大切なもの   作:フューチュラ

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書いていたら、妄想が膨らみ話が長くなったため予定変更します。
2話程書いてフェニックス編に入る予定でしたが、未定になります。

話が進まなくてすみません。

いつもより短いですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。


使い魔達の森
使い魔ゲットの始まり


side 影村 飛鳥

 

ギシ…ギシ…ギシ…

 

アーシアが悪魔に転生して1週間経った。

レイナーレの一件の後、アーシアは駒王学園に入学し、オカ研に入部した。

今はイッセーの家で生活していて、先輩悪魔のイッセーが面倒を見ている。

 

♪〜♪〜♪〜

 

ビラ配りや契約の仕事を二人でやりながら、アーシアは一生懸命に悪魔の仕事を覚えている最中だ。

一方、他のメンバー達はいつものように契約の仕事をして、平和な日常を過ごしている。

 

俺もいつものように音楽を聴きながら、

 

「98…99…100」

朝の日課である筋トレの懸垂をしていた。

 

悪魔に転生した時、リアスから、

 

「悪魔の世界では腕力がものを言うわ。飛鳥は基礎体力や身体能力は高いみたいだら悪魔になって更に強くなったけど、鍛えればもっと強くなれるわ」

と言われ、それから俺は朝早く起きてランニングと筋トレを毎日欠かさずやっている。

最初の頃はすぐにばてたが、今ではランニングの距離、筋トレの種類、回数がかなり増えた。

 

効果も少しづつ出てきて、結果プロモーションせずに闘えるようになるまでになった。

 

「ふぅ〜。やっぱ…これ効くわ…」

鉄棒から降りて両手首、足首に付けているバンドを見ながら近くに掛けてあるタオルを取って汗を拭いていると、

 

「そろそろ、朝ご飯できますわよ♪」

ロフトの窓が開き、朱乃が顔を出して俺に声をかけた。

 

「分かった。シャワー浴びて直ぐに行くわ♪」

俺は朱乃に返答し、ロフトに戻ってシャワーを浴びて汗を流した。

 

 

シャワーを浴び終え、制服に着替えて(制服はズボンだけで、上はTシャツとパーカー)リビングに行くと、

 

「お!旨そうだな♪」

テーブルの上には、ご飯、味噌汁、目玉焼き、焼き魚、サラダと多めの朝ご飯が準備されていた。

俺はテレビをつけて椅子に座り、

 

「ちょうど出来たところですの♪」

エプロンを着けた朱乃がキッチンの方から出てきて、エプロンを外しながら椅子に座った。

 

「それでは…」

俺が言いながら手を合わせると、朱乃も手を合わせて、

 

「「いただきます」」

二人して同時に言い、朝食を食べ始めた。

 

 

俺は朝ご飯を食べながら、

 

「なあ…最近リアスのヤツ浮かねえ顔してるけど何かあったのか?」

ここ数日リアスは溜息を吐いたり、何か考えごとをしていたり、俺達が声をかけても気付かないこともあったりと、いつもとは違っていた。

流石に1日何回も数日続けてとなると何かあったのかと思い、心配してリアスの側近であり親友でもある朱乃に聞いたのだが、

 

「やっぱり…貴方も気付いていたんですね。私も気になってリアスに聞いたんですが…本人は何も無いと…………」

朱乃も理由は知らなかった。

 

「朱乃も知らないか…ま、何かあったらリアスは俺達に言うだろうよ。それまで待とうぜ?」

リアスは同じ三年である俺達には何かあったときには言うようにしているみたいで、些細なことでも俺達に話している。

なのに…俺達に言わないということはかなりのことなんだろう。

だけど、俺達が無理に詮索たらリアスを追い詰めてしまうかもしれない。

俺はそう思い、リアスが自ら言うのを待つことにした。

 

「そうですわね。無理な詮索もしたくないですからね」

朱乃も同じ考えのようだ。

 

「飛鳥さん、そろそろ…」

朱乃は時計を見ながら俺に言い、時間を確認すると、家を出る時間が近づいていた。

 

「やべ!直ぐに食べるわ!」

俺は食べるペースを上げて、

 

「ご馳走様でした!」

数分で食べ終え、

 

「お粗末様ですわ♪」

朱乃は食器を手に持ち、流しに片付けて洗い始めた。

俺はその間に今日の契約の確認をし朱乃を待った。

食器洗いは数分で終わり、朱乃は鞄を持って俺の元に来て、二人して家を出て登校した。

 

side out

 

 

 

 

 

 

side 兵藤 一誠

 

放課後。

いつものように部室に行き、アーシアと一緒にビラ配りの準備をしていた。

 

他の皆んなは、

祐斗はソファーに座って読書。

子猫ちゃんは祐斗の反対側のソファーに座りドーナツを食べている。

一方…

 

「朱乃〜こんなんでいいか?」

 

「もう少し明るい色の方がいいのでわ?」

 

「そうか?この部屋暗いから暗い色の方が合うだろ?」

 

「確かにそうですが…何か変化が無くて味気がないですわ」

 

「ああ…確かに…」

飛鳥さんと朱乃さんはカーテンを替えながら二人で話し合っていた。

 

二人のやり取りは傍目から見たら、

 

夫婦だよな…

 

まるで新居に飾る物を話し合っている夫婦のようだ。

レイナーレの一件が終わった後、飛鳥さんはいつも部室に来ている。

そして、部室では他のメンバーと話をするが、やっぱり1番話をしているのは朱乃さんで内容も、明日の予定だったり、夕ご飯の話だったりと一般学生同士がするものではなく夫婦の会話のようだ。

 

俺がそんなことを思っていると、

 

ガチャ

 

部室のドアが開き、部長が入ってきて、

 

「イッセー、アーシア。今日はビラ配りはしなくてはいいわ」

 

「え?」

 

「今日は使い魔を捕まえに行くわよ♪」

部長は俺とアーシアに笑顔で言った。

 

「使い魔?」

 

「ええ。使い魔というのは悪魔にとって基本的なものよ。仕事の手伝い、情報伝達、敵の追跡にも使えるの」

部長は俺に使い魔について説明をし、

 

「因みに私の使い魔はこれよ」

右腕を上げ、右手をひろげると、

 

ボン

 

音がなったのと同時にコウモリが出てきた。

 

「イッセーは会ったことあるわね」

 

「え?」

 

俺こんなコウモリに会ったことないよ⁉︎

 

そう、思っていると、

 

ボン

 

コウモリは姿を変えて可愛い女の子の姿に変わった。

 

「あ⁉︎この子は⁉︎」

俺はその姿を見て思い出した。

 

俺にあの紙を渡した子だ…

 

「この子にはこの姿になってビラ配りをして貰っているの。朱乃。貴女のも見せてあげて」

 

「はい。分かりましたわ部長♪」

飛鳥さんとカーテンを替えていた朱乃さんが部長に返事をしてこちらに来て、

 

「私のはこれですわ」

左手を地面に向けると、小さい魔法陣が現れ、中から小さな鬼が出てきた。

 

「へ〜」

俺は朱乃さんの使い魔を見ていると、

 

「シロです」

ソファーの方から子猫ちゃんの声が聞こえ、子猫ちゃんを見ると、

 

「にゃ〜」

子猫ちゃんの手には白い小さな子猫が戯れていた。

 

「それで僕のが…」

祐斗が自分の使い魔を紹介しようとしたが、

 

「あ〜。オマエのはいいや」

興味が無かったから断り、

1番興味がある人に勇気を出して聞いた。

 

「あ、あの…因みに飛鳥さんのは…?」

あの人が持つ使い魔だ…

絶対凶暴で姿も凄いものだろう…

急に出されて驚いたりして攻撃されたらたまらない。

なら、今観ておけば驚きも減るだろう。

俺はそう思い飛鳥さんに言った。

因みにアーシアに目を向けると、

 

ソワソワ…

 

どうやらアーシアも興味があるらしいが、顔は少し怯えていた。

 

「⁉︎」

飛鳥さんは俺の声を聞いて、体を少しビクつかせ、

 

「お、俺のは…別にいいだろう…」

カーテンを替えながら、顔を見せないように答えた。

 

「で、でも…」

 

ここで見とかないと⁉︎

 

俺は更に勇気を出して粘ろうとしたが、

 

「久しぶりに出してあげたらどうですか?寂しがってますわよ」

先に朱乃さんが言った。

 

「い、いや⁉︎で、でもな…」

飛鳥さんはカーテンを替えるのを中断し、朱乃さんの方を見て言うが、

 

「いいじゃない?減るものじゃないんだし。それに貴方のが1番凄いだから」

部長が更に言った。

 

そんなに凄いの⁉︎

 

俺はその言葉に少し怯え始めるが、アーシアの方をまた目を向けると、

 

ブルブル…

 

アーシアは更に怯えいた。

 

「可愛い後輩が見たいって言ってるのよ?見せてあげなさいよ」

追い討ちをかけた。

 

「…………分かったよ」

飛鳥さんは二人の説得に渋々、了承し俺達に近づき右手を上げた。

 

「い、嫌なら…」

やっぱり止めよう‼︎

飛鳥さんの使い魔に襲われる‼︎

俺はそう思い、

 

『嫌ならいいですよ』

そう言おうとしたが、言い終わる前に、

 

「…俺のはこれだよ」

 

パチン

 

指を鳴らした。

 

あ…間に合わなかった…

 

俺はそう思い死ぬ覚悟をしたが、

アーシアは、

 

ガタガタ‼︎

 

俺の背後で体を震わせながら怯えていた…

俺はアーシアの怯える姿を見て、

 

アーシア…アーシアだけは守る‼︎

死ぬ覚悟からアーシアを死ぬ気で守る覚悟に変わり、いつでも戦闘に入ってもいいように、左腕に赤龍帝の籠手を出し身構えるが、

 

ボン

 

「プー」

変な鳴き声を挙げる、人の頭ぐらいの大きさの青い体と丸い目、頭には黒い毛、嘴と足が黄色の…

まるで、ペンギンと犬が混ざったような、可愛いのがでてきた。

 

side out

 

side 影村 飛鳥

 

俺は二人の説得に応じて、指を鳴らして使い魔を出した。

 

ボン

 

指を鳴らしたの同時に出てきた俺の使い魔は、

 

「プー」

一言鳴いて、

 

パタパタ…

 

羽なのか耳なのか分からないものを上下に動かして飛んで、

 

トン…

 

俺の頭の上に乗って止まった。

 

「「え?」」

イッセーとアーシアは俺の使い魔とその行動を見て、唖然としている。

 

「……………………これが…俺の使い魔だ…」

俺は恥ずかしながら二人に言った。

 

「え?え?え?」

イッセーは俺の言葉に困惑しているようだが、

 

アーシアは、

 

「…か…可愛い‼︎」

声を上げて言い、俺の周りを回りながら俺の使い魔を見ていた。

 

「クッ…………こ、これが飛鳥の使い魔…プ、プーちゃんよ」

リアスは笑いを我慢しながら名前を言った。

 

「…プーちゃん?」

イッセーは唖然としながらリアスに聞いた。

 

「ええ。鳴き声からとったのよ。イッセーどんな凶暴なのが出てくるか考えてたでしょ?」

 

「い、いや…それは…」

イッセーは少し慌てながらリアスに答えた。

 

やっぱり…二人とも凶暴なのが出ると思ってたんだ…

 

俺の考えは当たっていた。

 

俺の使い魔だからこそ凶暴なのが合っている。

皆んなそう思っている。

 

だけど…

俺の使い魔…

卵から生まれてくるからどんなのが出てくるか分からなかった。

二年前コイツ…プーが生まれた時を思い出した。

 




次回はプーが産まれた時の話です。

妄想が膨らみ予定変更してすみません。

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