大切なもの   作:フューチュラ

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改善点が多く悩む日々が続きました。

出来るならご指導ご鞭撻してくれると嬉しいです。

甘えてしまってすみません‼︎


楽しい討伐♪

side 影村 飛鳥

 

調査の仕事を終え、

翌朝、俺は朱乃と一緒にリアスに調査結果を報告していた。

 

「とりあえず分かったことは以上だ」

 

「ありがとう。それにしても貴方が持ってきたこのデータ…」

 

「ああ…最悪だよ…昨日の夜吐き気と闘いながら確認したけど…やっぱ新しい証拠は見つからなかった。分かったことはコイツがマッドサイエンティストってことだけだ」

 

「内容を聞いただけで充分だわ。これは冥界に持って行って分かる人達に見てもらうわ」

 

「よろしく頼むわ。そういえば俺が頼んでたのはどうなってる?」

 

「そっちの件はこれよ」

俺に写真付きの書類を出し、俺は手に取り確認した。

 

「なるほど…なるほど…書類を見る限り主人を裏切るようなヤツでは無いと…」

 

「ええ。周りの人に聞いても、一番忠実な下僕だったそうよ」

 

「なら…どうして裏切りを…」

 

「多分…イチガキが関わってるんだろうな…」

 

「どうしてそう思いますの?」

朱乃は俺に聞いてきた。

 

「書類が燃やされたって聞いた時、その裏切った下僕がその書類を燃やす必要があったのかと思ってさ…」

 

「確かに…裏切ったのは兵士(ポーン)。主人の秘書的な役割をしていた女王(クイーン)は殆どの書類に目を通していて内容もある程度知っていたけど、唯一知らなかったのはそのイチガキについてのものだけらしいわ」

 

「となると…イチガキが何かの発覚もしくは知られたくない情報を公になる前にそいつを使って消した可能性があるな…その裏切ったはぐれ悪魔は今…」

 

「3日前に死体として見つかったわ。死に方から見てエクソシストに殺されたらしいわ」

 

「そっか…そいつから真相を聞くのは無理か…」

 

「飛鳥さん。邪眼で見つけられないんですか?」

 

「昨日の夜からやってるんだけどな…」

俺は邪眼を出しイチガキを探すが…

 

「やっぱ…見つからないわ。多分結界の中にいるんだと思う」

見つけることはできずにいた。

 

邪眼はどんな遠くにいても人や物を見つけたり監視することが可能だが、結界の中に入られると探すことや見つけることができないという欠点があった。

リアスや朱乃は俺の邪眼の欠点を知っていた。

 

「そう…分かったわ。調査は続けてちょうだい」

リアスは考えながら言い、

 

「悪いんだけど別口で仕事が入ってきたら貴方にも参加してほしいんだけど?」

新しい仕事の話を始めた。

 

「仕事の内容にもよるけど?」

流石に長期の仕事を抱えているうえに更に別の仕事までやるとなると負担は大きく、どちらかの仕事に支障やミスをする可能性がある。

俺はそう考え内容によっては断ろうと思ったが、

 

「大公からの依頼で内容ははぐれ悪魔の討伐ですわ」

朱乃は俺に仕事内容を話した。

 

「サーゼクス様からか…」

リアスの兄、『サーゼクス・ルシファー』

あの人の依頼と聞き、

 

「分かった。参加するよ」

俺は返事をした。

 

サーゼクスさんには色々お世話になっているし借りもある。

ここで少しでも恩が返せるならと思い参加することにした。

 

「ありがとう。でも気楽でいいわよ。相手は雑魚だし、今回はイッセーに駒についての説明するためだから♪」

 

「了解♪時間は?」

 

「放課後よ。よろしく頼むわね♪」

 

「任せろよ♪」

俺は右手の親指を上げ笑顔で返答した。

 

「んじゃ…そろそろHR始まるから行くわ。行くぞ朱乃♪」

俺はソファーから立ち上がり鞄を持って朱乃に声を掛けた。

 

「分かりましたわ♪」

朱乃も鞄を手に持ち、

 

「じゃ♪また放課後に」

俺はリアスに言い朱乃と一緒に部室から出て行った。

 

 

教室に向かうまでの道中。

周りから、

 

「朱乃先輩。おはようございます♪」

 

「先輩。おはようございます♪」

 

「朱乃さんおはよう♪」

朱乃は同級生やら後輩の可愛い女子生徒達から挨拶をされ、

 

一方俺には、

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

何もなかった。

 

「…………はは」

俺は自分の孤立っぷりに乾いた笑いが少し出た。

 

「気にしなくても大丈夫ですわ♪」

 

「え?」

 

「私やリアス、あの子たちもいるじゃないですか♪」

俺の考えていたことを分かっていたのか、朱乃は俺の励ましの言葉を言い、

 

「それに…」

 

ガラ

 

教室に着き扉を開けると、

 

「朱乃さん。おはよう♪」

 

「おはようございます♪」

 

「飛鳥さん。おはようございます」

 

「私達以外にもいますわ♪」

朱乃は笑顔で言った。

 

「そうだな…おはよう♪ソーナ」

俺は朱乃に小声で言った後、ソーナに挨拶をした。

 

偶然なのかそれとも理事長の気まぐれなのか分からないが、俺のクラスには朱乃とソーナがリアスのクラスには椿姫が振り分けられていた。

 

そしてクラスが一緒になったソーナは朱乃以外で唯一クラス内で挨拶をしてくれる人だった。

 

ソーナに挨拶をした後、担任の山田先生が入ってきてHRが始まった。

 

side out

 

 

 

 

 

side 兵藤 一誠

 

放課後。

部室でビラ配りの準備をしながら、

 

「はぁ…俺部長に怒られてばっかだよな…」

落ち込んでいた。

 

今朝外国から来たと言う少女『アーシア・アルジェント』との出会いや、教会までの道案内をしたことを部長に話したのだが、

 

「今後はこのような事はしないで。悪魔が教会に入ると神側との間で問題になるの…」

厳しい表情で色々言われた。

 

悪魔になってからマトモな契約も取れず、今回の問題行動と、悪魔としての成果を挙げられず部長には毎日怒られていた。

 

「俺…悪魔やってけるのかな……』

俺はそう思い少し落ち込み、

 

『ごめんアーシア…約束守れそうにないや』

今朝会ったアーシアとの約束、

 

『また、お会いしましょう♪』

その約束を守れないことに更に落ち込んだ。

 

「部長はイッセー君のことを心配なさってるのですわ」

 

「アイツは仲間のことを大事に思ってるからな。危険な場所に行かせたくないんだよ」

 

「⁉︎」

俺は急に声をかけられ驚きながら振り向くと、そこには朱乃さんと影村先輩がいた。

 

「よ!久しぶり♪」

影村先輩は俺に手を縦に挙げ笑顔で言い、

 

「あ…お、お久しぶりです」

俺は緊張しながら言った。

 

影村先輩と会うのは俺が悪魔の説明を受けて以来。

何かの仕事の為、学校を休んでおり今まで会うことはなかった。

 

久しぶりの再会に驚く一方…

学園で一番最強で頭的な存在の先輩。

 

下手な事を言ったらたたじゃ済まない。

 

俺は先輩の機嫌を損ねないように話をしようとしたが、

 

「そんなに緊張するなよ。別にとって食うわけじゃないんだからよ」

 

「ハ、ハイ!」

先輩はそう言うが、怖いというのは変わらず緊張を取ることはできなかった。

 

「はぁ…傷つくわ…」

先輩はそんな俺を見て溜息を吐いて少し俯いたが、

 

「大丈夫ですわ。これからイッセー君もあなたのことを分かっていきますから♪」

 

「朱乃…」

朱乃さんが先輩の肩を叩きながら励ました。

 

「それにこれから皆んなで仕事に行くのですから。そんな顔では皆んな心配しますわよ♪」

 

「そうだな…よし!頑張りますか‼︎」

先輩は完全に立ち直り明るい顔になった。

 

「仕事?」

俺は先輩の表情が戻り安心しながらも、先輩達の会話に出てきた仕事について聞いた。

 

「そういえば言ってなかったですわね。これからはぐれ悪魔を討伐しに行きますの♪」

 

「楽しい…楽しい…討伐だよ…♪」

朱乃さんは明るく楽しく、影村先輩は笑顔で言っているが表情は怪しい笑顔で殺気に満ちていた。

 

「…はぐれ悪魔?討伐?」

 

「はぐれ悪魔って言うのは主人を裏切り好き勝手にやってる奴らのことだ」

 

「私達の敵ですわ。今回はそのはぐれ悪魔がリアスの領地に入ったていう情報がありましたの」

 

「で…人間を何人か殺してるから殺るんだよ♪」

 

「ええ♪殺るんですの♪」

二人は俺の質問に答えてくれたが最後は笑顔で物騒なことを言い怖くなってきた。

 

その後、俺達以外の部員全員が来て、はぐれ悪魔の根城である廃墟近くに転移した。

 

俺達が廃墟の中に入り、

 

カチ!

 

ボ!

 

「ふぅ〜。兵藤さっきも説明したがはぐれ悪魔って言うのは主人を裏切った奴だが、それとは別に特徴がある」

影村先輩はタバコを吸いながら俺に話し始めた。

 

「特徴?」

 

「ああ。はぐれ悪魔は己の力に溺れるあまりに醜態な姿になるんだよ。ま…簡単に言えば化け物になるってことだ」

 

「化け物…」

俺は先輩の言葉に相手の姿を想像して不安になるが、

 

「不安がることないわ。今日の相手は雑魚だし、それに今回は悪魔の力について説明するだけだから」

俺の顔を見て部長が俺に言ったが、

 

「は、はあ…」

俺は不安は取りのぞけず、空返事をした。

 

「まあ良いわ。取り敢えずイッセー。貴方チェスは分かる?」

俺の表情見て心情を理解したのか、部長は何も言わずに話を始めた。

 

「チェスってあのボードゲームのあれですか?」

 

「ええ。主人の私がキングで、女王クイーン、騎士ナイト、戦車ルーク、僧侶ビショップ、兵士ポーン。爵位を持った悪魔はこの駒の特性を自分の下僕に与えているの」

 

「駒の特性?」

 

「ええ。私達はこれを悪魔の駒(イービル・ピース)と呼んでいるわ」

 

「何でわざわざそんな事を?」

俺はこのシステムに疑問を持った。

悪魔になるなら普通に力を与えれば良いのに、チェスの駒の特性を与える…

 

非効率的ではないのか?

そう思い部長に聞いたが、

 

「今はいいわ。兎に角、今日は悪魔の戦い方をよく見ておきなさい」

部長は細かくは答えずに言った。

 

「…来た」

部長が言い終わった直後、子猫ちゃんが静かに言うと、

 

「…不味そうな匂いがするわ…。でも、美味しそうな匂いもするわ…。甘いのかしら…?苦いのかしら?」

 

「オッパイ⁉︎」

廃墟の奥から上裸の女性が現れた。

俺は女性が見せる生オッパイに興奮するが、

 

「はぐれ悪魔『バイサー』。主人の元を逃げその欲求を満たす為に暴れ回る不逞の輩。その罪万死に値するわ!グレモリー公爵の名において貴方を吹き飛ばしてあげる‼︎」

部長はそれを無視してはぐれ悪魔こと、バイサーに言い放った。

 

「小賢しい小娘だこと…。その紅い髪のように貴方の身体を鮮血で染めてあげましょうか⁉︎」

バイサーは余裕たっぷりな表情で言いながら自分の胸を揉み始めた。

 

「雑魚ほど洒落たセリフを吐くものね…」

 

「これがはぐれ悪魔…ただの見せたがりのお姉さんにしか…」

俺はバイサーの姿、行動に鼻の下を伸ばすが…

 

「兵藤、オマエ…痴女が好きなのか?別に否定はしないけど…あれは止めとけ」

影村先輩はそんな姿の俺を見て声をかけてきた。

 

「え?」

 

「さっきも言ったけど、はぐれ悪魔は醜態な姿になる。よく見てみろ」

影村先輩はバイサーを指差しながら言うと、

 

「な⁉︎」

バイサーの全身が現れ俺は引いた。

バイサーの姿は下半身は化け物の様で、ケンタウロスみたいな姿。サイズも俺達よりも何倍もデカく化け物といっても相違なかった。

 

「言ったろ化け物だって。さて、始めますか…」

影村先輩は眼鏡を外し、ポケットからワックスを出して髪をオールバックにした。

 

「朱乃」

 

「分かりましたわ♪」

影村先輩は朱乃さんを呼び外した眼鏡を出すと、いつものことのようか受け取り、

 

「な⁉︎」

眼鏡を胸の谷間にしまった。

 

あの胸にそんな活用法があるなんて…

 

俺が二人のやり取りを見ながら思っていると、

 

「兵藤。来るぞ!」

影村先輩はパーカーの袖を捲りながら声を掛けてきた。

 

「え?な⁉︎あれ魔法陣じゃねえ⁉︎」

バイサーは自分の胸を揉んでいると、乳首から魔法陣が現れ、

 

「ハハハハハ‼︎」

乳首から光線みたいのが出てきた!

 

「え、え、え⁉︎」

皆んな左右に避けるが、俺はあまりの光景に唖然としてしまい動けないでいると、

 

「イッセー!」

部長が俺を抱いて横に避けた。

 

シュウゥゥゥ…………

 

「た、確かに化け物だわ…」

バイサーが放った攻撃であたった部分の壁は溶けていた。

俺はその光景に驚いていると、

 

「イッセー油断しちゃダメよ。祐斗!」

 

「ハイ!」

木場は先輩に返答をしながら剣を構えたのと同時に、

 

ヒュン!

 

「消えた⁉︎」

木場の姿が消えた。

 

「速すぎて見えないの。祐斗の役割は騎士(ナイト)その特性はスピード、そして…最大の武器は剣!」

部長が木場の力を説明していると、

 

ズバ!ズバ!

木場はバイサーの身体を何度か切り、腕を切り落とした。

 

直後、子猫ちゃんがバイサーに近づいたが、

 

「子猫ちゃん⁉︎」

 

「死ねぇぇぇぇぇ‼︎」

バイサーは顔も化け物に変わり、それと同時に下半身からデカイ口が現れ子猫ちゃんを喰った。

 

「な⁉︎」

俺は子猫ちゃんが喰われたことに驚いていたが、

 

「大丈夫」

部長は余裕な笑みで言うと、

 

ググググ…

 

ゆっくりと子猫ちゃんを喰った口が開き、中から制服が少し溶けた子猫ちゃんが出てきた。

 

「子猫は戦車(ルーク)よ。その特性はシンプル、馬鹿げた力と防御力。あの程度じゃビクともしないわ」

 

「ぶっ飛べ…」

子猫ちゃんは身体を回し拳を振り上げると、

 

バキバキ

 

「グワアアア⁉︎」

 

バイサーの下半身の口の歯は砕け、バイサーを言葉通りぶっ飛ばした。

 

「子猫ちゃんナイスリリース‼︎」

影村先輩は飛んで行ったバイサーの先に回り、壁を蹴って高く跳んだ。

 

「飛鳥は兵士(ポーン)よ。特性はあるけど彼はあまりそれを使用しないわ」

 

「え⁉︎」

 

木場や子猫ちゃんは自分の特性を活用して有利に戦ってるけど、

特性を使わない…それは自殺行為に近いんじゃないのか?

 

俺は先輩を見て不安になるが、

 

「心配無いわ。彼は今まで鍛えた力と学んだ戦闘方法。単純な力や実力の差なら弱いかもしれないけど…実戦になると別よ。それに彼には一つ才能があるの」

 

「才能?」

 

「ええ。あれよ」

部長は跳んでいた影村先輩を指さすと、

 

「ハァァァァ!」

先輩は力を溜めるように声を上げ、

 

ボ‼︎

 

「な⁉︎」

先輩の右脚が炎に包まれた。

 

「影村先輩の脚燃えてますよ⁉︎」

 

「アレが彼の才能。飛鳥は悪魔に転生したのと同時に炎を操る力に目覚めたの」

 

「ええ。彼が得意な闘い方は炎を使った闘い方ですわ」

部長と朱乃さんが説明していると、

 

「喰らえ!レッグラリアァァァット‼︎」

炎で包まれた右足でバイサーの顔を蹴り抜いた。

 

「ほぉ〜〜」

影村先輩は着地して某アクション映画のスターみたいに構え息を吐いた。

 

「馬鹿なのが偶に傷なんだけどね」

部長はその姿を見て呆れながら言うと、

 

「折角キメたのにそんなこと言うなよ…」

先輩は構えを解いて朱乃さんの方に歩いて行き、

 

「朱乃」

 

「はい。どうぞ♪」

朱乃さんは胸に手を入れ、眼鏡を取り出した。

 

「⁉︎…朱乃…違う入れ場所があったんじゃ…?」

先輩は朱乃さんが出したのを見て言うが、

 

「あら?何か不満でも?」

朱乃さんは余裕たっぷりな表情で言うと、

 

「いえ…何も…」

先輩は俯きながら眼鏡を受け取った。

 

尻に敷かれてる?

 

俺はそう思っていると、

 

「次は私の番ですわね♪」

二人はやり取り終え朱乃さんがバイサーの前に歩き始めるが、

俺は背後から音が聞こえ振り向くと、

 

「⁉︎」

木場が斬ったバイサーの腕が動き部長目掛けて襲ってきた。

 

「部長‼︎神器(セイグリット・ギア)‼︎」

俺は神器(セイグリット・ギア)を出して腕をぶっ飛ばした。

 

部長は急なことに驚いて腰を抜かしたようだが、

 

「あ、ありがとう」

軽く礼を言い、何もなかったように立ち上がった。

 

ええ…俺活躍したのに…

 

心の中で思っていると、

 

「カッコよかったぜ!兵藤!」

飛鳥先輩が俺の頭に手を置き褒めてくれた。

 

「あ、ありがとうございます‼︎」

 

「さて…そろそろクライマックスだからよく見とけよ♪」

先輩は朱乃さんを指差しながら言うと、

 

「朱乃!やってしまいなさい‼︎」

 

「部長に手をかけるおいたをするイケない子は…お仕置きですわね♪」

先ほどの攻撃で倒れているバイサーに朱乃さんは妖しい笑みを浮かべながら両手を広げ…

雷を出した!

 

「彼女は女王(クイーン)。全ての駒の力を兼ね揃えていた無敵の副部長よ。彼女は魔力を使った攻撃が得意なの」

 

「あらあら♪まだ元気そうね。なら…これはどうでしょうか⁉︎」

朱乃さんが両手を上げると雷は更に大きくなっていき…

 

バイサーに雷は落ちた‼︎

 

雷を喰らったバイサーは断末魔の様な声を上げるが、

 

「あらあら…まだ元気そう…♪(ぺろ)」

朱乃さんは唇を舐め妖艶な笑みを浮かべ、

 

「まだまだ耐えられるかしら‼︎」

更に威力を上げた。

 

「その上、彼女は究極の…Sよ!」

 

「うふふふふ♪」

朱乃さんは顔を赤くして威力を上げていった。

 

「笑ってる…」

目の前の光景に腕を下げ唖然としていると、

 

「安心して。彼女は仲間には優しいわ。それに…」

部長は俺に言いながら朱乃さんを見て言うと、

 

影村先輩が朱乃さんに近づいていき、

朱乃さんの頭に手を置いて、

 

「朱乃。それ以上やると大将の見せ場無くなるぞ」

冷静な声で言った。

 

え…ドSの人がその程度で止まるわけが…

 

先ほどまで敵に痛みを与えることに快楽を感じてた人がその程度では止まらないと思ったが、

 

「わ!分かりましたわ♪」

急に攻撃を止め先輩の方を振り向いて笑っていた。

 

「彼の言葉には従順だわ」

 

「…………え?」

あまりの人の違い、先程までの行動の入れ替わりに驚いていると、

 

「リアス」

 

「ええ」

先輩が部長に言い、部長はバイサーの目の前まで歩いていった。

 

そこで笑みを浮かべながら、

 

「何か言い残すことはあるかしら?」

慈悲なのか分からないがバイサーに言った。

 

「殺せ…」

 

「分かったわ。…チェックメイト」

部長はバイサーの言葉を聞いて両手を広げた。

そこには魔法陣が現れ…

 

一瞬でバイサーを消しとばした。

 

バイサーを消しとばした直後、俺達の方に振り返り、

 

「さ…帰るわよ♪」

優しい笑みで言った。

 

「「「はい。部長」」」

三人は同じ返事をするが、

 

「了解。リアス」

影村先輩は新しいタバコを咥え、軽く手を振りながら答えた。

 

「あの…部長」

そんな光景を見ながら、俺はあることを聞いた。

 

「何かしら?」

 

「俺の…駒っていうか役割は?」

今まで聞いていなかった俺の役割。

 

駒は全部でキング1体、クイーン1体、ビショプ・ポーン・ナイトが2体づつ、ポーンが8体の計16体。

 

キングは部長、クイーンは朱乃さん、ビショプ・ナイトに木場と子猫ちゃん、ポーンに影村先輩。

 

残り…11体。

 

ルーク、ナイトの特性はどれも良いもの…

俺は自分の役割が上位の者に期待していた。

 

「貴方の役割はポーンよ」

 

「え?」

俺は聞き間違いだと思った。

だが、

 

「貴方は兵士よ♪」

部長の言葉で真実を知り、

 

「えぇぇぇぇぇ⁉︎」

希望は打ち砕かれた。

 

ポーンって一番下っ端じゃあ…

 

そう思い絶望していると、

 

「兵藤。ポーンだってやりようさ♪」

影村先輩が俺をフォローしてくれた。

 

「影村先輩…」

俺は先輩のフォローに感動し少し涙したが、

 

「あ…思い出した。エイ‼︎」

 

バチン‼︎

 

「ヒデブ⁉︎」

フォローから一転、先輩に急に頬を叩かれてぶっ飛んだ。

 




中途半端で申し訳ないです。

長くなってしまい、勝手ながら途中で切りました。

早く続きが投稿できるように頑張ります。
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