大切なもの   作:フューチュラ

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いつもよりかなり短く話進まず申し訳ないです。

楽しんでいただけたら嬉しいです。




後輩からのプレゼント

side 影村 飛鳥

 

テニスでは勝負は決まらなかった為、部室に戻った後、生徒会室にオカ研の三年のメンバーが行き、新しく勝負の内容を決めることにした。

 

道中、朱乃にテニスの試合の時の話しを聞くが、

 

「ごめんなさい…覚えていないですわ…」

と言われた。

 

ゾーンが切れたせいか、気付いたら部室にて、試合の方は記憶に無いらしい。

 

朱乃に試合中どうだったか聞かれたが、

あまりのキャラの変わりようを話すのはどうかと思い、

 

「凄かったよ…」

としか言えなかった。

 

因みに…朱乃のプレイは他の三人のプレイより凄く、テニス部の目標になったそうだ。

 

 

その後、生徒会との話し合いにより勝負は団体戦、内容はドッジボール、時間はギャラリーを無くす為、夜に決まった。

 

 

 

翌日。

オカ研の俺逹は学園指定の体操着(何故かうちの女子の体操服はブルマ。理事長の趣味?)やジャージを着て(俺はいつもの様にパーカー)生徒会より早く体育館に入りウォーミングアップを始めていた。

 

「あっちの方が人数が多いから審判をお願いしたわ」

 

「俺ドッジボールなんて小学校以来ですよ…グッ!」

 

「勝負をつけるんだからルールは簡単な方が良いでしょ!」

 

「アーシアさんも直ぐに覚えられましたからね」

 

「この前みたいに長くならなければいいです」

俺はイッセーの背中を押してストレッチを、リアス、祐斗、子猫ちゃんはボールを投げあいながらアップし、

 

「も、もう…ダメです…」

 

「もう少しだけ頑張りましょうね♪」

 

「は、はい…」

アーシアは朱乃に背中を押されながらアップをしていた。

アーシアは痛みに耐えながら頑張って身体を伸ばしているが、

 

「グフフ…」

イッセーはそれを見て何やらよからねことを妄想しているようだ。

 

コイツ…もしかして朱乃とアーシアことを…

 

イッセーの頭の中では朱乃とアーシアが辱められている…

 

俺は朱乃が辱めを受けているのに怒りが込み上げ、

 

「イッセー…立て」

 

「は、はい」

俺はいつもの表情で怒りを隠しながらイッセーに言うと、イッセーは妄想から急に戻った為か、少し慌てながら立った。

 

「さて…これでアップは終わりだ‼︎」

俺はイッセーが立ったの同時に、背後に回り込みイッセーの左脚に俺の左脚を絡めフックし、更にイッセーの右腕の下を経由して俺の左腕を首に巻きつけて…

 

勢いよく伸ばした。

 

「ガァ⁉︎あ、飛鳥さん⁉︎こ、これコブラ…」

 

「何言ってるんだ?これはストレッチだ。よく効きだろ?」

 

「イ、イヤ⁉︎こ‼︎あだだだだ⁉︎」

俺はイッセーが何か言おうとしたが、それを無視して更に伸ばして、

 

バキ‼︎

 

イッセーの身体から音が聞こえたのを確認してホールドを解き、

 

「さて…次は‼︎」

倒れていくイッセーの身体を掴んで前屈みにし横に立って、左脚に俺の右脚を絡め左脚をイッセーの頭の上に乗せて引っ掛け、更にイッセーの右腕を直角に曲げて左脇に抱え込んだ。因みに空いている右脚を曲げながら少し上下させ、顎をしゃくれさせた。

 

「あだだだだ⁉︎」

イッセーは極まった瞬間に声をあげた。

 

「これは肩と脇腹がよく伸びるんだ。ドッチボールには有効だぞ‼︎」

俺は更にチカラを入れイッセーの身体を伸ばした。

 

「完璧なコブラツイストから更に完璧な卍固めのコンボ…綺麗…」

子猫ちゃんはイッセーに決めた技を見ながら目をキラキラさせながら感動し、

 

俺はあまりの極まり様に興奮して、

曲げていた右腕を上げて、

 

「イクゾォォォォ‼︎」

大声で叫び、

 

バキ⁉︎

 

イッセーにトドメをさした。

トドメをさされたイッセーはゆっくり床に倒れていき、

 

「ダァァァァァ‼︎」

俺は右手を上げて再び叫んだ。

 

その姿を見た子猫ちゃんは俺に近づいて、

 

「勝者。影村飛鳥」

俺の右腕を掴んで上に上げた。

 

「ありがとぉぉぉぉ‼︎」

勝利宣言を受けた俺は両手を上げて交差させる様に振りながら、退場していった。

 

その姿はまるで燃える闘魂が引退して歩き去る様に美しい姿だった…

 

 

 

 

スパン‼︎

 

「イデェ⁉︎」

 

「飛鳥‼︎大事な試合の前に何やってんの⁉︎」

リアスは怒りながら、美しく退場しようとした俺の頭を叩いた。

 

「いや…興奮してつい…」

俺は叩かれた頭を摩りながら言うと、

 

スパン‼︎

 

「大事な戦力削ってどうするの‼︎」

怒り浸透のリアスは再び俺の頭を叩いた。

 

「貴方達…何やってるの?」

頭を叩かれたのと同時に体育館の入り口から声が聞こえて、頭を摩りながら見ると、ソーナ達生徒会メンバーがいた。

 

俺は子猫ちゃんと目を合わせながら、

 

「「感動の引退試合の再現を」」

 

「は?」

 

 

 

 

ソーナ達が来た後、3年である五人を集めてルールの最終確認をし、(その間、イッセーはアーシアの治療を受け、無事回復した)両陣営に分かれた後、イッセーが俺達に声をかけて、あるモノを渡した。

 

皆んなそれを手に取り、

 

「ハチマキ?」

 

「へぇ〜」

 

「あらあら。素敵ですわ」

イッセーが渡したのは『オカ研』と刺繍されているハチマキだった。

 

「徹夜して作ったんです…」

 

「寝ないで?」

リアスはハチマキを見ながら、イッセーに言うと、

 

「俺達の為に部長と朱乃さんが頑張ってくれて、今日は飛鳥さんや子猫ちゃんと木場まで…だから、皆んなの為に何か一つはでも出来たらと思って…」

イッセーは恥ずかしいのか、少し笑いながら答え、

 

「やっぱ…ハチマキなんてダサいっすか…?」

俺達を見ながら言った。

 

イッセーは俺達の為に作ったハチマキを卑下するような言い方をしたが、

 

「よく出来てるわ。本当に素敵よイッセー」

 

「予想外の出来栄え」

 

「ああ。やる気が更に出てきたぜ」

皆んなイッセーが作ってくれたハチマキを賛美し、

 

「これを巻いて、チーム一丸となって頑張りましょ♪」

 

「はい♪」

 

「了解♪」

皆んなハチマキを巻いてコートに入り、使い魔依頼争奪の最終戦…ドッジボールが始まった。




一向に話進まず、いつになったらフェニックス編に入るんだか…

長々やってごめんなさい。

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