大切なもの   作:フューチュラ

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この話でイッセー編と飛鳥編を書いて次話でレーティングゲーム編に入るつもりが…

朱乃とリアスの話だけで予定文字数を超えてしまった…

妄想や想像が色々入りすぎて白熱してしまいました…

分かりずらかったらごめんなさい‼︎

楽しんでいただたら嬉しいです‼︎


修行 3年生編

side 影村 飛鳥

 

バン‼︎

 

ドゴン‼︎

 

森の中で大きな音が響きわたり、

 

ズドン!

 

バキ‼︎

 

時折、何かが木に当たって木が折れる音が聞こえている。

 

「ハァハァ…」

 

俺はその音がなる中心部で木の枝の上にしゃがみ息を上げながら周りを見渡していた。

 

「ハァハァ…スーハー…どこに行った?」

 

深呼吸をし息を整えて再び周りを見渡すが、

 

「隙あり‼︎」

 

急に背後から声が聞こえ振り向くと、

 

「ハァァァァ‼︎」

 

両手に魔力を集中させ俺に向けて腕を伸ばすリアスがいた。

 

「チ⁉︎」

 

舌打ちをしながら枝を蹴って跳ぶと、

 

ドゴン‼︎

 

リアスが飛ばした魔力によって、俺が乗っていた枝は粉々に吹き飛んだ。

俺は木から跳び下りながら身体を回転させてリアスの方に身体を向けて、

 

「ハ‼︎」

 

ソフトボールサイズの火球を飛ばした。

地面に落ちていくリアスのタイミング、軌道に合わせた火球は回避不可能。

そう思っていたが…

 

「‼︎」

 

リアスは自分の目の前に魔法陣を出して火球を止めて、

 

バシュ‼︎

 

魔法陣とともに火球は消えた。

 

「まだだ‼︎」

 

俺は火球が消されたのを見ながら地面に着地し、声を上げながら、魔力上げて自分の周りに幾つもの炎を出して火球の形にし、

 

「喰らえや‼︎」

 

幾つもの火球をリアスに飛ばした。

今度はタイミングを考えずに落ちていく軌道にのみ合わせて飛ばすが、

 

ズドン‼︎

 

今度は魔法陣ではなく、リアスに当たる前に火球の軌道上に落ちた雷によって火球は全て消えた。

 

「⁉︎」

 

急に落ちた雷に一瞬動きが止まるが、直ぐに誰がやったのかが分かり上空に顔を向けると、

 

「うふふ♪甘いですよ飛鳥さん♪」

 

上空には片手を帯電させながら笑顔を浮かべながら俺を見ている朱乃がいた。

 

「また隙が生まれたわよ」

 

「⁉︎」

 

その言葉に反応して顔を下ろすと、

 

ブワ…

 

再び魔力を集中させて俺に手を向けるリアスがいた。

 

「チ⁉︎なら‼︎」

 

何度目かの舌打ちをした俺は避けるのは無理だと判断して、腕を交差し魔力を上げながら炎を自分の前に出して、

 

ダ‼︎

 

リアスに向かって跳んだ。

 

ドン‼︎

 

跳んでいく最中、リアスは俺に魔力を放つが、俺が出した炎と魔力が壁になってダメージを最小限に抑えた。

 

「オラ‼︎」

 

ズドン‼︎

 

俺はそのままリアスを殴ろうとしたが、リアスは背後に跳んで避けて、俺の拳は地面に当たるが、

 

「オラオラオラ‼︎」

 

止まることなくリアスの前に跳んで炎が包む拳で何度も攻撃を仕掛けた。

 

リアスは近距離が得意ではない。

俺が唯一有利に立てるのは近距離のみ。

 

そう思って仕掛けるが、

 

「フフ♪」

 

リアスは笑顔を浮かべながら俺の拳をスウェーとステップで避けた。

 

「飛鳥?私だけ気にしてていいの?」

 

リアスが俺の攻撃を避けながら言ったの同時に、

 

「隙だらけです」

 

今度は朱乃が俺の背後にいた。

 

「いただきですわ♪」

 

ズドン!

 

朱乃は笑顔で帯電していた腕を俺に向けて雷を放った。

 

だが…

 

「狙い通り‼︎」

 

俺は脚に溜めていた魔力を全開にして上に跳んだ。

 

「エ⁉︎」

 

リアスは急に目の前から消えた俺と、朱乃が俺に飛ばした雷が自分に飛んでくることに一瞬驚きの声を上げた。

 

「ク⁉︎」

 

リアスは飛んでくる雷に対して、魔法陣を出して防ごうとするが、

 

ズドン‼︎

 

「キャ‼︎」

 

急なことで魔法陣の展開が間に合わず、雷の威力に負けて小さな叫び声を上げて吹っ飛んだ。

 

「リアス⁉︎」

 

その姿を見た朱乃は声を上げて言うが、

 

ト…

 

「朱乃!隙だらけだぜ‼︎」

 

俺の声に反応して俺の方を見た。

 

ボ!ボ!ボ!ボ!……

 

俺は再び幾つもの火球を周りに出して、

 

「行け‼︎」

 

火球を朱乃に飛ばした。

 

「⁉︎」

 

朱乃は背後に跳んで避けようとするが、隙を突いた急な攻撃と、雷を放ち切り帯電していなかったこと、魔法陣の展開が間に合わなかったことによって、

 

ドン!ドン!…

 

火球達は朱乃の周りに落ちて大きな音と土煙を上げた。

 

よし!

 

俺は朱乃の周りに落ちた火球を見て直ぐに、

 

「やってくれるじゃない…飛鳥…」

 

「だろ?」

 

朱乃の雷を防ぎきれずに吹っ飛んで立ち上がろうとするリアスの近くに移動した。

 

「⁉︎」

 

リアスは俺の声に驚きながらも俺に拳を振るうが、接近戦では俺が有利。

俺は冷静にリアスの拳を避けて、懐に入って膝の裏と肩に手をかけて押し倒した。

 

ドン!

 

「キャ‼︎」

 

リアスは再び小さな叫び声を上げて倒れるが、

 

ス!

 

俺は止まることなくリアスの上に跨り右手を開き炎を出してリアスに向けた。

 

「ゴホ!ゴホ!リ、リアス…」

 

土煙が収まり目を擦り、咳をしながらリアスのことを確認しようとする朱乃を見ながら、

 

「チェックメイトだな?」

 

俺は朱乃とリアスに言った。

 

「ハァ…私の負けだわ…」

 

リアスは溜息を吐きながら言ったのを見て、

 

「悪いな?俺の修行に付き合ってもらって」

 

俺は立ち上がり、リアスに手を差し出しながら言った。

 

「別に構わないわ。飛鳥の力はライザーと同じ炎系、ライザーの方が魔力や威力は高いけど、私達の修行には適してるから」

 

ス…

 

リアスは俺の手を掴んでゆっくり立ち上がりながら言った。

 

「そうですわ。ここまで実戦的にできるのは飛鳥さんのお陰ですわ♪」

 

「確かに…ここまで実戦に近いのをやるには俺しかいないわな」

 

アーシアとの修行が終わった後、俺はリアス、朱乃と一緒に修行をしていた。

今回の修行の目的は、俺は中遠距離が得意な多数の敵を想定したもの、リアスと朱乃はライザーを想定しての実戦的なものだった。

 

上級悪魔のリアスと実力がある朱乃の二人を相手にしての実戦の修行は俺のためになってはいるが、2人の修行については疑問があった。

 

ライザーとの実力差がある俺がライザー役になって意味があるのか?

それなら…実力があるリアスと朱乃同士でやった方が良いんじゃないのか?

 

俺がそう思っていると、

 

「確かにさっきも言ったけど、飛鳥とライザーでは差があるわ。だけど…」

 

「私達は炎を得意とする相手と戦ったことがないですわ。だから、炎系が得意な飛鳥さんと修行して特性を知ろうとしたんですわ。どうぞ」

 

リアスは近くにあったタオルを手に取ってあせを拭きながら、朱乃は特性のスポーツドリンクを俺に渡しながら答えた。

 

「そっか…ゴク、ゴク…んでためになったか?」

 

「今は初日だからなんとも言えないわ」

 

「そうですわね…ですが、この10日間で確実に特性を見つけますわ」

 

「分かった。俺も2人のためになるように頑張るから、2人も…」

 

「分かってるわ♪」

 

「私達も精一杯、飛鳥さんの修行に協力しますわ♪」

 

俺の言葉に2人は笑顔で返答してくれた。

 

「ありがとう。んじゃ…俺はこれからイッセーの修行に行かねえといけないから」

 

2人の返答を聞いた後、スポーツドリンクを飲み干して朱乃に渡した。

 

「イッセーのことお願いね」

 

「おう!任せとけ♪」

 

俺はリアスに手を振りながら答えてその場を後にしようとすると、

 

「飛鳥さん!決して無理なことはしないでくださいね‼︎」

 

朱乃は俺が渡したスポーツドリンクを抱きしめながら俺に言った。

 

「分かってるって♪」

 

朱乃に笑顔を見せながら答えて歩き始めた。

 

side out

 

 

 

 

side リアス・グレモリー、姫島 朱乃

 

飛鳥が森の中に入っていき姿が見えなくなったところで、

 

ドサ!

 

リアスは倒れるかのように勢いよく地面に腰を下ろし、

 

ト…

 

朱乃は近くにあった木に背中を預けた。

 

「ハァハァ…」

 

「ハァハァ…」

 

2人は息を上げながら顔を見合わせた。

 

「飛鳥…あんなに強くなってるなんて…」

 

「フフ…本当に頼もしい兵士(ポーン)…ですわ」

 

今まで敵と戦う飛鳥の姿を何度も見てきていた。そして、戦いの中で飛鳥が強くなっていったのは知っていたし、実力も2人とも、ソーナ達生徒会のメンバーも認めていた。

 

だが、今回の修行で飛鳥を相手にした2人は、飛鳥の実力を改めることとなった。

 

「私達2人がかりでも押してたのは最初だけ…」

 

「ええ…しかも…一度も倒れることなく最終的には私達を負かした…」

 

2人の予想では苦戦はすると考えていたが、上級悪魔のリアスと実力が高い朱乃とならペースはこちらのものだと思っていた。

 

だが、実際やってみれば、始めは遠距離攻撃や上空からの攻撃で近接攻撃が得意な飛鳥は攻めあぐねていたが、途中から慣れてきたのか2人の攻撃を避けて、隙をついては遠距離技の火球を飛ばして対応し、最終的には火球を利用しての牽制、煙幕等を利用して2人に勝っていた。

 

「それに技のバリエーションも増えてたわね?」

 

「はい。今まで火球のようなものを出すことはありましたが、あそこまでの数を出して飛ばすということはありませんでしたわ」

 

飛鳥が修行の途中から使っていた技は2人が初めて見たものだった。

 

「やっぱり…ライザーに勝つために作った技なのよね?」

 

「私も初めて見たので聞いたことはないですが…多分そうかと…」

 

2人は飛鳥がライザーに勝つために強くなっていること、その中で飛鳥は少しでも勝率を上げるために、技を新しく覚え自分なりに工夫している…

それと…

 

「飛鳥…まだ…何か隠してそうね…」

 

修行中に飛鳥は隙をついては集中して何かをしようとしていたが、時間か力が足りなかったのか分からないが、途中で諦めて逃げたりするのを何度も見ていた。

 

「そうみたいですわね…」

 

朱乃も同じ姿を見ていて同じことを感じていた。

 

「…………飛鳥さんは何処まで強くなるつもりなのでしょうか…」

 

朱乃は自分が知らないところで強くなっていく飛鳥のことを思いながら言った。

 

飛鳥が悪魔になりたての頃から、修行に一番協力してきた朱乃は力の成長を短で見て、そして、飛鳥と一緒に成長を喜んでいた。

 

だが…気づかないうちに強くなっていき、今では自分達2人を負かすまでに強くなり、それでも強くなろうとする飛鳥を思うと、

 

私から離れていっている…

若しかしたら…いつかは私から完全に離れて私を置いていくのでは……………

私を置いて行ってしまったあの人みたいに…………

 

朱乃はあの人を思い出し、その人と飛鳥の姿が被り不安に駆られた。

 

「飛鳥なら終わりは無いでしょうね…仲間を守るためなら彼は強くなり続けるわ。だけど…朱乃!飛鳥は貴方が思っていることは絶対にしないわ!飛鳥は私達と一緒にいる、絶対に貴方のことを置いて行かないわ‼︎」

 

朱乃の過去を知っているリアスは朱乃が考えていることに気づいてた。

あの人と飛鳥の姿を被らせて不安駆る朱乃に強く言った。

 

「リアス…」

 

「飛鳥は絶対に貴方の前から消えたりしないわ…それに…貴方が飛鳥のことを一番信じてあげなきゃダメじゃない?」

 

「⁉︎…そうですわね…私が飛鳥さんを信じないといけないですわ‼︎」

 

朱乃はリアスの一言で自分の考えに少し踏ん切りがついた。

 

「その意気よ♪いっそ貴方から離れないように首輪をつけるぐらいの…」

 

「首輪⁉︎……ポッ!…………それいいですわ…♪」

 

だが、リアスの余計な一言で違う方向にも踏ん切りがつき始めた。

 

「⁉︎朱乃‼︎今のは言葉の綾だから‼︎そこまでの意味は…」

 

「飛鳥さんに首輪……………そして…ゆくゆくは縄で飛鳥さんを……………………フフフ♪」

 

 

 

 

 

 

その後、違うスイッチが完全に入った朱乃をリアスが元に戻すのに数時間かかり2人は真面な修行はできなかった…………




主人公、飛鳥が出した火球ですが、始めはアニメ版の幽遊白書で飛影が放った『邪王炎殺煉獄焦』をモチーフにしようとしましたが、

あれって漫画だと近接の拳の技であって飛ばないよな?

そう思って、『烈火の炎』の烈火の火竜の一つ『崩』にモチーフを変更しました。(と言うより丸パクリ…)


現在、飛鳥の技をコレととあるゲームの技からパクるつもりです。

ない感がある人はごめんなさい‼︎

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