大切なもの   作:フューチュラ

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リアルかなり忙しく投稿遅くなりました。

誠に申し訳ございません‼︎

駄文感MAX!ですが、楽しんでいただけたら嬉しいです。


後輩達の想い…

side 姫島 朱乃

 

「え?」

 

私は小さな音を聞いて何があったのが分からず疑問の声をあげましたが、

 

「クゥゥ!」

 

表情を歪めるライザー様、

 

ポタ…ポタ…

 

「…………俺の…勝ちでいいですよね…大公?」

 

飛鳥さんは左手を右手で抑え、右手の指の間からは血が流れている姿と、大公の目線の先にあるモノを見て分かりましたが、

 

「…………あ、飛鳥さん…?…………ま、まさか…?」

 

私は身体を震わせながら飛鳥に聞きました。

 

コレは違う!飛鳥さんのじゃ…………

 

分かっていながらも私は否定し、そうではないことを願っていましたが、

 

「ああ…指一本でも触れたら勝ちっていうからよ…」

 

飛鳥さんはゆっくりと両手を上げて、抑えていた右手を離して、左手を出しながら言いました。

 

 

 

 

 

 

「くれってやったよ…俺の指をよ…」

 

ポタ…ポタ…

 

飛鳥さんが見せた左手は小指が無残に千切れていて、血がゆっくりと流れていました。

 

飛鳥さんがライザー様に勝つ為にしたこと、それは、自分の指を食い千切ってライザー様に飛ばしたんです。

 

そして…指先はライザー様の足元に転がっていました。

 

「あ、飛鳥さん⁉︎」

 

ビリ‼︎

 

私は直ぐに飛鳥さんの元に近づいて、私の制服の裾を破って左手を覆いました。

 

「…………」

 

一方、部長は飛鳥さんの行動に驚いて唖然としていましたが、

 

「この下級悪魔風情が俺を虚仮にしたか⁉︎」

 

ライザー様の怒りの声と、魔力を上げて足元にある飛鳥さんの小指めがけて燃やそうとたことで、

 

「…⁉︎ライザァァァ‼︎」

 

正気に戻って、ライザー様の名前を叫びながら、ライザー様に向かって魔法陣を出しライザー様を攻撃してライザー様の攻撃を止めました。

ですが…フェニックスの名を冠するライザー様は直ぐに元に戻って、

 

「チッ⁉︎リアス邪魔をするな‼︎」

 

再び飛鳥さんの指を燃やそうとし、部長も再びライザー様を止めようと魔法陣を出しましたが、

 

「そこまでだ‼︎」

 

大公の声が部室に響いて、ライザー様の動きを止めました。

 

「この勝負、飛鳥くんの勝ちだ。従って縁談の話は一旦、延期にさせてもらう」

 

「な⁉︎サーゼクス様⁉︎」

 

「この勝負は君が提案し仕掛けたもの。そして、彼は勝負内容にシッカリと則って勝負を着けた」

 

「ですが⁉︎」

 

「ライザー…反論は許さないよ。君も上級悪魔なら潔く負けを認めなよ」

 

大公は食い下がるライザー様を冷たい目で見ながら、魔力を上げて言いました。

その姿を見たライザー様は、

 

「グゥゥ…分かりました…」

 

表情を歪めて答え。

 

「行くぞ…ユーベルーナ!」

 

ブゥン…

 

魔法陣を出して帰って行きましたが、去り際に、

 

「この屈辱…忘れんぞ‼︎覚えていろ‼︎下級悪魔‼︎」

 

飛鳥さんを睨みながら怒りを露わにして言い去って行きました。

 

「グレイフィア」

 

「はい。サーゼクス様」

 

ライザー様が去った後、大公は直ぐに飛鳥さんの小指を拾ってグレイフィアさんを呼び、

 

「今から治療しますので手を出してください」

 

グレイフィアさんは大公から小指を受け取って直ぐに左手の治療が始めました。

 

 

 

 

治療はグレイフィアさんの高い魔力と技術によって数分で終わり、飛鳥さんの小指は元どうり戻りました。

 

治療が終わった後、私は直ぐに飛鳥さんの元に行きました。

 

「飛鳥さんどうしてこのようなことを⁉︎」

 

「…すまん…心配かけて…だけど…アイツが言った勝負に勝つには俺の考えた中じゃコレしかなかった…………」

 

飛鳥さんは私に申し訳ないと頭を下げていると、

 

「飛鳥君、君の覚悟見せてもらった。今回の縁談、絶対に延期にさせるよ」

 

大公は私達に近づいて頭を下げて言いました。

 

「ありがとうございます。よろしくお願いします」

 

飛鳥さんは今度は大公に頭を下げて礼を言い、

 

「ああ…グレイフィア行くぞ」

 

「はい」

 

大公は飛鳥さんと約束し、二人は魔法陣を出して転移していきました。

 

翌日、再びグレイフィアさんが部室に来て私達に婚約の件が延期になったことを伝えてくれました。

 

 

 

 

side out

 

side オカルト研究部

 

「「「「…………」」」」

 

朱乃さんの話が終わったの同時に部室には重い空気が包んでいた。

 

いつも陽気で仲間には優しい飛鳥さんが、仲間の為に自分の身体を犠牲にしたこと。

 

自分達にはそこまでできるのか?

 

躊躇なく同じことができるのか?

 

この場にいる3年生以外のメンバー達は考えているが、

 

「だけど…コレは部長は望んでいなかった」

 

朱乃は後輩達に言った。

その一言は言わば飛鳥さんの行動が迷惑に近いものそう聞こえてもおかしくなかったが、

 

「部長…いえ、リアスは寧ろ自分でどうにかしたかったのでしょう。ですが…打開策がなく悩むリアスよりも先に飛鳥さんは自分を犠牲にして延期にしました」

 

朱乃はあの時を思い出し、涙を流すのを見せないようにする為か下を向いていた。

 

「……自分のことで誰かが傷つく…リアスはそれが嫌なんです。自分の所為で下僕が傷つき命を落とすことを…それが今日、最後に飛鳥さんを叩いた理由…」

 

「「「「…………」」」」

 

確かに今日も飛鳥さんは自分を犠牲にしようとした。

 

もし…今後も飛鳥さんが自分のことを犠牲にし続ければ、下手したら飛鳥さんは自分の命すら犠牲にしかねない…

 

それは、部長だけでなく部員全員がして欲しくないことだと思っている。

 

なら…自分達にできること…

飛鳥さんをこれ以上、仲間の為に傷つかないようにするには…………

 

下を向いていて何かを考えていたイッセーは表情が変え顔を上げた。

その表情は何か覚悟を決めたような表情で、ゆっくりと口を開いた。

 

「強くなるしかねえよな…」

 

「確かにそうだね…」

 

「ハイ。それ以外ないと思います」

 

それに合わすように祐斗、子猫も同じように口を開いた。

 

「イッセーさん?強くなるって?」

 

アーシアだけはまだ考えがまとまらないのか、先に答えを出したイッセーに聞いた。

 

「飛鳥さんは仲間を守るために自分を犠牲にしてるんだ…なら…俺達自身が強くなれば飛鳥さんはこれ以上、自分を犠牲にしないんじゃないかな?」

 

「そうだね」

 

「はい」

 

「イッセーさん‼︎私も一緒強くなります‼︎」

 

イッセーの言葉に祐斗、子猫も賛同し、そして、アーシアも強くなる意思を固めた。

 

「よし‼︎なら…明日からの合宿で強くならなねえと‼︎皆んなよろしくお願いします‼︎」

 

イッセーは部員達の方を向いて頭を下げた。

 

これ以上、飛鳥が自分の身を犠牲にしないように、そして…イッセー自身が仲間を守れるよう強くなる為に…

 

だが、強くなるには1人では限界がある。

しかも、10日間という短い期間で強くならなければならない…その為には周りの協力が必要不可欠。

 

イッセーは自分が強くなる為に部員達に頭を下げたが、

 

「それは僕達も同じだよ」

 

「はい。私もよろしくお願いします」

 

「私もお願いします‼︎」

 

他の者達も同じ想いを持っていた。

それを聞いたイッセーは、

 

「ああ‼︎皆んな一緒に頑張ろうぜ‼︎」

 

バ‼︎

 

イッセーは少し笑った後、自分や皆んなを鼓舞する為か最後に左腕を上げた。

 

「「「オー‼︎」」」

 

それに合わせるように祐斗、子猫、アーシアも腕を上げて声を上げた。

 

「…皆さんよろしくお願いします」

 

朱乃は後輩達の姿を見ながら小声で言った。

 

 

その後、部室に残っていた部員達は明日の準備の為に解散した。

 

side out

 

 

 

side 影村 飛鳥、姫島 朱乃

 

部室に残った者達が解散した後、朱乃はいつもより遅くなったが飛鳥の家に向かっていた。

 

飛鳥の家に向かう際、いつもなら手にスーパーの袋を提げているが今日は鞄のみ。

 

彼に話さなければ…

後輩達の想いを彼に伝えなければならない…

飛鳥さんだけに背負わせない為に…

 

朱乃は後輩達の想いをすぐにでも飛鳥に伝える為にどこにも寄らずに向かった。

 

そして…

飛鳥の家について階段を上がりロフトのドアを開けると、

 

「よ!朱乃‼︎」

 

飛鳥は大きいバッグに服や洗面道具を入れていた。

 

「別に今日は来なくてよかったのに。まだ準備してねえんだろ?」

 

「私の準備は直ぐに終わりますから大丈夫ですわ。それより、まだ夕食まだですよね?」

 

朱乃は飛鳥に言いながらエプロンを着けた。

 

「まだだけど明日早いんだから今日はいいよ」

 

飛鳥はその姿を見て、明日のことを心配して朱乃に言ったが、

 

「ダメです!そう言って脂っこいものだけ食べて、野菜を食べないつもりですよね?」

 

「ウッ⁉︎」

 

朱乃の言葉に声にもならない声を上げた。

 

正直、朱乃の言ったとうりだった。

 

明日からの10日間、三食食事を作るとしたら一番料理が美味いであろう朱乃の可能性が高い、そうなったら、いつものように身体にいいもの、野菜、魚が中心になる可能性がある。

 

10日間、肉を食べれないなんて地獄だ…

 

飛鳥はそう考えて今日は朱乃を帰して脂っこい肉系のものを食べに行こうとしていたが、朱乃の言葉で全てが終わった。

 

俺の考えに気付いている以上、もう帰る気はないだろう…

さらば…肉よ…

 

飛鳥は肉を諦めて少し絶望の表情になるが、

 

「安心してください。一昨日作っておいて焼いてないハンバーグが冷凍庫にあるのでそれを使って作りますわ」

 

「⁉︎なら肉なのか⁉︎」

 

「そうですわ♪」

 

「よっしゃあ‼︎」

 

肉が食べられる。

 

それだけのことだが、現在の食生活で肉が制限されている飛鳥はそれを聞いて歓喜の声を上げるが、

 

「それに、合宿中は皆さんいっぱい動くと思うので、消費カロリーを考えて肉中心になりますわ♪」

 

「⁉︎マジか⁉︎」

 

「マジですわ‼︎」

 

珍しい朱乃の強い一言に飛鳥は、

 

「うぉぉぉぉぉぉお‼︎」

 

更に歓喜の声を上げ涙を流した。

 

「それでは準備するので待っていてください♪」

 

「了解♪」

 

飛鳥は朱乃のに返答し明日の準備を再開した。

 

 

 

「あの…飛鳥さん…」

 

朱乃は夕食の準備中に飛鳥に声を掛けた。

 

「うん?何?」

 

飛鳥は合宿に必要なものを戸棚から出しながら返答をすると、

 

「…………2年前のことイッセーさん達に話しました…………」

 

朱乃は料理の手を止めて飛鳥に言った。

 

飛鳥やリアスには触れられたくない話なのかもしれない…だけど…レーティング・ゲームになったら出てくるかもしれない…

 

朱乃はそう思い後輩達に話した。

二人の承諾を取らずに…

 

本当なら2人が話すべき話なのに、私は話してしまった…

 

覚悟を決めて話したはずなのに…

 

見ていることしかできなかった朱乃はどこかで話さなければと後悔していた。

 

その為、朱乃は飛鳥に顔を見せなかったが暗い顔で言った。

 

『余計なことすんな‼︎』

 

そんなことを言われて、嫌われてしまうかもしれない…

だけど…これ以上、飛鳥に傷ついて欲しくない…

 

その2つの思いが朱乃の心の中に広がり、

 

『話すべにではなかった…』

 

朱乃の後悔が強くなり始めるが、

 

「そっか…………ありがとう」

 

「え⁉︎」

 

朱乃は飛鳥の予想外な返答に驚きの表情を出して飛鳥の方を見た。

 

「朱乃が話してくれればさあ…俺とリアスの考えや思いを話してくれるだろ?もし…これがリアスや俺だったら自分の思いを中心にしか話さないと思う……多分…リアスもそう思ってんじゃないかな?」

 

飛鳥は朱乃に話しながら準備の手を止めずに言った。

 

「飛鳥さん…」

 

「俺とリアスはさあ…根は同じだと思う…仲間を大切に思うこと…だけど…キングであるリアスとポーンの俺との考えは違うと思う…リアスの思いも分かるだけど、綺麗事ばかりで上手くいくわけがない、そんな時に誰かかがその責や色々なもんを背負わないといけない…」

 

飛鳥は準備の手を止めて朱乃の方を向いて、

 

「それが、俺の役目だと思ってた。そして…後輩達が増えて、それが強くなっていったと思う…………」

 

飛鳥は自分のした行動を振り返り、自分のその時の思いを朱乃に言った。

 

「2年前の話をして皆んなどうだった?」

 

「…………皆さんこれ以上、飛鳥さんに傷ついて欲しくないと言っていました。特にイッセーさんはやる気に満ちていましたわ」

 

朱乃が皆んなの想いや覚悟を飛鳥に言うと、

 

「そっか…………アイツらも成長してんだよな…年下だと思って甘く見てたな…」

 

後輩達は成長し強い想いを持っている。

 

それが分かり飛鳥は、

 

「朱乃。頼みがあるんだけどいいか?」

 

「何ですか?」

 

「今回の合宿でイッセーを徹底に鍛えたい…アイツが今回のキーになるかもしれないからな…」

 

飛鳥は朱乃に言いながら物置に行き、あるモノを持って朱乃に見せた。

 

「コレは⁉︎ですが…」

 

朱乃は飛鳥が持ってきたモノに一瞬驚きの表情を見せて、断ろうとしたが、

 

「アイツが強くなるにはコレが必要だと思う…朱乃しかできねえんだ…頼めるか?」

 

飛鳥は真面目な顔で言うと、

 

「…………分かりましたわ」

 

朱乃はそれを受け取った。

 

「頼むわ。朱乃」

 

朱乃が受け取った後、飛鳥は頭を下げた。

 

 

 

その後、2人は朱乃が作った、ハンバーグの残りから作ったメンチカツを食べて解散した。

 

 

 

朱乃が帰った後、飛鳥は部屋で、

 

「さて…イッセー強化もあるが…俺もあの技を完成させねえと…」

 

飛鳥はこの合宿で自分の技の完成を目標にしていた。




飛鳥が指を食い千切り勝負の決着をつけるシーン、学生の時に読んだ『暁‼︎男塾 青年よ、大死を抱け』の一部をモデル…いや…丸パクリしました…

オリジナル性がなくてごめんなさい‼︎

投稿ペース早くなれるよう頑張ります‼︎

感想、評価お待ちしています。
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