大切なもの   作:フューチュラ

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いつもよりかなり短いです。

駄文ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。

感想、評価お待ちしています。


戦闘校舎のフェニックス
想い伝え…………


side 影村 飛鳥

 

使い魔を捕まえに行ってから数日が経った夜、俺と朱乃はいつものように俺の家にいた。

 

あの夜、朱乃が怒った後俺は何度も謝り、またリアスや部員達のフォローによりなんとか機嫌を直してくれた。

 

本当に大変だった…

今後は絶対に朱乃を怒らせないようにしよう…

 

そんなことを心に誓いながらここ数日過ごしていた。

 

 

いつものように俺の家で過ごしているなか、リビングのソファーに座りコーヒーを飲みながら俺はあることを考えていた。

 

「どうかしましたか?何か難しい顔をしてましたけど?」

 

目の前のソファーに座って紅茶を飲んでいる朱乃が俺を見て声をかけてきた。

 

「ああ…少しリアスのこと考えことしてたんだ…」

 

「リアスのこと?」

 

「ああ。前よりも落ち込んでること多くなったと思ってさ」

 

俺はリアスのことを少し考えていた。

前からリアスの落ち込む姿を何度も見ていたが、最近は更に増え、特に昨日イッセーと一緒に契約の仕事を行った後は特に酷く下を向いては溜息を何度も吐いていた。

 

俺と朱乃は何かあることに気づいてはいたが、本人が言うまで待つことにしていた俺達は気にする程度にしていたが、流石にここまでとなると…

 

俺はそう思い、

 

「聞いた方がいいんじゃないか?」

 

朱乃にリアスに聞いてみることを言ったが、

 

「私も最近のリアスの姿を見てからはそう思ったんですが…リアスの性格を考えると…」

 

「ああ…確かに…」

 

リアスの性格…

強気、頑固、弱みを見せない。

そんな性格の持ち主に俺達が聞いても答えるわけがない。

 

前に聞いたらリアスが傷つくんじゃないかと思って、あえて聞かないようにしたが、アイツの性格を考えると意味がないことに気づいた。

 

「アイツの性格考えたら気を使わなくてもいいんじゃないか?ま…答えないかもしれないけど」

 

「まあ…そうですが…」

 

朱乃も気づいているようだが、何処か腑に落ちないようで、

 

「やはり…私達から聞くのは気が引けますわ…」

 

リアスと付き合いが長い朱乃はやはり躊躇っていた。

朱乃はリアスがあんな性格とは言え、俺達が聞けばリアスは迷惑をかけまいとするに決まっている。

それは俺もわかっているのだが、

 

「だけどこのままじゃ埒があかないしアイツもっと落ち込むんじゃないのか?それにまだ気づいているのは俺達2人だけど、アイツがこのままの状態を続ければいつかは他の部員達にも気づかれちまうぜ?」

 

流石に後輩達に気付かれれば更にアイツの負担になる。それに、アイツの性格上、周りが心配すれば気づいてもっと言わなくなる可能性がある。

 

「それならこっちから聞いて、三人だけで止めておけばいいんじゃないか?俺達だけなら他の奴らに知られるよりはマシだろ?」

 

「確かに…そうですわね…分かりましたわ」

 

朱乃は納得してくれたようで小さく頷いた。

 

「よし。んじゃ…明日の放課後にでも聞こうぜ。早い方がいいだろ?」

 

「ええ。分かりましたわ」

 

リアスの件が一旦まとまった俺と朱乃は、俺はコーヒーを飲み干してタバコを吸いに行こうと立ち上がり、朱乃も空になったコップを手に持って立ち上がりキッチンに行こうとした。

 

だが…

ここで予想外なことが起きた。

 

グッ⁉︎

 

「⁉︎」

 

歩き出そうとした朱乃の足にカーペットのタルミが引っかかってバランスを崩した。

 

「キャ⁉︎」

 

朱乃は小さな悲鳴をあげながら机に向かって倒れ始めたが、

 

「朱乃⁉︎」

 

目の前で見ていた俺は、倒れていく朱乃に手を伸ばして机に当たらないように自分の方に引っ張りソファーの方に朱乃を倒した。

そして…

 

ドカ!

 

2人してソファーに倒れこんだのだが…

 

「「…………」」

 

倒れこんで俺達はお互いの顔を見合っていた。

朱乃の衝撃を少しでも和らごうとした結果、朱乃は俺に押し倒されたような形になり、お互いの顔の距離が10cm程、かなりの至近距離でお互い倒れた。

あと少し顔を動かせばキスができる距離…

 

「「…………」」

 

お互いが顔を紅くし、重なり合う身体にお互いの心臓の鼓動を感じながら、お互い離れようとせずジッと見つめ合っていた。

 

ドキドキ…

 

朱乃の呼吸、心臓の音を感じる…

離れなきゃいけないのに…

なんで…離れようとしないんだ…

 

頭の中が混乱し始める中、朱乃を見ると、

 

朱乃は目を少し潤ませ顔を紅くしながら俺を見ている。

だけど俺から逃げるわけでもなく何もせずにいる…

 

もしかして…今が絶好の告白の場面じゃないのか?

 

俺は頭の中に『告白』の言葉が浮かんだ。

 

俺は朱乃が好きだ。

そして…何度も告白しようとしたが自分の勇気のなさで今まで言えなかった。

 

このまま…ずっと言わずにいるのか…

自分の想いを朱乃に言わずに…

 

出来ねえよ‼︎

俺の心の中は既にいっぱいなんだ!

 

俺は、

 

「…………朱乃…俺…」

 

覚悟を決めてゆっくりと口を開き自分の想いを伝えようとした。

3年間ずっと俺の心の中にあった想いを…

 

フ…………

 

朱乃に伝える前に魔法陣が現れ部屋の中を照らした。

 

「「え?」」

 

俺と朱乃は急に現れた魔法陣を目にやると、

 

「お邪魔します…」

 

魔法陣からメイド服を着た悪魔…

 

大公のクイーンにして妻…

 

『銀髪の殲滅女王(クイーン・オブ・ディバウア)』の異名を持つ、

 

グレイフィア・ルキフグスが魔法陣から出てきた。

 

 




いつもより短くてごめんなさい。

キリが良くていいかな?
と思って投稿しました。


やっと…フェニックスの話…長かった…………


更新スピード上げれるように頑張ります。
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