に行くんだよな?」
朱乃に聞いた。
答えは分かっていたが確認のために聞いた。
「ええ♪」
「了解。なら後ろ任せるわ?」
「分かりましたわ」
朱乃は真剣な表情で答え、
「じゃ…行きますか」
二人して地下に向かった。
地下に入り周りは灯りは全く無く俺は右手に炎に包まを出し周りを照らした。
その後二人で地下の部屋を全て調べたが、
「やっぱ…ここも同じか…」
「ええ…上にあった資料と同じで手掛かりはありませんわね」
二人で落ちている書類、棚に入っていたものを見たが上にあったのと同じで訳の分からないものだけだった。
「折角写真に写っていた場所は分かったのに…収穫無しかよ…」
「残念ですけどそのようですわね…」
二人して落胆したが、
「…………?これはなんですの?」
朱乃は何かを見つけて止まった。
「どうした?」
俺は朱乃が見つけたものを見たが、
「壁じゃねえかよ」
朱乃の目線の先にあったのはただの壁だった。
「いえ…そこじゃなくてここですわ…」
朱乃が指指した先に薄っすとした縦の線があった。
「なんだコレ?」
線に触れながら調べ、周りを叩くと、
コンコン
ゴンゴン
線の左側だけ音が違っていた。
俺は近くにあった椅子を手に持ち、壁に向けて投げみると、
ガラ!
壁が少し砕け小さな穴が開いた。
「何かあるな」
「そのようですね」
朱乃は右手を穴が開いたところに手を向け魔力を放つと、
ガラガラ!
壁は大きく崩れ地下に繋がる階段が出てきた。
「どうやら…地下は3階まであったみたいだな」
「ええ…そうみたいですわね」
顔を見合わせ、
「後ろよろしく」
「分かりましたわ」
俺が先に進み朱乃は俺の後ろにつきながら階段を降りていき先にある扉を開き部屋に入った。
「ウプ…」
先に部屋に入った俺は、部屋の中を見て吐きそうになり左手で口を塞いだ。
「どうしましたの?」
俺の姿を見て朱乃は声をかけてきたが、
「朱乃‼︎これから先は来るな‼︎」
朱乃を止めた。
「え⁉︎」
「ここから先は俺一人でいい…朱乃はここで待っててくれ」
俺は真剣な表情で朱乃に言うと、
「分かりましたわ。でも…何かあったら言ってくださいね?」
「分かった…」
俺はそう言い扉を閉めた。
「流石に…コレは見せるわけにはいかないよな…」
周りにある物を見ながら小声で言った。
部屋の中心には血で汚れた手術台みたいのがあり、周りには人の臓器がフックに刺さっていて、中にある棚には臓器のホルマリン漬けがあった。
「ココは腑分け室か…?マトモな研究じゃないよな…」
俺は中に入り散乱している書類に目をやったが分からないものばかりだが…
「アレはパソコンか…電源が入ってる…」
部屋の奥には薄っすらと画面が光っているパソコンがあり、俺はパソコンの前に座り確認した。
中には研究データと動画が幾つか入っていて、俺は動画の一つを再生してみた。
「…………?」
動画にはベッドで寝ている女性が映っていた。
だがベッドに一人の男、今回の調査対象が近づき女性の腕に注射を刺した。
『…………う、うぅ…』
女性は少し呻き声を上げた後、
『ウ、ウ、ウゥゥゥゥワァァァァ!!??』
叫び声を上げ、
ブシャッ‼︎グチュ‼︎
穴という穴から血が大量に飛び出し、
グチャグチャ…
身体が所々膨らんだり凹んだりし始め、
『ワァァァァァァァ⁉︎』
最後に腹が急に膨らみ、
パン‼︎
腹が割れ叫び声が止まった。
「う…何なんだよこれ…いったい何の研究してたんだよ…」
俺は動画を観て再び吐きそうになるが、何とか我慢し続きを観た。
『イチガキ博士…………失敗ですかね?』
職員の一人が調査対象を見て言い、カメラも調査対象を映した。
「コイツ…イチガキっていうのか…………悪魔より悪魔らしい姿してるな…」
イチガキの身体は他の人よりも小さく、頭だけはデカイ。それに耳はかなり長く尖っていた。
『…………そのようだな…次の実験台を出せ』
『…分かりました』
実験は失敗だったらしく、次の実験台を出すように言ったところで動画は終了した。
終了後、他の動画のファイル数を確認すると、
「少なくても…50人か…最悪の研究者だな…」
俺はイチガキに嫌悪を覚えながら、ポケットからUSBを取り出しデータを移し部屋から出た。
「中はどうでした?」
「地獄だったよ…」
外で待っていた朱乃に聞かれ俺は小さな声で答えた。
「そうでしたか…………」
朱乃は察したのかそれ以上は何も聞かなかった。
「戻ろう…」
「分かりましたわ…」
俺達は階段を登り地下室に戻ると、
「‼︎朱乃…」
「ええ…何かいますわね…」
部屋の外から何かの気配を感じた。
数は複数だが魔力は全く感じられなかった。
「敵か?」
「分かりませんわね。殺気すら感じませんわ…」
「さて…どうす⁉︎」
どうするか朱乃に聞こうとしたが、
バキャ‼︎
部屋のドアが倒れ何かが中に入ってきた。
俺達一旦後ろに下がり距離を取り入ってきたのを見た。
入ってきたのは全身が緑色の人の形をした化け物。
「ウゥゥ…」
唸り声をあげ俺達に近づき、捕まえようとしているのか腕を伸ばしてきた。
「アイツの研究結果の一部か…」
俺は近づいてきた化け物頭を掴み、
「成仏してくれ…」
ボ‼︎
炎を出し一瞬で燃やし尽くした。
「朱乃…」
「分かっていますわ…」
「ありがとう…それとごめんなこんなことさせて」
「気にしないで下さい…この人達を安らかに逝かせるためですから」
「ああ…苦しませずに」
「一瞬で終わらせますわ」
俺達は部屋の外に出て、化け物達を俺は炎で朱乃は雷で一瞬で葬っていった。
俺達が出来る化け物になった者達に出来ること。
それは苦しみを与えずに殺すことだけだった。
間違いなくイチガキの研究で出来たものだと分かっていた。
前は人間だったかもしれない、
今は人の形を残しただの化け物になり、心を失いそれこそ映画やゲームに出てくるゾンビみたいになっている。
俺達には人に戻すことは出来ない…
なら…供養として苦しみを与えずに消してやる。
俺や朱乃はそう思い施設内にいる化け物を葬っていった。
1時間程で施設内の化け物を葬り俺達は外に出た。
「終わりましたわね…」
「ああ…そうだな…」
「…帰りましょうか?」
「いや…まだやることがあるから少し待ってて」
俺は再び中に戻り施設内を調べ見つけたプロパンガスを部屋や廊下に置きバルブを全開にし灯油やガソリンを見つけては床や壁にばらまいた。
30分程で終わり再び朱乃の所に戻り、
「此処は消さないといけない場所だ。ここで死んだ人達…安らかに眠ってくれ…」
俺は施設に向け炎を飛ばすと、
ドォォォォン!!!!!
施設は爆発し燃えていった。
「安らかに眠って下さい」
「…………」
おれと朱乃は燃えている施設に手を合わせ頭を下げた。
強い頭痛が走ったが、
俺達は名も知れず死んだ人達の為にそれに耐えて頭を下げ続けた。
「朱乃帰るぞ」
「ええ…」
その後俺達はバイクに乗り帰路に着いたが、
心の中は胸糞が悪かった。
「俺達が無念を晴らしてやるからな」
俺達の胸糞を取り除き、アイツのせいで死んだ人達に出来ることは一つだけ、
このクソ研究をしたヤツを殺すこと。
「イチガキ…テメエは絶対殺す…」
俺は小声で言いながらバイクのスピードを上げていった。
新しく出てきたイチガキ。
イチガキは悪魔よりも人間の方がいいかな?(イチガキに主人を殺すのは無理そうだから)と思い堕天使に協力する人間にしました。
ですが、姿は原作通りのつもりです。
途中で分かりづらかったらごめんなさい。